デジタルカメラHotNews!(2001/06/01-31)

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2008/09/30
(火)
[DigitalCamera.jp 特報]
アジア最大の家電系イベント「CEATEC JAPAN 2008」会場レポート

-本日より開幕した、アジア圏最大の家電・IT系総合イベント「CEATEC JAPAN 2008」。
-あいにくの雨模様ながらも、初日から会場は多くの来場者で賑わっている。
-今回、デジタルカメラ系の出展は、事実上、松下電器とソニーのみ。だが、いずれも新一眼を国内の一般向けイベントで初公開し、人気を博していた。


●松下電器
国内一般向けイベントで初めて
マイクロフォーサーズ準拠デジタル一眼システム「LUMIX G1」を公開

-マイクロフォーサーズ準拠デジタル一眼「LUMIX G1」を国内向けイベントで初公開。
-松下ブースでは「G1」専用エリアを設けて、その魅力をアピール。
-ブースにはブラック、ブルー、レッドの3色のボディーが用意されており、自由に触れることができる。
-マイクロフォーサーズの特徴も丁寧に紹介。「G1」の内部構造がわかる展示も。
-「G1」と「L10」「FZ28」とのファインダー比較も可能。
-専用アクセサリーも多数展示。

●ソニー
国内一般向けイベントで初めて「α900」を公開。PhotoPCなども出品
-日本国内の一般向け大型イベントで初めて「α900」を公開。
-ブースでは、昨年より大きなデジタルカメラ関係スペースを展開。αとCyber-shot、ハンディカムなどを展示。
-ブースでは「α900」を並べ、その本格派ぶりをアピール。
-画像処理向けノートPC「VAIO type A」のフォトエディションも展示。




●DigitalCamera.jp
デジタルカメラ売れ筋ランキング、2008年8月分公開
-マップカメラ様のご協力による、7月のデジタルカメラ売れ筋ランキング。
-新品カメラは新製品の発売でトップが変動。
-新品カメラのトップは「ニコン・D700」に。2位は「EOS 40D/EF-S17-85IS」、3位は「ニコン・D300」と変わらず。
-中古カメラの上位3機種は前回と変わらず。トップは「ニコン・D300」。2位は「キヤノン・EOS 40D」。3位は「リコー・Caplio GX100 VFキット」に。5位に「EOS 5D」が16位から大幅ランクアップ。

2008/09/29
(月)
●ニコン [トラブル情報]
「COOLPIX L18/L16」の一部で電池が発熱する不具合発生。無償点検調整へ
-同社のコンパクト機「COOLPIX L18」と「COOLPIX L16」の一部で不具合。
-電池をプラスマイナス逆向きに装填し、カメラにショックが加わると、稀に電源スイッチのON/OFFに関係なく発熱。カメラ上部カバーが変形するおそれのある点が判明。
-発火の危険性はナシ。電池を正常に装着した場合にも問題は発生せず。
-電池装填時には、正常な方向での装填を推奨。
-対象製品は電池接点部を無償で点検・調整を実施。
-対象製品は次の通り。「COOLPIX L18」はボディーナンバーが「20000201〜20037378」。「COOLPIX L16」は「24000201〜24041914」「25000201〜25000410」のもの。
-カメラ底面の三脚ネジ穴に黒丸の識別マークのあるものは点検・調整済。
-詳細な内容や問い合わせ方法などは当該ページ参照。

●日本HP
5色独立式の新インクシステムを採用。写真画質が向上したA4判インクジェットプリンタ
「Photosmart C6380 All-in-One」「C5380 All-in-One」「D5460」など発表

C6380 C5380 D5460
-新5色独立インクシステム搭載したhpの新シリーズ。
-文字と写真の両方を高画質でプリントするため、テキスト用の顔料系の黒インクと、写真向けの染料系4色(シアン/マゼンタ/イエロー/フォトブラック)の独立インクを採用。
-各色独立インクを採用。手頃な価格の標準タイプと、大容量でお買い得なXLタイプの2種を用意。標準タイプでは各インク価格を1,000円前後まで低価格化。XLタイプは標準の約2.5倍の印刷が可能。
-純正のHPアドバンスフォト用紙で印刷時、額縁保存で65年の耐光性を実現。
-1.3plと5.2plの2種類のインクドロップサイズを採用。
-PictBridge用USB端子を前面に配置。オプションのBluetoothアダプタにも対応。
-エントリー機「C4580」は無線LAN搭載のフォトカラーインク対応ヘッド一体型インクシステムを採用。
-複合機「C6380」は有線・無線LAN対応。2.4型液晶付き。L判15秒印刷。オープンプライス。
-複合機「C5380」はCD/DVDレーベルプリント対応。2.4型液晶付き。L判15秒印刷。22,890円。
-単機能機「D5460」はL判15秒印刷が可能。12,810円。
-複合機「C4580」は従来からのインクシステムを採用。16,800円。
-複合機は10月9日発売。単機能機は10月15日発売。

[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催6日目最終日レポート

-フォトキナ最終日。日曜日だけに、一般来場者も多く、通常とは少し違った顔を見せる。
-土曜日に比べ、日曜日の来場者はやや少なめだが、お年寄りや家族連れが意外に多い。
-フォトキナビジネスショーがメインだが、土日は写真やカメラを趣味にしている人が数多く訪れるため、どこかほのぼのとした雰囲気も漂う。

-会場屋上では、双眼鏡やスポーティングスコープの展示も行われており、遠方に見える鳥の姿を見て、各社の比較ができるように工夫されている。

-最終日の楽しみは、展示即売。といっても、本来は不可なのだが、事実上の黙認状態。とくにドイツ以外のアクセサリー系企業は、展示品を自国まで持って帰るより、その場で格安で売れば、荷物も減るし、多少の収入にもなるので、完全な投げ売り状態だ。
-ちなみに、ビデオ用の小型三脚やカメラバッグなどは10ユーロ(約1,500円)程度が相場に。スタジオ用の照明なども格安で販売される。
-毎回恒例の”非公式”フォトキナグッズも。もちろん、最終日は投げ売りで、開催初日の半額から1/3程度に。
-最終日に会場を訪れる人の中には、展示品を目当てにし、山のように買い込んでいる人も。

-会場では臨時食堂もオープン。Sushiはドイツでも結構な人気だ。



●オリンパス
マイクロフォーサーズのモックアップが「Innovation spreis 2008」賞を受賞
-今回のフォトキナで初公開されたマイクロフォーサーズのモックアップが、現地のCHIP Foto Videoで「Innovation spreis 2008」を受賞。
-フォトキナの会期終盤には、モックアップ展示に同賞受賞告知が一緒に展示されていた。

-オリンパスブースではμ-SWシリーズのタフさを紹介するスペースを設置。水槽の中にカメラを沈めて水中撮影を体験できる。
-トントンと叩いて操作する新感覚の「μ1050SW」の体感デモも実施。
-SWシリーズの耐衝撃性を実証する巨大なベルトコンベア風装置(写真右)もあり、実際にカメラを落下させることもできたようだが、デモの場に立ち会えなかったのが残念。


●カシオ
超高速連写モデル「EXILIM FH20」「F1」などをアピール。実写体験も可能に
-カシオは今回、新製品「EX-FH20」をはじめした高速連写モデルを中心にアピール。
-ブース内にゴルフのスイングができる場所をつくり、それを「FH20」や「F1」で実写体験できる
デモを展開。
-さすがに通常のモデルでは、ベストのタイミング捕らえるのは難しいが、高速連写モデルを使うと、意外に簡単に捕らえられることが実感できる。
-また、EXILIMスリムシリーズでは、個性的なカラーリングのモデルが人気をよんでいた。


●ライカカメラ
大幅な静音化を実現したデジタル・レンジファインダー機「M8.2」
-フォトキナ前に公開された、「M8」の進化形である「M8.2」。
-ブースでの人気も高く、最終日などは実機に触れるのに、しばらく待たなければいけないケースも多々あった。
-「M8」との一番の違いはシャッター音。押した瞬間にその違いがわかる。その感触は明らかに銀塩のM型ライカの系列であり、音もかなり静かになった。
-外観上の一番の違いは、シャッターダイアルの「S」ポジション。このモードでは、絞り優先AEをベースに、シャッター速度とISO感度、ホワイトバランスが自動制御されるため、スナップショットに最適。まさに、デジタル時代のM型らしい改良だ。
-ブースでは、ライカのロゴ入りレンズクロスやライカバッジなどを、一般来場者向けに無料で配布。
-カメラの紹介スペースの台の上に無造作に置かれ、無くなると補充するのだが、一般来場者が多い最終日などは、置かれた瞬間に無くなることもあった。フォトキナならではのプレミアムなプレゼントだ。


●PHASE ONE
53.9×40.4mmの超大型センサーを搭載した
6,048万画素デジタルバック「PHASE ONE P65+」を展示

-デンマークのデジタルバックメーカー「PHASE ONE」。
-今回のフォトキナでは、ワンショットタイプでクラス最高となる60.5メガCCDを搭載した、ハイエンドデジタルバック「P65+」を公開。
-同機は、53.9×40.4mmの645判相当のダルサ製6,048万画素CCDを搭載。
-高解像度向けの60メガモードと、感度優先の15メガモードの切り替えが可能な「Sensor+テクノロジー」を採用。
-感度域は60メガ時ISO50〜800、15メガ時はISO100〜1,600。
-60メガ時の画像解像度は8984 x 6732ピクセル。8bit RGBで180MBの画像に。
-毎秒1枚の連続撮影が可能。
-ダイナミックレンジはF値換算で12.5段を達成。
-背面に2.2型の23万画素液晶を搭載。各種設定はもちろん、撮影画像の再生も可能。
-4×5判カメラはもちろん、主要な中判カメラへの装着も可能。
-2008年の第4四半期に出荷開始。

●マミヤ・デジタルイメージング
中判一眼レフ「645AFDV」シリーズ用縦位置グリップや
4×5判用2,200万画素「ZDバックアダプター」など出品

-マミヤはフォトキナ直前に公開した縦位置グリップやZDバックアダプターを参考出品。
-中判一眼レフ「AFDIII」シリーズ用縦位置グリップは、とてもホールド感が高く、縦位置はもちろん、横位置でのホールドもよく、全体に安定感が増す。
-2200万画素のデジタルカメラバックMamiya ZD Back」を4×5判カメラに装着できるアダプター「4×5用ZDバックアダプター」を参考出品。スライド式で簡単操作でスピーディーにデジタル撮影ができるアダプターだ。
-いずれも、価格・発売時期とも未定。


●ソニー
現在のαに至る歴史がわかる、歴代の銀塩アルファーシリーズを一堂に展示
-「α900」の登場で、ソニーのαシリーズとして、ハイエンドからエントリーまでラインナップが完成。
-今回、同社ブースでは、銀塩時代の名機である「α7000」や「α9000」、「α9」など、歴代モデルを一堂に展示。

-海外向けに発表されている、720P動画対応機「Cyber-Shot T500」を出品。
-日本国内向けの展開は未定という。

-ブースでは、アフリカでの撮影体験が単しめるPS3用ゲーム「AFRICA」を実演。
-αとのコラボレーションにより、ゲーム内の撮影機材がαシリーズで、ボディーやレンズを選択できる。
-デモをみる限り、撮影シミュレーションゲームとしても面白そうな内容だ。
-すでに日本語版も国内発売されているという。

-ソニーはカメラのほかにも、周辺アクセサリーを多数展示。
-なかでもデジタルフォトフレームは多数展示。
-PS3を使って、写真をテレビで楽しむデモも実施。PS3は処理能力がきわめて高いため、24メガクラスの画像でも、コマ送りや拡大がストレス無く楽しめる。実際に体験してみると、その軽快さに驚いてしまうほど。。

-ソニーブースの案内コーナーに置かれたノベルティー。
-今回は”α”の文字をデザインした、シナバー色のグミを配布。
-フォトキナでは大手メーカー各社がが、それぞれオリジナルのキャンディーやグミなどを用意しており、それを見て回るだけでも楽しめそうだ。



2008/09/28
(日)
[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催5日目 現地レポート

-会期中でもっとも混雑するのが週末土曜日。
-フォトキナへの入場は有料で、平日は全日通し券で79ユーロ(約12,000円)。一日券でも28ユーロ(約4,300円)もする。だが、週末は一般客向けのディスカウントになるため、一般来場者が週末に集中する。
-なかでも今回のフォトキナは、事前発表を含めると、各社とも多数の新製品が登場。しかも、一般ユーザーにとって、フォトキナで欧州初公開となる。
-そのため、週末土曜日のフォトキナ会場は、異様なほどの賑わいを見せた。




●コダック
有機ELディスプレイ搭載した
ハイエンドデジタルフォトフレーム「KODAK OLED」出品

-7.6インチの有機ELディスプレイ(OLED)を搭載した超高機能デジタルフォトフレーム。
-超薄型で、しかも表示品質は従来のデジタルフォトフレームとは一線を画すレベル。
-コントラスト比は36,000:1と圧倒的。黒の締まりもきわめてよく、ハイライトの輝度も十分にあり、まさに写真表示に最適といった印象。作品鑑賞にも堪えるレベルだ。
-視野角180度と真横から見ても、全くかげりがでない点は凄い。
-静止画はもちろん、動画再生や音楽再生も可能。音楽付きスライドショー表示も可能だ。
-WiFi機能を搭載。WiFi経由で同社のオンラインフォトサービスやFlickrにアクセス可能。
-ニュースや天気予報などの情報もWiFi経由で表示できる。
-操作はフレーム部分を使ったタッチパネル式。キーボードは接続不可という。
-内蔵メモリーは2GB。USB端子があり外部メモリーの画像表示にも対応。
-価格は999ユーロ(約15万円)。発売は来年1月予定。

●松下電器
来年発売予定のHD動画対応
マイクロフォーサーズ一眼や新レンズのモックアップを展示

-今回のフォトキナの話題をさらった「LUMIX G1」。
-ブースでの人気は上々。ボディーカラーでは、レッドの人気が高いようだ。
-「LUMIX G」のオリジナルシールなどもあり、こちらもなかなかの人気だ。
-もちろん、同社のビエラと組み合わせHDテレビで楽しむ世界も提案。

-国内発表会でも展示されていた、今後登場するボディーやレンズのモックアップも展示。
-また、普段見ることができないカットモデルや内部機構なども展示されていた。
-レンズのロードマップなども公開されており、来年早期には3本のレンズが加わる。

-さりげなく展示されていた、ハイビジョン動画対応モデル。
-液晶が16:9になり、背面に動画用ボタンが加わる。
-レンズも動画対応の10倍ズーム。14〜140mmF4〜5.6が装着されていた。

