2014/01/31
(金) |
●独 カールツァイス
等倍撮影が可能なAPSミラーレス機用マクロレンズ「Touit 2.8/50M」、正式発表
-ツァイスのミラーレス機用AFレンズ「Touitシリーズ」初のオールラウンドな等倍マクロレンズ「Touit
2.8/50M」を、同社公式ブログで正式発表。
-イメージサークルはAPS-Cサイズをカバー。フルサイズは不可。
-本格的な等倍マクロ撮影が本体のみで可能。
-ソニーのEマウント用と、富士フイルムのXマウント用をラインナップ。
-マクロ撮影はもちろん、風景やポートレート撮影などにも好適。
-海外向け発表。999ドルもしくは755ユーロ。3月末発売予定。
[ファームウエアUPDATE]
●ソニー
・レンズスタイルカメラ「DSC-QX100」「DSC-QX10」機能拡張ファームウエア公開
-スマートフォンやタブレットとWiFi接続して撮影可能な、レンズスタイルカメラ「QXシリーズ」の機能拡張用ファームウエアを公開。
-動画撮影機能を向上。従来は1,440×1,920/30fpsだっが、今回のファームアップにより、フルHDの1920×1080/30fpsでの撮影が可能に。
-「DSC-QX100」に、S(シャッタースピード優先)モードとISO感度設定を追加。最高感度もISO12800まで設定可能に。
-「DSC-QX10」に、ISO感度設定を追加。最高感度がISO3200まで設定可能。
-1月31日公開開始。
[ソフトウエアUPDATE]
●リコー
・RICOH THETA for iPhone バージョン1.5.0
・RICOH THETA for Android バージョン1.2.0
-全天球カメラ「THETA」用スマートフォン向けアプリの最新版を公開。
-Google のパノラマ画像規格「Photo Sphere XMP」に対応。
-Google+ にスマートフォンから全天球イメージをアップロードすることが可能に。
-iPhoneからGoogleマップへの投稿にはPCが必要。
・RICOH THETA for WindowsR/Mac バージョン1.5.0
-全天球カメラ「THETA」用パソコン向けアプリの最新版を公開。
-Google のパノラマ画像規格「Photo Sphere XMP」に対応。
-パソコン上に保存した撮影画像にPhoto Sphere XMPを付与して全天球イメージとして出力可能に。
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2014/01/30
(木) |
●米 オリンパス
動体撮影に有利なクラス初のドットサイトファインダーを採用した
EVF内蔵の24〜1200mm相当光学50倍ズーム搭載1/2.3型16メガ機「STYLUS SP-100」、海外発表
-動体や超望遠撮影などに重宝なドットサイトファインダーを搭載した初の超高倍率ズーム機「STYLUS
SP-100」を海外発表。
-スポーティングスコープや天体望遠鏡などにも採用されているドットサイトファインダーを、ポップアップ式ストロボ下部に搭載。等倍の広視野中央にファインダー指標があり、明るくタイムラグのないファインダーを実現。
-野鳥やスポーツ撮影など超望遠撮影でも、表示タイムラグを気にすることなく撮影が可能。
-ただし、ドットサイトファインダーでのフレーミングや合焦確認ができるかどうかは不明。
-レンズは、24〜1,200mm相当の光学50倍ズーム。4.3〜215mmF2.9〜6.5。光学手ぶれ補正式。
-イメージセンサーは、1/2.3型16メガの裏面照射CMOSを搭載。最高感度ISO6,400。
-連写性能は秒7コマ・連続6枚まで(フル画素時)。3M時は秒20コマ・連続60枚の撮影が可能。
-大きさは121.2×91.3×133.2mm。重さ約589g。
-欧米向け発表。399ドル。3月発売予定。
●ケンコー・トキナー
コーティングを改良したレンズ保護用フィルター「MCプロテクター NEO」発表
-ベーシックなレンズ保護用フィルター「MCプロテクター」のコーティングを改良した新製品「MCプロテクター NEO」を発表。
-デジタルカメラのイメージセンサーに最適化された、改良型コーティングを採用。
-高透過率の両面マルチコートにより、自然な色再現を実現。
-パッケージも、より現代的なイメージに改良。
-ラインナップは当初、 フィルター径が40.5、43、46、48、49、52、55、58、62、67、72、77、82mmを用意。
-今後、4月に37mmと39mm、7月に25、28、30、30.5、34、86、95、105、112、127mmを追加。
-2,000〜5,500円(税別)。2月1日発売。
●ソニー
PlayMemories Camera Appsの
BETAアプリ 「キャッチライト」 「IDフォト」 「ストップモーション」 「撮ってもらえますか」公開
-ソニーのα/NEXシリーズ用「PlayMemories Camera Apps」を充実。
-今回、お試し用BETAアプリとして、「キャッチライト」 「IDフォト」 「ストップモーション」 「撮ってもらえますか」の4種をリリース。 各アプリの内容はリンク先を参照。
-BETAアプリは対応機種や言語、機能を限定したアプリのため、ソフトウェア品質は保証なし。
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2014/01/29
(水) |
●オリンパス
内蔵ストロボと高速EVF、秒8コマ連写、3軸手ぶれ補正搭載の小型軽量な
センターEVFデザインの4/3型1,630万画素LiveMOS搭載マイクロフォーサーズ機「OM-D
E-M10」発表
-センターEVFスタイルのOM-Dシリーズのスタンダードモデル「E-M10」を発表。
-E-M1やE-M5の高画質を踏襲しながら、防塵防滴機能を省き、ストロボを内蔵しながらも、さらなる小型軽量化を実現。
-キットレンズとして、超薄型22.5mmの沈胴式3倍ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を同時発表。
-EVFは約144万ドット液晶を採用。120fps対応の高速表示モードを新搭載。やや表示画像が粗くなるものの、約0.007秒の表示タイムラグを実現。倍率0.57倍(35mm判換算)。
-背面液晶も上下可動式の3.0型タッチ液晶を採用。
-OM-Dシリーズで初めて内蔵ストロボを搭載。G.N.5.8(ISO100時)。
-手ぶれ補正機能は、センサーシフト式の3軸手ぶれ補正機能を搭載。
-連写速度は、最高秒間8コマ(AF後ピント固定)。AF追従時は秒3.5コマに。
-星景写真撮影時に「比較(明)」合成をカメラ内で行う、ライブ・コンポジット機能を新搭載。
-イメージセンサーは、E-M1と同じく、4/3型1,630万画素LiveMOSセンサーを搭載。ローパスレス。
-画像処理エンジンは最新の「TruePic VII」を搭載。偽色軽減処理にも対応。
-AFは像面位相差による81点 FAST AF。ピンポイントAFや瞳AF機能も装備。動体エリア追従も進化。
-シャッター速度は最高1/4,000秒。
-WiFi機能を内蔵。スマートフォン連携も容易。リモート撮影や画像転送に対応。
-ホールド感を向上させる専用グリップも用意。
-大きさは、119.1×82.3×45.9mm。重さ396g。E-M5より一回りコンパクトに。
-オープンプライス。実売価格はボディー8万円前後、レンズキット95,000円前後、ダブルズームキット11万円前後。シルバーは2月末発売。ブラックは3月発売。
●オリンパス
E-M5ブラックの外装をリファイン
デザインと操作性を向上させた「OM-D E-M5 PROレンズキット(エリートブラック)」発表
-初代OM-Dの「E-M5」のブラックモデルをリファインした進化モデル「OM-D E-M5
(エリートブラック)」を発表。
-基本機能はそのままに、外観デザインと操作部を改善したモデルに。
-メインダイヤル、サブダイヤルの形状を変更し、操作性を向上。
-グリップ部を高品位な革調のデザインに変更することで、高品位でグリップ感も向上。
-新ファームウエア Ver.2.0を採用。低感度撮影が可能なISO LOW(ISO100相当)とスモールAFターゲットに対応。同機能は既発売の「E-M5」にも本日公開の最新ファームで適用可能。
-高級レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」と組みあわせた「OM-D
E-M5 PRO レンズキット (エリートブラック)」として発売。
-オープンプライス。3月発売。
●オリンパス
薄さ22.5mmを実現した、電動沈胴式パンケーキズーム
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」発表。自動開閉キャップも同時発表
-コンパクトな「E-M10」のキットレンズとして、同社初の電動沈胴式パンケーキズームレンズ「M.ZUIKO
DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を発表。
-収納時は薄さ22.5mmを実現。重さ93g。同社パンケーキ単焦点レンズと同等の携帯性を実現。
-さらに、鏡胴の伸縮に応じて自動的に開閉する薄型の「自動開閉レンズキャップ」も別売(5,000円)で用意。
-35mm判換算で28〜84mm相当の光学3倍ズームに。
-ズーム位置エンコーダーを直線型から回転型に変更。沈胴時スペースの見直しや絞り機構の位置変更、光学系の見直しなどにより、この超薄型化を実現。
-ズームは電動式。ズームスピードはリング操作による2段可変式。
-最短撮影距離は、ワイド側20cm、テレ側でも25cmを実現。0.45倍(35mm判換算)の準マクロ的なクローズアップ撮影も可能。
-別売のマクロコンバーターレンズ 「MCON-P02」併用により、35mm判換算で0.762倍相当のマクロ撮影も可能。
-外観はブラックとシルバーを用意。E-M10キットではボディー色にあわせたものをセット。
-大きさは、最大径60.6mm、全長22.5mm。重さ約83g。フィルター径37mm。
-42,000円(税別)。2月下旬発売。
●オリンパス
手軽に魚眼撮影が楽しめる、マニュアルフォーカス可能な
「フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)」発表
-ボディーキャップレンズの第二弾として、手軽に魚眼撮影ができる「フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980」を発表。
-9mmでF値はF8.0固定の4群5枚構成のフィッシュアイレンズを採用。
-薄さ12.8mmと薄型で、レンズバリアも装備しているため、普段はボディーキャップ代わりに利用可能。
-画角は140度だが、魚眼レンズ特有の強い歪曲収差があり、フィッシュアイ的描写が楽しめるレンズに。
-レンズバリア兼用のMFノブによる、マニュアルフォーカスが可能。最短撮影距離は20cm。
-ボディー側のセンサーシフト式手ぶれ補正機能も利用可能(焦点距離のマニュアル設定が必要)。
-ボディーカラーに合わせて、ブラックとホワイトの2色を用意。
-大きさは最大径56mm、全長12.8mm。重さ約30g。
-12,000円(税別)。2月末発売。
●オリンパス
約1/4倍の接写撮影も可能な
マイクロフォーサーズ用単焦点標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」発表
-同社のマイクロフォーサーズ用プレミアムシリーズ初の大口径標準レンズ「M.ZUIKO
DIGITAL 25mm F1.8」発表。
-小型軽量で高画質な、35mm判換算で50mmレンズ相当の大口径標準レンズに。
-定評のある「45mmF1.8」と同等の高い光学性能を実現。非球面レンズ2枚を含む7群9枚構成の光学系を採用し、周辺部まで高画質に。
-F1.8の大口径を生かした、なめらかなボケ味の作品作りが可能。
-最短撮影距離25cm。約0.24倍(35mm判換算)のクローズアップ撮影が可能。
-フォーカシングはインナータイプを採用。高速で静音なAF動作に。
-外観色はブラックとシルバーを用意。
-大きさは、最大径57.8mm、全長42mm。重さ約137g。フィルター径37mm。
-42,000円(税別)。2月下旬発売。
●パナソニック
EVF一体型の光学30倍ズーム機「LUMIX TZ60」、
EVFなしの20倍ズーム機「LUMIX TZ55」、薄型12倍ズーム機「LUMIX SZ8」、国内正式発表
-CESで米国先行発表された、LUMIXシリーズのコンパクトカメラ3種を、国内正式発表。
-EVF一体型で24〜720mm相当30倍ズーム搭載機「LUMIX TZ60」。2月13日発売。
-24〜480mm相当の光学20倍ズーム機「LUMIX TZ55」。3月13日発売。
-24〜288mm相当の薄型光学12倍ズーム機「LUMIX SZ8」。3月13日発表。
-オープンプライス。
[ファームウエアUPDATE]
●オリンパス
・OM-D E-M5用ファームウエア Ver.2.0
-初代OM-Dの「E-M5」用最新ファームウエアを公開。
-今回のVer.2.0では下記の機能を追加。
-AFターゲット設定に、スモールAFターゲットを追加。
-低感度側にISO LOW (100相当) を拡張。
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2014/01/28
(火) |
●富士フイルム
センターEVFデザインと防塵防滴、AF追従秒8コマ連写を実現した
APSサイズX-TransCMOS II搭載プレミアムカメラ「FUJIFILM X-T1」発表 UPDATE
-富士フイルム80周年記念モデルとなる、シリーズ初のセンターEVFデザインを採用した、Xシリーズの上級モデル「X-T1」を発表。
-シリーズ初の防塵防滴機能を実現。今後登場する防塵防滴対応レンズとの組み合わせにより、過酷な条件下での撮影が可能に。
-EVFはクラス最速の0.005秒の表示タイムラグと、0.77倍の見やすいファインダーを実現。デバイスは0.5型で約236万ドットの有機ELを採用。背面は3.0型104万ドット可動液晶を採用。
-MF時には全画面とMF用部分拡大の2画面表示が可能。縦位置用撮影情報表示も可能。
-高速起動0.2秒、AFは0.08秒、シャッタータイムラグ0.05秒。
-連写速度はAF追従で秒間8コマを達成。
-SDカードにUHS-IIに初めて対応。UHS-I比2倍の高速化により、高速レスポンスを実現。
-イメージセンサーは1,630万画素で像面位相差対応のAPS-Cサイズ「X-TransCMOS
II」を採用。最高感度は従来のISO25,600から51,200に向上(拡張時)。最低感度はISO100。
-操作部はアナログ式ダイアルが基本。露出補正、シャッター速度、ISO感度設定が専用ダイアル操作で可能に。
-ストロボは内蔵せず、専用フラッシュを同梱。電源はカメラから供給。
-電源は充電式リチウムイオン電池(NP-W126)。約350枚の撮影が可能。
-大きさは(幅)129.0×89.8×46.7mm。重さ約440g。
-オープンプライス。実売15万円前後。18-55レンズキット19万円前後。2月15日発売。
85mmF1.2相当の超大口径中望遠レンズ「フジノンレンズXF56mmF1.2 R」、国内正式発表
-昨年発表のレンズロードマップの未発売レンズ「56mmF1.2 R」を国内正式発表。
-35mm判換算で「85mmF1.2」相当になる、APS-Cセンサー搭載Xシリーズ用の大口径中望遠レンズに。
-絞り開放から高い描写力と美しい背景ボケを実現した、ポートレート向きのレンズに。
-APS用レンズのため、超大口径中望遠にも関わらず、フルサイズ用のほぼ半分の体積に。
-両面非球面レンズ1枚、異常分散レンズ2枚の、8群11枚構成。非球面レンズにより球面収差を良好に補正し、開放絞りから高解像度を実現。
-2枚の異常分散レンズと3枚の接合レンズにより、色収差を低減。
-最短撮影距離0.7m。0.09倍。
-大きさは、最大径73.2mm、全長69.7mm。重さ約405g。フィルター径62mm。
-オープンプライス。2月22日発売。
<X-T1>
-EVFをセンターに配置した一眼レフ風デザインの「X-T1」。
-ボディーはとてもコンパクトで、X-Pro1と比較すると一回り小さく見える。
-質感やホールド感もよく、なかなか高級感のある仕上がりだ。
-細部までとてもこだわった造りをしており、防塵防滴仕様のため、アウトドアでの撮影も安心。だが、まだ防塵防滴対応のレンズが発売されていないので、本格的な使用は同仕様レンズ待ち。
