テーマ部門
2000/10/09締め切り分
(2000/12/12発表)

結果発表

※最優秀賞・優秀賞の方はE-MAILにて
賞品の送り先と希望するメディア(CFカード or スマートメディア)を
お知らせください(読者投票賞を除く)。
(賞品発送まで、1-2ヶ月かかりますのでご了解ください)


<総評>

10月締め切りの当部門のテーマは「初秋」でした。

今回は比較的作品化しやすいテーマだったこともあって、
テーマ部門としては多数の応募がありました。

ただ、意外に題材が少なかったせいか、
コスモスと彼岸花の作品が多く、
点数の割にバリエーションが少なかったのが印象的です。

今回は、最優秀賞、優秀賞ともに、選考にかなり迷いました。
優秀賞の3点はいずれも最優秀賞候補。

また、もうすぐ入選としたなかでも「ライトフラワー」「秋桜」
「秋に咲く赤い花」「山辺の道にて」は優秀賞候補として迷いました。

全体の印象としては、比較的自然風景が多く、
行事や街の風景で「初秋」の季節感がある作品が少なかったことが残念。

たとえば、「食欲の秋」「読書の秋」「運動の秋」など、
自然風景以外にも、いろいろな初秋の姿があってもいいと思います。

とくに、テーマ部門は作者の発想の豊かさも大きなポイントに
なりますので、自分なりに、毎月のテーマを昇華(消化)し、
より個性的な作品をご応募いただければ幸いです。


すべての応募作品を見る
Vol.1  Vol.2





最優秀賞

「天界の花」
友部祐二(Tom)


コメント:「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、この彼岸花は、今回のテーマである「初秋」を代表するものといえます。
 今回も彼岸花を題材とした作品が数多く応募されましたが、そのなかでもこの作品は、この花独特のちょっとおどろおどろしいような雰囲気がうまく表現されています。
 背景の夕暮れ時の雰囲気もよく「天界の花」というタイトルもいいですね。



読者投票賞


「秋高し」
友部祐二(Tom)


コメント:今回の読者投票賞は、最優秀賞と同じ作者の作品です。こちらも秋の夕暮れの雰囲気がよく表現された作品といえます。
 ただ、前景となる草の処理がちょっと曖昧な点が気になるところです。
 また、ステキなシーンだけに、フロントコンバーターなどを併用し、もう少しワイドなアングルで撮影できれば、もっと広がりのある作品に仕上がった可能性が高いだけに、その点がやや残念な気がしました。



優秀賞


「幻想図鑑<日光>」
newage
「秋ですね」
小西 学
「儚い夢」
シヴァ
コメント:「秋ですね!」という感じの、実に爽快で快活で、それでいてちょっとだけ寂しい雰囲気のある作品ですね。
 初秋らしい、ようやく開き始めたばかりで、まだちょっと硬質な感じすらあるススキの穂と、夏の名残を感じさせる太陽と、逆光で輝く湖。いずれも初秋を感じさせるものばかり・・・。ちょっと傾いた水平線も、画面に動きを与えています。
 惜しむらくは、ちょっと典型的な感じになりすぎたところで、もう一工夫、自分らしさを感じさせるポイントが欲しいところですね。

コメント:不思議な味わいのある作品ですね。絵柄としては、棒きれに結ばれた赤いテープの先端に、トンボがとまっているシーンであり、背景の処理も中途半端な感じなのですが、全体としてみると、それらが、なんともいえない、初秋の雰囲気を醸し出しています。
 写真を撮り慣れてくると、次第に頭のなかで絵柄を構築しがちで堅苦しい作品になりがちですが、このような得も言われぬ魅力のある、感性に訴える作品を見ると、「写真ってテクニックじゃなく、感性なんだよな・・・」という感じがしますね。

コメント:コスモスを扱った作品のなかでも、とくに個性的で印象に残ったのがこの作品です。
 フレーミングも、色調も、どこか絵画的な雰囲気があります。
 また、背景となる石(?)も、なかなかいい雰囲気を出しており、油絵の”タッチ”のようなものまで感じさせてくれます。
 フレーミングも絶妙なバランスの上に成り立っており、作者の感性の鋭さを感じさせてくれる作品ですね。




もうすぐ入選
(順不同)

「ライトフラワー」
クロム
「秋に咲く紅い花」
BIN
「山辺の道にて」
CAR
「嫌いな花」
kame
「秋空の下」
クロム

「サルビア」
きゅうたみん
「センニンソウ」
Kato
「緑の実」
m.o
「秋桜」
アカネ
「秋の風」
中野 真一
「赤蕎麦畑」
タコピー

「秋の味覚??」
タコピー
「KOSMO 0」
シヴァ
「山里の秋」
クロム
「野の仏」
眞田 利門
「Japanese beauty berry」
バナナミイラ


「あらぎ島」
えつぞう
「紅色の積乱雲」
ナカオヒロユキ
「初運動会」
ナカオヒロユキ
「秋の晴れた日」
ほうほう
「初秋の海」
ke-1





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