-パンケーキレンズ「20mmF1.7」(40mm相当)も展示。
-超広角系ズーム「7〜14mmF4」(14〜28mm相当)もきわめてコンパクト。
-いずれもレンズも、マイクロフォーサーズのフランジバックの短さが大きく貢献している。

-G1の内部を見ることができるカットモデル。右上はL10との比較だが、やはりかなりのコンパクト化が図られているのがわかる。
-ミラーがないぶん、シャッター周りも大きく変わっている。

●シグマ
新画像処理エンジンを搭載した「SD15」
標準系の新レンズを搭載した「DP2」、35mmフルサイズ対応「24〜70mmF2.8」などを出品

-シグマは今回、「SD15」「DP2」「24〜70mmF2.8」などの新製品を出品。
-ブースでは、同社製品を実際に手にすることができ、自分のボディーに装着して、その場での試写もできる。

-ブースには同社が欧州でスポンサーをしている、レース仕様のポルシェが展示されていた。

-だが、新製品の展示はブースのアクリル越しでの展示のみにとどまった。
-商談スペースでは、実機に触れることができたが、まだチューニング途中。
-外観上は両機とも現行機とほとんど同様。DP2はもちろんDP1と併売になるわけだが、レンズ部以外、パッと見た感じではさほど見分けがつかない。
-シグマのドイツ法人が独自で企画した「DP」シリーズ専用革ケースも用意。こちらは、日本国内での発売予定はなく、年末頃までに欧州で発売される模様。素材もきわめて上質だ。ただし、価格は99ユーロ前後とそれなりに高価だ。

-「SD15」も外観上はほぼ「SD14」と同様。まだか同機ではなかったが、動作もやや高速化されているという。

-「24〜70mmF2.8」は、35mmフルサイズ対応の同クラスレンズに比べるとかなりコンパクト。望遠時には全長が伸びるがそれでもリーズナブル。大口径レンズだけに、小さいながらも軽くはなく、手にずっしりとした手応えを感じる。


●アルティザン & アーティスト
フォトキナ初参加のARTISAN & ARTIST
新カメラバッグや「GX200」用ケース、高級コンパクト機向けストラップなど多数出品

-高品位な高級バッグメーカーとして有名な、日本の「ARTISAN & ARTIST」がフォトキナに初参加。
-同社は近年、カメラバッグやストラップなどカメラ系アクセサリーに力を入れており、従来の実用性重視のバッグやストラップとは一線を画す製品を展開。欧州でも人気が高まってきているという。
-今回は、新シリーズとなるショルダータイプのカメラバッグや、高級コンパクト機向けのストラップなどを出品。
-カメラ専用ケースでは、あらたに「リコー・GX200」用ケースを公開。
-また、非売品ではあるが、M型ライカ風バッグ「”カメラ”バッグ」も展示。ノベルティーながらも、同社らしいキッチリとした造りと質感があり、プレス関係者の間でも人気を博していた。


2008/09/27
(土)
[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催4日目 現地レポート

-ドイツ・ケルンで開催中の、世界最大の写真関連機材イベント「フォトキナ2008」。
-開催4日目になり、会期も後半。昨日にもまして好天に恵まれた。
-フォトキナは本来、商談が中心のビジネスショー。そのため、大きな商談が減る4日目あたりになると、来場者の数は開幕当初に比べてだいぶ減った感じだ。
-大手カメラメーカー系が集まるホールは、前半相変わらず混み合っているが、フォトアクセサリーなどを中心としたエリアは人影もまばら。
-その分、人気の新製品をじっくりと見ることができる。



●独 ライカカメラ
ライカ初のミディアムフォーマットAF一眼レフ「S2」をアピール
-今回のフォトキナで大きな話題となった、ミディアムフォーマットAF一眼レフ「ライカ・S2」。
-45×30mmの巨大なCCDを搭載した、プロフェッショナル用デジタル一眼レフとして注目を浴びている。
-ブースでは、一般来場者向けにガラス越しに展示しており、実機に触れることはできない。


-商談やプレス向けには、ブース内のスペースで、ごく短期間ではあるが、実機に触れることができる。
-今回、幸運にも「S2」の実機に触れることができたので、その外観や感触をお伝えしたい。

-今回の「S2」のプロダクトマネージャーであるMaike Harbertsさんに「S2」を紹介していただいた。

-彼女が持っている写真からもわかるように、大型CCD搭載機ながらも、意外なほどコンパクト。もちろん、十分手持ち撮影ができるレベルだ。
-大きさは「R9」を一回り強くらい大きめにした感じ。通常の35mmの中堅デジタル一眼レフよりも大きいが、同じ中判の「Mamiya ZD」ほどではない。
-ホールド感はなかなかよく、実際に構えてみると、その大きさから想像できないほど持ちやすく、意外なくらい軽く感じる。
-グリップ部もさほど大きくないので、手の小さな私でも安定したグリップ感が得られた。

-実はブース内にあるモデルは、すでにきちんと稼働するもので、AFはもちろん、画像の撮影もきちんとできるレベル。
-発売まであと1年くらいはかかりそうという話だが、いま現在でこれだけの完成度を備えている。正直なところ、まだ外観モックレベルかな?と思っていたが、これはかなり意外だった。

-撮像素子はコダック製の45×30mmと大きな37.5メガCCD
-画像処理エンジンは、富士通のデジタルカメラ向け汎用DSPの「ミルビュー」をツインで装備した、オーダーものベースに共同開発したLSIの「マエストロ システム」を採用。
-AFは測距点が中央一点のみ。AF駆動はレンズ内モーター。
-シャッターはフォーカルプレーン。交換レンズとして、レンズ側にレンズシャッターを組み込んだものも用意される。
-標準レンズは70mm。交換レンズは当初、4本用意され、その後拡充されるという。

-外観デザインは、同社のRシリーズの流れを汲むもの。
-大型化するとデザイン的にはやや冗長な感じになりがちだが、とてもバランスのいい印象だ。
-操作部は意外なほど少ない。とくに、カメラ上部は、モードダイアルとシャッターボタンくらいしかなく、とてもシンプル。
-背面もボタンは少なく、実際の操作は、液晶周囲の4つのボタンと、右上の背面ダイアルだけで操作可能。背面ダイアルはジョグダイアルタイプで、押すとモードが変わる。
-メモリーカードはCFとSDの2スロット。
-底面には電気接点があり、専用の縦位置グリップが用意される。ワンタッチで装着可能で、縦位置用シャッターボタンのほか、ダイアル類もあり、操作感、ホールド感ともに上々だった。

-レンズマウントはもちろん新設計。とても巨大なもので、いかにも中判らしい。
-メカ的な連動機構を省き、電気設定のみで連動する、完全電子マウントを採用。
-AF駆動はレンズ内モーターを採用。超音波モーターではないようだが、動きは比較的スムーズ。

-左側のストラップ取り付け部は、下のカバー内のピンを押すことで外すことができ、この部分にオプションのWiFi用のユニットを装着できる。
-PCとの接続は専用ソケットを備えた専用ケーブル。転送ミスなどが起きないように、きわめて頑丈に作られており、写真のように、ケーブルを持ってカメラを持ち上げても大丈夫!とアピール。ただ、後ろにいた同社エンジニアが冗談半分に「そんなに乱暴に扱わないで」と・・・。
-上面にはステータス表示があり、撮影モードなど露出情報などが表示される。実はこの表示には有機ELが採用されており、明るい場所での視認性も高い。

-今回の試作機は、ほぼ完動品で、AFでの撮影や再生も可能。液晶メニューもすでにできあがっており、各種設定操作が可能。
-AFは1点のみだが、さほど迷うことなく動作し、ピントも正確。このままでも、普通に撮影できるレベルだ。

-発売時期は未定。ただ、発売までに「あと1年くらいはかかるのでは?」という。
-価格は未定だが、さすがにかなり高価。レンズまで含めると、メルセデス・ベンツが買えるレベルのようだ。


●独 カールツァイス
キヤノンEFマウント用カールツァイスレンズ「プラナー50mmF1.4 ZE」を展示
-先だって発表となった、キヤノンEFマウント用のツァイスレンズを展示。
-現在発売中の、ニコン用、ペンタックス用に続き、EFマウントの「ZE」を追加。
-AF撮影はできないが、フォーカスエイドでのMF撮影が可能。
-もちろん、絞り制御も電子式のため、プログラムや絞り優先などでの撮影が可能だ。
-ブースでは「プラナー50mmF1.4 ZE」を展示。価格は579ユーロ。
-定番の大口径中望遠レンズ「プラナー85mmF1.4 ZE」も発表。価格は999ユーロ。

●ニコン
FXフォーマット機「D700」、DXフォーマット機「D90」など新製品で賑わうニコンブース
-会場内でも屈指の賑わいを見せるニコンブース。
-今回、フォトキナ向けに発表になったのは、新世代標準レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」のみだが、夏発表のFXフォーマット機「D700」や、9月発表の「D90」など、魅力的な新製品が多いこともあって、ブースはかなり混み合っていた。


●タムロン
超広角ズーム「SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II」
手ぶれ補正機能内蔵APS用高倍率ズーム「AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC」など出品

-タムロンは今回、新製品として国内発売直後の15倍ズーム「AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC」や「SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II」などを出品。
-独自手ぶれ補正機能を搭載した「18〜270mm」は、15倍ズームながらもリーズナブルなサイズで、ブレ補正効果も高く、現地でもなかなかの人気に。
-APS用超広角ズーム「SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II」は35mm換算で16〜38mm相当のワイド域を広くカバーできる、比較的コンパクトなもの。同レンズは先だってニコン用の発売日が延期になったになったが、10月下旬には日本国内での発売が開始されるという。
-同社Webではフォトキナ会場からのライブ中継も実施中だ。

●キヤノン
同社デザイナーによる歴代「IXY」のデザイン資料などを展示
-キヤノンブースでは、コンパクト機「IXY」(現地名 IXUS)のデザインについて、特別にエリアを設けて紹介。
-IXYをデザインした歴代デザイナーの紹介はもちろん、デザインの検討過程での外装試作品なども展示。
-さらに、IXYのデザイン図面やイメージスケッチなど、普段見られないような世界を紹介。
-IXYのレンズ周辺リングの検討用部材なども、山積みされており、実にさまざまな検討のもとにデザインされているのが理解できる。
-このように普段見ることができない部分も紹介されるのはフォトキナなど大型イベントならではの楽しさだ。

-同社のネットサービス「イメージゲートウエイ」が、欧州では動画対応に。
-撮影した動画ファイルを転送することで、動画データの保管や共有が可能。
-アップロードした動画ファイルは、iPod用のポッドキャスト用に変換され、iPodで簡単に見ることもできる。
-容量は最大で1GBまでと、同時代にはやや物足りないところが難点。
-日本国内での展開は未定だが、そう遠くない時期に展開が始まる可能性がありそうだ。




2008/09/26
(金)
[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催3日目 現地レポート

-ドイツ・ケルンで開催中の、世界最大の写真関連機材イベント「フォトキナ2008」。
-開催3日目はようやく好天に恵まれ、多くの来場者が訪れた。
-3日目になり、各社とも大手の商談を終えたこともあり、出展者が他社ブースを見学している姿も。

-フォトキナ開催地ケルンは、大聖堂でも有名な街。
-フォトキナ会場となるケルンメッセは、昔ながらの旧会場とこの4-5年で増築された新会場の両方を使って開催されている。メインエントランスのモダンな雰囲気になった。



●キヤノン
今秋発表の注目の新製品「EOS 5D Mark II」「PowerShot SX1 IS」
新PIXUSシリーズなど映像関連の入力から出力までを一堂に展示

-キヤノンはこの秋に発表した各分野の新製品を一堂に展示。
-フォトキナ会場の中でも、その人気はトップレベル。
-製品展示も、デジタル一眼レフ、レンズ、コンパクトカメラ、カムコーダー、プリンターなど入力から出力までを幅広く網羅。

-今回のフォトキナで初公開となった新製品はなく、いずれも事前発表済み。
-だが、欧州で実機を手にできる機会はフォトキナが初めてだけに、ブースは終始賑わいを見せていた。

-ブースでの一番人気は「EOS 5D MarkII」。
-今回、実機が数台しかないため、混み合う時間帯は手にするまで15分待ちくらい。

-PowerShotシリーズ初のフルHD動画対応機「SX1 IS」の人気も上々。
-ブースでは同機をメインにした説明エリアを設けて、その魅力をアピール。
-これまでのビデオカメラにはなかった、広角でのHD動画が撮影できる点を強調していたのも印象的。
-同社のコンパクト機初のCMOS搭載機であり、待望の28mmからの20倍ズームということもあり、その注目度はかなり高かった。

●オリンパス
注目のマイクロフォーサーズやEシリーズ中堅機のモックアップを出展
レンズやアクセサリーをワンパッケージにした新展開も


-今回、マイクロフォーサーズとレギュラー・フォーサーズ準拠のモックアップを出展したオリンパス。
-モックアップはブース中央に、ガラス越しに展示。周囲のディスプレイと同じ雰囲気のため、意外に目立たない状態。
-概要を書いた小さなフレームとモニター画面での紹介で、詳細な説明もなく、モックアップの説明員も常駐していないかったのは残念。
-それでも注目度は高く、ケース越しに長時間じっくりと見ている人も多かった。
-今回のフォトキナでは、プレスやメーカー関係者との会話で、最初の話題は決まって、「マイクロフォーサーズ、どう思いますか?」「オリンパスのデザイン、どう思います?」だった。

-今回オリンパスは、Eシリーズボディーとレンズ、アクセサリーをワンパッケージにして販売する新展開を実施。
-まず、「KOMACHI KIT」(小町キット)と呼ばれる女性向けのものを欧米向けに展開。これは「E-420」にパンケーキレンズ「25mmF2.8」、さらにケースと1GB CFカードを、専用デザインの箱に入れて販売するもの。想定価格は699ユーロとお買い得。

-日本国内展開も予定されているのが「EVOLUTION KIT」。
-こちらは「E-520」に「9〜18mm」「14〜42mm」「40〜150mm」「70〜300mm」と「FL-50R」(ストロボ)をワンパッケージにしたもの。
-巨大な外箱だが、その側面には「瑞光」(ズイコー)の文字がデザイン化されている。
-欧州での価格は1,999ユーロ。

-ブースでは普段あまり見ることができない「カプセル内視鏡」も展示。
-このカプセルを飲み込むだけで、一定間隔で体内を撮影。
-撮影した画像は電波で外部に、リアルタイムに転送されるという。