-EVFユニットの内部構造も公開。かなり凝った光学系を採用しており、倍率が0.77倍と高いにも関わらず、周辺まで歪みや色収差もなく、シャープでクリアな見え味を実現している。
-表示レスポンスのよさは特筆もの。とくに動いている被写体を撮影すると、その表示レスポンスのよさと、シャッタータイムラグの短さは、即座に体感できるほど。これは一見の価値がある。
-デザインは往年の同社一眼レフ「STシリーズ」の流れを汲むもの。
-ダイアル式の操作性は、電源OFF状態でもカメラのセッティングがすぐにわかるので、なかなか便利。
-ダイアルの操作感は、まだ量産前なので、ボディーによって感触が異なっていたが、概ね良好。
-操作部で気になるのは、操作ボタンの小ささ。素手であれば押しにくいほどではないが、手袋などを併用すると、やや操作しにくいケースもありそうだ。
<ロードマップを更新。2014年発売予定の新レンズ5種のモックを公開>
-会場では、2月発売予定の「56mmF1.2R」や「10-24mmF4 OIS」などの現物を展示。
-さらに、今回更新された2014年発売予定の新レンズ5本のなかから、ズーム3本のモックアップも展示。
-防塵防滴仕様の「XF 16-50mmF2.8 R OIS」「XF50-140mmF2.8 R OIS」。高倍率ズーム「18-135mmF3.5-5.6
R OIS」のモックアップも展示。いずれも細かな仕様は未定。
【発表会会場語録概要】
●富士フイルム代表取締役社長 中嶋成博氏
・富士フイルム創立80周年を機に、新スローガンを基本に新展開。6つのコア事業の一つとしてデジタルイメージングを展開。
・富士フイルムは、写真のすべてを供給できるオンリーカンパニー。
・とくに、撮るには、強い思い入れを持っている。
・1935年にフィルムを発売10年後にレンズ生産、48年にカメラを発売。その後、フジノンスピードレンズや75年にはSPシリーズ。88年にで世界初のデジタルカメラを開発。
・富士フイルムは70年以上のイノベーションをもたらしてきた。
・スマートフォンの影響で市場が縮小するが、ミラーレスは伸長している。
画質と機動性を両立させた、レンズ交換式カメラの決定版と自負。
・画質と絵作りは80年間にわたる歴史を誇る。
・画質、タフネスなどから「X-T1」と名付けた。
●富士フイルム 光学・電子映像事業部 事業部長 田中弘志氏
・富士フイルムの強みはなんといっても画質。機動性や操作性を大きく進化。
・画質。”キレ”のある描写。レンズ設計。センサー設計、処理技術の3つが合わさったものに。
・ボケ。フジノンレンズはキレと美しいボケ味を作ってゆく。レンズにコダワリがある。
・なめらかな階調。空の美しいグラデーション。写真で培ってきた映像技術。カラーチャートでの評価では表せない世界を、経験と知識で実現。
・色再現。80年の歴史。緑や青、肌色などをいかに再現させるか。これも富士フイルムの大きな強み。
・高感度。フィルムの時代からこだわり、高感度で撮影領域を拡大。高感度でも独自センサーと信号処理で、色や階調を残しながらノイズを軽減。
・この美しい画像をぜひ見て欲しい。会場に4Kディスプレイを用意。また、違う味が出る。
・カメラは70年の歴史。画質と堅牢性の”T”。
・操作性、信頼性。ファインダー、レスポンス、操作性、耐久性にこだわった。
・ファインダーを見て欲しい。広い、倍率も大きく、タイムラグも短い。
・ファインダーはデジタルで世界最大の0.77倍と圧倒的。どんなシーンも大きく、くっきり見える。
・リアルタイムビューファインダー。0.005秒の表示タイムラグを達成。タイムラグを感じない。
・EVFだからこそ、縦位置横位置で表示バーが変わる。
・デュアル表示。全画面とピント合わせ用エリアを表示。
・高速起動0.2秒、AFは0.08秒、シャッタータイムラグ0.05秒、AF追従で秒8コマ連写。
・SDカードにUHS-IIに初めて対応。2倍の高速化により、高速レスポンスを実現。
・ダイアル式オペレーションをさらに進化。露出、感度、シャッター速度、絞りをダイアルで操作可能。
・4つのダイアル。電源を入れる前に知ることができる。デジタル、アナログではなく、いいものはいい。操作しやすさを追求。
・感触も非常にいい感じになっている。
・マグネシウム筐体に、80カ所のシーリング。-10度。防塵防滴。広いフィールドで撮影可能。
・レンズは、すでに10本を発売。2本を2月に発売する。
・さらに、今日は5本のレンズを今年追加。F値一定のハイエンドズームなど5本。18-135mm、16-55mm、50-140mm、超望遠や大口径広角レンズも追加。
・18-135mm。16-55mmF2.8、50-140mmF.28。いずれも防塵防滴仕様。WRという記号で差別化。
・アクセサリー。縦位置レリーズ付きバッテリーグリップ。ハンドグリップ。お客様の手に合わせてSMLを用意。欧米の方にも。
・本格的なレザーケースも用意。同梱のフラッシュも用意。
●富士フイルム 光学・電子映像事業部 営業 統括マネージャー 飯田年久氏
・ボディーはもちろん、急ピッチで進めているレンズラインナップなどを、みなさまにお伝えしたい。
・「X-T1」の発売は2月15日。ボディー単体で15万円。18-55キットで19万円。
・発売記念キャンペーンを実施。ABコースがあり、AコースはUHS-IIの16GBカード。BコースはMマウントアダプター。2画面表示でマニュアルフォーカスも容易になった。
・実際に触っていただきたい。ファインダーを覗いていただきたい。弊社1階に特設コーナーを本日から準備。発売前だが、一日も早く体験できる場を設けた。
・Xフォトグラファーの写真ギャラリー展も展開。
・全国5カ所でユーザーイベントを開催。Xフォトグラファーや開発者のセミナーも。東京地区で、すでに1,000名の申し込みがある。大阪で400名。ちょっと混む可能性もある。
・撮影から出力まで手がける富士フイルム。チェキプリントでもXシリーズで楽しんで欲しい。同日に発売。実際のダイレクトプリント用ファームは4月から。
・Xプリントもさらに展開してゆきたい。
・テレビCMも展開。富士フイルムの画質や静かなシャッター音、機動性などをプロ写真家も評価。
・テレビCMではハービー山口さんが出演。
●ゲスト 写真家 ハービー山口氏
・Xシリーズはコンパクトサイズ。しかも、高画質。色再現や階調の豊かさが魅力。フィルムでのノウハウが見事に応用されている。
・静かなシャッター音。ささやくようなシャッター音。人を威圧することなく、耳障りのいい音。
・ダイアルのタッチも優しく、高級感がある。古さがなく、高級感がある。
・コダック、富士が世界の2大フィルムメーカー。そのこだわり、階調や高感度でも荒れない点などが、デジタルになってもそのまま生かされている。
・ファインダーが大きい。いままではトンネルの先のよう。だがT1は一眼レフと同じように見える。ピントや構図の確認、AF速度も速い。
・音はささやくような音。ほとんど聞こえないような。ガシャンガッシャンという音もスタジオではいいが、日常生活では、この静かな音がモチベーションになる。
・朝日で撮った花の色再現も見事。ボケは日本語であり、ヨーロッパでは”ボケ”が写真用語になっている。シャープなところとボケのあるところのバランスがいい。
・静かなシャッターが功を奏する。聞こえないような音では、何枚も撮れる・タイムラグも少ない。このデジタルの課題も解消。何年か前のデジタルカメラはタイムラグがあり、ストレスがあった。思ったときにシャッター切れるのは最低条件だと思う。
・早朝の銀座。高感度にしてもノイズが出ない。アングルを下げても、液晶がポップアップするので、道路に寝ずにひかれなくてもいい。X-Pro1はポップアップがなかったので。日常から非日常を探すのは写真家の仕事。
・白黒は光と影。色がない分、強調することができる。モノクロは恐るべし。色が邪魔になるとき、本質だけを見せる。モノクロで物事の本質を見極めよう。
・テレビCMでは、普段、代官山や目黒あたりで撮影しているが、そのさまを撮った。
・今回、T1という信頼できる相棒が加わった。このカメラで、みなさんの大事な人、大事な瞬間の残して欲しい。
<質疑応答>
Q.センターEVFタイプとのユーザーターゲットは? 構成比率は? (山田)
A.Xシリーズはこれまで単焦点をチュ心にラインナップを広げてきた。スナップシュー−ティン具。防塵防滴でズームも充実。アウトドアを含めてネイチャーフォトを含めた層にリーチしてゆく。構成比はX-T1の前評判が高く、このスタイルが一眼レフユーザーは入りやすいので、数が伸びると思う。とくに海外はその傾向があり、ワールドワイドで期待している。
Q.画質面での変化は? (山田)
A.画質面での進化はもちろんあります。センサーと処理の組み合わせは変わっていない。だが、絵作りはいろいろと進化を盛り込んでいる。具体的な進化として、新しいファンクションを追加。最高感度が51200まで設定可能。ノイズ性能もよくしている。さらに、色再現はより細かなところまでチューニング。WBブラケットを投入。ベストはセンターだが、WBを振ったものも撮れる。
Q.前回と同じ質問ですが、T1の登場でAPS機のラインナップが揃った感じだが。今後の展開は?(山田)
A.フルサイズについては、研究はしている。しかし、画質面や機動性、静かなシャッター音などでの、ユーザーメリットで、いまはAPSで展開している。APS用のレンズのラインナップもそろえてゆかなくてはいけない。いまのフォーマットが全体の性能や画質のバランスがとれていると思う。
Q.RAWデータの対応ソフト環境についての進展はないのか? (山田)
A.AdobeさんにX-Transの現像をサポートしていただいた。
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●ニコン
2,416万画素ローパスレス仕様のDXフォーマットエントリー一眼レフ「D3300」、
「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」、発売日決定
-エントリー一眼レフ「D3300」「同ズームキット」、沈胴式標準ズーム「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」、FX対応単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」の発売日を決定。
-「D3300」では、DXフォーマット上位機種で展開してきたローパスレス仕様をエントリー機まで展開。
-イメージセンサーは、DXフォーマット(APS-C)の2,416万画素CMOSを搭載。
-画像処理には最新のEXPEED4を採用。最高感度ISO25600を実現(拡張時)。
-光学ファインダーも、倍率を0.85倍まで向上(D3200は0.8倍)。視野率は約95%。
-連写速度を秒5コマにアップ(D3200は秒4コマ)。JPEG・ファインで最大100コマ連写が可能。
-動画性能は1,920×1,080/60P。シャッター速度とISO感度のマニュアル調整にも対応。
-ボディーはD5300でも採用された炭素繊維新素材によるモノコック構造。
-沈胴式のキットレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」(35,000円・税別)、「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」(63,000円・税別)も同日発売。
-2月6日発売。
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2014/01/27
(月) |
●カメラ写真機器工業会
カメラと写真映像の
総合情報イベント「CP+ 2014」事前説明会を開催。来場者目標は7万人に
-今回で5回目を迎える「CP+2014」の事前説明会を都内で開催。
-テーマは「より楽しく、より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」。
-会場はパシフィコ横浜。展示ホールやアネックスホールに加え、会議センターでも展開。
-開催期間は、2014年2月13日(木)〜16日(日)。
-開催時間は、昨年より終了時間を1時間延長し、18時までに。2月13日(木)は12:00〜18:00。2月14日(金)、15日(土)は10:00〜18:00。最終日2月16日(日)は10:00〜17:00。
-入場料は1,500円(昨年までは1,000円)。ただし、Web事前登録により無料での入場が可能。
-主催は、一般社団法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)。協賛は一般社団法人
日本写真映像用品工業会。
-出展社数は114社・団体(昨年106 社・団体)。出展小間数は949小間(昨年は908小間)。11月20日現在。
-来場者数は、 70,000人を想定。前回CP+2013の来場者数は62,597人。
-今年に続き、横浜市主催のフォトイベント「フォト・ヨコハマ」を同時期に展開。
-さらに、毎年パリで催される写真とカメラのイベント「サロン・ドゥ・ラ・フォト」主催の写真コンテスト「Les
Zooms」の優秀作品展示なども実施。
【説明会会場語録概要】
●CIPA 寺田委員長
・カメラの出荷台数は低下傾向にある。
・2013年はコンパクトカメラ市場が低下し、回復基調には行かない。
・とくに台数では低下傾向に。2014年に期待したい。
・だが、日本市場は一眼レフもミラーレスも順調に推移している。
・日本メーカーブランドのデジタルカメラは、マーケットシェアが81%。
・レンズ交換タイプでは、全世界の日本メーカーシェアは、98.2%と圧倒的。(日本国内以外での生産を含む)
・日本メーカーの市場での責任は重い。
・CP+は総合的なカメラ映像ショーを目指している。
・新製品の展示だけでなく、新しい技術の発信も。
・いわゆるコンシューマーショーだが、BtoB的な要素も取り入れている。
・カメラ映像機器の最新技術情報を発信。アジア・世界のビジネスを牽引。
・「撮る・見る・繋がる」楽しさを牽引。撮るだけでなく、見る、繋がるを重視。
・文化的な施設と協力し、写真文化との一体感をもったイベントに。写真展や写真イベントと連携。フォトヨコハマとのコラボレーションによる、写真文化の発信・発展へ。
・CP+は今回で5回目であり、コンセプトに変わりはない。
・テーマは「より楽しく、より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」。当初は技術的なハードルが高かったが、いまは実現。最近は、撮る見るの見るのほうが弱い。いい写真は、ぜひ大きく引き伸ばして、みんなで楽しみたい。
・できれば大きなプリントにしてみたい。
・主催者ブースでアートプリントの展示を今回初めて実施。いろいろな素材にプリントしたもの。印画紙だけでなく、布や石膏ボードなどにプリントしたものを展示。見た印象が違うことを提案。
・ポスターも、5年目を迎えて一新。従来は小人とカメラのイメージだったが、今回はフィンガーフレームのイメージに。展示会の持つイメージや来場者の印象も変わると思う。今後のコンセプトやイメージもこの方向で展開したい。
・2014年の変更点は、開催時間を、10時から18時に。終わりを1時間延長。東日本大震災のあと、節電などがあり、それが元に戻った形に。
・開催場所も、会議センターも会場として使う。
・入場料は従来1000円だったが、今回から1500円。Web事前登録は無料。
・出展社状況は、115社・団体。前年は106社で9社増えた。
・コマ数は956コマで、従来は908コマと50コマ増えた。
・来場者数は前回62597人だったが、今回は7万人に。
・ワールドプレミア(デジタルカメラと関連機器の初発表)は、前回35機種。
・プレスルームは、従来の会場内から会議センターに移動。
・最新情報としては、現在の事前登録者は、1/27現在で20,259名。前回比で133%。比率は一般が16,937名、ビジネスが3,322名。Web登録は以前より広まっている。
・すでに交通広告でCP+の告知が始まっており、知っていただくチャンスも増えていると思う。
・セミナー、イベントの事前登録は、すでに満席のものも。プロ向け動画セミナーとスティーブマッカリ−トークショー、オープンショーも。
・サロンドラフォト(フランス)のフォトコンテスト「Les Zooms」の写真展やパネルディスカッションも実施。
・フォトヨコハマ2014では、各種ワークショップも展開。
<質疑応答>
Q.CESでの展開を見ると、4Kモニターなどで写真を見る環境が整ってきた。今回のCP+では”見る”点を重視するというが、今日の説明はプリント中心の展開しなかったが、CP+として4Kなどへの取り組みは?
