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Aug.1-15.1999
1999/08/15 Cahners In-Stat Group
2003年にデジタルカメラ市場は2900万台市場へ

Cahners In-Stat Groupによるデジタルカメラ市場の未来予測によると、1999年から2003年に向けて市場は急速に広がり、2003年には2900万台市場になると予測し、市場の65%がデジタルカメラになるという。なかでも興味深いのは、$500以上のモデルはCCD、$500以下のモデルではCMOSが主流になると予測している点だ。また、インターフェースもIEEE1394やUSB、IrDAなどの無線のインターフェースが搭載され、カメラの解像度が増すにためメモリーカードへの要求も高まるという。
あと4年あまりで3000万台近い市場になるというが、ちょっと楽観的な感じもするが、海外市場が急速に伸びれば、あり得ない世界じゃないところがスゴイ。また、このところ、あまり話題に上らないCMOSだが、水面下ではかなり急速な進化を遂げているようなので、低価格モデルがCMOS系になるという予測も十分に成り立つかも・・・。

1999/08/14 ●Canon(photo.askey.net)
A50の2.1M版「Power shot S10」公開!?(非公式情報)

photo.askey.netによると、キヤノンが「A50」の後継機として2.1Mピクセルの光学2倍ズーム機「Power-shot S10」について報じている。スペック的には、1/3インチ 210万画素タイプで、画像サイズは1600 x 1200ピクセル。レンズは35mmカメラ換算で35-70mm相当で明るさはF2.6 - F4.0。シャッター速度は1/6 - 1/750秒で、最短9cmのマクロ撮影ができるという。記録媒体はCFカードでType2にも対応。USB転送も可能という。
 同サイトには、モックアップというよりも、明らかにプレス向けと見られる外観写真まで掲載されており、かなり信憑性は高そうだ。
 現在、日本のキヤノン株式会社は16日まで長期夏休み中だが、近い将来、正式発表される可能性もある。

●日本IBM
IDEで最大の37.5GB HDDを発売

impressのAkiba PC Hotlineによると、日本IBMから現時点では最大容量となる37.5GBのIDE HDDが発売になったという。しかも、実販価格は6万円を切るレベルとかなりコストパフォーマンスだ。HDDもここまでくると、いよいよ本格的なホームサーバー用途として十分に活用できるレベル。動画、静止画、サウンドなどあらゆるデジタルデータを一括してサーバーで集中管理できるホームサーバーは、近い将来、デジタルカメラの普及にとっても大きく貢献する"家電機器”となる可能性が高いだけに、HDDの大容量化と低価格化はそれを促進するものとして大いに注目される動きといえる。

1999/08/13 米ポラロイド(Photo Marketing Newsline International)
$399の普及型100万画素モデル「PhotoMAX PDC 1000」発表

ついにアメリカでも、$399クラスのメガピクセル機が続々登場しはじめた。とくにアメリカはいま新学期シーズン直前だけに、低価格デジタルカメラの需要が高まる時期。しかも、今年後半は米国市場でもデジタルカメラが急速に普及することが予想される。それだけに、米国でメインとなる$399クラスの低価格モデルのラインナップが不可欠になるため、今回のポラロイド、コダック、さらには先月の米エプソン「Photo PC650」といったモデルが続々発表されているわけだ。
とくに、この価格帯は日本メーカーが弱いカテゴリーだけに、普及クラスでの主導権をどこが獲得するのかが、今年後半の焦点であり、今後の米国でのシェアに大きな影響力を持つことになりそうだ。

米コダック
デジタルカメラからのオンライン・クイックプリントサービスを発表

ソニー
新型Cyber-shotの事前予告(第四弾)公開

第四弾は操作系。マクロ、フォーカス、ホワイトバランス、スポット測光などに専用ボタンが設けられているようだ。けれど、露出補正のような使用頻度の高い操作部がここにないのは、かなり不安。露出補正がF55Kと同じ操作性なら、ちょっと幻滅しちゃうかも・・・。また、操作部の横にはしっかりと2.1Mと書いてあるので、どうやら211万画素モデルらしい・・・。しかし、この操作部がレンズ横にあるとすると、レンズは結構大きそうだし、全体がどんなスタイルなのか楽しみだ。