●HOYA
PENTAXブランドの小型一眼レフ「K-m」や
新交換レンズなどを出品。新コーティングもアピール

-HOYAとの合併後初めてなるフォトキナ出展。ブースにHOYAの文字はなく、すべてブレンド名の「PENTAX」で統一。
-小型一眼レフ「K-m」をはじめとした新製品や参考出品は、ブース内のケース越しの展示に。
-「K-m」はAPS-Cセンサー搭載としてはコンパクト。だが、今回はマイクロフォーサーズが登場したこともあって、そのインパクトは意外に小さい。
-新レンズはいずれも魅力的。なかでも、中望遠となる大口径レンズ「55mmF1.4」では、同社独自の新コーティング技術を採用。
-コーティングの比較を見ると、現行品(中央)に比べ、新コーティング(右)は透過率がさらに高くなっており、下の文字もよく見える。また、入射角が大きな面にも効果があるため、曲面の大きな光学系での画質向上も期待できそうだ。
-リミテッドシリーズの超広角レンズ15mmF4も、現物を見ると、想像以上にコンパクトで魅力的だ。



2008/09/25
(木)
[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催2日目 現地レポート

-昨日よりドイツ・ケルンのケルンメッセで開催中の、世界最大の写真関連機材イベント「フォトキナ2008」。
-会場は初日よりも混雑しており、開場時、入場券を買うために長蛇の列ができるほど。
-来場者は、話題性の高いメーカーのブースに人気が集中しており、展示台数が少ない機種などは、手もするのに10分以上かかることも。
-ケルン市内もあらゆる場所でビルボードを使い、新製品をアピール。街全体でフォトキナを盛り上げている感じだ。




●Metadata Working Group
画像ファイルのメタデータの互換性向上ガイドラインを策定
-これまで各社独自で展開してきたメタデータを、さらに有効に活用するためのワーキンググループを設立。
-参加企業はマイクロソフトを中心に、アドビ、キヤノン、ソニー、ノキア。
-メタデータの互換性を向上し、検出・整理・検索性を高めるための、新ガイドラインをフォトキナ会場内で発表。
-現在対象としているファイルフォーマットは「EXIF」「XMP」「IPTC IIM」など、静止画に関連するものから互換性向上を推奨。
-撮影日時やGPSデータ(ジオタグ)など、標準的なタグ情報から互換性を高め、共通化を促進。
-現在、ガイドラインのVer.1.0をWeb公開中。英語版のダウンロードが可能。
-たとえば、Exifのタグにある撮影日時はローカルタイムのため、データベース化をする場合、検索や整理時に不具合が生じる可能性あり、世界標準時からの時差情報などを付加。
-Photoshopなどで活用されているXMPについても、互換性高めることで他のアプリケーションソフトでも活用可能に。

●SAMSUNG Techwin
超広角24mmからの10倍ズームを搭載した
720P動画撮影対応10メガコンパクトカメラ「HZ1」発表

-クラス初となる24mmワイドからの10倍ズームを搭載したコンパクト機。
-レンズは24〜240mm相当の光学10倍ズーム。
-撮像素子は1/2.33型1000万画素CCDを搭載。
-720P/30fpsの動画撮影が可能。
-液晶モニターは2.7型23万画素タイプ。
ー大きさは105×61.4×36.5mm。
-欧州12月発売。

●キヤノン
国内未発表の自社製LCOSを搭載した
フルHD対応プロジェクター「XEED WUX10」出品

-キヤノンは国内未発表となるフルハイビジョン対応液晶プロジェクターを出展。
-心臓部に自社開発のLCOSを搭載。LOCSならではの高画質をアピール。
-解像度は1,920×1,200ピクセル。明るさは3,200ルーメンと高輝度。
-ブースでは静止画の投影も行っており、デジタル時代のスライドプロジェクター的な使い方をアピールしていた。

●ライカカメラ
ライカ初のデジタル版スライドプロジェクターとなる
フルHD対応DLPプロジェクター「ライカ プラドビットD-1200」を出展

-ライカ初のデジタル版”スライドプロジェクター”となるフルHD対応DLPプロジェクター。
-ブースでは専用スペースを設け、静止画中心として投影デモを展開。大型スクリーンで見る静止画の魅力を強くアピール。
-静止画での再現性を重視した製品だけに、その再現力は通常のホームシアター向けのものを上回るレベル。
-TI製のフルHD対応DLPを採用。解像度1,920×1,200ピクセル。
-2500:1以上の高コントラスト比を実現。明るさは約1400ルーメン。
-レンズに大口径のライカ バリオ・エルマリートP f2.8-3.1/33-42mmを採用。
-HDMI入力やDVI入力に対応。
-オープンプライス。実売価格はレンズ付きで、100万円台の中盤から後半になる模様。

●ソニー
写真の画像処理をターゲットとした「Photo PC」となる
「VAIO type A フォトエディション」「VAIO type R フォトエディション」をアピール

-ソニーVAIO初の、デジタルフォトに特化した「フォトエディション」をフォトキナでアピール。
-18.4型フルHDモニター採用のノート型「type A」と、25.5型モニター一体型デスクトップタイプの「type R」の2種を展示。
-ソニーブースとマイクロソフトブースに出展されており、これらを使った、実際の作業ワークフローを体験可能。
-AdobeRGBをカバーできる液晶モニターと高速CPUとの組み合わせによる、RAWデータの画像処理は思いのほか軽快。
-ブースでは多くのカメラマンが実際にその実力を自分の目で確かめ、好評を博していた。
-とくに従来困難だったノートPCでの本格的な処理ができることもあって、ノート側の「Type A」の人気がより高いようだ。
-日本国内では先週末より発売開始。オープンプライス。実売価格は店頭向け標準仕様でtype Aが320,000円、typeRが350,000円前後。

●ケンコー
フォトキナで初公開された
広角系高倍率ズーム「トキナー・AT-X 16.5〜135mmF3.5〜5.6」発表

-35mm判換算で約24mm相当の超広角から200mm相当までをカバーできる、高倍率標準ズーム。
-以前、開発発表されたモデルをさらにワイド側に伸ばし、超広角域までカバー。
-ワイド側では全長も短く、とてもコンパクトで携帯性もいい。
-望遠側ではかなり全長が伸びるものの造りがしっかりしているのでさほど不安はない。
-価格・国内発売時期ともに未定。

ND6〜ND1,000までの幅広い透過の
光量変更が可能な新NDフィルター「バリアブルNDフィルター」発表

-2枚のPLフィルターを重ね合わせることで、透過光量を大きく可変させることができる「バリアブルNDフィルター」。
-前枠の回転により、透過光量をND6相当から、最高でND1,000相当まで可変可能。
-ただし、展示品は光量変化に伴い、色調もやや変化する傾向が見られたが、デジタルカメラでホワイトバランスを取り直せば実用的に使える。
-製品版では色調の変化をさらに抑えたものになるという。

グリップ取り外しが可能なスポットメーターを参考出品

レンズ交換やヘリコイド式フォーカスリングを採用した
レンズベビーシリーズの最新モデル「LENSBABY COMPOSER」発表

-レンズベビーの最新モデルとなる「LENSBABY COMPOSER」。
-1ユニットでレンズ交換が可能。ダブルグラス、シングルグラス、ピンホールの3種に交換可能。
-アオリ撮影部も大幅に改良。簡単でスムーズなアオリ操作が可能。
-ピント合わせもヘリコイド式を採用。微妙なピント合わせも容易に。
-オープンプライス。11月発売予定。


2008/09/24
(水)
[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催初日 現地レポート

-本日23日より、ドイツ・ケルンのケルンメッセで、世界最大の写真関連機材イベント「フォトキナ2008」が開幕。
-初日は天候が優れず、ときおり小雨が降る状況。
-会場は前回よりもやや混み合っており、人気ブースでは新製品のカメラを手にするまでに時間がかかるケースも。



●松下電器
マイクロフォーサーズ準拠デジタル一眼「LUMIX G1」、一般公開
-今年のフォトキナで一番の注目は「マイクロフォーサーズ」。
-なかでも、製品化一番乗りとなった「LUMIX G1」は、今回フォトキナの話題をさらった感じだ。
-ブースは開幕早々から、同機を自分の目で確かめようという人が数多く訪れた。
-とくに、開場からわずか10分の間に、一眼レフの二大巨塔の社長自らがそれぞれブースを訪れ、「G1」をチェックしていたのがとても印象的。
-ブースでは女性ユーザーの比率が高いのも大きな特徴。
-ブースの一角では「G1」によるフォトギャラリーも展開。



●シグマ
41mm相当の新レンズを搭載。新開発画像処理エンジン搭載
1,400万画素相当のFOVEON X3センサー搭載コンパクト機「DP2」
レンズ交換式デジタル一眼レフ「DP15」発表
-シグマはフォトキナ初日にデジタルカメラやレンズなどを一挙発表。
-新画像処理エンジンを搭載した1,400万画素FOVEON X3搭載機「DP2」「SD15」を開発発表。
-「DP2」は、前回のフォトキナで注目を浴びた「DP1」のバリエーションモデル。35mm判換算で41mm相当の24.2mmF2.8レンズを搭載。
-「SD15」は、新画像処理エンジンの搭載によりさらなる高画質化を実現。
-35mmフルサイズ対応標準ズーム「24-70mm F2.8 EX DG HSM 」など新レンズも発表。

●ライカカメラ
30×45mm大判センサー搭載デジタル一眼レフ「S2」などブースで公開

-フォトキナ前日に開発発表された、大判センサー搭載機「S2」をブースで公開。
-ブース内に「S2」専用スペースを設け、きわめて上品な雰囲気で展示されているのが印象的。
-実際に実機を見ると、意外なほどコンパクトに仕上がっており、同社の「R9」をやや大きめにした程度に収まっている点に感心する。
-レンズのラインナップも充実。広角から超望遠、マクロ、シフトレンズまでを網羅。
-シャッターはフォーカスプレーン式だが、ストロボ撮影を考慮したレンズシャッター内蔵レンズも用意。
-ブースで取材したところ、価格については「きわめて高価」。発売時期については「未定だが、まだ1年はかかる」という話だった。

-先だって発表されたコンパクト機「D-LUX4」「X-LUX3」も展示。
-基本的なスペックなどはベースとなるLUMIXシリーズと同様だが、外観デザインなどはライカのオリジナル部分も多く、実機を見ると、ひと味違う印象を受ける。
-「D-LUX4」はとてもライカっぽいイメージに仕上がりになっており、オプションとして、ライカオリジナルのグリップやファインダーも用意される。
-同機は、世界先駆けて日本で、10月1日より先行発売される。

●アドビシステムズ
操作性を向上させ、3D系機能を充実させた「Photoshop CS4」発表
-画像処理ソフトの定番「Adobe・Photoshop」が「Photoshop CS4」にメジャーバージョンアップ。Photoshopを含むクリエイティブスィートシリーズも各「CS4」シリーズに。
-今回のPhotoshop CS4では、操作性の向上と3D画像への対応がメイン。
-欧州向け発表。日本国内展開時期は未定。

●ソニー
カメラが被写体を追尾して自動撮影できる
Cyber-shot用電動雲台「AUTOMATIC PHOTOGRAPHER」参考出品

-カメラ内の顔検出機能などを活用して、自動的に人物を撮影できる新技術「AUTOMATIC PHOTOGRAPHER」を開発発表。
-360度回転し、上下方向にも動く電動運台にカメラを装着。雲台を動かしながら人物をスキャン。カメラ側の顔検出機能の情報を活用して、人物を捕らえて撮影するシステム。
-人物を捕らえた場合、必要に応じてズーミングをして、人物を適度な大きさに写す機能も。
-このシステムを使うことで、撮影者がいなくても、自分が写った自然な家族のスナップショットを撮影可能。
-現在は静止画撮影をベースに考えているという。
-開発発表のため、具体的な製品化については未定。
-あらたな試みとして注目され、手頃な価格帯であれば、市場性がある可能性も。

●富士フイルム
カメラ本体液晶やプリント、専用液晶モニターで
自然な3D表示が楽しめる3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3Dシステム」発表

-3D写真をきわめて気軽に楽しめる新システム「FinePix REAL 3Dシステム」。
-ブースでは3Dデジタルカメラで撮影し、背面液晶で3D表示を楽しめるデモを展開。
-3D液晶表示は、液晶のバックライトを高速制御することで左右の画像を表示。
-百聞は一見にしかず。ブースで実際に見てみると、カメラの背面液晶で裸眼のまま、3Dの経験がなくても、そのまま自然な3D表示が実現できており、特別なスキルがなくても3Dが楽しめる点が魅力的。
-カメラの設定メニューも3D化されており、選んだ項目だけが浮き出て見えるので視認性もよく、使っていて楽しそう。
-今回のカメラは、まだまだ試作レベルで、このまま製品化されるわけではないという。
-製品化の時期は未定だが、それほどは遠くないタイミングになる模様。

●ナナオ
簡単操作でFlexScanシリーズの
ハードウエアキャリブレーションができるツール「Eizo Easy Pix」発表

-手頃な価格帯のFlexScanシリーズで、ハードウエアキャリブレーションが可能な専用カラーマッチングツール。
-手順に沿って操作するだけでハードウエア・キャリブレーションが可能。
-ICCプロファイルのターゲットは「5,500ケルビン・ガンマ2.2」「6,500ケルビン・ガンマ2.2」の2種とマニュアル操作でのターゲット設定も可能。ただし、数値入力による詳細設定は不可。
-同システム専用の測色機も付属。測色機部分は他社供給だが、本システム専用にカスタマイズされているため、本機でしか動作せず。
-対応機種はFlexScanシリーズの「SX2461W」「SX2761W」「SX3031W」と、近い時期にリリースされるSシリーズの22インチ新モニター。
-日本国内では来月発表、年内発売予定。実売価格は2万を大幅に切るレベルを想定。


2008/09/23
(火)
●ライカカメラ
30×45mmサイズの37.5メガセンサーを搭載した
本格派中判レンズ交換式デジタルAF一眼レフシステム「S2」発表

-超大型 30×45mmの「ライカプロフォーマット」イメージセンサーを搭載した、ライカの新レンズ交換式デジタル一眼レフシステム「Sシステム」発表。
-第一弾として37.5メガの撮像素子を搭載したボディー「S2」を発表。
-従来の中判デジタル一眼レフよりも小型化を実現。
-最新の画像処理エンジンを搭載することで処理を2倍高速化。
-レンズは超広角から超望遠、マクロやソフトレンズまでをフルにラインナップ。
-35mmSLRシステムからのアップグレードを考えているプロカメラマン向け。




[DigitalCamera.jp 特報]
「フォトキナ2008」 開催前日プレスディ 現地レポート

-明日23日より、ドイツ・ケルンのケルンメッセで開催される、世界最大の写真関連機材イベント「フォトキナ2008」。
-開催前日の本日はプレスディ。まだ各ブーストも設営中だが、一部ブースではプレス向けに新製品などを公開。