(山田)
A.CESでも4Kモニターや曲面モニターも登場して、興味があるところ。しかし、カメラ写真機器工業会のメーカーは一部を除いてはカメラメーカーだ。カメラとしてはすでに4Kをカバーしており、静止画としてきれいな映像が楽しめる。4Kモニターが家庭に入ってくるようになると、必然的に静止画を見る流れになってくるが、4Kモニターの価格はまだ高いので、普及に時間がかかると思う。時代の流れとしては、これからだと思う。また、出展社で、4Kメーカーが少ないこともある。
Q.会場内の無線環境は? 混線ばかりで繋がらない。
A.前回も、混線の声は多かった。無線LAN環境は改良する。
Q.ワールドプレミアについて
A.いままではコンパクトカメラの新製品でワールドプレミアの数が出ていた。コンパクトカメラがこのような状況なので、超えてゆくことは難しいと思う。
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2014/01/26
(日) |
●オリエンタルホビー
「PowerShot G16/G15にフィルターを装着できる
「レンズメイト パワーショットG16/G15専用クイックチェンジアダプターキット52mm」発表
-キヤノンの高級コンパクト機「PowerShot G16/G15」に、フィルターを装着できるアダプター。
-沈胴式レンズ前端にレシーバー部分を3Mの両面テープで装着。
-レンズ鏡胴全体をカバーする純正品と異なり、薄さ3mmと携帯性も良好。
-レシーバー部分に、バヨネット式のフィルターホルダーを装着することで取り付け可能。
-汎用の52mm径のフィルターやフードの装着が可能。ケラレの影響も最小限に。
-5,250円。発売中。
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2014/01/25
(土) |
[ファームウエアUPDATE]
●リコーイメージング
・GR用ファームウエア Ver.3.00
-APSセンサー搭載高級コンパクト機「RICOH GR」用機能拡張ファームウエア第三弾を公開。
-今回のVer.3.00では下記の機能を追加。
-撮影設定のエフェクトに、[かすか]を追加。
-キーカスタム設定に、AFLフォーカス設定を追加。
-AFボタン動作を[マルチAF][スポットAF][ピンポイントAF]から選択可能に。
-セットアップメニューに[周辺光量]を追加。[オリジナル]と[ノーマル]の選択が可能。[オリジナル]選択時は、銀塩のGRと同程度の周辺光量で撮影可能。
-セットアップメニューに、[フォルダ名設定]を追加。[連番]と[撮影日]の選択が可能。
-セットアップメニューのISO感度ステップ設定が1/3EV設定時、切り替えシャッタースピードの設定値が1/3EVステップに。
-再生設定メニューのRAW現像に、[アスペクト比]を追加。3:2で撮影しRAWデータを現像時に、アスペクト比[3:2][4:3][1:1]から選択可能。
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2014/01/24
(金) |
●ケンコー・トキナー
スリックのロングセラー国産アルミ中型三脚
「グランドマスターシリーズ」の最新モデル「グランドマスター3」「グランドマスタースポーツ3」発表
-国産の超ロングセラー中型三脚シリーズ「グランドマスター」をモデルチェンジ。
-脚部パイプの色を、従来のチタン色から黒(ブラックアルマイト仕上げ)に変更。
-全高や縮長を時代やユーザーの体格変化に合わせて変更。パイプ長を伸ばし、全高を高く設定。
-同シリーズのトレードマークである、赤色のストラップも改良。
-雲台部分も進化。ハンドルの素材や太さを改善した2ハンドル3Way雲台「SH-805」を装備。
-両タイプともに、パイプ径28mmで三段式脚部を採用。最大搭載重量5kg。
-開き止めステーが付いた「グランドマスター3」は、 全高1,790mm、エレベーター未使用時1,530mm、縮長785mm、地上最低高670mm。重さ3,670g。
-ステーなしの「グランドマスタースポーツ3」は、全高1,790mm、エレベーター未使用時全高1,530mm、縮長785mm、地上最低高670mm。重さ約3,670g。
-「マグネクイックシューDQ-S」を付属した「グランドマスター3 記念キット」「グランドマスタースポーツ3 30周年記念キットを各150台限定発売。
-49,800円(税別)。1月30日発売。
[ソフトウエアUPDATE]
●市川ソフトラボラトリー
・SILKYPIX Developer Studio Pro6(Win版)Ver.6.0.3
・SILKYPIX Developer Studio Pro5(Win版/Mac版)Ver.5.0.53
・SILKYPIX Developer Studio 4.0(Win版/Mac版) Ver.4.0.95
-高機能・高画質RAWデータ現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズの最新版を公開。
-今回の新バージョンでは下記の点を対応。
-「キヤノン・EOS M2」のRAWデータに対応。
-設定系テイストの引き継ぎに失敗する問題を修正。(Pro6)
-テイストの表示・非表示設定が正しく保存されない問題を修正。(Pro6)
-その他細かな問題の修正。(Pro6)
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2014/01/23
(木) |
●富士フイルム
X-TransCMOSII搭載高級コンパクト機「X100S」に
専用アクセサリーをセットした「FUJIFILM X100S ブラック リミテッドエディション」、1,000台限定発売
-APSサイズX-TransCMOSII搭載高級コンパクト機「X100S」にブラックモデルを追加。
-先代の「X100」ブラックと同じく、専用レンズフードやアダプターリング、オリジナルサムレスト・レリーズボタンを同梱。
-カメラとしての基本スペックは「X100S」のものを踏襲。
-イメージセンサーはAPS-Cサイズの16メガX-TransCMOS IIを搭載。
-レンズは23mmF2.0の単焦点レンズを採用。
-オープンプライス。2月22日発売。日本国内向けは1,000セット限定発売。
●富士フイルム
クラス最速の0.05秒AFを実現した
WiFi機能搭載25〜500mm20倍ズーム16メガEXR CMOS搭載機「FinePix F1000EXR」発表
-EXR CMOS IIを搭載したFinePix Fシリーズの最上級モデル「F1000EXR」。
-像面位相差AFの採用により、クラス最速の0.05秒AFを達成。
-起動時間1.1秒、シャッタータイムラグ0.01秒、撮影間隔0.5秒の高速動作を実現。
-WiFi機能搭載によりスマートフォンやタブレットとの連携も容易。リモート撮影やデータ転送対応。
-イメージセンサーは16メガのEXR CMOS IIセンサーを搭載。
-画像処理エンジンには「EXR プロセッサーII」を採用。
-レンズには25〜500mm相当の光学20倍ズームを搭載。4.6〜92.0mmF3.5〜5.3。
-背面ディスプレイは3.0型92万ドット液晶を採用。
-ボディーカラーはブラック、レッド、ゴールド、ホワイトの4種を用意。
-オープンプライス。2月8日発売。
●富士フイルム
クラス初の防塵防滴性能を備えた、24〜1200mm相当でF2.8〜5.6の
光学50倍ズーム搭載1/2.3型1640万画素裏面照射型CMOS機「FinePix S1」、国内正式発表
-高倍率ズーム機で初めて、本格的な防塵防滴仕様を実現した50倍ズーム機「FinePix
S1」を国内正式発表。
-約70ヵ所のシーリング加工をすることで、高い防塵防滴性を達成。悪条件下での撮影も容易に。
-開放F2.8〜5.6と大口径な24〜1,200mm相当の光学50倍ズームを搭載。4.3〜215mmF2.8〜5.6。
-光学手ぶれ補正と電子手ぶれ補正を組み合わせた、動画時の5軸手ぶれ補正機能を搭載。
-EVFは約92万ドット。背面ディスプレイは3.0型92万ドットの可動式液晶を搭載。
-連写速度は秒10コマ。最速0.14秒の高速AFや0.68秒の高速起動を実現。
-イメージセンサーは、1/2.3型1,640万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。
-WiFi機能搭載。スマートフォンなどとの連携も容易に。
-大きさは133.1×90.9×110.3mm。重さ約680g。
-オープンプライス。2月22日発売。
●富士フイルム
単三形電池駆動可能な24〜1200mm相当でF2.9〜6.5の
光学50倍ズーム搭載1/2.3型1620万画素CMOS機「FinePix S9400W」、国内正式発表
-24〜1,200mm相当の光学50倍ズームを搭載した16メガCMOS機「FinePix S9400W」を国内正式発表。
-レンズに24〜1,200mm相当の光学50倍ズームを搭載。4.3〜215mmF2.9〜6.5。
-イメージセンサーは、1/2.3型1,620万画素CMOSセンサーを搭載。
-光学手ぶれ補正と電子手ぶれ補正を組み合わせた、動画時の5軸手ぶれ補正機能を搭載。
-EVFは約20.1万ドット。背面ディスプレイは3.0型46万ドット液晶を搭載。
-連写速度は秒10コマ。最速0.3秒の高速AFや1.0秒起動を実現。
-電源は単三形電池4本。アルカリ電池、ニッケル水素、リチウム電池対応。
-大きさは122.6×86.9×116.2mm。重さ約670g。
-オープンプライス。2月8日発売。
●富士フイルム
単三形電池駆動可能な25〜900mm相当でF2.9〜6.9の
光学36倍ズーム搭載1/2.3型1600万画素CCD機「FinePix S8600」、国内正式発表
-コンパクトな筐体に25〜900mm相当の光学36倍ズームを搭載した単三電池駆動の16メガCCCD機「FinePix
S8600」を国内正式発表。
-レンズに25〜900mm相当の光学36倍ズームを搭載。4.5〜162mmF2.9〜6.9。
-イメージセンサーは、1/2.3型1,600万画素CCDセンサーを搭載。
-光学手ぶれ補正機能を搭載。
-背面ディスプレイは3.0型46万ドット液晶を搭載。
-最速0.4秒の高速AFを実現。
-電源は単三形電池4本。アルカリ電池、ニッケル水素、リチウム電池対応。
-大きさは121.3×80.8×64.6mm。重さ約450g。
-オープンプライス。2月22日発売。
●富士フイルム
水中での広角撮影も可能な18mm相当のワイドコンバーター対応
10m防水・1.5m耐衝撃・-10度駆動の5倍ズーム16メガCMOS機「FinePix XP70」、国内正式発表
-水中撮影も可能な本格的な防塵防滴・耐衝撃機能を備えた、アウトドア向けの「FinePix XP70」を国内正式発表。
-本格的な10m防水機能や1.5m自由落下耐性、-10度での動作保証などを実現。
-レンズに28〜140mm相当の屈曲式光学5倍ズームを搭載。5.0〜25.0mmF3.9〜4.9。
-オプションとして、18mm相当(地上時)の超広角撮影が可能なワイドコンバーターを用意。
-イメージセンサーは、1/2.3型1,640万画素CMOSセンサーを搭載。
-センサーシフト色手ぶれ補正機能を搭載。
-背面ディスプレイは2.7型46万ドット液晶を搭載。
-動画撮影は1,920×1,080/60iもしくは30p。
-大きさは104.1×66.5×25.9mm。重さ約179g。
-オープンプライス。2月22日発売。
●ケンコー・トキナー
固定レバーやロックナットを改良
簡単確実に雲台にカメラを装着できるクイックシュー「マグネクイックシュー DQ-55」発表
-手持ちの雲台をクイックシュータイプにできるマグネシウム合金製汎用クイックシュー
「マグネクイックシュー DQ-55」を発表。
-簡単操作で雲台へのカメラ装着が可能。
-従来品より、カメラロックナットを大型化することで操作性を向上。
-シューの固定レバーの回転角を、従来の90度から180度にすることで、セーフティーロックなしにレバー操作だけで着脱が可能に。
-水平出しが容易な2軸水準器を装備。
-最大搭載重量は 2kg。
-雲台や三脚取り付け部は小ねじ(U1/4)を採用。
-大きさは60×100×19mm。重さ約108g。
-8,980円(税別)。1月24日発売。
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2014/01/22
(水) |
●ソニー
2,010万画素APS-Cセンサーと最新のBIONZ Xを採用したEマウント採用
WiFi/NFC対応の小型軽量なエントリー系ミラーレス機「α5000」、国内正式発表
-新センサーと最新画像処理エンジンを搭載した、エントリーミラーレス機「α5000」を国内発表。
-「NEX-3N」の後継機になるEマウント機だが、NEXシリーズからαシリーズ名への移行に伴い、名称は「α5000」に。
-イメージセンサーは、NEX系初のAPS-Cサイズ 2,010万画素CMOSを搭載。
-画像処理エンジンは「α7/7R」に搭載された最新のBIONZ Xを採用。
-カメラ側のズームレバーを搭載。パワーズーム採用レンズではカメラ側でのズーム操作が可能。
-WiFi/NFC機能を搭載。スマートフォンとの連携も充実。
-背面ディスプレイは上方180度まで開くため、自分撮りも容易に。
-あらたにブラック外装の「E55-210mm,F4.5-6.3 OSS」も用意。
-同機発売記念として「PlayMemories Camera Appsアプリプレゼントキャンペーン」を実施。購入後の製品登録で、有償アプリ「多重露光」「マルチショットNR」の2本をプレゼント。
-大きさは約109.6×62.8×35.7mm。重さ約269g。
-オープンプライス。実売価格はパワーズームキット53,000円前後、ダブルズームキット78,000円前後。2月7日発売。
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2014/01/21
(火) |
●ニコン
国内未発売のエントリー系コンパクトカメラ
「COOLPIX L25」で破損時まれに発熱変形する不具合。無償点検修理へ
-国内未発売のエントリー系コンパクト機「COOLPIX L25」で不具合。
-落下などの強い衝撃でカメラが変形し、シャッターボタン近傍に隙間ができるような損傷を受けると、きわめて稀に、発熱してカメラ上部のカバーが変形する恐れがある点が判明。
-同現象は、電源スイッチのON/OFFに関係なく発生するが、発火の危険性はナシ。
-日本国内では販売していないモデルだが、海外購入ユーザーなど向けに、同社で無償の点検・修理を実施。
-仮にカメラに強い衝撃を与えた場合は、電池を抜くことを推奨。
-なお、点検修理済みモデルは、三脚ねじ穴にある白点の識別マークで判別可能。
-詳細は当該ページ参照。
●ニコン
メイクアップ機能や動画手ぶれ補正を充実させた
WiFi機能搭載25〜300mm相当光学12倍ズーム1/2.3型1,602万画素CMOS機「COOLPIX
S6800」国内発表
-CESで先行発表された、WiFi搭載で薄さ22.9mmの12倍ズーム機「COOLPIX S6800」を国内正式発表。
-撮影の前後とも可能な「メイクアップ効果」をさらに充実。あらたに、 「アイシャドウ」「リップカラー」「テカリ軽減」「マスカラ」の4種を追加し、計12種に。
-動画撮影時の手ぶれ補正時、水平、縦回転ブレをレンズシフト式で、上下と左右は電子式手ブレ補正を併用する「4軸ハイブリッド手ブレ補正(VR)」を搭載(動画時のみ)。
-レンズは25〜300mm相当の光学12倍ズーム。4.5〜54.0mmF3.3〜6.3。光学手ぶれ補正式。
-イメージセンサーは、1/2.3型1,602万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載。最高感度ISO6,400。
-背面ディスプレイは3.0型約46万ドットTFT液晶。
-動画記録は、1,920×1,080/60i。MOV記録。
-ボディーカラーは、パールピンク、ナチュラルホワイト、ラズベリーレッドの3種。
-大きさは約96.8×57.5×22.9mm。重さ約145g。
-オープンプライス。実売28,000円前後。2月13日発売予定。
●ニコン
メイクアップ機能や動画手ぶれ補正を充実させた
25〜200mm相当光学8倍ズーム1/2.3型2,005万画素CCD機「COOLPIX S3600」国内発表
-CESで先行発表された、薄型8倍ズーム機「COOLPIX S3600」を国内正式発表。
-撮影の前後とも可能な「メイクアップ効果」をさらに充実。あらたに、 「アイシャドウ」「リップカラー」「テカリ軽減」「マスカラ」の4種を追加し、計12種に。
-動画撮影時の手ぶれ補正時、水平、縦回転ブレをレンズシフト式で、上下と左右は電子式手ブレ補正を併用する「4軸ハイブリッド手ブレ補正(VR)」を搭載(動画時のみ)。
-レンズは25〜200mm相当の光学8倍ズーム。4.5〜36.0mmF3.7〜6.6。光学手ぶれ補正式。
-イメージセンサーは、1/2.3型2,005万画素CCDを搭載。最高感度ISO3,200。
-背面ディスプレイは2.7型約23万ドットTFT液晶。
-動画記録は、1,280×720/60i。AVI記録。
-ボディーカラーは、アザレアピンク、クリスタルシルバー、コバルトブルーの3種。
-大きさは約97.1×57.9×19.9mm。重さ約125g。
-オープンプライス。実売17,000円前後。2月6日発売予定。
●ニコン
単三リチウム電池で950枚の撮影が可能な単三電池駆動対応の
26〜130mm相当光学5倍ズーム搭載1/2.3型2,005万画素CCD機「COOLPIX L30」国内発表
-単三電池対応のエントリー系5倍ズーム20メガCCD機「COOLPIX L30」を国内正式発表。
-単三リチウム電池で約950枚の撮影が可能。単三形アルカリや専用ニッケル水素電池にも対応。
-レンズは26〜130mm相当の光学5倍ズーム。4.5〜23.0mmF3.2〜6.5。
-イメージセンサーは、1/2.3型2,005万画素CCDを搭載。最高感度ISO1,600。
-背面ディスプレイは3.0型約23万ドットTFT液晶。
-動画記録は、1,280×720/60i。AVI記録。
-ボディーカラーは、シルバー、レッドの2種。
-大きさは約95.4×60.3×29.0mm。重さ約164g。
-オープンプライス。実売12,800円前後。1月30日発売予定。
[ファームウエアUPDATE]
●ニコン
・Nikon Df 用ファームウェア C:Ver.1.01(Windows)
・Nikon Df 用ファームウェア C:Ver.1.01(Macintosh)
-フルサイズ一眼レフ「Df」用最新ファームウエアを公開。
-今回のC:Ver.1.01では、下記の点を改善。
-ファインダー撮影時、カスタムメニューの「f4」「f5」「f6」の[押し時の動作]
を [プレビュー] 設定すると、スピードライトSB-800使用時に、カメラのFn ボタンやPv
ボタン、AE/AF ロックボタンを押しても、プレビューやモデリング発光が作動せず、液晶モニターが表示されなくなってしまう点を修正。
-カスタムメニュー「e1」の[フラッシュ撮影同調速度] を [1/250秒(オートFP)]
に設定し、オートFPハイスピードシンクロに対応していないスピードライトを使用すると、シャッタースピード上限が1/200秒になる点を修正。
- [撮影メニュー] の [感度自動制御] を [しない] 設定での撮影画像を「ViewNX
2」「Capture NX 2」で表示すると、[メタデータ] の [ISO感度設定] に [オート(ISOxxx)]表示されてしまうことがある点を修正。
●ニコン
・Nikon D3200 用ファームウェア C:Ver.1.03 (Windows)
・Nikon D3200 用ファームウェア C:Ver.1.03 (Macintosh)
-24メガエントリー一眼レフ「D3200」用最新ファームウエアを公開。
