ポートレート部門
2001/01/22締め切り分
(2001/5/19発表)

結果発表

※最優秀賞・優秀賞の方はE-MAILにて
賞品の送り先(住所・電話番号)と
希望するメディア(CFカード or スマートメディア)を
お知らせください(読者投票賞を除く)。
(結果発表から賞品発送まで、1-2ヶ月かかりますのでご了解ください)


<総評>

若干低調な雰囲気のある
ポートレート部門。

応募総数も他部門に比べると、若干少な目でした。

もちろん、上位作品はなかなか見応えのあるものが多く、
写真の選考にかなり迷いました。

また、今回はいつもに増して、子供と動物を被写体とした
作品が多かった点も大きな特徴といえます。

いずれも、比較的”絵にしやすい”被写体でありますが、
そろそろ、本格的な”大人の”ポートレート作品に期待したいところですね。



子供やペットを始めとした動物は、
比較的絵になりやすい被写体です。

一方、自分と同年代や年上の人を撮るのは、
きわめて難しく、とても大変です。

子供やペットの撮り易さは、
それらが心から安心し、撮影者を信頼できる
環境を作りやすい点にあります。

ある意味では、自分のテリトリーのなかで、
自由に撮影ができるわけです。

しかし、相手に明確な人格がある人を撮るには、
よほど親しくなるか、その人と同じレベルまで、
自分自身を高める必要があります。

だからこそ、大人のポートレートは難しいわけです。

試しに、鏡を見ながら、自分自身のセルフポートレートを
撮ってみてください。

自分にとって、一番身近で、気心が知れているはずの自分自身が、
鏡を通して見ただけで、他人のように思えてくるかもしれません。

そこにはきっと、どんな表情で、どんな風に写りたいのかを、
緻密に計算する自分がいると思います。

それが、人格のある人を撮るときの、相手の反応であり、
大人のポートレートの難しさといえます。

もしかすると、ポートレートのなかで一番難しいのは、
自分自身を撮ることかもしれませんね。

一番近くて、一番遠い存在。
一番知っているつもりで、一番分かっていない人。
それが自分自身です。

そして、写真を撮り続けて行くことは、
そんな、一番知らない自分自身を、
たくさんの被写体を通して
少しずつ理解して行くことなのかもしれませんね。



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Vol.1 Vol.2





最優秀賞

「夕焼け」
teruteru


コメント:とても雰囲気のある作品ですね。
 夕焼けを真剣な眼差しで見つめる子供の表情は、とても力強く、明日への希望すら感じさせるものがあります。
 幼い子の網膜に、美しい夕焼けの姿は、どのように映り、刻まれてゆくのでしょうね。
 また、「公園は広いのに、まだ歩けないのでござの上から出られません。早く歩けるようになるといいね。」という作者のコメントにもあるように、子供たちがこれから、自分の力で歩んでゆく未来が、希望に溢れたものになることを心から祈りたいですね。



読者投票賞


A Happy New Century!
hiroki


コメント:今回の読者投票賞は、4票を集めた、この作品になりました。



優秀賞


「鏡」
氏家 琢実
「僕はシュナウザー」
谷 智明
A Happy New Century!
hiroki
コメント:鏡を見つめる女性の姿には、どこか秘密めいた世界がありますね。
 その姿はとても優麗で魅力的で、鏡のなかの自分と対話しているような感じがあり、気軽に声をかけることもできないような独特な雰囲気がありますね。
 たぶん、鏡を見つめる姿は、日常生活の中でもっともプライベートな瞬間なんでしょうね・・・。
 この作品は、まさにそんな秘められた空間を捕らえたもので、彼女が鏡の中の”もう1人の自分”を見つめる視線はとても魅力的で、惹きつけられるものがありますね・・・。

コメント:なんともいえない雰囲気のあるポートレートですね。
 どこか哲学的な感じもあるし、とても愛嬌のある表情にも見えますね。
 本部門にも、動物を題材にしたポートレートが増えつつありますが、この作品はポピュラーな動物ポートレートとはひと味違った味わいがありますね。
 彼には彼のパーソナリティーがあり、生活があり、人生がある。そんな感じが作品のなかから感じられ、単なるペット写真から一歩踏み込んだ作品といえます。
 彼の表情のなかに、"愛される誇り"を感じますね。
コメント:赤ちゃんの表情は実に変化に富んでいて、撮っていても、実に楽しいものですね。
 この作品をじっくりと見ていると、一歳にも満たない時期の表情の中に、その人の人生のなかで訪れる喜びの表情のほとんどが集約されているような感じすらしますね。
 もっとも、次第に自我が目覚め、泣くことで自分の意志を主張し、やがて片言でも言葉を使いはじめると、こんな豊かな表情が徐々に見られなくなってゆくもの。
 だからこそ、幼い頃の、その豊かな表情を、きちんと残してあげたいものですね。




優秀賞最終選考候補
(第三次選考通過・順不同)

我が家のアイドル
princam
やさしい横顔
teruteru
撮りあい
Masaki YANAGISAWA
深大寺にて
河野 公之
Ren
Aki
これが本当の、箱入り娘
ばきん
ちょっとおすまし
亀野 哲也



もうすぐ入賞
(第二次選考通過・順不同)

「雪の中」
てっし〜
はじける笑顔
亀野 哲也
夜の顔
真島 隆
surfer
多賀 秀満
Mar-ya
Aki
虚空に何が?
青山 豊
化け猫
稲葉 俊一




もうすぐ入選
(第一次選考通過・順不同)

リトルサンタ
赤木 慎子
見上げる
teruteru
みえ〜る
のざ
子どもは風の子
山田 日出夫
ぷーさんと一緒!
KAYO
初めての着物!
TERU-PAPA
あの娘にクロースアップ!
MOON
紗綾
友部 祐二(Tom)
ジロッ
青山 豊
瞑想
石元 英樹
あたたかいワン!
木田 秀夫
ポコちゃん その3
newage
こっち向いて
マリオ<横浜>
おすまし
佐々木 麻里
お化粧(*^_^*)
パパくん
陽だまり
ぞうきち
夫婦善哉
Akichi
波へい?!
ゆち





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