●オリンパス
マイクロフォーサーズ準拠モデルのモックアップモデルをプレス向け公開
-前日のプレス向けイベントで、マイクロフォーサーズ準拠モデルのコンセプト・モックアップを公開。
-現地でのプレスリリースは基本的に日本国内と同等のもの。
-コンセプト・モックアップのため、今回はコンセプトを理解してもらうためのものと説明。
-公開されたモックアップは、金属外装で可動部はなし。レンズもダミー。
-全体に高品位なイメージで、コンパクトだが、高級感のあるものに。
-サイズ的には「シグマ・DP1」に近いもので、DP1よりやや幅広で、高さは若干高め。
-ファインダーは背面液晶のみのシンプルなもの。

※同社SLR事業部本部長・小川氏への取材コメント
-今回のモックアップは「ポケッタブル・スリム・SLR」というコンセプト。
-サイズは幅120mm、高さ65mm、奥行き32mm(ボディーのみ)。
-体積は「E-420」の約60%とかなり小型になっている。
-年内発売は、ない。製品化は来年になる。
-今回、オリンパスはこの方向性を(小型軽量指向)目指す。
-AFはコントラストAFを採用。
-ファインダーは背面のみ。外付けファインダーも検討している。
-マニア層とファミリー層の両方をカバーしてゆきたい。

-レンズはパンケーキをイメージしたもの。このモックアップはズームではなく、コンパクトさを強調するため、単焦点とした。もちろん、ズームもある。
-単焦点の良さは体を動かして写真を撮るようになるというメリットもある。
-広角側に充実したレンズを導入。
-パンケーキレンズは一本は導入したい。
-パナソニックと一緒に、早い時期にレンズを充実させたい。


「フォーサーズ規格」準拠の中級レンズ交換式一眼レフのモックアップを公開
-従来からのレギュラー・フォーサーズ準拠の中堅モデルのモックアップを公開。
-モックアップというよりも、かなり製品に近い印象。
-一見すると、「E-3」と見間違えそうな雰囲気を備えており、中堅機というよりは高級機に近いイメージに。
-主要機能は既報の通り、「E-3」のものをほぼ踏襲。
-2009年第一四半期発売予定。製品名、価格とも未定。

※同社SLR事業部本部長・小川氏への取材コメント
-今回のものはモックアップだが、マイクロフォーサーズ用より製品に近いイメージ。
-「E-520」と「E-3」のあいだを埋める新ラインナップ。
-基本となるプラットフォームは「E-3」のものを採用している。
-ファインダーは、(E-3よりも)少し簡略化したものになる。
-重さは「E-3」よりも100g以上軽くなる。
-AFは「E-3」と同じものを採用する。
-フリーアングルライブビュー(角度可変式液晶でのライブビュー)は踏襲。
-絵作りの方向性も変化させることを考えている。
-「E-420」からのステップアップユーザーを本機で取り込みたい。
-今後、レンズは、各クラス別にそれぞれ、超広角から超望遠、マクロまでカバーしたい。
-基本となる(レギュラー)フォーサーズシステムを今後もしっかりと充実させる。



●松下電器
マイクロフォーサーズ準拠デジタル一眼「LUMIX G1」をアピール
-今回のフォトキナで注目のマイクロフォーサーズ準拠デジタル一眼「LUMIX G1」。
-今回、巨大なブースを構える松下電器は、そのメインとして、欧州の一般向けイベントで初公開となる「LUMIX G1」をアピール。
-ブースはまだ設営中だが、ひと目実機を見たいという人が数多く訪れていた。



●富士フイルム
広ダイナミックレンジと高解像度を
一つのCCDで生成できる新CCD「Super CCD EXR」を開発発表

-「Super CCD ハニカム」の進化形となる新CCD「Super CCD EXR」を開発発表。
-新CCDでは、従来の解像度重視の「ハニカムHR」とダイナミック優先の「ハニカムSR」の両方の特徴を1種類のCCDで実現。
-今回の「EXR」では、同色担当の画素を2つペアで、斜め方向に配置。
-解像度を優先させたい場合には、両方の画素を活用することで高画素化を実現。
-広ダイナミックレンジを優先させたい場合には、ペアになっている片方の画素の感度を制御することでハイライト部を中心に情報をキャプチャーし、処理時に1画素の信号として生成。

手軽に3D撮影ができ、プリントやモニターで楽しめる「FinePix REAL 3D」、開発発表
-特別な知識なしに気軽に3D写真が楽しめる新システム「FinePix REAL 3D」。
-3D専用デジタルカメラで撮影し、立体視可能な専用ディスプレイを用意。
-3D撮影した写真のプリントはレンチキュラー方式を採用。
-将来的な展開として、2つのレンズで撮影できることを利用して、動画と静止画の同時撮影や広角と望遠、両レンズの画像をステッチしたパノラマ撮影など3D以外の用途も可能に。

●ソニー
35mmフルサイズデジタル一眼レフ「α900」をプレス向け公開
-今回、キヤノン、松下と並ぶ巨大なブースを構えたソニー。
-開催前日のプレスディでは、話題の35mmフルサイズ一眼レフ「α900」を強くアピール。
-実際にふれてみると、ズッシリとした重量感のある堅牢な印象で、現地でも好評。
-ボディーは自由に触れることができる。
-ブースではボディー内部構造がわかるものが多数展示されている。

●HOYA
APSサイズ小型一眼レフ「PENTAX K-m」をブースで公開
-本日、日本国内でも開発発表された、小型一眼レフ「K-m」をブースで公開。
-APSサイズの一眼レフのなかではコンパクト。初代の「*istシリーズ」を彷彿とさせるPENTAXらしいモデルだ。
-新レンズとなる超広角単焦点レンズ「smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」も展示。実物はかなりコンパクトで高品位な魅力的な印象。

●ニコン
FXフォーマット対応の新標準レンズ「50mmF1.4G」をブースで公開
-本日発表の新設計となる標準レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」を展示。


2008/09/22
(月)
●オリンパス
「マイクロフォーサーズ規格」準拠の
レンズ交換式デジタル一眼カメラを開発。フォトキナ2008でコンセプトモックを公開

-同社初となるマイクロフォーサーズ規格準拠一眼レフを開発。
-ドイツ・ケルンで開催される「フォトキナ2008」会場でコンセプト・モックアップを公開予定。
-レンズ交換式デジタル一眼システムとして、「マイクロフォーサーズシステム規格」ならではの、大幅な小型・軽量化を実現。
-同規格準拠の各種交換レンズも開発中。
-商品化時期や価格などは未定。

「フォーサーズ規格」準拠の中級レンズ交換式一眼レフ、フォトキナ2008で公開
-「E3」と「E-520」の中間に位置する中堅モデルを開発発表。
-「E3」の持つ11点全点ツインクロスセンサーによる高速AFシステムを搭載。
-最大5EV分相当の補正効果を実現したボディー内手ぶれ補正機構を採用。
-「防塵防滴機能に代わる様々な新機能」を搭載。
-従来のからの「100%デジタル専用設計」、「ダストリダクションシステム」「フルタイムライブビュー機能」を網羅。
-2009年第一四半期(1〜3月期)発売予定。製品名、価格とも未定。

●HOYA
APS-Cサイズ一眼レフ世界最小サイズを実現した
手ぶれ補正機能内蔵1,020万画素CCD搭載エントリー系一眼レフ「PENTAX K-m」発表

-APS-Cクラスで世界最小サイズを実現したエントリー系デジタル一眼レフ。
-センサーシフト式手ぶれ補正機能とダストリダクション機能を搭載。
-シーン自動判別式によりモードを自動設定する、オートピクチャー機能搭載。
-連写速度は秒3.5コマ。
-専用レンズとして標準ズーム「smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6AL」、望遠ズーム「smc PENTAX-DA L 50-200mmF4-5.6ED」を同時発売。
-大きさは約122.5×91.5×67.5mm。重さ約525g。
-オープンプライス。10月下旬発売。

デジタル一眼レフ専用超広角単焦点レンズ「smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」(仮称)、「smc PENTAX-DA 1.4X REAR CONVERTER SDM」(仮称)、開発発表
-「フォトキナ2008」で開発発表される新レンズ2種。
-デジタル一眼レフ専用設計の超広角単焦点レンズ「smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」(仮称)。2009年春頃発売予定。
-同社初のAF対応テレコンバータ「smc PENTAX-DA 1.4X REAR CONVERTER SDM」(仮称)。発売時期未定。

●ニコン
新設計の光学系を採用。超音波モーター内蔵
FXフォーマット対応標準レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」発表

-最新設計となるFXフォーマット対応、定番大口径標準レンズ。
-新設計の光学系を採用することで、諸収差をバランスよく抑制。優れた描写力と美しいボケ味を両立。
-AF駆動に超音波モーター「SWM」を搭載。高速で静粛性に優れたAFが可能。
-絞り羽根は9枚の円形絞りを採用。絞り込み時でも自然なぼけ味を実現。
-最短撮影距離0.45m。フィルター径58mm。
-大きさは最大径73.5mm、全長54mm。重さ約280g。
-63,000円。12月発売。

●ライカカメラ
金属フォーカルプレーンシャッター採用で静音化
感度自動制御絞り優先AE機能を追加した1,030万画素レンジファインダー機「M8.2」発表

-撮像素子は「M8」と同じ1,030万画素CCDを搭載。その他の基本性もM8を踏襲。
-オープンプライス。実売価格74万円前後。10月中旬発売予定。

24〜60mm相当でF2.0〜2.8の
ワイド系ズームを搭載した1/1.63型1,010万画素CCD機「D-LUX4」発表

-大口径のワイド系ズームレンズを搭載したコンパクト機。
-「松下電器・LUMIX LX3」をベースのライカモデル。
-撮像素子は1/1.63型1,010万画素CCDを搭載。
-レンズは24〜60mm相当となるF2.0〜2.8の広角系ズームを搭載。
-液晶モニターは2:3比率となる3.0型液晶モニターを採用。
-ライカロゴのはいった、オリジナルの本革ケースも用意。
-オープンプライス。実売価格105,000円前後。10月1日発売。

25〜125mm相当の5倍ズーム搭載1/2.33型1,010万画素機「C-LUX3」発表
-超広角25mmからの5倍ズームを搭載したコンパクト機。
-「松下電器・LUMIX FX37」ベースのライカモデル。
-撮像素子は1/2.33型1,010万画素タイプ。
-レンズは25〜125mm相当となる「LEICA DC VARIO-ELMARIT 4.4.22 mm f/2.8.5.9 ASPH.」。
-液晶モニターは2.5型タイプ。
-オープンプライス。74,800円前後。10月1日発売予定。

ライカ初のデジタル版スライドプロジェクターとなる
フルHD対応液晶プロジェクター「ライカ プラドビットD-1200」発表

-ライカのデジタル版スライドプロジェクターとなるフルHD対応液晶プロジェクター。
-「ライカはこのデジタルプロジェクターの発売により、唯一欠けていた再現という分野にまでラインアップを拡大します」とアナウンス。
-IT製のフルHD対応DLPを採用。解像度1,920×1,200ピクセル。
-フォトリアリスティックモードでも2500:1以上の高コントラスト比を実現。
-明るさは約1400ルーメン。
-レンズに大口径のライカ バリオ・エルマリートP f2.8-3.1/33-42mmを採用。
-HDMI入力やDVI入力に対応。

2008/09/21
(日)
●エツミ
液晶ガードフィルムに「ニコン・D90」「ソニー・Cyber-shot T700/T300」
「松下・LUMIX FX150」「オリンパス・μ1060」「キヤノン・PowerShot A1000IS」用を追加

-カメラの背面液晶を保護する液晶ガードフィルムにあらたに5機種を追加。
-追加機種は「松下・LUMIX FX150専用」「ニコン・D90専用」「ソニー・Cyber-shot T700/300用」「オリンパス・μ-1060専用」「キヤノン・PowerShotA1000IS専用」の5種。
-「D90」「FX150」用はARコートタイプ。他はスーパークリアタイプをラインナップ。
-価格は「D90専用」2,100円、「FX150」「T700」用1,150円。「μ1060」「A1000IS」用は1,050円。9月22日発売。



※本日より、ドイツで23日から開催される「フォトキナ2008」の取材でドイツ・ケルンに向かいます。
現地での通信環境により、更新が滞る可能性がありますので、予めご了解ください。よろしくお願いします。


2008/09/20
(土)
●富士フイルム [トラブル情報]
「FinePix F100fd」「F50fd」付属充電器「BC-50」の一部で不具合。無償交換へ
-デジタルカメラ「FinePix F100fd」「F50fd」の充電器の一部でトラブル。
-2008年3月製造の一部ロットでACプラグ部の強度不足に。
-ひび割れの発生やACプラグ部の脱落の可能性あり。感電の可能性も。
-対象製品は製造ロッド表示が「WCAA」「WCAB」のもの。
-該当品は無償交換に。使用を控え、Webもしくは電話による交換申し込みで対応。

[ソフトウエアUPDATE]
●アップル
Digital Camera RAW Compatibility Update 2.2
-「Aperture 2」「iPhoto '08」のRAWファイル対応機種を拡張するアップデータ。
-新たな対応機種は、「キヤノン・EOS Digital Rebel XS/Kiss Digital F/1000D」、「コダック・DCS Pro SLR/n」、「ニコン・D700」、「オリンパス・EVOLT E-420」「EVOLT E-520」「SP-570」、「Samsung GX-10」「GX-20」、「ソニー・DSLR-A300」「DSC-R1」。
-対応OSは、Mac OS X 10.4.11 Tiger、Mac OS X 10.5.3 以降。

2008/09/19
(金)
●セイコーエプソン
「調和」をコンセプトにした、次世代カラリオ・プリンター
6色染料インク複合機「EP-901F」「EP-901A」「EP-801A」「PM-A840S」など6種発表

EP-901F EP-901A EP-801A PM-A840S
-「調和」を新コンセプトにした、高画質・高機能、コンパクトでスタイリッシュな次世代カラリオ。
-新カラリオは、写真だけでなく、日常生活のなかでプリントを楽しめるパートナーに。
-新主力モデルとなるEPシリーズには、染料系6色インクを採用。
-3.5型液晶+7.8型タッチパネル操作のADF標準搭載プレミアムモデル「EP-901F」「EP-901A」。有線・無線LANに対応。ドット抜けを軽減する「自動ノズルチェック」機能搭載。L判14秒の高速写真印刷が可能。「901F」はカラーFAX機能も搭載。
-主力機種となるリビング向けで薄型コンパクトな「EP-801A」。901シリーズからADFを省き、液晶を2.5型に小型化したコストパフォーマンスモデル。L判約14秒の高速写真印刷や自動ノズルチェック機能搭載。
-昨年の定番モデル「A840」の改良機となる「PM-A840S」。
-普通紙プリントを重視した4色顔料系インク「つよインク200X」採用複合機「PX-501A」。
-省スペースのシンプルな6色染料インク採用機「EP-301」。
-オープンプライス。10月8日発売。