-今回のC:Ver.1.03では下記の点を改善。
-沈胴機構採用レンズ (AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRU) 装着時の警告表示に対応。
-上記レンズでは、レンズが沈胴した状態では、警告メッセージを表示し、レリーズ禁止に。
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2014/01/20
(月) |
●富士フイルム
一眼レフ風デザインを採用した新Xシリーズ、1月28日発表へ UPDATE
-本日の経済新聞の同社広告と、同社Web内で、80周年記念の新製品として、新デザインを採用したXシリーズの新機種を事前告知。
-広告内には、製品の外観写真を掲載。
-外観デザインは、中央にファインダー部を配した一眼レフ風のものを採用。
-操作部はX-E2的なダイアル操作中心のもの。
-スペックや機種名などは未公開。
-1月28日発表予定。
●富士フイルム
Xシリーズトークショー × Xシリーズ体験イベント
「X」新製品イベント「X-Photographers × X-Lovers Festival」、2月1日より順次開催
-Xシリーズ新製品をメインとしたリアルイベント「Xシリーズトークショー ×
Xシリーズ体験イベント 「X」新製品イベント」を、全国各地で開催。
-同イベントでは、Xシリーズ新製品を先行体験できるタッチ&トライを実施。
-さらに、フォトグラファーや開発スタッフによるトークイベントを実施。
-2月1日、2日の東京を皮切りに、大阪、名古屋。札幌、福岡でイベントを開催。
-イベントの詳細は当該ページ参照。
●キヤノン
同社デジタル一眼レフやコンパクト機購入者に
最大7,000円をキャッシュバックする「ゴールドラッシュ スプリング キャンペーン」実施
-キヤノンマーケティングジャパンが、新キャッシュバックキャンペーン「ゴールドラッシュ
スプリング」を実施。
-今回のキャンペーンでは、デジタル一眼レフのダブルズームキットなどで最大7,000円をキャッシュバック。さらに抽選で100名に、表面処理を純金24金の「金のフォトフレーム」をプレゼント。
-対象製品は「EOS 70D」「EOS Kiss X7」「EOS Kiss X7i」のほか、一部EFレンズやPowershotシリーズなども網羅。
-実施期間は、1月24日〜3月23日までの、対象製品購入者。申込締切は4月23日。
-対象製品やキャッシュバック金額などは、当該ページ参照。
-今春より、ミラーレス機「EOSM2」などエントリー層向けデジタルカメラのコミュニケーションパートナーとして、女優の能年玲奈さんを起用。
●ケンコー・トキナー
三脚関連の「スリック」「ダイワ」製品の一部価格を4月1日より値上げ
-ケンコー・トキナーグループの、スリックとダイワ製品の価格を改定。
-過去5年間価格を据え置いていたが、「昨今の為替の急激な変動および、原材料費高騰、人件費の上昇のあおりをうけまして、現状を維持するのが困難」に。
-そのため、おもに海外生産製品を中心に、1〜2割前後、価格を値上げ。ただし、製品によっては、ごくわずかな値上げだけの製品もあり。
-4月1日より実施。価格改定対象製品や改訂後の価格は当該ページ参照。
●富士フイルム
富士フイルム創立80周年記念の
コーポレートスローガン「Value from Innovation」を制定
-本日1月20日に、創立80周年を迎えた富士フイルムが、新コーポレートスローガンを制定。
-新スローガンは「Value from Innovation」に。
-本スローガンでグローバル展開をし、独自技術で、真の顧客ニーズを捉えた製品・サービスを次々に創出して新たな価値を提供。
-さらに、富士フイルムグループの基盤技術・コア技術を活用した材料・製品・サービスを、企業・研究機関などの社外のビジネスパートナーともに、新たな価値を「共創」する「Open Innovation Hub」を本日より開設。
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2014/01/19
(日) |
●オリエンタルホビー
Leica X2やX1にケーブルレリーズを装着できる
「KIWI fotos ライカX2専用ケーブルレリーズアダプター CR-X2」発表
-高級コンパクト機「Leica X2」「同 X1」でケーブルレリーズでの撮影ができる、各専用ケーブルレリーズアダプター。
-アクセサリーシュー部分に装着し、シャッターボタンの真上にケーブルレリーズを取り付け可能。
-同機を使っての三脚撮影などに威力を発揮。
-「Leica X2」と「Leica X1」で形状が異なるため、各専用タイプを用意。アルミ素材を採用。
-ただし、ケーブルレリーズをシャッターボタンに直接接触させるため、シャッターボタンに傷が付く可能性あり。
-3,150円。発売中。
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2014/01/18
(土) |
●オリエンタルホビー
「GM1」のホールド感を向上させる専用グリップ
「リチャードフラニエック Panasonic LUMIX DMC-GM1専用カスタムグリップ」発売
-小型ミラーレス機「LUMIX GM1」専用カスタムグリップを発売。
-同機専用デザインのグリップを高品質アルミブロックから削り出し加工で作成。
-とくに大きめのレンズなどを装着した際のホールド感を向上。
-カメラへの装着は厳選された両面テープを採用。
-大きさは高さ45mm、底辺24mm。重さ約8.5g。
-5,460円。1月17日発売。同社直販サイトのみでの販売に。
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2014/01/17
(金) |
●シグマ
35mmフルサイズ対応で光学手ブレ補正機能を搭載したF4固定の
Artライン標準系ズーム「SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM」、シグマ用・ニコン用発売日決定
-Artラインの35mmフルサイズ対応標準ズーム「SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM」。
-既発売のキヤノン用に続き、シグマ用とニコン用の発売日を決定。1月24日発売に。
-フルサイズ用標準ズームとしての利便性と画質を高レベルに両立。
-絞りは全域でF4.0固定のため、マニュアル露出撮影やスタジオでのストロボ撮影などでの使い勝手も向上。
-手ブレ補正OS機構を搭載。
-最短撮影距離45cm。最大倍率は1:4.6。
-AF駆動源は超音波モーターHSMを搭載。
-「SIGMA USB DOCK」やマウント交換サービスにも対応。
-幅の広いズームリングを装備し、操作性を向上。リングには発売年度表記も。
-マウントは、 :シグマ用、キヤノン用、ソニー用、ニコン用を用意。
-大きさは最大径88.6mm、全長109.4mm。重さ約:885g(シグマ用)。フィルター径82mm。
-125,000円(税別)。シグマ用、ニコン用 1月24日発売。
●エツミ
レリーズボタンを大型化し手袋使用時の操作性を向上
スパイラルケーブル採用の「電子リモートスイッチU」、各社モデル用全7種を発表
-三脚撮影や長時間露出で威力を発揮する、同社の電子リモートスイッチをフルモデルチェンジ。
-レリーズボタンや本体を大型化。手袋使用時の操作性も向上。
-コードが邪魔にならないよう、スパイラルケーブルを採用。
-各社純正品と同じく、シャッターボタン半押し機能や、長時間露出用のバルブロック機構も装備。
-ニコン、キヤノン、ペンタックス、ソニー、オリンパス、パナソニック用など7種を用意。
-2,300円(税別)。1月17日。
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2014/01/16
(木) |
●ニコン
ニコンのレンズ交換式カメラ用NIKKORレンズ、累計生産本数8,500万本を達成
-ニコンの一眼レフ/Nikon1など、NIKKOR交換レンズの生産累積本数が8,500万本を達成。
-1959年に登場したニコンF用標準レンズ「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」発売から55年目に。
-最近では、FXフォーマット対応の高性能標準レンズ「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」や、DXフォーマット用約7.8倍高倍率標準ズーム「AF-S
DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」も発売。
-さらに、昨年9月に、カメラ用交換レンズのほぼ全ての収差を測定できる計測装置「OPTIA」と専用画像シミュレータの運用を開始。
-同システムにより、解像度だけではなく、”レンズの味”といわれる特性をコントロールしたレンズ開発が可能に。
●キヤノン
A3ノビプリントに対応した6色インク採用の
単機能インクジェットプリンター「PIXUS iP8730」、A機5色機「PIXUS iX6830」発表
-スキャナー機能を省いたシングルファンクションタイプのA3対応プリンター2種を発表。
-手軽なA3ノビ対応フォトプリンターとして活用できる、6色インク採用機「PIXUS
iP8730」。インクは写真用の染料系ブラックと文字向けの顔料系ブラック、写真用グレーを含む6色タイプを採用。
-また、ビジネス機としてA3対応の5色インク機「PIXUS iX6830」を追加。特大容量の顔料ブラックインクも用意し、大量印刷にも対応。
-両機ともに、最小インクドット1pl。最高解像度9,600dpi。
-WiFi機能を搭載。iX6830では有線LANにも対応。
-オープンプライス。2月中旬発売。
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2014/01/15
(水) |
●ソニー
従来機の1/4もの小型化を実現した4K対応民生用ビデオカメラ
実売22万円の1.0型14メガCMOS搭載29〜348mm12倍ズーム機「ハンディカム FDR-AX100」発表
-事実上、民生機初の本格的な4Kビデオカメラ「ハンディカム FDR-AX100」を国内正式発表。
-同社の従来機に比べ、体積で約1/4、重さで約1/3の小型軽量化を実現。
-4K30p記録に対応。記録フォーマットはXAVCを採用。3840×2160ピクセル記録。
-4K化にともない、イメージセンサーや画像処理エンジン、新開発レンズを新搭載。
-イメージセンサーは、総画素数2,090万画素、有効1,420万画素の1.0型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。
-画像処理エンジンには、α7などでも搭載されたBIONZ Xを採用。
-レンズはZEISS バリオ・ゾナーT*光学12倍ズームを搭載。29〜348mm相当。7枚虹彩絞り。
-記録メディアは、XAVC S記録時SDXCメモリーカードClass10。
-大きさは、81×83.5×196.5mm。重さ約790g。
-オープンプライス。3月14日発売。
●富士フイルム
スマートフォンからWiFi経由で簡単にチェキフィルムに
プリントできるモバイルプリンター「“スマホ de チェキ”「instax SHARE SP-1」、国内正式発表
-簡単操作でスマートフォンからプリントできる、モバイルプリンター「 “スマホ
de チェキ” instax SHARE SP-1」、国内向けに正式発表。
-同プリンターは、スマートフォンから専用アプリを使って、WiFi経由でプリント可能。
-インスタントプリント用のチェキフィルムを採用。プリントサイズは86×54mm。画面サイズは62×46m。解像度は640×480ドット。プリント時間は約16秒。
-通常プリントほか、モノクロやセピア調プリントや、撮影情報から撮影時間や場所、天気、温度、湿度などがプリントされる「リアルタイムテンプレート」も用意。
-電源はリチウム電池CR2型2本。プリント可能枚数 約100枚。
-専用アプリは、iOS用、Android用を用意。
-大きさは約101.6×42×122.5mm。重さ約 253g。
-オープンプライス。2月15日発売。
[ファームウエアUPDATE]
●キヤノン
・デジタル一眼レフカメラ:EOS Kiss X7i ファームウエア Version 1.1.3
-エントリー系一眼レフ「EOS Kiss X7i」用最新ファームウエアを公開。
-今回のVer.1.1.3では、一部のステッピングモーター搭載レンズとの組み合せでライブビュー撮影モードや動画撮影モードで、まれに「Err01}「Err60」のエラー表示やカメラが動かなくなることがある点を修正。
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2013/01/14
(火) |
●ライカカメラジャパン
「Leica X Valio」購入者にスペアバッテリーをプレゼントするキャンペーンを実施
-ライカカメラジャパンが、高画質ズーム搭載APS機「Leica X Valio」のキャンペーンを実施。
-同機購入者に、もれなく、スペアバッテリーをプレゼント。
-キャンペーン期間は、1月20日〜3月20日まで。
●富士フイルム
グリップ性を向上し大口径レンズ使用時の安定性を高める
「X-Eシリーズ」用ハンドグリップ「MHG-XE」、X-Pro1用 「MHG-XPRO」発表
-フラットデザインのミラーレス機「X-Eシリーズ」「X-Pro1」の各専用ハンドグリップを発表。
-グリップを装着することで、カメラのホールド性を向上。
-とくに、大口径レンズ装着時の安定感が向上。さらに8mmのクリアランスによる「23mmF1.4」や「55-200mm」などで三脚装着時に雲台との干渉もクリア。
-純正品らしく、装着したままでも、バッテリーやSDカードの交換が可能に。
-三脚穴もレンズ光軸下になり、38mm幅のクイックシューマウントとしても活用可能に。
-X-E2、X-E1用の「MHG-XE」と、X-Pro1用の「MHG-XPRO」を用意。
-オープンプライス。1月18日発売。
[ファームウエアUPDATE]
●キヤノン
・EOS-1D X ファームウエア Version 2.0.3
-同社のハイエンドデジタル一眼レフ「EOS-1D X」の機能拡張ファームウエア Version
2.0.3を公開。
-新ファームウエアでは、下記の機能を向上、修正。
-AI サーボAFで、撮影前の測距中に「低輝度AF 性能」を向上。低輝度下の1枚目のAF
追従性能が向上。
-[サーボAF連続撮影中のレリーズ]パラメーターを拡大。
-AFカスタム設定ガイド機能の[速度変化に対する追従性]パラメーターを拡大。
-マニュアル露出でオートISO設定時、露出補正を行えるように改善。
-露出制御のISOオート低速限界を拡大。
-絞り数値変化時の露出維持機能を追加。
-AF操作性の、縦位置/横位置のAFフレーム設定項目を拡充。
-AF操作性の、61点自動選択AF時のAIサーボAF開始測距点のオプションを追加。
-操作ボタンカスタマイズで、測光・AF開始のオプションを追加。
-操作ボタンカスタマイズで、ワンショットAF/AIサーボAF 切り替え可能に。
-[メイン電子ダイヤルでの画像送り]と[スライドショー]にプロテクト画像のみを再生する機能を追加。
[ソフトウエアUPDATE]
●キヤノン
・Digital Photo Professional 3.13.51 アップデーター for Windows
・Digital Photo Professional 3.13.51 アップデーター for Mac OS X
-純正RAW現像ソフト「DPP」の最新版を公開。
-今回のVer.3.13.51では、デジタルレンズオプティマイザ対象レンズを追加。
-コンタクトシート印刷でフォント設定が反映されない場合がある現象を修正(MacOS
X版)。
・EOS Utility 2.13.40 アップデーター for Windows
・EOS Utility 2.13.40 アップデーター for Mac OS X
-EOSとPCの通信ソフト「EOS Utility」の最新版を公開。
-今回のVer. 2.13.40 では、カメラでプロテクトをかけた画像のみをパソコンに取り込む機能を追加。
・Picture Style Editor 1.13.30 アップデーター for Windows
・Picture Style Editor 1.13.30 アップデーター for Mac OS X
-ピクチャースタイルを編集できるソフトウエア「Picture Style Editor:」の最新版を公開。
-今回のVer.1.13.30では、「EOS 70D」「EOS Kiss X7」「EOS Kiss X7i」「EOS
-1D C」に対応。
・ImageBrowser EX 1.1.0 for Mac OS X
-MacOS用画像管理ソフト「ImageBrowser EX」の最新バージョンを公開。
-今回のVer.1.1.0 では、最大10万枚までの画像をデータベースに登録可能。
-画像を分類/検索する機能を追加。
-顔検索にかかるスピードを改善。
・PhotoStitch 3.2.6 アップデーター for Mac OS X
-撮影画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を作成できる「PhotoStitch」の最新版を公開。
-今回のVer.3.2.6では、Mac OS 10.7 に対応。
-合成した画像を保存時の画像タイプからQuickTimeVRを削除。
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2013/01/13
(月) |
[ソフトウエアUPDATE]
●市川ソフトラボラトリー
・SILKYPIX Developer Studio Pro6(Win版)Ver.6.0.2.2
-高画質・高機能RAW現像ソフトの最新版「SILKYPIX Developer Studio Pro6」の最新版を公開。
-今回の最新バージョンでは、下記の点を改善。
-1コマ現像ダイアログや印刷ダイアログのサイズ変更が次回表示時に保存されない点を修正。
-処理対象コマや1クリック選別でマーク選択時に、正しく選別されない事がある点を修正。
-1コマ現像時、現像対象コマと同一フォルダにあるJpeg/Tiffの上書き保存に失敗する点を修正。
-ファイルドラッグでのアプリケーション起動時にファイルを開いた状態で表示されない点を修正。
-バッチ現像時、自動露出が有効なコマで露出微調整値が現像結果に正しく反映されない点を修正。
-旧バージョンのパラメータが適用されている場合、スポッティングツールの結果が無視されてしまう点を修正。
-テイストファイルのインポートに失敗する点を修正。
-その他細かな問題の修正。
【 2014 International CES レポート】
●JVC
小型4Kビデオカメラの試作機や防塵防滴HDカメラを出品
-JVCは今回、現行のHDカメラ「CG-P100」ベースの4K試作機をブースで公開。
-同機の外観は、まさに「P100」そのもので。なかなかコンパクトなもの。
-逆にいえば、従来からのHD機と同じ筐体で、4Kが実現できることを証明しているわけで、4K化による諸問題をこのサイズでくりあできるのであれば、これはかなりの朗報といえる。
-もちろん、これはプロトタイプであり、製品もこのデザインで登場するのかどうかはわからないが、今後の展開を期待したいモデルだ。
-同社はこのほかにも、コンパクトで耐衝撃性や防水防塵性能を備えたHDビデオカメラ「GZ-R70」「同R10」を米国発表。
-しかも、バッテリー内蔵型(交換不可)ながらも、フル充電で4.5時間の撮影時間を実現するなど、結構実用的。
-いまやビデオカメラの世界も、スマートフォンで動画を撮る人が増えたことや、100ドル台の低価格モデルも登場するなど、いわゆるエントリー機の存在意義が問われつつある。
