デジタルカメラ・ジェーピー

2010年03月01日

ライカカメラジャパン

ライカプロフォーマットデジタル一眼レフ 「ライカ S2」ワークショップ、都内で開催

●ライカカメラジャパン [イベントレポート]
ライカプロフォーマットデジタル一眼レフ 「ライカ S2」ワークショップ、都内で開催
-ライカカメラジャパンが「ライカ S2」のワークショップを、先週土曜日(3月1日)に都内のスタジオで開催。
-同イベントでは「ライカ S2」の撮影体験や紹介セミナーを実施。協力メーカーのセミナーも開催。
-「ライカ S2」は45×30mmの「ライカプロフォーマット」を採用した、デジタル一眼レフ。
-価格はボディーのみで2,625,000円。標準レンズの70mmF2.5は504,000円。
-本イベントは開催は1日限りの開催で、当日はプロカメラマンを中心に100余名の来場者があり、会場は終日混み合っていた。


[セミナー語録概要]
<ドイツ・ライカカメラ社 Sシステムプロダクトマネージャー Stephan Schulz氏>
・独ライカカメラ社より2名が来日した。
・ライカS2は世界的な市場調査を元に開発した。
・新しいお客様のための、新しいビジネスコンセプトを導入。
・コンセプトは、プロのためのカメラシステムは3つある。ビューカメラにカメラバックをつけたもの。デジタルミディアムフォーマットカメラ。これはスタジオユース。(35mm)フルフレームのD-SLR・このシステムはスピードが早いが解像度は他のカメラに追いついていない。
・ライカは、それぞれのいいとこ取り。丈夫でハンドリングがよく、スピード早いものとして「S2」を開発した。

・マーケットとしては2つ。プロマーケットとカスタマーマーケットがある。
・カスタマーマーケットは、プロとハイアマがターゲット。
・フルサイズ機はリーズナブル。ハイエンドは高画質だが高価。
・「S2」はハイエンドの価格で、従来以上のパフォーマンスを求めた。
・「ライカS2」は、イメージが非常に美しい。デュアルシャッター(フォーカルプレーンとレンズシャッター)。優れた操作性。防塵防滴対応。統合的なデジタルシステムであり、マテリアルに金属を採用。洗練されたデザインである。
・メイドインジャーマニー。ボディーはもちろん、AFもイメージングプロセッサーも、ライカ社内で開発した。
・ロケーションシューティングは柔軟性が必要。S2は使うかたのツールであり、パートナーと使える。撮影者に負担をかけないことが重要だ。

・デュアルシャッターシステム。カメラ内のフォーカルプレーンと、レンズシャッターの両方に対応。
・ビューファインダーは非常に重要視している。明るく、非常にシャープなイメージを実現している。
・オートフォーカスも非常に重要。中央にクロスセンサーを搭載。非常に早く、高精度。AFシングルとコンティニュアスを装備。すぐにマニュアルフォーカスも可能で、フォーカスエイドも使える。
・イメージセンサーでは、ライカはプロフォーマットと呼ばれるものを採用。コダックとともに開発した。37.5メガ。45×30mmで、フルサイズより約60%大きなフォーマット。ピクセルピッチは6ミクロン、12FストップのDレンジを実現。
・ローパスフィルターも使っていないので非常にシャープ。カバーガラスを採用しているが、工学系の一部として設計されている。
・マイクロレンズシフトテクノロジーを採用し、周辺校量不足を防ぐための技術を採用。センサーから4つの出力をすることで、秒1.5コマの連写に。
・プロセッサーは富士通と共同開発した「マエストロ」を採用。デュアルプロセッサで16bit出力に対応。DNG+JPEGに対応。
・インテリジェントパワーマネージメントも採用。1つのバッテリーでCIPA基準で1,000カット撮影できる。

・ライカがもっとも誇れるレンズ。今回4種類をラインナップ。絞り開放から高画質。最短撮影距離でも遠距離でも、非常に高い性能を発揮できる。
・防滴防塵処理をしている。レンズ表面にも破水処理を。
・35mmF2.5は、35mm判換算で28mmF2.0相当。近距離性能も高く、ディストーションもゼロに近い。
・70mm標準レンズ、120mmのマクロレンズを用意。
・180mmF3.5は140mmF2.8相当。クローズアップにしたときも高性能。
・すべてのSレンズは、画像のクォリティーを上げるために絞りを変える必要はない。
・すべてのプロフェッショナルのかたへ。