●トキナー
新コーティングを採用した
APSセンサー専用超広角ズーム「"AT-X 124 PRO DX II" 12〜24mmF4」発表

-現行の「12〜24mmF4」の改良型となるAPS-Cサイズ一眼レフ用超広角ズーム。
-マルチコーティングを改良。逆光撮影時に効果を発揮。
-あらたにニコンマウント用にレンズ内モーターを搭載。「D60」「D40」でもAF撮影が可能。
-光学系は現行の「AT-X 124 PRO DX」を踏襲。
-最短撮影距離0.3m。
-大きさは最大径84mm、全長89.5mm。重さ約540g。
-94,500円。ニコン用11月7日、キヤノン用12月5日発売。

2008/09/18
(木)
●オリンパス
デジタル一眼レフ用広角ズーム
「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」、価格・発売日決定

-5月13日発表のフォーサーズ用超広角ズーム「ED9-18mmF4.0-5.6」。
-35mm判換算で約18〜36mm相当の超広角域をカバー可能。
-発表当初、「2008年年内」としていた発売時期と価格を公開。
-74,550円。10月25日発売。

●オリンパス
デジタル一眼レフ「E-420」「E-520」購入者向けに
「E-520 E-420キャッシュバックキャンペーン」を実施

-フォーサーズ一眼レフ「E-520」「E-420」購入者向けのキャッシュバックキャンペーンを実施。
-期間内に、「E-520」「E-420」のダブルズームキット購入者でキャンペーン応募者にもれなく10,000円。
-「E-520」「E-420」ボディー単体購入者でキャンペーン応募者に、もれなく5,000円をキャッシュバック。
-実施期間は9月19日〜2009年1月12日。
-対象製品や応募方法などなど詳細情報は当該ページ参照。

●ソニー
フルHDの4倍を超える約885万画素の
超高解像度4K対応業務用データプロジェクター"SXDR"「SRX-T110」「SRX-T105」発表

-業務用機ながらも、次世代規格となる4K化を実現した超高解像度プロジェクター。
-フルハイビジョンの4倍を超える4K(4096画素x2160画素・約885万画素)を実現。
-独自開発のSXRD反射型液晶デバイスを3枚採用。
-光源はキセノンランプを採用。「T110」が2KW×2で明るさ11,000ルーメン。「T105」は1KW×2で5,500ルーメン。
-色再現域はAdobeRGB比で約95%の広色域を実現。
-本体のみ。レンズ別売。
-オープンプライス。実売価格1,210万円(T110)、790万円(T105)。11月発売。

●三洋電機
動画のコマ間画像を予測生成する
秒120フレーム表示対応フルHDプロジェクター「LP-Z3000」発表

-「Z2000」の後継機となるフルHD対応液晶プロジェクター「Z3000」。
-秒120フレームの表示が可能な120Hzの倍速対応フルHDデバイスを採用。
-通常の秒60コマ動画データをもとに、コマ間の画像を予測生成して、秒120コマ表示することで残像感を低減する「動的予測フレーム補間技術」を内蔵。滑らかでスムーズな動画に。
-新開発の光学補償板を追加。シーンに応じて絞りを制御することで、コントラスト比1:65,000を実現。
-色域はDeep Colorやx.v.Colorに対応したHDMI端子(Ver.1.3b)を2系統装備。
-設置の自由度が高い
業界最高範囲上下左右レンズシフト&高倍率2倍ズームレンズ採用。
-大きさは400×346×146mm。重さ約7.5kg。
-オープンプライス。

[ソフトウエアUPDATE]
●ニコン
Capture NX 2 Ver.2.1.0(Windows 用)アップデータソフト
Capture NX 2 Ver.2.1.0(Macintosh 用)アップデータソフト
-Capture NX 2の最新アップデータ。
-「D90」のRAWデータに対応。
-Mac OS X 10.5.4 に対応(Mac版)。
-現像セクションのアクティブ D-ライティングに、「より強め」を追加。
-「D3」「D300」で取得したイメージダストオフデータの適用効果を向上。
-特定操作後のバッチ処理で、ピクチャーコントロールが正しく適用されない不具合を修正。
-「マイピクチャ」フォルダを移動や削除すると、Capture NX 2が起動しない点を修正。
-その他、複数の不具合を修正。(Windows版)。

Camera Control Pro 2 Ver.2.3.0(Windows 用)アップデータソフト
Camera Control Pro 2 Ver.2.3.0(Macintosh 用)アップデータソフト
-Camera Control Pro 2の最新アップデータ。
-「D90」に対応。ただし、動画撮影には未対応。
-ライブビューウィンドウをCamera Control ProウィンドウのLvボタンから起動可能に。
-ライブビューウィンドウで「ライブビュー画像の手動回転」「カメラの傾きに合わせてたライブビュー画像の自動回転」「ライブビューモードの手持ち撮影モード時のフォーカスポイント表示」「ライブビュー撮影時の格子線表示」「ライブビュー撮影時の水準器表示」に対応。
-ライブビュー撮影時にCamera Control Proウィンドウで、露出モードやレリーズモードなどのカメラ設定が可能に。
-まれに RAW+JPEG 同時記録した画像がビューア上でRAWとJPEGに分かれて表示される現象を修正。

2008/09/17
(水)
●キヤノン [発表会会場速報]
フルハイビジョン動画撮影に対応した
35mフルサイズ2,110万画素CMOS搭載デジタル一眼レフ「EOS 5D Mark II」発表

-「EOS 5D」の後継機となる35mmフルサイズ2,110万画素CMOS搭載機。
-EOSシリーズで初めてフルハイビジョン動画(1080p/30)に対応。
-画像処理DIGIC4を搭載。内部処理14bit化。
-ファインダー視野率は98%。倍率0.71倍。アイポイント21mm。
-常用感度ISO100〜6,400。ISO 12,800、25,600での撮影も可能。
-3種類のライブビュー機能を搭載。位相差方式、コントラストAF、顔優先ライブビューを採用。
-AFは9点測距+6点アシスト。
-作動耐久15万回。
-動画記録はH.264。音声記録は本体のみではモノラル。外部マイク併用時はステレオ。
-バッテリーは新開発となるリチウムイオン式。
-大きさは152.0×113.5×75.0mm。重さ約810g。
-オープンプライス。実売30万円前後。11月下旬発売。


新開発の特殊コーティング「SWC」を採用した
新設計の超大口径広角単焦点レンズ「EF24mm F1.4L II USM」発表

-1997年12月発売の「EF24mm F1.4L USM」の後継レンズ。
-2枚の高精度ガラスモールド非球面レンズを採用し、画面全域で高画質化。
-2枚のUDレンズを採用し、倍率色収差を良好に補正。
-新開発の特殊コーティング「SWC(Subwavelength Structure Coating)」を採用。入射角の大きな光によるゴーストやフレアを大幅軽減。
-防塵・防滴構造を採用。
-大きさは最大径83.5mm、全長86.9mm。重さ約650g。
-246,750円。12月中旬発売。

28mmからの5倍ズーム搭載14.7メガCCD搭載高級機「PowerShot G10」発表
-PowerShotシリーズの最高級機となるGシリーズの最新モデル。
-レンズに28〜140mm相当の光学手ぶれ補正機能搭載5倍ズームとなる、6.1〜30.5mmF2.8〜4.5。
-撮像素子は1/1.7型1,470万画素CCDを搭載。
-映像エンジンはDIGIC4を搭載。
-液晶モニターは3.0型46.1万画素タイプを搭載。
-動いている被写体を自動追尾する「サーボAF」機能搭載。
-日陰や逆光でも明るく補正する「暗部補正」機能搭載。
-大きさは109.1×77.7×45.9mm。重さ約350g。
-オープンプライス。実売6万円前後。10月下旬発売。

1080iのフルHD動画撮影機能に対応した
同社コンパクト機初の1/2.3型CMOS搭載20倍ズーム機「PowerShot SX1 IS」発表

-同社コンパクト機初のCMOSセンサー搭載機。
-PowerShotシリーズで初めて1080iのフルHD動画撮影に対応。H.264記録。音声はステレオ対応。
-撮像素子は1/2.3型総画素数1,180万画素。4:3時1,000万画素、16:9時840万画素。
-レンズは28〜560mm相当(4:3)の20倍ズームとなる5.0〜100mmF2.8〜5.7。
-AF駆動源は超音波モーター。フォーカスレンズ駆動はボイスコイルモーターを採用。
-映像エンジンにDIGIC4搭載。
-動いている被写体を自動追尾する「サーボAF」機能搭載。
-日陰や逆光でも明るく補正する「暗部補正」機能搭載。
-電子ビューファインダーは0.4型14.8万画素タイプ。
-背面液晶は16:9比率の2.8型ワイド23万画素タイプ。
-大きさは127.5×88.3×87.7mm。重さ約585g。
-オープンプライス。実売7万円前後。12月発売予定。

「IXY910IS」の後継機となる
28mmからの4倍ズーム搭載1/2.3型1,000万画素CCD機「IXY 920IS」発表

-人気機種「IXY 910IS」の後継機となるワイド系4倍ズーム搭載10メガ機。
-ズームを4倍化し、さらに先代より薄型化を実現。
-撮像素子に1/2.3型1,000万画素CCDを搭載。
-レンズは28〜112mm相当となる5.0〜20.0mmF2.8〜5.6の4倍ズーム。
-映像エンジンにDIGIC4搭載。
-動いている被写体を自動追尾する「サーボAF」機能搭載。
-日陰や逆光でも明るく補正する「暗部補正」機能搭載。
-大きさは93.8×56.8×23.6mm。重さ約155g。
-オープンプライス。実売4万円前後。

マニュアル露出機能を備えた
1/1.7型1,470万画素CCD搭載3.7倍ズーム機「IXY 3000 IS」発表

-「IXY 2000IS」の後継機となるIXYシリーズのハイエンド機。
-撮像素子に1/1.7型1,470万画素CCDを搭載。
-レンズは36〜133mm相当となる7.7〜28.5mmF2.8〜5.8の3.7倍ズーム。
-液晶モニターは2.5型23万画素タイプ。
-映像エンジンにDIGIC4搭載。
-動いている被写体を自動追尾する「サーボAF」機能搭載。
-日陰や逆光でも明るく補正する「暗部補正」機能搭載。
-大きさは96.7×62.2×27.9mm。重さ約160g。
-オープンプライス。実売45,000円前後。9月20日発売。

エンジン、インク、写真用紙すべてを一新
よりコンパクトで高画質化を図った新PIXUSシリーズ7機種発表

MP980 MP630 iP4600




<発表会語録概要>
キヤノンマーケティングジャパン 社長 村瀬氏



・今回はキヤノンの総合力を紹介するために、一眼レフ、コンパクト、プリンターを合同発表する。
・一眼レフ、コンパクトカメラ、プリンター。キヤノンが絶対に負けられない分野。
・カメラはフィルムカメラをいよいよ超える年。
・EOS 5D Mark II。「5」は銀塩時代から中堅機を代表するモデル。EOS5Dは35mmフルサイズを初めて搭載した。お客様のデジタル化を推進したモデル。
・「フルサイズはキヤノン」
・上級スペックを搭載し、さらに自在に快適に。フルHD動画をサポート。
・写真を楽しむお客様のベストパートナーに。
・エントリーからプロフェッショナルまで盤石な体制に。
・新開発コートを採用した24mmF1.4も同時発表。
・国内でシェア45%以上、もちろん、トップシェアを目指す。

・コンパクト機は国内で約1000万台と予測。
・買い換え需要がメイン。価格にくわえ、よりよい機能や性能を求めている。

・コンパクト機は全機種にDIGIC4を搭載。
・シェア20%以上、5年連続トップに。
・全世界で1億台記念でプレミアムキットも発売。

・インクジェットプリンター市場は、エンジンからデザイン、インクシステムまでを一新。
・MP980はより高画質なハイアマ向けモデル。グレイインクを新採用。本格的なモノクロプリントも。
・MP630はより多くユーザーに写真の楽しさを提供。
・新写真用紙も提供。

・フォトカルチャー活動の拡充と強化。
・インプットからアウトプットまでを網羅できるのがキヤノンの強み。

イメージコミュニケーション事業部本長 真栄田氏


・EOS 50D発表時に、年内にもう一機種といっていたのが「5D mark II」。
・あらたに2,110万画素の新開発CMOSセンサーを搭載。
・ハイアマチュア機としてふさわしい高機能を実現。
・フルサイズならではの、奥行きのある描写を楽しめる。60種のEFレンズをあますところなく活用できる。
・高感度領域でも圧倒的なローノイズ化。ISO25600での撮影も可能。
・マイクロレンズの回効率やカラーフィルター透過率を向上し、約30%のローノイズ化。
・DIGIC4は、画像処理を1.3倍に。

・EOSシリーズ初のフルHD動画撮影が可能。
・暗いシーンでもローノイズ。背景をぼかした美しいぼけ味が楽しめる。とくにポートレート撮影に。
・交換レンズを生かした、美しく多彩な表現が可能。
・視野率98%。92万ドットの3.0型モニターも搭載。
・シーリング部品組み込みにより防塵防滴機能が向上。
・毎秒3.9コマの高速連写と310枚の連続撮影。
・より快速快適高画質すべてで進化。

・報道や風景、建築物撮影に向く「EF24mmF1.4L II USM」。旧タイプは発売以来10年間、超大口径レンズとして愛用されてきた。
・収差の大幅な軽減。高性能非球面レンズとUDレンズを採用。
・業界初の特殊コーティング「SWC」を採用。フレア、ゴーストを徹底して排除。
・可視光より微細なくさび構造をレンズ面に形成。高い反射防止効果を発揮。今後も曲面の強いレンズに採用。
・コンパクト機は全機種でDIGIC4を搭載。
・DIGIC4では、顔検出機能などを大幅に向上。
・サーボAF機能を搭載。シャッターを押している間、動いている人のピントを追い続ける。
・暗部補正。撮影時だけでなく、再生時にも適用可能。
・これまで以上にノイズリダクション機能を強化。

・PowerShot G10。広角28mmからの5倍ズームを搭載。撮像素子は14.7メガ。
・G10はRAWデータに対応、DPPでの現像が可能に。
・PowerShot SX1 IS/SX10 IS。レンズは28mmからの20倍ズーム。
・SX1 ISではキヤノンのコンパクト機で初めてCMOSセンサーを搭載。

・ズームレンズ駆動には超音波モーターを採用。フォーカス駆動に新開発モーターを採用。
・新開発の10メガCMOSを搭載。フルHD動画機能も実現。秒4コマの高速連写も可能。