-本機の場合、耐衝撃性や防水性をもっと気軽なモデルで事実することで、日常のなかでより安心して使えるビデオカメラを目指しているという。
-「GZ-R70」は499.95ドル、「GZ-R10」は399.95ドル。米国では今春の発売という。
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2013/01/12
(日) |
【 2014 International CES レポート】
●リコーイメージング
「K-3」や新リミテッドレンズ、THETAや国内未展開の「K-500」などを出品
-メイン会場にブースを構える、リコーイメージング。
-正直なところ、CES向けの新製品があるわけではないが昨年は「K-3」や新リミテッドレンズ、さらに「TEATA」を発売するなど、個性的で魅力ある製品が続々登場したこともあり。ブースはそえなりの賑わいを見せていた。
-ブースでまず驚くは、恒例の圧倒的なカラーバリエーションモデル。当初は日本だけでの展開だったが、いまは米国でも展開中。個性を重視する米国ユーザーに対応した展開だ。
-やはりメインは、昨年発売された「K-3」と、新リミテッドレンズ。
-日本では見慣れているので、目新しさはないが、ブラック仕様のレンズと組み合わせると、なかなか迫力がある。
-また、「K-3」の多くに、シリーズ初のズームレンズ「DA 20-40mmF2.8 ED」が装着されており、重厚でキッチリとした造りの良さをアピールしていた。
-また、米国では昨年夏に発売され、日本国内では未展開の「K-500」も展示。
-このモデルは「K-50」から防塵防滴機能などを省いたものだが、通常の撮影ではこれで十分。
-APS16メガCMOSセンサーを搭載し、ファインダー視野率も100%。最高速も1/6,000秒とエントリーというよりも、ミドルクラスの基本性能を備えたモデルだ。
-話題の全天球カメラ「TEATA」も出品。
-米国ではかなり話題になりそうなモデルだが、ブース内では簡単なデモだけで、関心がないと出展されているのに気がつかないような感じだった。
-本機は新分野の製品だけに、まだどんな市場や目的で使われるのか、未知数な部分もあり、まずは様子見という印象。
-だが、同機の企画開発メンバーが日本からも多数訪れており、新市場の開拓に意欲的な姿勢が感じられた。
●富士フイルム
スマートフォンから簡単操作でプリントができるネットプリンター「instax SHARE」発表
-富士フイルムは今回、ユニークなスマートフォン用プリンター「instax SHARE」を発表。
−このプリンターは、スマートフォンの専用アプリから、WiFi経由で簡単にプリントができるもの。
-プリント感材は、チェキと同じ、いわゆるインスタントフィルムを採用。
-さらに、プリント時には、スマートフォンの画像データから、撮影日時や撮影場所情報を自動的に取得。
-その情報を元に、プリンター側がインターネット上から具体的な地名やそのときの天気や気温を調べて、一緒にプリントしてくれるもの。
-また、インスタグラムやFicebookなどにアップした写真をプリントすることもでき、そのときには、撮影者のプロフィール写真や、写真へのコメントも一緒にプリントできるという。
-プリンターのデザインもなかなかおしゃれで、サイズもさほど大きくなく、バッテリー駆動式なので、イベント先での利用にも便利そうだ。
-なかなか魅力的なプリンターだが、現時点では米国発表のみ。ただ、日本国内でもそう遠くないタイミングで展開されるようだ。
●ポラロイド
カバー着せ替え式のAndroid OS採用プリンター一体型カメラ「Socialmate」や
WiFi搭載20メガ35倍ズーム機「iXX3530W」、カメラユニット交換式ミラーレス機などを出品
-昨年のCESでは、ミラーレス(カメラユニット交換式)を発表し、話題をさらったポラロイド。
-今年も、いろいろなイメージング分野にわたり、数多くの新製品を投入した。
-今年のメインは、プリンター一体型のインスタントデジタルカメラ「Socialmate」を出品した。
-といっても、このモデルのプリンター部分は、いわゆるポラロイドフィルムではなく、同社が従来から採用している「Zink」タイプを採用。プリントサイズは2×3インチとやや小さめだ。
-カメラのスペック的には、4.5型のタッチスクリーンを採用したAndroidベースのモデル。イメージセンサーは14メガタイプで、もちろん、普通のデジタルカメラとしても使える。
-また、カメラの前カバーが簡単に交換でき、見た目のデザインを変えて楽しむこともできる。
-とはいえ、プリンター一体型ゆえ、実機はかなり巨大で気軽に持ち歩けるような感じではない。
-むしろ本機が目指したのは、着せ替え機能を含め、パーティーなどで、その場でプリントして楽しむという用途がメインであり、ある意味で、ポラロイドカメラ本来の楽しさをうまく生かしたモデルといえそうだ。
-ポラロイドが強くアピールしていたのが新製品の、WiFi搭載35倍ズーム20メガ機「iXX3530W」。
-さきの「Socialmate」がプリントを介して、写真をシェアして楽しむモデルであれば、こちらは、撮影した写真をWiFiを簡単にシェアして楽しむ、高倍率ズーム機というわけだ。
-実際、アメリカでは、一眼レフ風デザインの超高倍率ズームは、日本よりも遙かに人気が高い。とくに、”サッカーママ”と呼ばれる、子育て層の女性が子供がスポーツをしている姿を撮影するのに使われるケースも多いという。
-このモデルは、まさにその層に向けたもので、とてもわかりやすいコンセプトのモデルだ。
-しかも、35倍ズームで、20メガセンサーで、さらにWiFi搭載と、意外に他社にはないスペック。
-このデザインで、35倍ズームでEVFなしで、きちんと撮影できるのかという疑問はあるが、このスペックなら、ネット購入が多いアメリカ市場でも売りやすいだろう。
-また、今回同社は、Androidベースの子供向けタブレットも新製品としてアピールしており、このタブレットとセットで使ってもらおうという意図もありそうだ。
-ただ、ちょっと気になったのはデザイン。このカテゴリーの製品は、どれも似たり寄ったりという感じもあるが、あまりに先行他社に似すぎている感じがしないでもない。
-昨年のCESで発表された「Nikon1」そっくりとミラーレス機は、既報のとおり、ニコンとの意匠権問題があり、結局発売されず、異なるデザインのモデルを展示。
-このモデルは、センサーとレンズの一体ユニットを交換するタイプなのだが、ブースを見る限り、新ユニットはなく、標準ズームのみという状況のようだ。
-ただ、このユニットはViviterブランドで登場したレンズスタイルカメラに採用されているものであり、今後、このスタイルをベースにシステムを展開してゆく可能性が高そうだ。
-また、いわゆるアクションカム系では、ユニークなデザインの超広角レンズ付きで5メガCMOS搭載の、防塵防水モデル「XS100iHD」(10m防水)や、キューブスタイルの2m防水モデルを出品した。
-いずれも、とてもスタイリッシュでユニークなもの。日本製品でも同じような機能のものはあるが、このような遊び心をもったデザインは少なく、結構魅力的に感じられた、
【 PMA@CES】
-北米最大のカメラショーである「PMAショー」。同イベントは、いまや単独開催ではなく、CESの一環として「PMA@CES」というスタイルで開催されている。
-単独イベントの頃には。大手カメラメーカーがPMAショーにブースを出展し、結構とても賑わっていたが、現在では大手メーカーはメイン会場で独立ブースを構えており、PMAエリアはいわゆる中小のアクセサリーメーカーが中心のイベントになった。
-会場も、メインエリアではなく、隣接するLVH(ラスベガスヒルトン)側の別棟で開催されていることもあって、けっこう来場者が少なく、閑散としたイベントになってしまった。
-私自身、PMAショーは1991年から毎年欠かさずに訪れており、その変化を目の当たりにしており、寂しい限り。
-だが、昨今の状況を見ていると、PMAショーの単独開催は難しく、このままイベントがなくなってしまうよりも、「PMA@CES」として継続開催されるほうが幸せかもしれないと思ってしまった。
●DJI
空撮用小型リモコンヘリコプター「Phantom 2」シリーズなどを出品
-実は、今年のPMA@CESで、もっとも大きなブースを構えていたのは「DJI」。
-あまり聞き覚えのないメーカーだと思うが、知る人ぞ知る、空撮用のリモコン式小型ヘリコプターのメーカーとして、近年注目を浴びているメーカーだ。
-製品としては、空撮専用の小型動画カメラを装備した「Phantom」シリーズが今回のメイン。
-このシリーズは、4つのプロペラを備えた、比較的コンパクトな無線リモコンヘリコプター。
-下部には、本体の振動をカメラに伝えないように、緩衝部分を備えたカメラ部がある。
-同シリーズでは、話題のGoProを搭載できる「Phantom 2」と、本機専用の140度超広角レンズと14メガCMOSユニットを備えた「Phantom 2 Vision」をラインナップ。
-いずれもWiFi経由で、撮影中の画像をiPhoneなどでモニターしながら撮影できるスグレモノ。直線距離であれば、300メートル上空まで画像のモニタリングができるため、かなり自分の思い通りの空撮ができるという。
-もっとも、日本国内での利用を考えると、安全に飛ばせる場所はごくごく限られ利ので、おもしろそうだが、やや取っつきにくい感じが否めない。
-なお、米国での価格は約1300ドル前後(専用カメラ付きモデル)という。
-さらに今回、リモコン操作ユニットに、iPhoneを装着できるアダプターも用意され、撮影者は、リモコン操作と撮影画面を同時に見ながら、操縦と撮影をすることができるという。
-もちろん、最初はリモコンヘリの操縦だけでも大変で、モニタリングをする余裕はないだろうが、上級者やプロの現場では、かなりの威力を発揮するという。
-このほかにも、ミラーレス機や一眼レフなど重量級の機材に対応した、より本格的なモデルもラインナップ。
-こちらは「Phantom2」シリーズと比べると、遙かに大型で、完全な業務用というイメージ。だが、こちらのモデルでは実際に、映画やCMなどの現場でも活用されているモデルという。
-現在、日本でのDJI製品の販売はネット販売がメインであり、そちらもやや敷居が高い。
-ブースで、日本国内での展開について質問したところ、来月、横浜で開催される「CP+2014」に出品予定であり、今後、日本でもより多くのユーザーに使って欲しいということだった。
※これよりラスベガスのホテルをでて、日本に向かいます。→帰国しました、
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2013/01/11
(土) |
【 2014 International CES レポート 4日目 最終日】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」も、4日目最終日。
-最終日は夕方4時でクローズ。しかも、中小のブースは午後からブースの片付けをはじめる。
-さすがに、会場はぐっと空いてきて、これまでごった返していた注目製品や人気ブースも、ゆっくりと見ることができる。
-そのため、既発売の海外専用モデルやアクセサリーなどを探すにも好都合だ。
-また、アクセサリー系の一部ブースでは、来場者向けに展示品の無料配布をはじめるなど、これまでのビジネス一色というCESから、ちょっとアットホームな感じのイベントになる。
●ソニー
多数のデジタルイメージング製品を出品。民生向け4Kビデオカメラや新α/Cyber-shotも
-今回ソニーは。各分野での新製品を一挙投入。CES出展メーカーのなかでも、一番活気のある展開。
-このところ、やや低迷していたのが信じられないほどの力強さで、往年のソニーが復活したようなイメージだ。
-今回の、デジタルイメージング系の目玉は、やはり、民生機初の4Kビデオカメラ「AVCHDデジタルハイビジョンハンディカム
HDR-CX900」の発表。
-正直なところ、これまで4Kはテレビばかりが先行しており、コンテンツが追いつかない状態だった。
-だが、今回の民生用の4Kハンディカムの登場で、一気に身近になったような感じだ。
-イメージセンサーは、民生用ビデオカメラとしては、かなり大型の1インチ 1,420万画素の裏面照射CMOSを採用。高精細化で懸念される感度低下やノイズをセンサーの大型化でカバーするわけだ。いまやフルサイズセンサーのビデオカメラもあるが、高速性や熱の問題を考えると、1インチセンサーの搭載はとてもバランスのいい選択肢という感じだ。
-レンズは固定式だが、カールツァイスブランドレンズを採用するなど、かなり贅沢な仕様だ。
-もちろん、現状では4K動画データを簡単にディスクなどに保管することはできないし、価格的にも高級一眼レフ並みになることは確実なので、自分ですぐに4Kムービーが楽しめるわけではない。
-だが、本機の登場で、そのスキルが一気に下がった感じだ。個人的にも、風景を4Kムービーで撮影してみたいと思っているのだが、ごく近い将来に、そんな時代が訪れることを予感させるに十分なインパクトのある製品だった。
-ミラーレス系では、NEXシリーズからαシリーズへの移行第一弾となるエントリー機「α5000」が登場。
-このモデルは、従来の「NEX-3N」の後継機であり、ズームレバーや内蔵ストロボなど便利な機能を踏襲しながら小型化を実現。グリップ形状の見直しにより、手が小さめの女性ユーザーにも持ちやすいものになっている。
-正直なところ、マイクロフォーサーズの「GM1」ほどインパクトのあるサイズ感ではないが、APS機であることを考えれば、立派なもの。
-もうちょっと個性が欲しいような気もするが、なかなかバランスにとれた新エントリー機といえそうだ。
-ブースではフルサイズ機「α7」「α7R」も展示。
-既発売の機種のせいか、それとも米国では小型軽量という部分が日本ほど重視されない部分もあり、ブースでは”大人気”というほどではなかった。
-また、ブースでは、1月発売の高級標準ズーム「24-70mmF4」を自由に触れることができた。
-現行の28-70mmも解像は悪くないが、ボケが芳しくないこともあり、このツァイスレンズには期待が集まるところ。実物を手にすると、ツァイスレンズらしい高品位な外観はとても好ましいもの。
-実売10万円を超えるレンズだが、「α7R」ユーザーにとっては、ほんとうに待ち遠しい一本といえるだろう。
-ブースには、日本で発売されていない、Eマウント採用の一眼レフデザインモデル「α3000」も展示されていた。
-このモデルのファインダーは、半透過式のトランスルーセントタイプではなく、純粋な(?)ライブビュータイプ。つまり、NEXベースの一眼レフスタイルタイプだ。
-そのため、レンズはNEX系のEマウントを採用しており、イメージセンサーは「α5000」と同じ画素数の20.1メガのAPSサイズCMOSセンサーだ。
-日本人的な感覚だと、なぜ?という感じするだろうが、海外では上面がフラットなデザインのミラーレス機は、”レンズ交換ができるコンパクト機”的な感覚であり、人気がない。
-とくにアメリカ市場は保守的で、一眼レフスタイルで、しかも、EVFがカメラのセンターにあるデザインが好まれるというか、受け入れられやすいという事情があり、それを具体化したのが「α3000」といえる。
-結局今回、ほぼ同じセンサーのエントリー機として、デザインやサイズの異なる「α3000」と「α5000」というラインナップができあがったわけだ。
-実際、Eマウントモデルで、望遠やマクロ撮影をするときには、やはりこの一眼デザインのほうが使いやすいケースもあり、できれば、ソニースタイル限定でも、この「α3000」を日本でも入手可能にして欲しいところだ。
-今回、Cyber-Shot系の新製品は、この「W830」のみ。
-本機は、20メガのCCDセンサーを採用。動画性能などは720Pまでしか対応しないが、レンズはきちんとツァイスブランド。、まさにスペックとブランドと価格でカメラを選びユーザーにマッチしたモデルという感じだ。
-実際、アメリカ市場でのコンパクト機は、想像以上に厳しい状況。なにしろ、来場者を見ても、コンパクト機を使っているユーザーはほとんどおらず、イベントでのメモ用はすべてスマートフォンというのが当たり前。これでは、コンパクト機の新製品を出したところで、台数は期待できない。
-そのため、ソニーはもちろん、各社とも、昨年まではCESで多数のコンパクト機を発表していたが、今年は本当に数えるほどしかコンパクト機の新製品が登場していないのはそのためだ。
-この「W830」は、まさにその状況が的確に反映されたモデルといえそうだ。
-ブースでは、レンズスタイルカメラ「QX」シリーズを、専用のエリアを設け、同社のタブレットPCなどを組み合わせてアピール。
-発表当初は、同時期に登場した「Xperia Z1」などスマートフォントの連携でアピールしており、実際、装着用のアダプターもスマートフォン向けの小さめのサイズのものしか用意されていなかった。
-だが、今回ブースを見ると、同社のWindows タブレットPCなどにも装着できる、幅広の装着用アダプターが用意されており、「タブレットにもどうぞ!」というアピールを積極的にしていた。
-実際、私もこのQXをスマートフォンで使ってみたが、5インチクラスの画面よりも、いっそ、7〜10インチクラスの、カメラではあり得ないモニターサイズで使って方が、圧倒的に楽しめる。
-また、会場でも、大きなタブレット端末で、製品や記念写真を撮っている姿を目にする上、体格のいい人が使うと、10インチタブレットでもさほど大きく感じないから不思議。
-ただ、「QXシリーズ」は、正直なところ、まだまだ目新しさが先行しているのも事実。今回は他社からも、同じコンセプトの製品が参考展示されていたが、本当にこのスタイルが認知され、市民権を得られるかどうかは、これからの展開にかかっている感じだ。
-昨年のCESで登場し、ソニー再生復活のイメージリーダーとして、「RX1」と並び紹介されていた「Xperiaシリーズ」。
-今回は、フラッグシップの「Zシリーズ」を中心にアピール。また、Zシリーズにも、より小型で持ちやすい「Xperia
Z1 Compact」を追加し、ラインナップを拡充。
-やはり、この「Zシリーズ」の最大のアピールポイントは、クラス最高レベルの2,070万画素CMOSセンサーや独自アプリを駆使した、卓越したカメラ性能。
-ブースでは、鼻の周囲を高速で飛び回る蝶々のおもちゃを使って、Zシリーズの超高速連写機能をアピール。
-実際の効果がややわかりにくい機能ではあるが、その魅力が来場者にきちんと伝わるように工夫されていたのが、とても印象的だった。
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2013/01/10
(金) |
【 2014 International CES レポート 3日目】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」も早くも開催3日目。
-会場は昨日同様か、それ以上に混み合っているが、ブースによる差が大きいのも事実。
-大手のカメラ関係メーカーは、メイン会場の一番奥に集中しているためか、大混雑というほどではないが、それでも数多くの来場者が訪れていた。
-ラスベガスのメインストリートからの会場への移動は、無料のシャトルバスか、モノレールになるわけだが、いずれも、その交通機関に乗るまでに1時間以上も待つほど。
-もちろん、会場内では昼食をとるのも一苦労だ。プレス関係者は、プレスルームでサンドイッチなどが無償配布されるが、量も少なく、なんとも味気ない。
-また、この時期のラスベガスは、寒暖の差が激しく、日中20度近くまであがるが、夜の最低気温は0度近くまで冷え込むので、体には厳しいものがある。
-読者の方から、今回取材用機材について質問があったが、今回は「ソニー・RX10」を導入してみた。といっても、プログラムAEのJPEGで撮影し、全カットSILKYPIXで補正処理して掲載しているので、実力そのままではないが、取材用カメラとしてのポテンシャルはなかなか高そうだ。
●JK Imaging
コダックブランドでミラーレス機に参入