1999/8/12 米コダック
230万画素のDigita OS搭載の「DC290」発表!【Update】

アメリカのイーストマンコダック社は、「DC265」(国内未発表)の実質的な後継機となる230万画素モデル「DC290」を発表した。このモデルは、「DC260」と同デザインの筐体を採用した3倍ズーム機で、基本OSにDigitaを採用したもの。高画素化とともに、内部処理の高速化によるレスポンス向上が図られているようだ。なお、米Kodakのリリースでは2.1Mとなっているが、米国では有効画素数表示となるため、国内での総画素数表記にあわせると230万画素相当になる。また、本機には2240x1500ピクセルの330万画素相当にソフト的に補完するモードが内蔵されており、非圧縮のTIFF記録を新たにサポートした点も特徴といえる。なお、本機の日本国内での発表は未定という。
 また、本機と同時に、米国では未発表となっていた「DC280」($799)、「DC215」($400)も正式発表となった。さらに、テレビ会議用のUSBカメラである「DVC325」も同時発表されている。
このほか、「DC215」では通常のシルバーボディーのほか、2000年記念モデルとしてゴールドバージョン($499)も発売するという。
 つまり、米コダックとしては、一挙に4機種以上のデジタルカメラを同時発表したことになり、一挙に新ラインナップへの移行を果たした感じだ。このところ、日本メーカーに押され気味の同社が、そのイメージを一挙挽回しようという強い意気込みが感じられる。


ソニー
新型Cyber-shotの事前予告(第三弾)公開

第三弾はPCとのインターフェース。もちろん、記録媒体はメモリースティック。だが、USBにも対応している模様。それよりも、フラッシュ版じゃないバージョンを見ると、カメラ全体のスタイリングがもの凄く個性的なほうが気になる。しかし、レンズが実に巨大で、いかにもツァイスっぽい雰囲気だ!

エプソン
PM-600C/PM-750Cをプリントン(PT-100)にアップグレード!

エプソンは9月30日までの期間限定で、PM-700CをPM-750C相当に、PM-600C/PM-750Cをプリントン(PT-100)にアップグレードする有償サービスを開始した。差額はPM-700C→PM-750C相当が\12000。PM-600C→プリントン(PT-100)で\37000、PM-750C→プリントン(PT-100)が\35000円となっている。前者は、部品の流用による改造によるもので、後者は事実上の代替えといえる。金額的には新たに買い換えるよりも安価だが、プリントンへのアップグレードは猛烈に安いというほどではないのがちょっと残念。とはいえ、デジタルカメラユーザーにとってプリントンならではのPCカードからのダイレクトプリントや独自の内部画像処理機能は大いに魅力的なもの。コスト面で納得できれば、積極的にアップグレードされることをオススメしたい。


米IBM
ノートPC用2.5in.25GB 大容量HDD、高耐衝撃性12GB HDD発表

大容量化著しいHDDの世界だが、ついにノート用2.5in.HDDに25GBタイプが登場! さらに、世界でもっとも耐衝撃性が高いという12GBタイプも発表された。また、普及型ノートPC用の18GBタイプも同時発表された。これらは基本的にノートPCを可搬式デスクトップPC的に利用するユーザーを意識したもの。だが、ただでさえ容量不足に悩まされている、デジタルカメラユーザーにとってもかなりの朗報といえる。とくに今後は、動画記録や高画素化、画質最優先での非圧縮記録といった大容量データが利用される機会が増えることを、ノートでも10GBオーバーのHDDが欲しくなるところ。また、HDDの大容量化に伴ってデータ損失時のダメージが大きくなるわけだが、耐衝撃性を高めたという12GBタイプの登場も大いに注目される。

●日本コダック
同サイトのオンラインショッピングページでDC240iの予約販売を開始


1999/8/11 ●マイクロソフト・ソフトバンク・東京電力
独自の高速インターネット事業会社の設立を発表
ソフトバンク東京電力マイクロソフト

 大手メディアがこぞって報じているように、マイクロソフト・ソフトバンク・東京電力の三社が共同で、高速インターネット事業を開始するという。特徴はNTT回線の20倍以上といわれる高速さと、月額2000円からという定額で常設線として利用できる点だ。具体的には、東京電力の電柱に設置されている光ファイバー通信網から、無線で家庭内の端末に接続するというもの。当初は東京電力のサービス範囲である首都圏のみだが、それ以外の地区でも営業を開始したいという。
 高速なインターネットが安価で常設線接続になることで、これまでデータ量の大きさからなかなか具体化しなかった画像通信が日常的なものになることが容易に予想できる。これがデジタルカメラの普及に大きく貢献することは疑う余地がない。おそらく今後は、ネット経由での気軽にデータのやりとりをしたり、ネット経由でのプリントサービスが日常化する可能性もあり、今後の展開が大いに楽しみだ。
 また、先だってはソニーが無線ネットワークによる通信事業に参入するという発表もあり、今回の発表は、そのライバル的な存在になりそうだ。
 ちなみに我が家は現在、ケーブルテレビ経由での高速常設線化されており、今回のものに近い環境となっている。デジタルカメラをネット経由で日常的に活用するには、この環境が不可欠と実感しているだけに、このようなサービスが広範囲で安価に供給されることはうれしい限り。デジタルカメラの世界にとっても今回の発表は、まさに、時代が変わる大ニュースといえよう。