・IXY 3000ISは、14.7mega。マニュアル露出も可能。
・1億台記念でレッドモデルを、500台限定発売。

・ズーム倍率を4倍に、画素数も10メガに向上させた「IXY 920IS」。
・内部機構の見直しにより薄型化を実現。

・高解像度のフルHD機能など、さらに魅力的で革新的な機能を今後も搭載。

インクジェットプリンター事業本部 清水氏

・MP610は単一機種シェア20%を達成。5人に一人が買っている。
・2008年秋、よりコンパクトで、より低いボディーデザインを採用。
・「より美しく、より早く」。
・写真文化を、気軽に、楽しく体験して欲しい。
・エンジン、インク、写真用紙のすべてを進化。
・写真用紙の最高級紙を投入。
・フラッグシップ機のMP980でグレーインクを採用。複合機でモノクロが楽しめる時代に。
・付属ソフトにより、微妙に黒の異なるプリントも可能。
・純正写真用紙との組み合わせにより、約30%も色再現領域を拡大。赤領域が拡大。
・クロマライフ100プラスとして、長期保存性も向上させた。アルバム保存300年以上を実現。
・どんな印刷でも、きれいに早く、簡単に印刷したいというニーズに。
・L判縁なしで約17秒で出力可能。
・プリント品位がきれいであること。その品位を保ちながら早くプリントできること。それはディフォルトで設定されていること。
・2005年よりディフォルトでの性能をアピールしている。
・写真だけでなく、文章でも威力を発揮する。
・近い将来、プリンター評価の標準規格を確立したい。
・PIXUSの操作性はやさしいことが基本。
・新搭載の無線LAN機能も簡単にセットアップ可能。
・本体サイズもさらにコンパクトに。


Q & A
Q.スペック的には「α900」に比べ、画素数や連写コマ速が劣っているが。
A. 5Dは基本的な画質がポイント。かなりノイズを抑えたことで、決して劣るものではない。

Q.今後の差別化要因は?
A.今後、動画という時間軸方向での展開もあり、今後も性能を磨いてゆく。競争が激化するのはいいことだと考えている。

Q.カメラのシェアについて
A.一眼レフの楽しさは付属品やレンズを含めた総合力。EOS学園などを含めて考えている。1年という長丁場で考えると、No.1になると考えている。

Q.カメラのHD対応により、EOS学園などでの展開は?
A.HD動画対応機は、今日発表したので、まだEOS学園などのカリキュラムには入っていない。

Q.今回、動画対応したことで、撮るという部分は充実したが、見る、保存するという部分は?
A.やや誘導尋問的だが、そこは避けて・・・。テレビなどについては、今回動画を入れたことは、将来の展開の方向について示唆していると考えて欲しい。



2008/09/16
(火)
●富士フイルム
フォトキナ2008で「SuperCCDハニカム」の次世代バージョンを公開
-富士フイルムが23日より開催されるフォトキナ2008での出展内容の概要を告知。
-“FinePix近未来技術”として、同社独自の「Super CCD」の次世代バージョンを公開。
-新センサーの開発コンセプトを製品化に先駆けて特別展示。

●カシオ
700万画素で秒40コマ超高速連写可能な720P動画撮影対応
26〜520mm相当20倍ズーム搭載1/2.33型910万画素CMOS機「EXILIM EX-FH20」発表

-HIGH SPEED EXILIMシリーズの第二弾となる、910万画素20倍ズーム超高速連写機。
-新開発の1/2.33型910万画素CMOSセンサーを搭載。
-700画素時、秒間40枚の超高速連写撮影が可能。連続60枚まで撮影可能。
-ハイスピードムービー機能では、1,000fps(224×56ピクセル)。480×360ピクセル時210fps。
-1,280×720ピクセル/30fpsとなる720P/30相当のHD動画撮影が可能。AVI形式。
-レンズは26〜520mm相当となる光学20倍ズームを搭載。
-手ぶれ補正機能は、センサーシフト式ブレ補正方式を搭載。
-高速連写した複数画像を自動合成するし手ブレ補正する「ハイスピード手ブレ補正」機能や、夜景撮影時のブレを軽減する「ハイスピード夜景」機能搭載。
-記録媒体はSDメモリーカードを採用。
-電源は単三型電池4本。ニッケル水素型で約400枚の撮影が可能。
-大きさは112.6×81.4×84.5mm。重さ約483g。
-オープンプライス。実売8万円前後。9月19日発売。

●マミヤ・デジタル・イメージング
フォトキナ2008に「マミヤセコールAF80mmF2.8 D/LS」「同AF45mm F2.8D」参考出品
-来週23日よりドイツで開催される「フォトキナ2008」で新レンズを参考出品。
-レンズシャッター内蔵標準レンズ「マミヤセコールAF80oF2.8 D/LS」と広角レンズ「マミヤセコールAF45mm F2.8D」の2本を参考出品。
-いずれも中判デジタル一眼レフカメラ「Mamiya ZD」と、6×4.5p判フィルムカメラ「645AFDV/U」に対応。
-フォトキナ会場のマミヤブース内で展示予定。
-価格、発売日とも未定。

4×5判カメラでMamiya ZD Backで撮影できる
「4×5用ZDバックアダプター」、フォトキナ2008で参考出品

-4×5判大型カメラに、2,200万画素のデジタルカメラバック「Mamiya ZD Back」を装着できるアダプターをフォトキナ2008で参考出品。
-ピントグラスとデジタルバック部が横方向にスライドすることで、スピーディーな撮影が可能。
-ピントグラス部はRZのウエストレベルファインダーの装着が可能。ピント合わせも容易に。
-カメラ形状により一部機種で取り付けできない場合あり。
-大きさは256×134×42.4mm。重さ約1,000g。
-価格、発売時期未定。参考出品。

[ソフトウエアUPDATE]
●ニコン
Nikon Transfer Ver.1.2.0(Windows版)
Nikon Transfer Ver.1.2.0(Macintosh版)
-同社デジタルカメラやメモリーカードの画像を、PCに簡単に転送できるソフトウエア。
-転送時にバックアップしたり、著作権情報の埋め込みも可能。
-今回のVer.1.2.0では、[オプションエリア]の[my Picturetown]パネルでmy Picturetown へのファイルアップロードが可能に。対応ファイルは、RAW(NEF、NRW)、TIFF(RGB)、JPEG、AVI、MOV。

2008/09/15
(月・祝)
●ジャングル
超ワイドダイナミックレンジ画像を
簡単操作で実現できる専用ソフト「HDRsoft Photomatix Pro 3.0」発表

-露出を変えて撮影した複数画像を元に、きわめて広いダイナミックレンジのHDR画像を自動作成できる専用ソフト。
-1枚のRAWデータを元に、自動的に明暗画像を作成して、HDR合成画像を作成する機能も搭載。対応機種は体験版で確認可能。
-手持ち撮影などで微妙にズレた画像も自動で位置合わせする機能を搭載。
-複数枚撮影時、動く被写体が特定コマに写り込んだ部分を目立たなくする機能も採用。
-20,790円。10月9日発売。体験版公開中。

2008/09/14
(日)
●スリック
手頃な価格帯のビデオ・スチル兼用タイプの
新シリーズ「Fシリーズ」の第一弾「F630」「F740」発表

-スリックの新世界戦略モデルとなる、小型ビデオ、小型デジタルカメラ用のファミリー向け小型三脚「Fシリーズ」。
-現行のビデオ・スチルカメラ兼用機「Uシリーズ」の後継機。
-ドイツDIN規格のクイックシューを採用。水準器も搭載。
-ステーストッパーを採用し安定性を向上。
-3段式で全伸長1,470mm、重さ1,320gの「F630」。
-4段式で全伸長1,385mm、重さ1,460gの「F740」。
-「F630」は9,800円。「F740」は11,800円。9月19日発売。

2008/09/13
(土)
●HSGi
背面液晶保護と日中視認性が向上する
「Delkin社製・eFilm Canon EOS KissDigital X2 用ポップアップシェード」発表

-「EOS Kiss X2」用のポップアップシェードにProタイプを追加。
-背面液晶と周辺操作部の保護が可能。
-深いシェード部により日中の液晶視認性を向上。
-シェード部分は簡単に取り外し可能。
-5,180円。9月22日発売。予約受付中。

[ソフトウエアUPDATE]
●リコー
DC Software Windows版 Ver.4.4.2.0
-Windows対応DC Software。
-対応機種はR10 / GX200 / G600 / R8 / GR DIGITAL II / Caplio R7。
-Windows Vista/XP/2000/Me用。

2008/09/12
(金)
●松下電器 <発表会会場速報>
MICRO FOUR THIRDS規格採用ライブビュー専用
4/3型1,210万画素レンズ交換式一眼システムカメラ「LUMIX G1」発表

-8月5日に発表されたフォーサーズの新規格「MICRO FOUR THIRDS」を採用した、世界初のライブビュー専用レンズ交換式一眼システムカメラ。
-マイクロフォーサーズ規格を採用することで、従来の高倍率コンパクト機並みのサイズで、本格的な一眼システムカメラを実現。
-基本デザインは、従来からの一眼レフスタイルを踏襲。
-ボディー、標準ズームともに、大幅な小型化に成功。
-レンズマウントはフォーサーズ規格より大幅に小型化されたマイクロフォーサーズマウントを採用。
-撮像素子は、新開発となる4/3型総画素数1,306万画素LiveMOSセンサーを搭載。
-アスペクト比は4:3に加え、3:2と16:9比率に対応。各アスペクト時でも同じ1,210万画素での撮影が可能。
-ファインダーはライブビュー(電子ビュー)式を採用。覗き込むタイプのLVFと、背面液晶の両方を装備。
-LVFには、走査タイプの144万画素相当となる超高精細デバイスを採用。
-背面液晶は「LX3」で搭載された3:2比率の46万画素タイプを搭載。液晶回転式。
-AF方式は、コントラスト検出方式を採用。選択したエリアを自動追尾する追尾AF機能や顔検出AF機能を搭載。
-「おまかせiA」機能も搭載。
-記録媒体はSD/SDHCカード。
-動画撮影には未対応。
-電源はリチウムイオンタイプ。撮影可能枚数は330枚。
-標準ズームとして「LUMIX G VARIO 14-45mmF3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS」、望遠ズームとして「LUMIX G VARIO 45-200mm / F4.0-F5.6 / MEGA O.I.S.」を同時発売。いずれも光学手ぶれ補正式。
-ボディーカラーはブラックのほか、レッドとブルー
-124×83.6×435.2mm。重さ約385g。
-オープンプライス。実売価格はボディー8万円前後、14-45mm付きキット9万円前後。14-45mm/45-200mm付きWズームキット12.5万円前後。、10月31日発売。

<参考出品>
来年発売予定の
AF対応フルハイビジョン対応機
来年発売予定の
超薄型パンケーキレンズ「20mmF1.7」
参考出品されたHD動画対応機は背面右に動画専用ボタンを配置。詳細なスペックは不明。 2009年には、HD動画ボディーと新レンズ3本を追加。その後も順次システムの充実を図るという。 ショートフランジバッグ化で実現した超小型超広角ズーム「7〜14mmF4.0」(14〜28mm相当)。
動画対応の「14〜140mmF4.0〜5.6 OIS HD」。動画撮影向けに、ズーミング中のAF追尾も可能という。




G1のポイントとなる電子ファインダー。LVF、背面液晶とも実力十分。 再生時の背面液晶。LX3と同じ、3.0型46万画素タイプで高精細。 144万画素相当のLVFファインダー像。想像を超える実力で、解像感や発色もいい。
LVFで各情報表示をだしたところ。ファインダー倍率が高く、35mm換算で約0.7倍。感覚的には「D300」とほぼ同じレベル。 FZ28(右)と比べるやや大きめだが、センサーサイズを考えれば、十分にコンパクト。



<発表会語録概要>
松下電器 代表取締役副社長・牛丸氏 (プレゼン画面一覧はこちら


・2001年、デジタルカメラと銀塩カメラと台数が反転。LUMIXとして市場に参入。
・十分に勝機があると考えていた。フィルムカメラに迫る高画質と、誰もがきれいに写るカメラへ。
・後発メーカーとして、他社と同じことをしない。カラー展開をし、高倍率ズームを搭載。工学手ぶれ補正を搭載。大画面液晶搭載、16:9ワイドモデル、28mm広角搭載などで時代をリード。
・常に時代に新風を巻き起こしてきた。お客様が「あったらいいな」と思うものを投入。
・おまかせiA、きみまろズーム、追っかけフォーカスなどの新機能を次々投入。
・基幹部品を自社開発しているからできること。
・FX35は25週連続シェアNo.1に。コンパクト機ではメーカーシェアもトップに。
・このままではDSCはピークアウトする。一眼は伸びているが130万台の市場でしかない。
・総合映像メーカーのパナソニックなら、デジタルカメラ市場に新しい波を起こすことができる。
・現在の一眼レフはフィルム式一眼をデジタルに置き換えただけ。
・コンパクト機ユーザーは物足りなさを感じているが、現在の一眼は操作が難しい。
・パナソニックは今日、新世代のデジタル一眼を提案します。
・デジタル一眼の所有率は7,1%。マニア中心の40から60代の男性。
・女性比率は増えているが、使いこなせていない。
・G1は女性のエントリーユーザーに向けて開発してきた。
・肩にずっしりル重さが一眼を敬遠。
・最大の特徴は小さい軽い。本体重量はペットボトルより軽い。ミネラルウォーターのように、日常的にバッグに入れて持ち歩ける。
・一眼は重いという常識は、今日から捨てていただきたい。
・Wビューファインダーを搭載。プロ用HDカメラに搭載されている144万画素タイプ。のぞくだけで自動的に切り替わる。
・おまかせiAを初めて一眼レフに搭載。
・一眼レフの高画質と撮る喜びを。
・LUMIX Gレンズを新開発。新開発のLiveMOSセンサーを搭載し、高画質を実現。
・町がつくほど小さく軽い一眼。だからこそかっこよくなければいけない。デジタル一眼を楽しくします。
・女性向けのレッド、男性向けのブルー。コンフォートなブラック。持つ喜びを。