マイクロフォーサーズ規格の16メガ裏面照射CMOS機「PIXPRO S-1」を米国発売
-コダックブランドのライセンシーであるJKイメージング社が、コダックブランドのマイクロフォーサーズ機を発表。
-プレスリリース上は、CES発表という形だが、会場にはコダックやJKイメージングのブースはなく、実機を会場ブースで見ることはできなかった。
-もちろん、すでに、本家のイーストマンコダック社は、デジタルカメラから完全撤退しているため、事実上は、”コダックブランドの”マイクロフォーサーズ機という理解が正しいだろう。
-今回発表されたものは、「Kodak PIXPRO S-1」というモデルで、4/3型で16メガの裏面照射型CMOSセンサーを搭載したもの。
-マウントはマイクロフォーサーズ規格であり、手ぶれ補正はセンサーシフト式を採用。
-ディスプレイは3.0型92万ドットタイプ。
-動画記録は1920×1080/30fps。H.264記録。
-このほか、WiFi機能も搭載しているという。
-価格はシングルレンズキットが499ドル、ダブルレンズキットは599ドル。今春発売という。
-同社はこのほかにも、コダックブランドで、レンズタイルカメラやアクションカム、ポピュラーなデジタルカメラなども展開予定という。
-レンズスタイルカメラは、24mmからの25倍ズームを搭載した「SL25」(299ドル)と、28〜280mm相当の10倍ズームで光学手ぶれ補正式の「SL10」の2種類が用意される。今春発売。
-いずれにしても、往年の銘ブランドが、デジタルカメラで復活することは大変喜ばしいこと。
-ぜひとも、デジタルカメラ黎明期から普及期にかけて、一世を風靡した「Kodak」のブランド名に見合う実力のカメラを展開して欲しい。
●Viviter
Viviter、レンズ交換式のレンズスタイルカメラ「Vivitar IU680」を出品
-ユニークなデジタルカメラを数多く展開する、米国のViviter社が、レンズ交換式のレンズスタイルカメラを出品。
-このモデルは「Vivitar IU680」というモデルで、いっけん、レンズ一体型に見えるが、このカテゴリー初のレンズ交換式モデルだ。
-ソニーのQXシリーズに触発されて登場したようなモデルで、QXシリーズ同様、WiFi機能によりスマートフォンやタブレットとワイヤレス接続して撮影するスタイルだ。
-ただ、レンズ交換式といっても、実機を見る限り、昨年のCESで発表されたポラロイドのモデルと同じく、レンズとセンサー一体型ユニットを交換するタイプ。
-もともと、Viviter社はポラロイドのカメラユニット交換式モデルをラインナップしていることもあって、おそらくは、それをベースにしたものといえるだろう。
-とはいえ、ストロボが外付け式になっており、今後、大型センサーや高倍率ズームなどのカメラユニットが登場すれば、システムを拡張できる可能性もあるなど、なかなかユニークな存在だ。
●パナソニック
22〜942mm相当42倍ズーム20メガ機「LUMIX LZ40」、EVF一体型24〜720mm相当30倍ズーム搭載機「ZS40」、秒10コマ連写の20倍ズーム機「ZS35」、薄型12倍ズーム機「SZ8」、米国発表
-パナソニックは今回、ミラーレス系の新製品はなかったが、4機種のコンパクト機を発表した。
-同社も例年に比べると、コンパクト系の新製品が少なかったが、今回は薄型の高倍率系ズーム搭載機のラインナップを強化。
-同社はもともと、高倍率系の「TZシリーズ」が欧州市場で定番になっており、スマートフォントの差別化を明確にすることもあり、このような展開になったと思われる。
-なかでも注目されるのは、EVF一体型で24〜720mm相当30倍ズーム搭載機「ZS40」。このクラスでEVF搭載モデルはほとんどいうえ、サイズ的にも「LF1」より一回り大きいくらいに収まっているため、携帯性もいい。もちろん、WiFi機なのでスマートフォン連携も容易だ。
-なによりも、EVFがあることで、安心して望遠撮影が楽しめる点は大きな魅力だ。
-このほかも、薄型20倍ズーム機「ZS35」、薄型12倍ズーム機「SZ8」、一眼風デザインで超広角22mm相当から超望遠942mmまでの42倍ズーム搭載の20メガ機「LUMIX LZ40」も登場した。
-いずれも、レンズや機能などに特徴や魅力があるものの、デザインがやや画一的で、型番を見ないと見分けが付かないのが難点。質感や高級感とはやや違った意味での、選ぶ楽しさや持つ喜びを感じさせる展開も期待したいところだ。
●SAMSUNG
新ミラーレス機「NX30」やプレミアムズーム、第二世代「Galaxy Camera2」などを出品
-CESのなかでも、トップクラスの存在感のあるSAMSUNG。もちろん、同社の今回のメインは4Kテレビやスマートフォンだ。
-そのなかで、今回のCESでは、新型ミラーレス機「NX30」やAidroid OS搭載機「Galaxy
Camera2」などを投入した。
-日本市場で展開していないが、同社はAPSセンサー搭載のミラーレス機「NX」シリーズを発売しており、毎年新製品を投入。
-今回の「NX30」は、EVF搭載の一眼レフ風デザインを採用した中核モデルだ。
-イメージセンサーは従来と同じく、自社開発のAPS20メガCMOSセンサーを搭載。
-本機の最大の特徴は、EVF部分の角度を可変することができ、EVFでのウエストレベルやローアングル撮影が容易な点といえる。
-その見え味を確かめるべく、実機を見てみたが、あまり芳しくない。スタッフに聞いたところ、まだファインダーは光学系と画質調整もファイナルではなく、この状態が実力ではないということだった。
-また、本機と同時に、Sラインと呼ばれるプレミアムレンズを導入。第一弾として、APS用ズームのなかでかなり大口径な標準ズーム「
16-50mm F2-2.8 S ED OIS」を発表。
-さすがに、APS用標準ズームとはいえ、F2.0〜2.8は巨大だが、高級レンズらしい質感と重量感を備えており、なかなかに魅力的。日本で見ることはできないが、1度その実力を試してみたいところだ。
-今回登場した「Galaxy Camera 2」は、初代モデルのリニュアル版。
-光学系は従来機同様、21倍ズームを搭載しており、Android OSを採用したタッチ操作中心の操作性も、そのまま受け継がれている。
-今回は外観デザインを一部変更し、OSもAndroid 4.3へと進化している。
-むしろ、初代の特徴であった3Gモデルは、同時発表されておらず、現在はWiFiモデルだけのラインナップになっている。とはいえ、このあたりは追って4G対応モデルなどが追加される可能性も十分にありそう。むしろ、それがなければ、存在意義の半分がスポイルされたようなものだ。
-イメージセンサーは、1/2.3型16メガ裏面照射CMOSセンサーを搭載。
-レンズは先代と同じく、23〜483mm相当の光学21倍ズームを搭載。光学手ぶれ補正対応。背面ディスプレイは、4.8型タッチ液晶と、かなり充実しているが、そのぶん、普通のデジタルカメラに比べると、カメラ自体もかなり巨大。
-同社は世界的なスマートフォンメーカーであり、本機はその一員として”Galaxy”と命名されていることからもわかるように、本格的なカメラ機能を搭載したスマートフォンと理解した方がわかりやすだろう。
-本機は現在、日本市場で販売されていないが、大きさを割りきって、カメラ機能に長けたGalaxy的な使い方もできるため、できれば日本市場にも導入して欲しい製品だ。
ーこのほかにも、WiFi機能を搭載したコンパクトカメラも同時を発表。
-ブースでは、Galaxy Cameraから3G機能などを省いた感じの「WB350F」、エントリー系の「WB50F」「WB35F」などが展示されており、いずれも、WiFI経由でスマートフォントの連携を図ったモデルを展開していた。
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2013/01/09
(木) |
【 2014 International CES レポート 2日目】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」が、2日目を迎えた。
-会場は初日にも増して混み合っており、ブースによっては身動きがとれないほど。
-これだけネットが発達し、情報がどこでも得られるようになっても、やはり、現物を見られるというリアルイベントの存在意義は、まだまだあり、むしろ、ますます健在という感じすらする。
-会場も混雑しているが、実は通信回線も、毎年のことながら、パンク状態。
-現在はホテルのWiFiもNGで、日本から持ってきたモバイルルーターしか繋がらない。
-さらに、初日に使えたFTPが繋がらず、このページも、ファイルを自分宛にメール添付で送り、HTTPで仕事場のPCにリモートデスクトップで繋いでアップロードしている状態だ。
●ニコン
フラッグシップモデル「D4S」の情報を若干アップデート。メモリーカードに変更はナシ
-連日お伝えしている、ニコンのフラッグシップモデル「D4S」。
-ブースでは、初日になかった機種名表記が追加され、ようやくメインの新製品らしい展示状況になった。
-とはいえ、「D4S」の詳細な情報は、現地でもまだ公開されていない。
-すでに外観はほぼ「D4」と同じとお伝えしたが、スペックは不明だ。
-ただ、多くのユーザーの関心事のいくつかを、現場での同社幹部への質問で、確認することができた。
-今回はそのなかで、公開許可が得られた部分について、お伝えしたい。
-まず、「D4S」は新製品とはいえ、「D4」登場からまだ2年しか経っていないこともあり、基本的なカメラの骨格部分は踏襲されており、必要に応じて、改善が加えられているという。
-メモリーカードについては、現行のものを踏襲。「D4」は、CFカードと、なにかと話題のXQDカードのデュアルだが、その仕様については、今回の「D4S」でも変更がないことが確認できた。
-これは私見だが、実際、XQDカードは現在でも超高速アクセスができるメディアであり、ソニーの4Kビデオカメラにも採用され、大容量化が進み、価格も安くなりつつある。
-また、タイミング的には、この春あたりから、SDカードが超高速なUHS-II仕様に移行する時期ではあるが、プロ機に投入するには、まだ時期尚早という判断もあるのだろう。
-イメージセンサーについての詳細は語られなかったが、基本的には従来のものを踏襲。
-画質については、最新の画像処理系を採用することで、もともと高評価だった高感度時の画質がさらに向上。
-AFについても、プロからのフィードバックなどもあり、さらに進化しているという。
-また、詳細はまだ非公開だが、実際の使用感は「D4」よりも明らかに向上しているという。
-今回の開発発表時期については、やはりソチオリンピックで「D4S」を実戦投入する関係で、このタイミングになったという。
-今後、詳細なスペックは、今回の開発発表とは別に、正式公式に公開されるため、そちら待ちだ。
-ニコンは今回、多数の新製品を投入。むしろ、純粋なデジタル一眼レフをCESで発表した、唯一のメーカーでもある。
-「D4S」は開発発表であり別格なので、やはり今回のメインは「D3300」。
-ニコンのエントリー機初の、ローパスレスの24メガ機で、本機の登場で、ニコンのDX機はすべてローパスレス仕様に切り替わったわけだ。
-近年は毎年、型番が100番ずつ変わり、そのたびに進化形が登場。
-しかも今回は、「D7100」「D5300」で採用した、24メガのローパスレス。しかも、処理エンジンも最新の「EXPEED4」を採用するなど、撮像系は上位機種を凌駕するレベルまで進化。
-高画素化が必ずしも善とはいえないが、それでも、直接のライバル機である「EOS
Kiss X7」の18メガセンサー搭載機に比べると、スペック面で圧倒的な違いを感じるモデルになった感じだ。
-また、APSの24メガ機になると、よほど優秀なレンズでなければ、ローパスレスの欠点が出るほどの解像度を実現できない。
-そのため、結果的に、切れ味がよく、モアレや偽色のない映像が得られる。もちろん、コストダウンにも貢献するので、妙なバランスがとれたシステムになる。
-ボディーはとてもコンパクトで、携帯性や使い勝手もよさそう。
-もちろん、ブースで触れている範囲では、EXPEED4搭載の功績か、24メガ化による処理の重さを感じることもない。
-また、ファインダー倍率が0.85倍になったことで、光学ファインダーを覗いたときの狭さを感じることも少ない。このあたりは、エントリー機ながらも、同社の真面目さ感じられる。
-さらに興味津々だったのが、同時発売の沈胴式のキットレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」。
-APS一眼レフの弱点は、ボディーが小さくなっても、標準ズームが結構嵩張るところ。
-このレンズは、その弱点は、手動式ながらも、沈胴式構造にすることで改善している。
-実際に同レンズを見ると、かなりコンパクトに仕上がっており、現行の非沈胴式ズームが巨大に見えるほど。
-もちろん、沈胴を繰り出すと、従来レンズと同じくらいの全長になるのだが、それ以上に、携帯時にコンパクトになるメリットを高く評価したい。
-また、沈胴式ながらも、レンズの最大径も結構細くなっている点も好ましい。
-当然のことながら、沈胴したままカメラの電源スイッチを入れると、写真のようなアラートが表示される点も親切。
-ただ、既存機種でもこのアラートが表示されるのかどうかは不明だが、カメラ側のファームアップで対応できるだろう。
-また、最短撮影距離も25cmと短く(従来レンズは28cm)、公表されたMTFを見る限り、性能も向上していそう。しかも、価格は据え置きと、なかなか期待できそうな新標準ズームだ。
-ブースでは、CES向けに発表されたコンパクト機5機種も用意されていた。
-ラインナップは薄型で12倍16メガCMOS機「COOLPIX S6800」、16メガ8倍ズームでWiFi搭載の「S5300」、20メガCCDの8倍ズーム機「S3600」。単三電池仕様の34倍ズーム16メガ裏面照射CMOS機「L830」、5倍ズーム20メガCCD機「L30」など、なかなか豊富。
-アメリカでは、日本国内よりもCOOLPIXシリーズの人気が高く、毎年多数の新製品を投入。
-だが、今回の新製品は、明らかにスマートフォンとの棲み分けを明確に意識したモデルになっているのが大きな特徴だ。
-また、昨年発売された防塵防滴ミラーレス「Nikon1 AW」も専用カウンターで展示・デモを展開。
-水槽の中に展示された「Nikon1」は、なかなか衝撃的だった。
-しかし、ボディーカバーとはいえ、カーキ色というあたりに、どこか米国を感じてしまう
●キヤノン
自動自分撮り機能(?)を搭載した
「PowerShot N100」や「VIXIA mini X」など個性派モデルをアピール
-2年前のCESでは大型センサー搭載コンパクト機の「PowerShot G1X」、昨年は「PowerShot
N」と、毎年、個性的な新コンセプト系のコンパクトカメラを発表しているキヤノン。
-今年もその期待に応える(?)、超個性的なモデル「PowerShot N100」が登場した。
-このモデルは既報の通り、カメラの背面液晶側に小型カメラユニットを搭載し、撮影している自分の姿を一緒に撮影し、1枚の画像として記録することができるモデルだ。
-コロンブスの卵的な発想ではあるが、これは確かに、家族写真と撮っているユーザーにとって、とても魅力的なモデルといえる。
-撮影中の自分の姿は、背面液晶上にリアルタイムに表示されており、表示位置は、上下左右の4カ所からタッチ操作で選ぶこともできる。もちろん、動画時にも機能するのはなかなかユニーク。
-もちろん、誰にでも必要な機能というわけではないが、この機能が欲しい人は結構いるはず。むしろ、(パテントの制約がありそうだが)スマートフォンで実現して欲しいは多いだろう。
-自分撮り側のカメラの画素数やレンズの画角などは公開されていないが、ブースで使った限りは、まさにちょうどいい感じだった。
-もちろん本機はWiFi仕様であり、本機で撮影したデータをすぐのスマートフォンなどに転送したり、ネットでシェアすることができる点もいい。
-ただ、ちょっと不思議だったのは、センサーサイズが1/1.7型である点。とくに画質にこだわるモデルでもないし、1/2.3型のほうがコスト面でも、サイズ的にも有利なのは明白だ。
-そのぶん、本機はボディーサイズがやや大きめで、携帯性という点ではやや嵩張る感じだ。
-もっとも家族のスナップなどは、必ずしも光線状態がいい場所で撮るとは限らないので、多少の余裕があったほうがいいという判断なのだろう。
-昨年の「PowerShot N」でも感じたことだが、真面目で堅実なキヤノンらしからぬ大胆な試みであり、今後のコンパクトカメラの新しい提案を模索するという意味でも、とても意義のある製品といえるだろう。
-「VIXIA mini」シリーズの上位モデル「VIXIA mini X」。
-一種のアクションカム系だが、GOProがスポーツ系なのに対して、こちらは音楽演奏などの記録を重視したアート系モデルといえる。
-「VIXIA mini」と基本ユニットは共通部分が多いようだが、本機はより本格派指向。
-なかでも、外観からも想像が付くように、サウンド系機能が向上。マイクも大型化しており、AVCHDでもPCM記録に対応することで、さらに高音質な記録ができるという。
-自分だけで簡単なオリジナルのミュージックPVを作成し、Youtubeなどで公開するといった目的がメイン。
-個人的には、とても興味にあるモデルだが、本機の市場性はまだ未知数。とくに米国で大人気の「GoPro」などアクションカムとは異なる市場を確立できるのかどうかにかかっている感じだ。
-もちろん、コンベンショナルなコンパクトカメラの新製品も投入。
-といっても、今回の新製品は、基本的、薄型高倍率機と一眼風デザインの超高倍率機であり、ニコン同様、あきらかにスマートフォントの差別化ができるカテゴリーに絞った展開になっている。
-中堅機の「PowerShot SX600 HS」は光学18倍ズームの16メガ機。日本でのIXYブランドモデルになる「ELPH
340HS」でさえも、光学12倍ズームの16メガ機へ進化。
-そして、一眼レフ風デザイン系では「SX170」が16倍ズーム16メガ機、「SX510
HS」では30倍ズームの12.1メガ機だ。
-しかも、この4機種のなかでは、「SX170」以外はWiFi搭載機になっており、コストに厳しい米国市場でも、いまや中堅機以上はWiFi搭載機であり、今後のコンパクト機は、スマートフォンと連携して使われることが前提という考え方が明確だ。
-もちろん、まだコンパクトカメラのラインナップを極端に絞っているわけではなく、現時点では16機種もの製品を用意。このあたりは、トップメーカーを自認するキヤノンらしい展開といえる。
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2013/01/08
(水) |
【 2014 International CES レポート 開幕初日】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」が、現地時間の1月7日に開幕した。
-CESとしての、今年の目玉は、なんといっても「4K」。
-まだまだ、4Kコンテンツが揃わない状況ではあるが、テレビを中心とした各家電メーカーは、次なる市場を求めて、いっせいに4Kテレビのラインナップを大幅に拡充。会場にいると、「4Kでなければ、テレビあらず」というくらいの猛烈な勢いを感じさせる。
-もちろん、カメラ関係の新製品も各社から続々登場。
-すでに、昨日のニュースやレポートで紹介したものが、会場でずらりと出そろった上、会場で初公開されるモデルも多い。
-正直なところ、コンパクトカメラ市場の急落で、例年に比べると、カメラ系の新製品は半分にも満たない状況ではあるが、一眼レフやミラーレス、そしてレンズなど、魅力的な新製品が出そろった。
-初日のレポートでは、それらCES会場で初公開された製品を中心にお届けしよう。
●ニコン
フラッグシップモデル「D4S」を開発発表
CES ニコンブースで実機を展示。スペックや価格・発売時期は未定
-ニコンのフラッグシップモデル「D4S」を開発発表。