ソニー
デジタルスチルカメラ専用インフォーメーション「Cyber@Jam」開設

ソニーがデジタルスチルカメラ専用Web「Cyber@Jam」を開設した。ここでは同社のデジタルスチルカメラ関連の情報が、ハードからソフトまで一括して集められている。また、「デジタルカメラをもっと楽しく活用する」という基本テーマも親しみやすい。さらに、同社デジタルスチルカメラユーザー向けに登録制のページも設けられており、なかなか充実した内容となっている。ソニーはかなり本気でデジタルスチルカメラを展開して行くという意欲を感じさせるWebといえる。

PC Watch
山田久美夫の「コダック DC215 ZOOM」ファーストインプレッション

コダックのエントリーモデル「DC215」。インパクトは薄いけど、実用的で、なかなかよくできたモデルです。とくに、Web用途メインのモデルと割り切れば、かなりお買い得。実販価格もキット込みで\39800くらいになるとか・・・。ちなみに本機は、まだ本家米国では発表されておりません!

PC Watch
デジタルカメラ売れ筋ランキング・ヨドバシカメラ('99/7/26〜8/8)

久々に首位が入れ替わり、「FinePix1500」がトップ。とくに女性客を中心に売れ始めているという点が、従来の機種と大きく異なる点といえそう。この層に売れ出すとデジタルカメラが新しい展開を迎えることになる予感があり、今後の展開を大いに期待したい。また、「DC280J Zoom」や「CAMEDIA C-21」も人気が高まっており、しばらく続いた「C-2000ZOOM & COOLPIX950」の200万画素ズーム機二強時代もそろそろ次世代へバトンタッチしそう。今年後半の展開がとても楽しみだ。

日本AMD
Pentium IIIを越えるポテンシャルのCPU「Athlon」発表

AMDの次世代CPUであるAthlon。Pentium IIIよりも安価で、しかも高速なハイコストパフォーマンスなX68互換タイプの登場だ。さすがに最近は、200万画素級が主流になって、ちょっと前のPentiumマシンだと、遅さを感じるケースもあったが、このAthlonのようなコストパフォーマンスなCPUを搭載したマシンなら、もう安心。来年のオーバー300万画素時代でも、メモリーさえ豊富に搭載しておけば、ストレスを感じることなく、超高画質なデータを扱えそうで心強い。

ソニー
新型Cyber-shotの事前予告(第二弾)公開

第二弾はレンズ。しかも、カールツァイスのバリオゾナーを搭載! でも、3倍ズームなのか、2倍なのか、5倍なのかは不明。ちなみに海外のデジタルカメラ系Webではすでにこのあたりのスペックが載っていたりしますけど・・・。

1999/8/10 ソニー
新型Cyber-shotの事前予告(第一弾)はじまる!!

ソニーが、新しいCyber-shotを発表するようです。コピーは「それは、未来を引き寄せる、美しいデジタルスチルカメラ」ということ。まだ、これだけでは、なんだかわりませんが、なんだかドキドキしますね! ちなみに次回の第二弾は11日正午ということです。

Enroute Imaging
アメリカの人気パノラマソフト「QuickStitch2.0」にバージョンアップ

アメリカでトップシェアを誇るパノラマ合成ソフト「QuickStitch」がVer.2.0
へ進化した。今回は最大6Mピクセルまでの巨大な合成データを作成できるうえ、Multi-Page Spanning、QTVRを新たにサポートした。フルオートのままでも高精度なパノラマ合成が可能なソフトだが、日本国内での展開はまだ未定なのが残念だ。

PC Watch
国内未発表の「カシオ・QV-8000SX」β機実写レポート

ニコン
A6判306dpiの昇華型プリンターを発表

306dpiでD1のような高画素モデルにも対応できるA6版の昇華型プリンター。おそらく、先だって発表された松下の昇華型プリンターのOEM版と思われる。200万画素超のデジタルカメラの実力をフルに発揮できるように改良されたモデルだが、A6版では力不足。できれば、A4サイズくらいで手頃な価格の高画質な昇華型プリンターが登場すれば、インクジェットの対抗馬として、面白い存在になるのだが・・・。

1999/8/9 リコー
RDC-5000ファームアップグレードを延期?