ビジネスユニット長・松本氏 プレゼン画面一覧はこちら


・LUMIXは一流のカメラメーカーを目指し参入。
・新世代一眼を創造するを合い言葉に開発。
・一眼ならではの高画質を、従来とは一線を画す小型軽量化で実現。
・従来一眼レフではミラーボックスという最大の制約から取り除くこと。
・撮像素子はそのままに、フラッジバックを半分の約20mmに。
・高性能なライブビューと快適なコントラストAFができなければ意味はない。
・もっともこだわったのは、ライブビューファインダー。プロ用の144万画素相当のデバイスを採用。視野率100%。ファインダー倍率1.4倍に。
・自由なアングルが撮れるフリーアングル液晶を採用。3:2比率の46万画素液晶を採用。
・アイセンサーで自動的に切り替わり、快適な操作感を実現。
・L10でコントラストを実現。従来の速度では、不満足。
・マイクロフォーサーズ規格と駆動系や制御系の最適化。L10の1/3.位相差検出方式の2倍の精度を実現。
・ライブビューを生かした新感覚の操作も。
・カメラの知識がなければ、いい写真が撮れないということではいけない。
・シャッター速度効果プレビューを使うことで、シャッター速度効果を事前に、簡単に確認できるようにした。
・ビーナスエンジンHD、新LiveMOOSセンサーなどを新開発。
・交換レンズも小型軽量で高性能なレンズでなければならない。
・14-45mmと45-200mmを新開発。いずれも手ぶれ補正機能を搭載。
・信頼性の高い金属マウントを採用。キッとレンズとしては珍しい。
・レンズ交換の楽しさが味わえるレンズも。14-140mmレンズ、7-14mm広角レンズ、20mmF1.7のパンケーキレンズも2009年に発売。これからも小型で高性能なレンズ群を発売。
・マウントアダプターにより、ライカDレンズやフォーサーズ用レンズを活用できる。
・カメラがデジタルになり、写真を楽しむ人が増えた。機械に使われるのではなく、自分の意志で楽しめるものを作りたい。
・G1のGは新世代のジェネレーションを表している。

・パナソニックはテレビにリンク。ハイビジョンで楽しめる「フルハイビジョン テレ写」を実現。
・LUMIX初のHDMI端子搭載。
・BDビエラならパソコンレスで楽しめる。
・来春にはAF対応ハイビジョン動画搭載デジタル一眼を発売。
・つぎは「デジタル一眼市場に革命をおこします」。

・樋口可南子さんを中心とした女流一眼隊を結成。
・「女流一眼、誕生」をアピール。



2008/09/11
(木)
●ナナオ
白色LEDバックライト採用し約72%の低消費電力化を実現した
24.1型WUXGA対応液晶モニター「FlexScan EV2411W-H 」発表

-低消費電力化を実現した1,920×1,200ピクセル表示対応液晶モニター。
-バックライトに白色LDEを採用。消費電力を従来のCCFLタイプに比べ、約72%軽減。
-液晶はTNタイプ。解像度は1,920×1,200ピクセルのWUXGAを実現。
-スピーカーとヘッドフォン端子を搭載。
-入力はDVI-D 24ピンとD-Sub15ピン。著作権保護技術HDCPに対応。
-大きさは566×456〜538×208.5mm。重さ約10.2kg。
-オープンプライス。

●キヤノン
新開発のモニターマッチング機能を搭載した
12色顔料系インク採用A1ノビ対応インクジェットプリンター「imagePROGRAF iPF6200」
8色顔料インク採用A1ノビ対応インクジェットプリンター「imagePROGRAF iPF6000S」発表

-大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」シリーズのA1ノビ(24インチ)対応機。
-新開発のモニターマッチング機能を搭載。sRGBはもちろん、AdobeRGBモニターとのマッチングも可能。汎用アプリケーションでも色調整が容易に。
-大判写真印刷向けとなる12色顔料系インク機「iPF6200」と、同シリーズ初のA1ノビ対応8色顔料系インク採用機「iPF6000S」をラインナップ。
-「iPF6200」は358,000円。「iPF6000S」は298,000円。9月10日発売。

[ソフトウエアUPDATE]

●ニコン
Nikon Transfer Ver.1.1.2 JP for Windows
Nikon Transfer Ver.1.1.2 JP for Macintosh
-メモリーカードからPCへのデータ転送用ソフト「Nikon Transfer」の最新バージョン。
-最新のVer.1.1.2では、「COOLPIX P6000」に対応。
-[環境設定]パネルの[転送後、元画像を削除する]有効時、転送枚数が多いと Nikon Transfer が強制終了する点を修正(Mac版のみ)。

●ソニー
Picture Motion Browserアップデート Ver.3.2.10
-Cyber-shotの付属ソフトウエアとなる「Picture Motion Browser」の最新バージョン。
-特定環境でPMBを上書きインストールすると、書き出し機能が利用できなくなる症状を改善。
-特定ネットワーク環境で、画像アップロード時のログインに時間がかかる症状を改善。
-Windows Vista SP1、XP SP3、2000 SP4用。

2008/09/10
(水)
●ソニー
35mmフルサイズ2,460万画素CMOS搭載
センサーシフト式手ぶれ補正搭載ハイエンドデジタル一眼レフ「α900」発表
 UPDATE
-PMAで開発発表されたαシリーズのハイエンドデジタル一眼レフを正式発表。
-撮像素子は、自社開発の35mmフルサイズ2,460万画素CMOS”Exmor”を採用。
-画像処理エンジンはデュアルBIONSを搭載。
-ファインダーはクラス最高レベルとなる、視野率100%、倍率は0.74倍を達成。
-AFは9点+10点アシスト方式を採用。中央のみクロスタイプ。
-液晶モニターは3.0型約92.1万画素のエクストラファイン液晶を搭載。
-連写速度は秒間5コマ。連続撮影枚数はJPEGファインで約105枚。RAW+JPEGで10枚。
-感度はISO200〜3,200。拡張設定でISO6,400まで対応。
-記録媒体はCFカードとメモリースティック。
-HDMIで静止画出力が可能。
-ライブビュー機能は未搭載。
-大きさは156.3×116.9×81.9mm。重さ約850g。
-オープンプライス。実売価格は33万円前後。10月23日発売。

35mmフルサイズ対応レンズ内モーター搭載レンズ
シルバー外装を採用した超望遠系Gレンズ「70-400mm F4-5.6 G SSM」
大口径超広角系ツァイスレンズ「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM」発表

-35mmフルサイズの「α900」に対応した、高画質な超広角と超望遠系ズーム。
-いずれもレンズ内モーター駆動式。駆動源は超音波モーターのSSMを搭載。
-16〜35mmF2.8は283,500円、70〜400mmは262,500円。2009年1月発売。


●ソニーマーケティング
写真や動画、文書メモ、Webニュース、ブログなどパーソナルコンテンツを
一元管理できる、"ライフログ・シェアリングサービス"無料Webサービス「Life-X」発表

-同社のネット対応機器をつなげ、あらゆる個人コンテンツを一元管理できる、ソニーマーケティング運営の新サービス「Life-X」。
-静止画、動画、メモ、Webニュース、ブログなどの情報を「Life-X」上で管理可能。
-既存他社の有名Webサービスとの連携が可能。
-写真画像の場合、Flickr、Picasa、フォト蔵などに対応。各サイトに登録されたデータは、再登録することなく、Life-X上で直接管理・閲覧が可能に。
-「Life-X」の閲覧は、パソコンからはWebブラウザ経由。携帯電話からも専用画面で閲覧可能。そのほか、ブラビアやPSP、PS3からの閲覧も可能に。
-管理データは、すべてネット上での保存になるため、利用・閲覧にはネット環境が不可欠。
-使用料は当初無料。保存容量は当初500MBまで。
-クローズドベータは9月25日より公開。サービス開始は10月中旬予定。

2008/09/09
(火)
●ソニー
RAW現像などデジタルフォトに特化した
AdobeRGB対応モニター搭載ノートPC「VAIO type A フォトエディション」
AdobeRGB比96%カバーのデスクトップPC「VAIO type R フォトエディション」発表

-ソニーVAIOシリーズで初めて、デジタルフォトに特化した「フォトエディション」を新規投入。
-RAWデータなどを扱うデジタル一眼レフユーザーに必要な、色管理や作業環境など考慮。
-画像の取り込みから編集、保存に至るまでの一連のワークフローをカバー。
-18.4型フルHDモニター採用のノート型「type A」と、25.5型モニター一体型デスクトップタイプの「type R」の2種を用意。
-モニターはいずれも広色域タイプ。ノート型の「type A」は、AdobeRGB比100%の色域をカバー。「type R」はAdobeRGB比96%をカバー。
-正確な色管理のため、VAIOシリーズ初の内蔵モニター用ICCプロファイルによるカラーマネジメントに対応。
-CPUは、type AがCore 2 Duo T9400(2.53GHz)。type RがCore2 QuadQ9400(2.66 GHz)。
-オープンプライス。実売価格は店頭向け標準仕様でtype Aが320,000円、typeRが350,000円前後。9月20日発売。 

●セイコーエプソン
新開発のフルHDパネルを搭載した
本格派ホームプロジェクター「EH-TW4000」「EH-TW3000」
10万円を切るDVDプレイヤー内蔵480P対応機「EH-DM2」発表

-3LCD方式ホームプロジェクター「dreamio」シリーズの今秋モデル3種を発表。
-フルHDタイプは、新開発となる倍速(120Hz)駆動の「D7/C2FINE」を採用。
-最上機種の「TW4000」では、コントラスト比75,000:1を達成。
-中堅機の「TW3000」は1,800ルーメンの高輝度と1:18,000のコントラスト比を実現。
-DVD一体型のエントリー機「DM2」では、480Pながらも明るさ1,200ルーメンと5.1ch相当のバーチャルサラウンド機能を内蔵。80インチスクリーン付きタイプも用意。天井投写キットも標準装備に。
-オープンプライス。「TW4000」は11月下旬。「TW3000」は10月下旬。「DM2」は10月上旬発売。

2008/09/08
(月)
●ケンコー
カメラ内でパノラマ合成可能な
同社コンパクト機の800万画素新フラッグシップ機「DSC830P」発表
-カメラ内で3枚の画像を合成してパノラマ作成ができるパノラマモードを搭載した、同社の新フラッグシップ機。 
-オープンプライス。12月発売予定。

1/2.3型904万画素CMOS搭載3倍ズーム機「DSC925Z」発表
-904万画素CMOSセンサーを搭載した中堅機。
-撮像素子に有効904万画素の1/2.3型CMOSセンサーを採用。
-レンズは36〜108mm相当の光学3倍ズーム。
-液晶モニターは2.48型TFTタイプ。
-電源は単三アルカリ電池2本。
-大きさは約89.5×61×28.8mm。重さ約134g。
-オープンプライス。10月発売予定。

大型3.0型液晶を搭載した
1/2.5型800万画素CMOS採用3倍ズーム機「DSC80Z」発表

-3.0型の大型液晶を採用した800万画素エントリー機「DSC80Z」。
-撮像素子は1/2.5型800万画素CMOSセンサーを搭載。
-レンズは35〜105mm相当の光学3倍ズーム。
-液晶モニターは3.0型タイプを採用。
-電源は単三アルカリ電池2本。
-大きさは約97×62×30mm。重さ約132g。
-オープンプライス。9月下旬発売予定。

フルHD撮影に対応した
コンパクトなハイビジョンデジタルムービー「DVS-20FHD」発表

-コンパクトなフルハイビジョン対応デジタルムービー。
-記録媒体にSD/SDHCカードを採用。
-オープンプライス。10月発売予定。

3.5インチ液晶搭載デジタルフォトフレーム
「ミニデジフレームDOUBLE WOOD35」「同SIMPLE 35 WH」
1.8インチ液晶搭載超小型タイプ「ミニデジフレームDESK SIDE18WH」発表

-ギフトなどに適した小型で手頃なデジタルフォトフレーム3種を発表。
-フレームに天然木製素材を採用した3.5インチTFTタイプ「SIMPLE35」。
-ブラウンとブラックの2種のフレームを着せ替えられる3.5インチTFTタイプ「DOUBLE35」。
-1.8インチ液晶を採用した単三電池駆動の超小型タイプ」SIMPLE18」。
-オープンプライス。10月発売予定。

2008/09/07
(日)
●ハギワラシスコム
スピードクラス「Class4」に対応した
大容量 8GB microSDHCカード「HNT-MRH8GTA」発表

-汎用性の高いmicroSD規格の8GB SDHCカード。
-アクセス速度は秒4BM以上となるClass4対応。
-付属のSDHCカードカード変換アダプター併用により、SDHCカード対応機器でも利用可能。
-オープンプライス。9月16日発売。

コストパフォーマンスなClass2対応SDカード「Vシリーズ」
コストパフォーマンスで高速性も兼ね備えたCFカードカード「VIIシリーズ」発表
-コストパフォーマンスなSDカードとCFカードの新シリーズ。
-Class2(秒2MB以上)のSD/SDHCカード「Vシリーズ」は、8GB、4GB、2GB、1GBの4種。
-CFカードの「VIIシリーズ」は4GB、2GB、1GB、512MBの4種をラインナップ。
-オープンプライス。SD/SDHCカードは9月上旬。CFカードは9月中旬発売。

2008/09/06
(土)
●エツミ
独自ARコートを施した液晶ガードフィルム
「プロ用ガードフィルムフジファインピックスF60fd専用」発表

-コンパクト機の背面液晶をカバーする保護用フィルム。
-フィルム素材に松下電工製のファインティアラARグレードを採用。
-独自の反射防止層による超低反射率により、映り込みを軽減。クラストップレベルの高摩耗耐性を実現。
-あらたに「富士フイルム・FinePix F60fd専用」タイプをラインナップに追加。
-1,150円。9月5日発売。

2008/09/05
(金)
●キヤノン
一眼レフ用交換レンズ生産増強に向け、台湾キヤノンのレンズ生産能力を増強
-一眼レフ用交換レンズの生産増強を目的に、台湾キヤノン敷地内に工場棟を増改築。
-同社は現在、交換用レンズを、キヤノン宇都宮工場、大分キヤノン、台湾キヤノン、キヤノンオプトマレーシアで製造。
-今後、需要が急速に拡大する交換レンズの生産体制の増強が急務に。
-長年のレンズ製造での高度な技術保有や、安定した労働力確保が可能な点から、台湾キヤノンが最適と判断。
-増改築する工場棟は、2008年9月着工開始。2009年7月生産開始目標に。

[ソフトウエアUPDATE]

●DxO
DxO Optics Pro用モジュール、26種を追加公開
-ボディーとレンズの組み合わせでのデータに基づいた自動収差補正をするRAWデータ現像ソフト「DxO Optics Pro」用最新モジュール。
-「キヤノン・EOS 1D Mark III」「同 1Ds Mark III」「30D」「Kiss Digital X」「Kiss X2」、「ソニー・α350」、ニコン・D3」「D50」用最新モジュール26種公開。
-「EOS-1Ds Mark III」「EOS-1D MarkIII」では28mmF1.8、35mmF1.4、85mmF1.2、300mmF4、400mmF5.6など単焦点Lレンズに対応。