<アドビシステムズ・栃谷氏>
・「S2」に付属のLight Roomについて紹介。
・「S2」はDNGを採用。
・Light Loomの特徴は画像の管理ができるところ。
・カメラやレンズ、撮影日時のメタデータを使って画像を検索できる。
・ビューイングも容易。画像の比較も簡単にできる。
・現像モジュールを使って処理もできる。簡単な修正もできる。
・バッチ処理も可能。
・デジタルワークフローを一本でカバーできる「Light Room」を使いこなして欲しい。

-「ライカ S2」には専用RAW現像ソフトはなく、「Adobe Photoshop Light Room」が付属される。
-同機はアドビ社が提唱する汎用RAWファイル形式「DNG」を採用しており、そのまま読み込むことができる。
-また、同機にはカメラコントロールと画像転送ができる専用ソフトが用意されており、パソコン側からの操作も可能。

<ナナオ>
・先だって発表した、4月9日発売の内蔵センサー搭載モニター「Color Edge CG245W」について。
・このモデルはセンサーを内蔵することで、より高い精度に。
・センサーの取り付けや取り外しをする必要がない。
・モニター単体でキャリブレーションできる。MacOS9やWindows2000など対応していないOSでも利用できる。
・セルフキャリブレーション機能を搭載。スケジュール管理機能により、自動的にキャリブレーションができる。とくに意識することなく、キャリブレーションができる。
・コレレーション機能搭載。外部センサーと内蔵センサーの測定結果をあわせられる。たとえば、1one と同じ値にすることもできる。

-会場には発表されたばかりの、キャリブレーションセンサー内蔵モニター「ColorEdge CG245W」の実機を展示。
-センサーを内蔵することで、パソコンに接続しなくても、モニター単体で、セルフキャリブレーションが可能。
-キャリブレーションのスケジュール設定も可能。深夜や休日でも、設定された間隔で自動的にキャリブレーションが行われるため、ユーザーは面倒なモニターの色管理を意識する必要がなくなる。
-センサーはモニター上部にあり、通常は隠れている。キャリブレーションを始めると、モニターが出てきて、自動的に測定が行われる。
-手持ちのキャリブレーターと測定値を合わせる機能もあり、本機と複数モニターの色を合わせることもできる。
-モニターは24.1型のISPパネルタイプで、AdobeRGBカバー率98%。解像度はフルHDをカバーする1,920×1,200ときわめて本格的なもの。
-実売20万円前後だが、キャリブレーターの価格や測定する手間を考えると、お買い得感さえある。

<サンディスク>
・SanDiskは1988年に創立された米国メーカー。
・三重県四日市市に東芝とジョイントでの半導体工場に。メモリー部分は四日市市で製造。
・半導体チップ製造から製品まで一貫して作っているのはサンディスクのほかは数社しかない。
・サンディスクは、CFカードを開発。SDカードを共同開発。メモリースティックDUOもソニーと共同開発。
・近年は64GBなどの大容量タイプもラインナップ。「S2」のRAWデータは70MBあるため、64GBで900枚強の撮影ができる。

・フラッシュカードの高速化をリード。
・世界シェアは最大。米国で44%、欧州で39%、日本でもシェアNo.1に。
・各メーカーともシェアNo.1のサンディスクのカードで検証している。
・メモリーカードには、メモリーとコントローラー部分があり、その両方を開発しているのは、世界中でもう1社くらいしかない。
・メモリーとコントローラーを一体化した、システムインパッケージ化。それにより、信頼性を向上。
・エクストリームPRO。600倍速を実現。高速化により、カメラ内でバッファーメモリーにある時間を短くすることで、信頼性を向上。
・SDの最高峰エクストリームタイプを用意。200倍速を実現。
・ぜひ、「ライカ・S2」のような「いいカメラには、いいメモリーカードを」。



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