8月6日開始と告知されていたファームのアップグレードだが、現時点ではまだ近日開始となっており実施されていない。このタイミングで実施するのであれば、Windows98 Second Editionでの不具合の対策を施したものでのアップグレードになる可能性も大いにありそうだ。

●米リコー
英語版Win98 SE用USB対応ファーム、米で8/9から配布(不確定情報)

米国では現地時間の8/9から、同社Web上でWindows98 Second Editionでの不具合に対応した新ファームを配布する模様。不具合告知直後だけに、なかなか素早い対応といえそうだ。

エプソン
1200dpi・12bit入力で\44,800のフラットベッドスキャナー発表

ついに4万円台のフラッドベッドで、1200dpiの12bit入力を実現した「GT-7600」。このスペック、ちょっと前までは数十万円クラスのスペックだったハズ。しかも、これだけに基本性能を備えていれば、4×5in.判やブローニーフィルムからのスキャンにも十分耐えるレベルであることを考えると、フィルムスキャナーとしても結構使えそう。パーソナル向けデジタルカメラが高画質になったとはいえ、フィルムからのスキャンでなければ得られない世界もかなりあるわけですから、こんな低価格・高画質スキャナーの登場は大歓迎ですね。

1999/8/7 I-O DATA
DV(IEEE1394)対応AV機器の集中制御可能なDVボード発表

DV(i.LINK)端子4ピン(×2ポート)のIEEE1394インターフェイス搭載PCIカード。デジタルビデオ系で広く普及しはじめたiLink対応機器を、このカードだけでPC側から集中管理できるもの。もちろん、動画も静止画もデジタルデータとしてキャプチャーできるので、画質低下なしに編集することができるわけだ。そのうえ、Video for Windowsの仕様を超えた2GB以上の長時間キャプチャも可能。動画や静止画編集系のアプリも豊富にバンドルされている。また、拡張用として6ピン式入出力にも対応しているので、業務用デジタルカメラのIEEE1394にも対応できそう。 しかも、価格は\34,800円と安価。デジタルスチルカメラの世界では、なかなか広がらないIEEE1394だが、今後、本格的な動画対応機が登場したり、安価なカードや動画編集機器が一般化することで、徐々に広がる可能性もありそうだ。

1999/8/6 東芝(biztech)
デジタルカメラ用途を意識したNAND型フラッシュメモリー増産を表明

日経マイクロデバイスによると、東芝は今年から2001年にかけてNAND型フラッシュ・メモリーを増産する計画で、デジタルカメラやオーディオ機器などの市場が1999年から急拡大すると判断したためと報じている。具体的には現在は総数でも月産数万個レベルだが、12月には月産で総数185万個レベルにまで大増産するという(16Mビット15万個/月、32Mビット30万個/月、64Mビット品70万個/月、128Mビットと256Mビットを合わせて70万個/月)。なかでも、今後主流となる大容量向けの128Mと256Mビットタイプについては一気に立ち上げるという感じだ。
実際に現在のメモリーカードの基本パーツは同社のものが数多く採用されているといわれる。それだけに、予定通りに増産が進めば、年末から年始にかけて、128-256MBレベルのメモリーカードが具体的な製品として各社から登場することがほぼ確実となった。
この感じなら、これらの大容量メモリーカードが、来春登場することが予想される300万画素級モデルに間に合いそうだ。

リコー
Windows98 Second Editionでの不具合について

先だって正式発売されたWindows98 Second Edition英語版で、RDC-5000のUSB機能が動作しなくなるという第一報。日本語版について現在確認中だが、動作しない可能性もあるという。
ここにきてUSB対応機種が増えているが、OSのマイナーバージョンがあがったことで動作しなくなるとは・・・。今後、他社モデルでも同様の現象が起きる可能性もあるので、各社とも早急なチェック体制を整える必要がありそうだ。

1999/8/5 メルコ
9500円でCF、CF Type2、SMを直接使えるUSBカードリーダー発売

データが大容量になった現在では、もはや必需品となったカードリーダー。しかも、この製品はUSB接続で、CF、CF Type2、スマートメディアまでもアダプターなしに直接使うことができる点が大きな魅力。しかも、価格は9500円と安価なお買い得品。さらに、CFとスマートメディアを同時に使用でき、交互のコピーもできるという点も便利そう。もちろん、Windows、Macintosh両対応なので、ほとんど万能だ。これで、メモリースティックに対応してくれれば、ほとんどいうことないんだけど・・・。

1999/8/4 photo.askey.net(未確定情報)
C-900ZOOMの後継機? 「D450Z」?

http://photo.askey.net/というページに、D400Z(C-900ZOOM)のアップグレード版として「D450Z」というモデルが存在すると掲載されている。真偽のほどは不明。