-CESのニコンブースでは、きちんと実機が展示されているが、ガラスケース越しでまったく触れることができない状態。
-さらに、スペックどころか、特段の説明もなく、さりげなく展示されているのは、結構意外。
-実は、現行の「D4」も2012年のCESで初公開されており、ニコンとしては、まさに予定通りの発表スケジュールという感じだ。
-通常、カメラ系イベントであれば、ニコンのフラッグシップ機であれば、完全なトップニュースであり、ブースは朝からごった返す感じで、展示機に近づくことすらできないのが感じ。
-だが、やはり家電イベントであるCESでは、そこまでの登場感はなく、インターネットのニュースページで知ったユーザーや業界関係者が順次訪れる程度。
-しかも、実機をiPhoneで撮影して、さっと立ち去る人が驚くほど多いことに、時代の移り変わりを感じざるを得なかった。
-ブースでは、とくに本機に関する特別なアナウンスは行われておらず、スペックなどは不明。
-ただ、ニコンのリリース文を見る限り、「従来機「D4」と比較し、新画像処理エンジンの搭載によってさらなる高画質化、AF性能の向上などを実現しています。」という説明であり、センサーや外観の変更や大きな機能追加もなく、最新のEXPEEDを搭載し、高画質化とAF向上を図った感じだ。
-もちろん、価格や発売時期についても明確ではないが、冬季オリンピックをはじめとした各種スポーツ系イベントでテストされ、実戦導入されてゆく感じになることだろう。
-まあ、名称も「S」が追加されただけなので、今回は、処理技術の進化に伴うマイナーチェンジという位置づけといえそうだ。
●シグマ
高画質な新世代標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」や
手頃なサイズの高倍率ズーム「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」を出品
-毎年、CESで新レンズを発表するシグマ。今年は「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」と「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」をCESで発表した。
-やはり一番の注目は、新世代の大口径標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」。
-このレンズは、まったくの新設計レンズであり、定評のある同社の「50mm F1.4
EX DG HSM」(
2008年発売)のリニュアル版ではない。
-むしろ、ライバルは、海外で販売が始まっている、カールツァイスの超弩級レンズ「Otus APO Distagon T* 1.4/55」といえるほどの、新世代大口径標準レンズだ。
-同社Webなどでは、レンズ構成図は公開されていないが、このレンズは8群13枚構成のレトロフォーカスタイプを採用。その意味では「35mm F1.4 DG HSM」に近い存在といえる。
-従来、大口径標準レンズといえば、ガウスタイプが主流だったが、ガウスでは限界があり、さらなる高性能化のために、あえてレトロフォーカスタイプを採用。この点は「Otus」と同じ考え方だ。
-同社の山木社長の説明によると、「50mm F1.4 DG HSM」の描写は、ガウスタイプの大口径標準レンズとは一線を画すレベル。
-とはいえ、以前、本Webでも紹介した「Otus」のように、絞り開放から全画面に渡って恐ろしくシャープな描写を目指したというよりも、むしろ、絞り開放では意識的にわずかに丸みのある描写と素直なボケ味を実現。さらに、少し絞り込むだけで切れ味のいい描写をするレンズに仕上がっているという。
-もちろん、画面周辺での点像描写性能も高い。さらに、ガウスタイプと違い、周辺光量も口径食が少なく、光量が十分にとれるため、画面周辺部での点光源のボケも、ほぼ円形になるという。
-残念ながら、本数がきわめて少ないため、ブースの一般エリアでの展示はない。ただ、商談やプレス向けには実機が用意されており、ほぼファイナルの外観をみることができた。
-サイズ的には、同社の「35mm F1.4 DG HSM」とほぼ同等のサイズで、質感もきわめて高く、とても高級感があるもの。フォーカスリングも幅も十分にあり、ホールド感もいい。
-最短撮影距離も40cmと意外に寄れるので使い勝手もよさそう。
-同時発表の「18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」と並べると、50mmF1.4ながらも、こちらのほうが大柄。もちろん、フルサイズ対応とはいえ「Otus」ほど巨大ではないが、高い描写性能を得るために、それなりの大きさと重さはあるので、その点は理解しておきたい。
-価格や発売時期は、現時点では未定。とはいえ、描写性能をとことん追求した高性能レンズだけに、価格はそれに見合ったレベルになるという。発売時期はおおむね、春頃を目標にしているようだ。
-ここに来て、F1.4クラスの標準レンズに、高性能タイプが続々登場しており、今回のレンズもその実力が大いに期待されるところ。
-今回、実物に触れ、説明を聞いた範囲では、このレンズは、かなり魅力的な選択肢になる可能性が高そうな印象を得た。いまから発売が待ち遠しい、新世代の大口径標準レンズだ。
-「50mmF1.4 DG HSM」に目を奪われがちだが、もう一本、APS機向けのContemporaryラインの手ぶれ補正機能搭載高倍率ズーム「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」発表。
-こちらはとてもコンパクトな高倍率ズームで、とくに従来タイプより、細身になり、携帯性も向上。さらに、小型軽量なエントリー系一眼レフに装着したときの、ホールド時の安定感も高そう。
-また、最短撮影距離も39cmと短く、約1/3倍くらいまでのクローズアップ撮影ができるうえ、光学手ぶれ補正機能も搭載。
-価格も6万円(税別)と比較的リーズナブルで、まさに万能レンズといった印象だ。
●パナソニック
マイクロフォーサーズ機ベースの4Kミラーレス機を参考展示。「42.5mmF1.2」も正式発表
-パナソニックは今回、LUMIXシリーズの大口径レンズとコンパクトカメラ4機種を発表。
-しかし、それ以上にニュースなのは、突如登場した「4K」のLUMIX Gだ。
-今回、大手家電系メーカーのメインは、そろって「4K」。もちろん、メインはテレビなのだが、パーソナルコンテンツを作ることができるカメラとなると、実はソニーとJVCくらいしかない。
-もちろん、すでに「EOS-1D C」という、一眼レフスタイルの4Kカメラはあるわけだが、それとて、あくまでも業務用だ。
-そんななか、民生用デジタルカメラで初の4Kモデルとして参考展示されたのが、今回のモデルというわけだ。
-といっても、一見してわかるように、外観は「LUMIX GH3」そのもの。外装に4Kのバッジ(?)がなければ、「GH3」と見分けが付かないレベルだ。
-これを、CESのための”とりあえず”の4Kモックアップと捉えることもできそうだが、まだ手がけていない、民生用ビデオカメラベースでの展示が順当で、一足飛びに、ミラーレスで4Kを展示するのは不自然だ。
-もし、そうだとすると、「GH3」はすでに欧州や日本国内でも放送用機器として導入が始まっており、そのシステムをベースに、ボディーを変えるだけで4Kすることができることになる。
-また、一眼やミラーレススタイルは、長時間の動画撮影時の放熱に課題があると聞くが、よりコンパクトな「GM1」などでも動画撮影を実現できているとすると、ボディが大きく、金属ボディーの「GH3」ベースなら、4Kが動く可能性もありそうだ。
-私自身、さほど熱心に動画を撮影するわけではないが、4Kになったら、自然風景を”動く静止画”感覚で撮影したいと思っており、それを心待ちにしている。だが、ビデオカメラベースでは、静止画で培った勘や経験も、レンズシステムも応用が難しい。
-そのため、できれば静止画カメラベースで4Kが録れる時代が訪れるのを楽しみにしている。
-今回の”4K LUMIX”が早期に実現するのかどうかは未確定だが、個人的には、とても楽しみな参考展示だった。
85mmF1.2相当で光学手ぶれ補正機能を搭載したマイクロフォーサーズ用
超大口径望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」を展示
-2012年のフォトキナで参考出品されていた、35mm判換算で85mmF1.2相当になる、マイクロフォーサーズ用超大口径中望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.(H-NS043)」が、今回のCESで、ようやく正式発表された。
-焦点距離がフルサイズの1/2になるフォーサーズ用とはいえ、やはりF1.2ともなると、前玉はかなり大きく、見るからに、よく写りそうな雰囲気を醸し出している。
-ライカブランドレンズだけに、外観もM型用レンズを彷彿とさせる高級感のあるもの。
-ブースでは、「GX7」に装着されていたが、ボディーが軽いこともあり、手にするとずっしりとした重さと、金属鏡胴ならではのひんやりとした感触が伝わってくる。
-また、85mmF1.2相当で、クラス唯一の光学手ぶれ補正機能を採用しており、かなり暗いシーンでも高い機動性を発揮してくれそう。
-しかも、コントラストAFなのでF1.2開放でのAF精度も問題がなく、ライブビューのため、ボケを確かめながら撮影できる点も、一眼レフの大口径レンズとは異なる魅力といえる。
-ライカブランドとはいえ、20万円のプライスはなかなかのもの。いったいどんな描写をするのか、体験してみたい、超大口径レンズだ。
-ブースには「GM1」と同時公開された、スリムなマイクロフォーサーズ用レンズ2種も参考展示されていた。
-ただ、いずれもモックアップで、「GM1」の発表会会場でみたときから変わっておらず、製品化までには、まだ多少の時間がかかるような雰囲気だった。
●富士フイルム
Xシリーズ用レンズ「FUJINON XF56mmF1.2 R」「XF10-24mmF4 R OIS」などを出展
-富士フイルムは毎年、CESで多数の新製品を発表するが、今年もミラーレス、コンパクト機ともにさまざまな新製品を投入した。
-ブースでは、ミラーレス機の「Xシリーズ」を中心とした展開。
-ボディーラインナップは、「X-Pro1」「X-E2」「X-M1」「X-A1」と、日本国内と同じ。
-もちろん、今回のCESでは、Xシリーズボディーの新製品投入はなかった。
-一方、前回のレンズロードマップで予告されていた最後の2本、85mmF1.2相当の大口径単焦点レンズ「 XF56mmF1.2 R」と、超広角ズーム「XF10-24mmF4 R OIS」をようやく製品化。
-両レンズともに、今年2月(米国)には発売されることもあり、ブースにはその実機が自由に触れることができる状態で展示されていた。
-Xシリーズで最も明るいF1.2を実現した「XF56mmF1.2 R」は、さすがに大口径中望遠らしい、独特な佇まいを備えたレンズに仕上がっていた。
-ブースで実際に撮影し、背面液晶で確認してみた範囲では、切れ味もよく、ボケも自然で、なかなか上質な描写をするレンズに感じられた。
-また、光学系が重い大口径レンズにもかかわらず、AF速度も十分に軽快な感じだった。
-待望の超広角ズーム「XF10-24mmF4 R OIS」は15〜36mm相当をカバー。
-さすがにレンズはやや大柄な感じもあるが、手にあまるほどではない。
-開放はF4.0とやや暗めだが、このレンズは、このクラスでは珍しく、光学手ぶれ補正機能が搭載されており、その点をうまくカバーしている。
-Xシリーズのレンズも、ここに来て、結構充実しつつあり、今回の新ロードマップでは、F2.8通しで光学手ぶれ補正対応の「XF16-55mmF2.8
R OIS」と「XF50-140mmF2.8 R OIS」を追加。
-さらに、約27〜202mm相当の高倍率ズーム「XF18-135mmF3.5-5.6 R OIS」や、超望遠ズーム、広角単焦点レンズもラインナップ予定。
-これまでは、どちらかというと、スナップ機的な感覚が強かったが、今後はさらに広い撮影分野をカバーできるシステムへと成長しそうだ。
-Xシリーズでは、高級コンパクト機「X100S」にブラックバージョンを追加。
-もともと同機は、Xシリーズの初代モデルの直系であり、X-TransCMOSIIを先行搭載するなど、イメージリーダー的な存在のモデル。
-初代の「X100」も当当初はシルバーのみで、その後、限定モデルとしてブラックを発売したが、今回の「X100S」では限定ではなく、ラインナップの追加としてブラックボディーが登場した。
-いってしまえば、「X100S」の外装をブラックにしただけなのだが、もともとクラシカルなデザインで、ハイブリッドビューファインダーを搭載していることもあり、ブラックになるだけで、M型ライカ的な雰囲気が強調され、別の魅力を感じるから不思議だ。
-レンズ交換式のXシリーズが登場し、「X100」系の存在意義がやや不明瞭になりつつあるわけだが、次世代モデルでは、なにか新しい提案があることを期待したい。
-小ネタではあるが、Xシリーズのエントリー機「X-A1」は、仕向先によりボディーカラーが異なる。
-ここ米国では、日本国内で入手できないブルーを展開しており、これがなかなかオシャレ。
-ブルーといっても、濃いめの青色で、会場でもパッと見ると、ブラックと間違えそうな感じだが、ダイアルも同色になっており、国内展開色とは違った雰囲気がある。
-できれば、台数限定でも国内展開して欲しいボディーカラーだ。
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2013/01/07
(火) |
【 2014 International CES レポート 開幕前日】 Digital Experience!編
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」が、現地時間の1月7日に開幕する。
-同イベントは、IT系を中心としたコンシューマー向け製品イベントであり、一昨年からは、北米最大のカメラショー「PMA」がCESのなかで「PMA@CES」として開催されていることもあり、多くのカメラ系新製品が発表されるイベントになっている。
-今年も、CES向けのデジタルカメラやレンズなどが登場。残念ながら、ここ数年に比べると、コンパクトカメラを中心に新製品の数はかなり大幅に減少。
-それに代わって、今年は一眼レフやミラーレス機、レンズといった、やや本格的な機材がCESで発表されるようになった点が、今年の特徴といえそうだ。
-その前夜祭ともいえる、プレス向けイベント「Digital Experience」が、今年も開幕前夜に開催され、CES会場よりも一足先に、多数の新製品がプレス向けに公開された。
-ここでは、同イベントで公開された新製品を、CES会場レポートよりも、一足先にお届けしよう。
●ニコン
24メガローパスレス機「D3300」や「35mmF1.8G」を展示。「D4S」お披露目は本会場待ちに
-ニコンは今回のCESで、デジタル一眼レフの「D3300」を発表。
-「D800E」以来、ひとつのムーブメントになったローパスレスが、ついにエントリー一眼にまでくるとは、ちょっと前までは予想もしなかった展開だ。
-また、やや地味に見えるが、このモデルのキットレンズになっているのは、同社の一眼レフ用レンズで初めての沈胴式ズーム。APS一眼の弱点であるレンズの小型化をこのレンズでカバーしようというわけだ。
-また、やや不意を突かれたような新製品が「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」。APS向けに同じ35mmF1.8があるが、こちらはFX対応。しかも、最新設計で「58mmF1.4」と同じく、ボケや点像描写にこだわったレンズという。
-外観デザインの好き嫌いはあると思うが、少なくとも、かなり古い設計の「35mmF2」を長年使っているユーザー(私もその一人)にとっては、結構な朗報。価格も6万円とまずまずリーズナブルだ。
-コンパクト機も5機種を発表。薄型の12倍16メガCMOS機「COOLPIX S6800」、16メガ8倍ズームでWiFi搭載ながら180ドルと低価格な「S5300」、20メガCCDの8倍ズーム機「S3600」。
-さらに、単三電池駆動の34倍ズーム16メガ裏面照射CMOS機「L830」、5倍ズームで20メガCCD機の「L30」をラインナップ。
-全世界的にコンパクト機が低迷していることもあり、少数精鋭のラインナップといった印象だ。
-なお、「D4S」については、「明日、ブースで」ということだった。
●キヤノン
新コンセプトカメラ「PowerShot N100」や超広角ムービー「VIXIA mini X」などを出品
-キヤノンは今回、個性豊かなコンパクトカメラやビデオカメラなどを発表。
-なかでもユニークだったのは「PowerShot N100」。
-昨年のCESでは、独特な機能やデザイン、操作性の「PowerShot N」を発表。
-今年はちょっと嗜好を変えて被写体と撮影者を同時に撮って、一枚の写真に納めようという、かなり奇抜なアイデアを、意外にスマートに実現して見せた。(液晶はN同様、180度まで回転しない)
-簡単にいえば、カメラの液晶側に小型カメラを埋め込んだもの(この部分のスペックは現状、非公開)。液晶を見ると、右下に小さく自分が写っており、撮影した画像にも、そのまま右下に小さく写るもの。
-とてもシンプルな発想だが、撮影者が写らない!という、長年のジレンマが簡単に解消されており、これはこれで、ファミリー向けとしては結構楽しい。
-ただ、1/1.7型センサー搭載の5倍ズームのためか、「PowerShot N」よりもかなり大きく、並べると余計に巨大に見える。画質面で有利とはいえ、正直、なぜ、センサーが1/1.7型なのかも、疑問が残るところ。
-昨年夏に、海外で先行発表され、その後、国内でのWeb直販ショップ限定で発売していた、超広角レンズ搭載ムービーカメラ「VIXIA
mini」には、上位モデル「VIXIA mini X」が登場。
-こちらは、AVCHD記録に対応し、マイクを大型化してLiniaPCM記録ができて音質も向上。HDMI出力も装備するなど、なかなか本格的なもの。
-このタイプの、超広角or魚眼+オーディオレコーダーという製品は、このところ、各社から登場しているが、静止画の画質を見る限り、やはりキヤノンは一歩抜きんでている印象。
-実は個人的に、初代モデルを超広角レンズ+取材時の音声メモ代わりに買おうかな?と思っていたところなので、買う前に上位モデルがでたのは、複雑な気分。
-価格も399ドルと、100ドルくらい上がりそうだ。
-キヤノンはこのほかにも、コンパクトカメラや手頃なサイズのA3プリンターなどもCESで発表。
-また、ビデオカメラでも、スマートフォン経由での遠隔操作ができる、電動雲台をオプションで発表するなど、なかなかユニークな展開をしていたのが印象的だった。
●ソニー
20メガAPSセンサーとBIONZ Xを搭載した、Eマウント採用APSエントリー機「α5000」を公開
-今回のCESでの、ソニーのメインは完全に4Kとモバイル。
-そんななか、NEXシリーズ改め、新「α」シリーズとして、エントリー機「α5000」が登場した。
-事実上、「NEX-3N」の後継機であり、とてもコンパクトで基本性能の高いモデルに仕上がっている。
-イメージセンサーも、NEX系初のAPS20メガのものを採用。
-画像処理エンジンも上位モデルの「α7」や「α7R」と同じ、最新のBIONZ Xを搭載するなど、なかなか気合いの入ったモデルだ。
-また、沈胴式電動ズームはズーム操作をボディー側のズームレバーででき、液晶も180度回転して自分撮りが容易にできるなど、操作性もよく考えられている。
-ただ、惜しむらくは、やや実用本位すぎて、楽しさに欠けるところ。
-また、このクラスは女性ユーザーが多いと思われるが、確かに小型軽量ではあるが、デザイン面ではもう一工夫欲しい感じもした。
●SAMSUNG
可動式EVF採用APS-C 20.3メガCMOS搭載ミラーレス機「NX30」