2008/09/04
(木)
●ソニー
広角29.5mmからの光学20倍の”Gレンズ”を搭載した
1/3型112万画素3CMOS搭載HDV規格ビデオカメラ「”ハンディカム”DHR-FX1000」発表

-α用レンズの高級シリーズである”Gレンズ”を搭載した、フルHDハイエンドビデオカメラ。
-レンズに、クラス最広角となる広角29.5mm相当の光学20倍ズームを搭載。4.1〜82mmF1.6〜3.4。35mm判換算29.5〜590mm相当(16:9時)。
-撮像素子に1/3型112万画素の3 クリアビットCMOSを搭載。
-記録メディアはDVテープを採用。
-120万画素相当の静止画撮影も可能。
-オープンプライス。店頭推定価格400,000円。11月10日発売。

●エグゼモード
動画や音楽再生も可能な
7インチワイド液晶搭載デジタルフォトフレーム「DPS703」発表

-7インチワイドTFT液晶を搭載した、動画や音楽再生も可能なフォトフレーム。
-液晶モニターは480×234画素の7インチワイドタイプを搭載。
-JPEG静止画はもちろん、MPEG1、MPEG4、MotionJPEG動画再生、MP3再生も可能。
-対応メディアは、SD/SDHCカード、メモリースティック、CFカード、USB 2.0。
-本体に最大45枚の静止画保存が可能。
-電源はAC駆動のみ。
-大きさは約200×132.8×32mm。重さ約440g。
-オープンプライス。

[ファームウエアUPDATE]

●オリンパス
μ1030SW 用ファームウエア Ver.1.2
μ1020用ファームウエア Ver.1.2
μ850SW用ファームウエア Ver.1.2
μ790SW用ファームウエア Ver.1.2
-μシリーズ各機種用最新ファームウエア。
-ムービー撮影時の音質を向上。

2008/09/03
(水)
●米 コダック
179.95ドルで720P/60fpsのハイビジョン撮影ができる
1/4.5型 1.6メガCMOS採用単焦点ポケットビデオカメラ「Zi6」、米国発表

-実売179.95ドルと低価格でシンプルな720P/60fps対応小型ビデオカメラ「Zi6」。
-720P/60fpsのハイビジョン撮影が可能。
-撮像素子は1/4.5型1.6メガCMOSセンサーを搭載。
-レンズは4.1mmF2.8の単焦点タイプ。固定焦点式(70cm〜無限)。5cmのマクロ撮影も可能。
-2倍のデジタルズーム撮影も可能。
-液晶モニターは2.4型タイプ。
-記録媒体はSDメモリーカードと128MBの内蔵メモリーを搭載。最大32GBまでのSDHCカードに対応。
-記録フォーマットはH.264を採用。
-音声記録はモノラルのみ。スピーカー内蔵。
-静止画撮影は3メガのJPEG記録。
-本体横に折りたたみ式のUSBソケットを搭載。直接PCにデータ転送可能。YouTubeへのアップロードも簡単操作で可能。
-電源は単三電池2本。
-ボディーカラーはブラックとピンクの2色を用意。
-大きさは64×114×23.5mm。重さ約107g。
-179.95ドル。

●HSGi
ニコンD3用ポップアップシェード
「eFilm NIKON D3 用ポップアップシェードPRO[DDPSHP-ND3] 」「同STD[DND-3S]」

汎用の「2.8インチ液晶用ユニバーサルポップアップシェード[DDPSHU-2.8 M/BLK] 」発表
-液晶の保護と明るい場所での視認性が向上するポップアップシェードの新ラインナップ。
-あらたに「ニコン・D3」用のPROタイプSTDタイプ、汎用の2.8/2.7インチ用を追加。
-各5,180円、3,780円、1,980円。9月2日より発売開始。

[ファームウエアUPDATE]
●松下電器
「LUMIX DMC-TZ5」ファームウェアアップデート
-光学手ぶれ補正28〜280mm相当10倍ズーム機「LUMIX DMC-TZ5」用最新ファームウエア。
-カメラ本体の操作性、性能の向上を目的にファームウェアアップデートを実施。
-アップデートにより、動画撮影時のオートフォーカス性能を改善。
-9月10日よりアップデータ公開予定。

2008/09/02
(火)
●カメラ映像機器工業会 & 日本写真映像用品工業会 &
  日本カラーラボ協会 & 写真感光材料工業会 [発表会miniレポート]
”「撮る」「見る」「つながる」 フォトイメージングはあらたな領域へ”をテーマとした
写真関連イベント「フォトイメージングエキスポ(PIE) 2009」開催概要発表会を都内で開催

-来年春に開催される国内最大の写真関連イベント「PIE2009」の概要説明会を開催。
-今回のテーマは”「撮る」「見る」「つながる」 フォトイメージングはあらたな領域へ”。
-「PIE2009」では、これまでのカメラやフォトアクセサリーなどを基本としながら、さらに、写真を楽しむための機器やサービスなどまで範囲を拡大。
-カメラやレンズ、フォトアクセサリーをはじめ、ハイビジョンテレビや液晶プロジェクター、パソコン、画像処理ソフト、携帯電話、インターネットサービスなどを広く出展対象に。
-写真の楽しさをすべて網羅する総合イベントへ。
-開催日は、2009年3月26日〜29日。
-開催場所は、東京ビッグサイト 東4・5・6。
-目標とする来場者数は50,000人。2008年は33,646名(入場登録者数)。
-目標出展者数は200社。2008年は170社に。
-主催団体は「カメラ映像機器工業会」「日本写真映像用品工業会」「日本カラーラボ協会」「写真感光材料工業会」の4団体。



●発表会説明概要
<カメラ映像機器工業会>
・3月26〜29日まで「PIE2009」を開催。
・PIE2009は2005年スタート。今回で5年目。
・過去のPIEを振り返ると、改善すべき点が多い。フォトキナやPMAと比べ、規模の拡大や内容の充実が図られていない。国際化が十分に図られているとはいえない。
・ニッポン発の望ましいフォトイベントとは?という視点から。世界第1位の写真機器生産額をホコリ、全世界の約4割を日本が生産。デジタルカメラは1億台市場で、大半が日本ブランド。
・デジタルカメラなどの機器が日本の産業の成長を担っていると言っても過言ではない。
・中国やインドなど、巨大市場があり、日本から世界、アジアへ、情報を発信する場が必要。PIE2009はそれに必要なイベントに。
・アジア最大級のフォトいうベンとであると同時に、フォトキナやPMAに並ぶイベントへ。幹事はカメラ映像機器工業会。4団体共催で取り組み。
・新しい環境であるデジタルネットワーキングを中心に。「撮る」「見る」「つながる」を総合的に展示し、体感できるイベントに。
・写真に興味のある人すべてに向けて発信。
・登録来場者数50000人、出展社数200社、コマ数1000コマを予定。
・オーガナイザーを凸版印刷に。豊富な運営経験を生かしたイベントに。
・いままで以上に広い出展社に広めてゆきたい。

<オーガナイザー 凸版印刷 桜井氏>
・テーマは”「撮る」「見る」「つながる」、デジタルイメージングはあらたな領域へ”
・3つのコミュニケーションを重視。B to C、コンシューマー向け分野を強化。B to B to CやB to Bも。
・プロの写真家の人にも強くアピールするB to Pも重視。
・「インプット」から「アウトプット」「フォトコミュニケーション」まで。
・写真を撮るという行為と、見せる行為がこれまでの写真の代表的な楽しみ。これに「つながる」という部分をアドオン。
・さらに広がり行く写真の魅力を楽しめるイベントに。
・デジタルカメラ市場は全世界で一億台。アマチュア写真市場は8524億円規模。
・ショット数は240億。アナログ時代は考えられなかったような膨大なショット数に。
・カメラ付き携帯電話で写真を楽しんでいる人も。ブログにアップしたり、友達に写真を送るのも「つながる」。
・「見る」という世界でも、いままでのプリントから、大画面テレビや液晶プロジェクターなどで楽しむ人も増えている。
・写真をネット経由で送ってプリントしたり、保存する人も増えている。
・これまでの出展社とは違って、ハイビジョンテレビや液晶プロジェクターなどの企業にも出展を無理なくしていただくように声をかけている最中。
・オンラインプリントやネットビジネスの分野にも、広く出展を依頼。
・日本市場は高付加価値を評価する市場。ハードやソフト、すべてのカルチャーに。フォトキナやPMAにはない世界かもしれない。
・2005年にスタートしたPIEは、昨年、ビジネス層が35%、コンシューマー層は65%。
・コンシューマー層はこれまでコアターゲット世代が対象だった。今回、「New ジェネレーション」「ホビー層」に響くイベントに。
・新写真ファンや新クラッシックカメラファン、旅行や花、鉄道や天体などの趣味層にも。
・これからは「日常的に写真を楽しむ一般層」も取り込みたい。広く写真を楽しむ人に。
・コンシューマー層を広げ、その結果として、ビジネス層を広げる。
・開催は2008年3月26日〜29日。
・会場は東京ビッグサイト。東4・5・6。
・来場者数 50,000名、総出展者数200社。昨年は33,646名、170社。
・各メディアとのパートナーシップも強化。ポータルサイトの立ち上げ。専門誌や写真関連メディアとの連携強化。学生、教育機関との連携強化。プレスカンファレンスによりプレスも招聘予定。
・各種イベントも開催。写真を取り巻く各業界の著名人を招聘。プロ向けのセミナーも強化。フォトグラファーや著名人とのトークセッション。一般の方に有料で場所を提供して写真を展示するフォトマーケットや大型グループ展も展開予定。


質疑応答
Q.入場者数のカウントについて。
A.入場者数は、従来のカウンター方式から変更し、登録入場者数のみを公開。

Q.来場者数と出展社数の目標は。
A.参加者は150%アップ、出展者数は30%アップを目指す。

Q.海外からの出展について。
A.海外からの出展については、ケルンメッセに委託。

Q.具体的な新規出展社は? 家電系やPC系、ネット系、携帯系は具体的にどこが参加するのか?
A. CIPA会員の総合家電系については、とくに積極的にアピールしている。CIPA会員の携帯関係メーカーを招致。

Q.新展開について、従来の出展社からの理解は得られているのか?
A.従来出展社は大切にしてゆきたい。方向性が大きく変わるが、これまでやってきたことを広げながらやってゆきたい。デジタル中心にやって行くということではない。

Q.銀塩カメラ文化は、あやうい状態にあると思うが、写真のショーとして何か対策は?
A.PIEはフォト文化を中心として考えている。総合的に写真を見せるイベントとして(銀塩を含めて)展開したい。


[ファームウエアUPDATE]
●キヤノン
EOS Kiss X2ファームウェア 変更 Version 1.0.9
-デジタル一眼レフ「EOS Kiss X2」用最新ファームウエア。
-今回のVer.1.0.9では「特定条件において、AEB撮影が正常に終了しないことがある現象を修正」。
-ライブビュー撮影時、露出シミュレーションの警告表示(点滅)が正しく表示されないことがある点を修正。
-プリンターやビデオアウト端子接続時、連続撮影すると再生画像が表示されないことがある点を修正。

2008/09/01
(月)
●タムロン
超広角域を広くカバーできる16〜37mm相当となる
APS-Cサイズ専用超広角ズーム「SP AF10-24mm F/3.5-4.5 DiII」発表

-16〜37mm相当の超広角域をカバーできるAPS-Cセンサー専用ズーム。
-高精度大口径ガラスモールド非球面レンズ1枚、複合非球面レンズ3枚を採用。球面収差やコマ収差、歪曲収差など諸収差を補正。
-LD(異常低分散)レンズ2枚を採用し、軸上と倍率色収差を徹底補正。
-最短撮影距離はズーム全域で0.24m。最大撮影倍率 1:5.1。
-大きさは全長86.5mm、最大径83.2mm。重さ約406g。フィルター径77mm。
-花形フード標準付属。
-マウントはニコン用(AFモーター内蔵用)。キヤノン用、ソニー用、ペンタックス用は順次発売予定。
-71,400円。9月27日発売。ニコン用。

APS-Cサイズ用で最高倍率となる28〜419mm相当の
手ぶれ補正内蔵15倍ズーム「AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC」、価格・発売日決定

-APS-Cサイズセンサー搭載デジタル一眼レフ専用で最大倍率となる、手ぶれ補正機能搭載15倍ズーム。
-焦点域は35mm判換算で28〜419mm相当。
-手ぶれ補正機能には、3つのスチールボールを介し、3つの駆動コイルが補正レンズを駆動する「3コイル方式」を採用。
-最短撮影距離はズーム全域で0.49m。最大撮影倍率1:2.3。
-大きさは、全長101.0mm、最大径79.6mm。重さ約550g。フィルター径72mm。
-マウントはキヤノン用と、AFモーター内蔵ニコン用を用意。
-84,000円。9月20日発売(キヤノン用、ニコン用)。

デジタル&フィルム一眼レフ兼用Diシリーズ
大口径望遠ズーム「SP AF70-200mm F/2.8 Di」ソニー用、ペンタックス用。
高性能マクロレンズ「SP AF90mm F/2.8 Di」レンズ内モーター駆動ニコン用、発売日決定

-デジタル一眼レフと銀塩一眼レフ両方に対応した、35mmフルサイズカバーのDiレンズ3種を発売。
-「SP AF70-200mm F/2.8 Di」、ソニー用、ペンタックス用。104,790円。9月20日発売。
-「SP AF90mm F/2.8 Di」、レンズ内モーター駆動AFニコン用。71,400円。9月27日発売。

●HOYA
昨年6月開設されたペンタックスの
会員制フォトカルチャークラブ「フォーカル」、9月末営業終了へ

-ペンタックスが昨年6月1日より、新宿・ペンタックススクエア内で開設した、会員制のフォトカルチャークラブ「FOCAL」。
-今年9月30日をもって、営業を終了。
-営業終了理由として「ペンタックス スクエアの業務内容について、さまざまな見地から検討した結果」と告知。
-オープンよりわずか1年4ヶ月あまりで終了に。

●CIPA
2008年7月のデジタルスチルカメラ生産出荷実績を公開
コンパクト機の出荷台数は前月比81.8%。一眼レフの97.4%と前月比割れ

-2008年7月の生産出荷実績を公開。
-デジタルカメラの総出荷台数は8,174,374台。前月比83.1%、前年同月比112.2%。金額ベースでは、152,768,276円。前月比83.9%、前年同月比でも99.6%と前年割れ。
-コンパクト機は7,384,870台。前月比81.8%、前年同月比110.2%。金額ベースでは、110,568,301円、79.9%、92.0%といずれも前回割れ。
-一眼レフは789,504台。前月比97.4%、前年同月比135.8%。金額ベースでは42,199,975円、96.6%、127.3%。
-コンパクト機はほぼ頭打ち状態。一眼レフは前年比では成長基調に。




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