松下電器産業
600万画素カメラとMMCカード対応の昇華型プリンター「NV-MP5」発表

昨年登場したPCカード対応の解像度306×306dpiの昇華型プリンター。さらに、600万画素(3072×2048画素)までの入力に対応でき、PCカードやMMCカードからのダイレクトプリントも可能という。ただ、プリントサイズは従来通りにA6(はがき大)専用なのが残念。600万画素対応といっても、プリントに有効な画素数は最大でも1024×1450ピクセルまでしか利用できないわけだが・・・。インクジェット式とはひと味違う、昇華型ならではの画像の滑らかさは大きな魅力だが、プリントサイズが小さく、しかもサイズが限定されるのは残念。そろそろ、”ビデオプリンター”の流用ではなく、昇華型の本格的な"フォトプリンター”というコンセプトで製品を開発する時期ではないかと思うのだが。

PC Watch
山田久美夫の最新デジタルカメラ定点撮影画像一覧【8月4日版】

コダック「DC215 Zoom」ベータ版と、「DC280J ZOOM」製品版の画像を追加

1999/8/3 コダック
109万画素CCD・2倍ズームのエントリーモデル「DC215 ZOOM」発表!

メガピクセル機を一気にパーソナルな世界に普及させた「DC210 ZOOM」。そのユニットを使い、大幅な小型化を実現。ボディーデザインもまさにコンパクトカメラといった雰囲気のエントリーモデル。ワイド系2倍ズーム機でこのサイズはなかなか魅力的。ベースが固定焦点式の109万画素モデルだけに、解像度はあまり期待できないが、鮮やかでクリアな再現性はいまも大きな魅力。そのため、メーカーのいうように、サービス判プリントやホームページ作成用カメラとして大いに魅力的なモデルといえる。価格はオープンということだが、実販ではおそらく39800円あたりになりそう。しかも、接続キット込みなので、まさにエントリー機にピッタリのモデルといえる。難点はちょっと厚手で重いこと。エントリークラスで、このデザインなら、むしろカラーバリエーションを追加発売して、オシャレに楽しみたい感じだ。

1999/8/2 I-O DATA
440MBのPCMCIA Type2カード発売

同社は従来から220MBのPCカードを販売していたが、今回は一挙にその2倍にあたる440MBカードを発表。価格はさすがに\240,000と高価だが、この容量は従来、PCMCIA Type3のHDDでしか得られなかった世界。しかも、このようなカードはいわゆる業務用デジタルカメラで活躍していただけに、報道用のようなハードな使用に耐える大容量メモリーカードの登場は朗報といえる。実際に海外では、業務用モデルを大容量のメモリーカードで利用するのは常識化しつつあるだけに、国内はちょっと出遅れた感じ。もっとも、ニコン・D1が登場すれば、CFタイプでこれに匹敵する大容量メディアを要望する声が高まることは必至。もちろん、より低価格で実現して欲しいものだ。

アダプテックジャパン
簡単にSCSI機器が接続できるUSB-SCSIアダプター発表

最近はUSB接続できる機器が増えたとはいえ、フィルムスキャナーの世界ではSCSIが主流。さらに、DVD-RAMもSCSI仕様のため、本格的な画像処理系の作業をするにはSCSIが不可欠であることを考えると、この「USB-SCSIアダプター」の登場は、かなり大きな意味のあるもの。もちろん、転送速度などの問題はあるが、それでもiMacのように外部インターフェースがUSBのみというマシンにとってはかなりの朗報といえる。

作品展「いつかどこかで」神戸での巡回展開催

1999/8/1 米コダック
DC260ファームウエアアップグレードVer.1.0.7を公開

ファームウエアのバージョンアップで機能が向上するのが特徴のDigita OS搭載のDC260。現在までにVer 1.02、 1.03、 1.04、1.06と進化してきたが、その次のバージョンである1.07が米国で公開された。現在、同サイトから英語版をダウンロードできる。ただ、現在は英語バージョンのみで、日本語版は日本のサイトから追って公開されるようだ。今回はMac対応を中心とした内容という。
コダックは以前から、結構こまめにファームのバージョンアップデータを公開しており、なかなか積極的。そのたびに、きちんと性能や機能が向上しており、なかなか好感が持てる。もちろん、ユーザーによるバージョンアップは多少の危険が伴うが、明らかな効果のあるものであれば、他社ももっと積極的にアピールしてもいいかも。もっとも、バージョンアップするより、次の新製品の開発に追われてそれどころではないという話もあるかもしれないが・・・。

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1999/7/19-31

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