「16-50mmF2.2-2.8S ED OIS」、「16-50mmF3.5-5.6 Power Zoom ED OIS」などを展示
-SAMSUNGのEVF搭載ミラーレス機「NX30」と、標準ズーム2種をCES向けに発表。
-「NX30」は、ウエストレベルやローアングル撮影用にも使える、可動式でXGAのEVFを採用。
-イメージセンサーは、従来機と同じく、APS-Cサイズの20.3メガCMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイも可動式の3.0型103.7万ドットののSuper AMOLEDを採用。
-日本ではなかなか見ることができない「NX」シリーズだが、世代を重ねるごとに進化してきており、魅力的なレンズシステムも揃いだしている。
-とくに今回発表された光学手ぶれ補正機能搭載の、大口径プレミアムレンズ「Sシリーズ」の第一弾「
16-50mm F2-2.8 S ED OIS」はかなり大型だが、どんな描写をするのか興味がわく。
-また、薄型で電動ズーム式の「16-50mm F3.5-3.6 Power Zoom ED OIS」もなかなかコンパクト。
-正直なところ、機能やスペック重視で、あまり大きな特徴がないのがNXシリーズの弱点。この部分については、今回の「NX30」でもその範疇を抜けきっていない感じがした。
-むしろ、Android OSをベースにしたGalaxyシリーズのほうがユニーク。
-同シリーズには、レンズ交換式ミラーレス機もあり、背面全体がタッチパネルのような大型液晶を採用した、独特な操作感は日本のカメラにはないところ。
-また、今回リニュアルされた21倍ズーム搭載コンパクト機の「Galaxy Camera
2」も個性的。
-日本の場合、通信キャリアとの関係もあり、なかなか通信機能を重視したモデルを作りにくい土壌ではあるが、映像と通信機能の融合はデジタルカメラの大きな課題であり、今後の展開に欠くことのできない要素といえる。
-ソニーのXperia Z1やCyber-shot QXシリーズとは異なるアプローチだが、両社とも、まだ理想といえるレベルまでは到達していない感じがあり、両社の今後の展開に大いに期待したい。
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●ニコン
ハイエンドデジタル一眼レフ「D4S」を開発発表。CESで参考出品へ
-ニコンのハイエンドデジタル一眼レフ「D4」の進化形「D4S」を開発発表。
-今回の「D4S」では、新画像処理エンジンの採用により、高画質化とAF性能を向上。
-現時点では、詳細なスペックなどは未公開。
-明日1月7日よりラスベガスで開催される「2014 CES」に参考出品。
●ニコン
2,416万画素ローパスレス仕様のDXフォーマットCMOSセンサーとEXPEED4を搭載
秒5コマ連写や0.85倍ファインダーを採用した、エントリー一眼レフ「D3300」発表
-ニコンのデジタル一眼レフのエントリー機「D3300」を発表。
-今回の「D3300」では、DXフォーマット上位機種で展開してきたローパスレス仕様をエントリー機まで展開。
-イメージセンサーは、DXフォーマット(APS-C)の2,416万画素CMOSを搭載。
-画像処理には最新のEXPEED4を採用。最高感度ISO25600を実現(拡張時)。
-光学ファインダーも、倍率を0.85倍まで向上(D3200は0.8倍)。視野率は約95%。
-連写速度を秒5コマにアップ(D3200は秒4コマ)。JPEG・ファインで最大100コマ連写が可能。
-動画性能は1,920×1,080/60P。シャッター速度とISO感度のマニュアル調整にも対応。
-ボディーはD5300でも採用された炭素繊維新素材によるモノコック構造。
-同時発売の沈胴式のキットレンズとして「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」を用意。
-WiFiは、別売のワイヤレスモバイルアダプター「WU-1a」併用で実現。
-大きさは約124×98×126mm。重さ約655g。
-オープンプライス。2月発売予定。
●ニコン
滑らかなボケ味と点像再現を重視した
FXフォーマット対応単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」発表
-小型軽量で高画質な「F1.8」シリーズのFXフォーマット用単焦点レンズ。
-最新の設計により、滑らかできれいなボケ味と、サジタルコマフレアの軽減による点像再現を実現。
-EDレンズや非球面レンズの採用により、高解像力と高コントラストに。
-AF駆動は超音波モーターを採用。静かで高速なAF動作に。
-最短撮影距離は25cm。
-大きさは最大径72mm、全長71.5mm。重さ約305g。フィルター径58mm。
-63,000円(税別)。2月発売予定。
●米 ソニー
新開発の20.1メガAPS-Cセンサーと最新のBIONZ Xを採用したEマウント採用
WiFi/NFC対応の小型軽量なエントリー系ミラーレス機「α5000」、米国発表
-新センサーと最新画像処理エンジンを搭載した、エントリーミラーレス機「α5000」を米国発表。
-「NEX-3」シリーズの後継機になるEマウント機だが、NEXシリーズからαシリーズ名への移行に伴い、名称は「α5000」に。
-イメージセンサーは、NEX系初のAPS-Cサイズ 20.1メガ CMOSを搭載。
-画像処理エンジンは「α7/7R」に搭載された最新のBIONZ Xを採用。
-カメラ側のズームレバーを搭載。パワーズーム採用レンズではカメラ側でのズーム操作が可能。
-WiFi/NFC機能を搭載。スマートフォンとの連携も充実。
-背面ディスプレイは上方180度まで開くため、自分撮りも容易に。
-あらたにブラック外装の「E55-210mm, F4.5-6.3 OSS」(350ドル・3月発売予定)も用意。
-米国では標準ズームキットで600ドル。3月発売予定。
●シグマ
徹底した高画質化を図ったArtラインの
フルサイズ対応 新大口径標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」発表
-2008年発売の「50mm F1.4 EX DG HSM」の後継レンズとなる、フルサイズ対応のArtライン大口径標準レンズ「50mm
F1.4 DG HSM」を発表。
-今回の新標準レンズは、さらに圧倒的な描写力にこだわった新設計の新世代レンズに。
-諸収差を高次元に補正することで、高解像度ときれいなボケ味を両立。8群13枚構成。
-さらに、サジタルコマフレアを良好に補正することで、点光源描写も良好に。
-軸上色収差やディストーションを徹底排除。周辺光量も豊富なレンズに。
-最短撮影距離は40cm。AF駆動には超音波モーターを採用。
-同社独自のMTF測定器「A1」で全数検査しての出荷に。
-大きさは最大径 85.4mm、全長99.9mm。重さ未定。フィルター径77mm。
-マウントは、シグマ用、キヤノン用、ソニー用、ニコン用を用意。
-価格、発売時期未定。
●シグマ
高画素APS機時代に対応。従来よりスリムになったContemporaryラインの
手ぶれ補正機能搭載高倍率ズーム「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」発表
-常用域が一本でカバーできる、ContemporaryラインのAPS機向け高倍率ズーム「18-200mm
F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」を発表。
-35mm判換算で27〜300mm相当をカバー。光学手ぶれ補正機能搭載。
-同社従来レンズよりも、最大径が4.6mmをスリムに。7倍クラスで最小クラスに。
-最短撮影距離は39cm。200mm側では1:3の準マクロ撮影が可能に。
-USBドックやマウント交換サービスに対応。
-マウントは、シグマ用、キヤノン用、ソニー用、ニコン用、ペンタックス用。
-60,000円(税別)。発売日未定。
●パナソニック
85mmF1.2相当で光学手ぶれ補正機能を搭載したマイクロフォーサーズ用
超大口径望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」発表
-35mm判換算で85mmF1.2相当になる、マイクロフォーサーズ用超大口径中望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.(H-NS043)」を正式発表。
-マイクロフォーサーズ用AF交換レンズで最も明るいF1.2を実現。
-11群14枚構成。非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚。
-このクラスで唯一、光学手ぶれ補正機能を搭載。
-AFの高精度化と高速化のため、スクリュー一体型ステッピングモーターによる高精度なコントラストAF合焦と240fps駆動の高速AFを実現。
-最短撮影距離は0.5m。最大倍率1:5(35mm判換算)。
-外観は高級感のある金属外装仕上げに。
-大きさは最大径74mm、全長約76.8mm。重さ約425g、フィルター径67mm。
-200,000円(税別)。2月13日発売。
●パナソニック
CESでコンシューマー向け4K動画対応ミラーレス機の開発を明言
-パナソニックのCES向け4K展示内容を公開。
-そのなかで、コンシューマー向け4K動画対応ミラーレス機を開発中を記載。
-具体的な内容についての明言はなし。
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2013/01/06
(月) |
●米 キヤノン
被写体と撮影者を一緒に撮影できるWiFi搭載の新コンセプトコンパクト機
24mmからの5倍ズーム搭載1/1.7型12.1メガCMOS搭載機「PowerShot N100」、米国発表
-新コンセプトカメラ「PowerShot N」シリーズの新モデル「PowerShot N100」を米国発表。
-今回の「N100」では、背面液晶上に自分撮り用撮影部を設けることで、被写体を撮影しながら、そのときの自分の姿がいっしょに撮影できる新機能を搭載。
-WiFi機能搭載により、その画像を手軽にネットに公開や共有も可能に。
-イメージセンサーは1/1.7型12.1メガCMOSを採用。
-レンズはF1.8と大口径な光学5倍ズームを搭載。
-背面ディスプレイはチルト式。
-さらに薄型の18倍ズーム機「PowerShot SX600 HS」と、12倍ズーム機「PowerShot ELPH 340 HS」も同時発表。
-米国発表。「PowerShot N100」は349.99ドル・5月発売。「SX600」は249.99ドル・2月発売。「ELPH
340 HS」は199.99ドル・3月発売。
※当初、「N100」のセンサーサイズを1/2.3型と記しましたが、「1/1.7型」の間違いでした。お詫びし訂正します。
●米 富士フイルム
Xシリーズ用大口径望遠レンズ「FUJINON XF56mmF1.2 R」、
X-TransCMOSII搭載高級コンパクト機「FujiFilm X100s」にBlackを追加
コンパクトカメラ「FinePix S1」「S9400W/S9200」「S8600」「XP70」などを一挙発表
-米富士フイルムがCES向けの新製品を米国向け発表。
-従来からロードマップにあった、85mmF1.2相当の大口径単焦点レンズ「FUJINON XF56mmF1.2 R」。
-X-TransCMOSII搭載高級コンパクト機「X100s」にブラックモデルを追加。
-防塵防滴機能を強化した高耐候性の高倍率ズーム機「FinePix S1」。レンズは24〜1200mm相当に。
-1/2.3型16.2メガCMOS搭載50倍ズーム機「FinePix S9400W」(WiFi付き)」と「S9200」。
-1/2.3型16.2メガCMOS搭載の薄型36倍ズーム機「FinePix S8600」。
-アウトドア向けの防塵防滴耐衝撃機「FinePix XP70」。18mm相当のワイコンも用意。
-米国向け発表。
●富士フイルム
APSミラーレス機「Xシリーズ」の交換レンズロードマップをアップデート
あらたに「XF16-55mmF2.8 R OIS」「XF50-140mmF2.8 R OIS」など5本を2014年に追加
-X-TransCMOS搭載機を中心にした「Xシリーズ」のレンズロードマップを更新。新レンズ5本を追加。
-新ロードマップは高性能ズーム中心にラインアップを拡充。
-ズーム全域でF2.8を実現した大口径な光学手ぶれ補正対応の標準ズーム「XF16-55mmF2.8
R OIS」、望遠ズーム「XF50-140mmF2.8 R OIS」を追加。
-約27〜202mm相当の高倍率ズーム「XF18-135mmF3.5-5.6 R OIS」も追加。
-さらに、詳細スペック未公開ながらも、超望遠ズームや大口径広角単焦点レンズをラインアップ。
-今回の新レンズ5本の追加により、計17本のラインアップに。
●米 レノボ
実売799ドルのPC向け4K 28インチディスプレイ「ThinkVision Pro2840m」、米国発表
-799ドルの低価格を実現した、超高精細なPC向け4Kディスプレイ「ThinkVision Pro2840m」を米国向けに発表。
-解像度は3,840×2,160ドットの4Kを実現。精細度は157ppi。縦横比16:9。
-色再現域は72%。表示色数は10bit対応。コントラスト比は30,000:1。
-Android OSを搭載した「ThinkVision 28」も同時発表。
-ThinkVision Pro2840mは799ドル・米国4月発売。ThinkVision 28は1,199ドル・7月発売。
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2013/01/05
(日) |
●パナソニック
「CES2014」でミラーレス機「LUMIX Gシリーズ」やコンパクト機の最新モデルを出展
-現地時間1月7日〜10日まで、ラスベガスで開催される「CES 2014」での展示内容を予告。
-メインは「4K」。4Kビエラをはじめ、4Kタブレットなどを出展。
-デジタルイメージング分野では、ミラーレス機「LUMIX Gシリーズ」を中心に、コンパクトカメラなど最新モデルを出展。
-例年は多数のコンパクト機を海外向けに発表しているが、今回の日本語リリースでは、デジタルカメラの新製品があるかどうかは不明。
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2013/01/04
(土) |
●SAMSUNG
23〜483mm相当の光学手ぶれ補正採用21倍ズーム 4.8型液晶採用
1/2.3型16メガ裏面照射CMOS搭載Android 4.3搭載WiFi対応機「Galaxy Camera 2」、海外発表
-Android OS搭載21倍ズーム機「Galaxy Camera」の第二世代モデル「Galaxy Camera
2」を海外発表。
-新モデルでは、デザインを一部変更。Android OSも4.3へ。バッテリーも大容量に。
-初代は3Gモデルがあったが、今回の発表はWiFiとNFC対応機のみ。
-レンズは先代と同じく、23〜483mm相当の光学21倍ズームを搭載。光学手ぶれ補正対応。
-イメージセンサーは、1/2.3型16メガ裏面照射CMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイは、4.8型タッチ液晶を搭載。
-NFCを利用したスマートデバイスへの簡単転送が可能。
-WiFi経由で直接Dropboxへのデータ保存が可能。2年間50GBのクラウドスペースを提供。
-大きさは132.5×71.2×19.3mm。重さ約283g。
-海外向け発表。「CES 2014」で公開。
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2013/01/03
(金) |
●SAMSUNG
可動式EVF採用APS-C 20.3メガCMOS搭載ミラーレス機「NX30」
「16-50mmF2.2-2.8S ED OIS」、「16-50mmF3.5-5.6 Power Zoom ED OIS」、米国発表
-SAMSUNGのEVF搭載ミラーレス機「NX30」と、標準ズーム2種をCES向けに発表。
-「NX30」では。ウエストレベルやローアングル撮影用にも使える、可動式でXGAのEVFを採用。
-イメージセンサーは、従来機と同じく、APS-Cサイズの20.3メガCMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイも可動式の3.0型103.7万ドットののSuper AMOLEDを採用。
-秒9コマの高速連写撮影や、最高1/8,000秒シャッターを採用。
-WiFi機能とNFC機能を搭載。さらに、カメラから直接Dropboxへのアップロードも可能に。
-動画機能は1,920×1.080/60P。MP4記録。HDMIライブストリーミング機能も搭載。
-標準ズームとして、光学手ぶれ補正機能搭載で大口径な、プレミアムレンズ「Sシリーズ」の第一弾「
16-50mm F2-2.8 S ED OIS」と、薄型で電動ズーム式の「16-50mm F3.5-3.6 Power
Zoom ED OIS」を同時発表。
-大きさは、127×95.5×41.7mm。重さ約375g。
-米国向け発表。1月7日よりラスベガスで開催される「CES 2014」で公開。
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2013/01/02
(木) |
●リコーイメージング
同社オンラインストアで1月3日まで数量限定「2014福袋」を販売
-リコーイメージング オンラインストアが1月3日まで、数量限定で「2014福袋」を販売中。
-120万円の「憧れのPENTAX 645D&レンズセット」、35万円でK-5IIと全6本のリミテッドレンズをセットにした「最後のチャンス!PENTAX K-5シルバー&HD Limited シルバ..」などを販売。
-このほか、10万円の「待望のキット化!PENTAX K-5Usレンズキット」、65,000円の「まずはこの1台!PENTAX K-50スタートセット」を販売中。
-レンズ関係では20万円の「ザ・ペンタックスレンズ!FA Limited シルバーセット」、45万円の「大迫力の超望遠レンズセット」も用意。
-福袋の内容は、各リンク先に明記。詳細は当該ページ参照。
-1月1日より1月3日までの期間数量限定販売。(23:55更新:一部福袋はすでに完売に)
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2013/01/01
(水) |
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
2014年元旦 |
●ニコン
ニコンダイレクト、新春恒例の福袋を数量限定発売
一眼レフ福袋は、200万円、100万円、20万円、10万円コースなどを用意
-ニコンのWeb直販サイト「ニコンダイレクト」が、お正月恒例の福袋を、本日元旦より数量限定発売。
-「デジタル一眼レフカメラ福袋」「Nikon1福袋」「COOLPIX福袋」「双眼鏡福袋」を用意。
-「デジタル一眼レフカメラ福袋」では、FX機と高級交換レンズの200万円コース、
100万円コース、FX機と実用レンズの20万円コースをラインナップ。
-DX機では10万円コース、6万円コース、4万5000円コースを用意。
-「Nikon1福袋」では、4万5000円と2万5000円コース。
-「COOLPIX福袋」は、3万円、1万円、8000円コースに。
-いずれのコースも、数量限定。
-掲載ページでは、アイコン表示でどの製品かほぼ想像が付く形での掲載に。
-販売期間は1月1日00:00から1月14日23:59まで。
-詳細は当該ページ参照。
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