デジタルカメラ・ジェーピー

2018年09月27日

フォトキナ2018
 ソニー・日本人プレス向け説明会


【フォトキナ2018 レポート】
●ソニー (取材メモ)
日本人プレス向け説明会を開催。「1マウント戦略」をアピール。今後のAPS機の展開も示唆
-フォトキナ会場では、さまざまなメーカーがコンファレンスやプレスミーティングなどを開催する。
-今回はそのなかから、プレスデーに開催されたソニーのプレスコンファレンスをベースに、より詳しい情報を日本語で解説した懇談会の要旨をお伝えする。
-対応いただいたのは、プレスコンファレンスで壇上にたった田中健二氏(ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(株)デジタルイメージング本部 第1ビジネスユニット シニアゼネラルマネジャー)。

-ソニーは、フルサイズでシェアNo.1を獲得。
-ミラーレスも2008年からシェアNo.1をずっと獲得している。

-ソニーの最大の強みは、なんといっても、作りたい商品のためにデバイスを作れること。
-そして、一つ一つのデバイスの積合せができることが大きな強みになっている。
-新しい光学のイノベーションを作ってきた。
-フルサイズを始めた段階から画素ピッチがフィルムを超えるのはわかっていた。
-当初から高い解像度を一つの目標として開発。
-光学の世界でも、極めて高精度なXaレンズを開発した。

-「大口径マウントの方が大口径レンズが作れる」という。
-大口径高性能レンズには、大口径レンズマウントが必要なのか。
-ソニーは、現在のEマウントで、シミュレーションでは「F1.0」のレンズが作れることを確認している。
-そのため、EOS Rマウントで「F1.0」のレンズはすぐに作れる。
-むしろ400/2、8のほうが難しい。実際に作ってみて、2倍テレコンで800mmでの性能に驚かれている。
-Eマウントはユニーク。色々なお客様がいる。
-フルサイズも、APSも、動画も、Eマウント一つでカバーしている。
-そのため、移行する時でもシステムを変えずに済む。
-あたらしい24/1.4はフルとAPSの両方に使える。違う世界で同じレンズが使える。

-現在、フルサイズ対応のEマウントレンズは30本。APS用や動画用で48本。
-近い将来、さらに12本加えて60本にする。
-Eマウントは、オープンプラットフォーム。

-瞳AFは、2013年からやってきた。リアルタイムに動く。
-バドミントンでは1ミリセカンドで写真は違う。それで開発を進めている。1ミリセクの世界を追求している。
-カメラの中でのAI 処理をインテグレーションしている。来春までに出して行きたい。
-AI を使うことで、いろいろなものに適用できる。ネコはもう動いている。ペットを撮りたいというニーズに応える。
-AIの辞書を差しかえることによって、いろいろなケースに対応できる。
-私たちが使っている積層型センサーはF1のエンジンのようなもの。それを使いこなすのが大変。
-高速で自由度が高いので、かえって難しい。読み出しパターンを変えてゆき別のことができる。
-ただ、AIは見えない、縁の下の力持ちだと考えている。
-AIで一番難しいのはスピードが必要なAF。速度、精度、消費電力など、いろいろなファクターがある。

-これまではフルサイズに注力してきたが、今後、APSも積極的に展開する。ご期待ください。
-ソニーは、1つのマウントで、フルサイズも、APSも使える。
-同じレンズシステムで最適なボディーを選べるのが、Eマウントであり、ソニーの強みだ。
-写真を楽しみたい人を増やすのに、フルサイズ用の大きなマウントはハードルが高い。
-ソニーは、新しいユーザーが入りやすいシステムにしたい。間口を広げて、多くの人が写真を楽しむ世界にしたい。









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