デジタルカメラ・ジェーピー

2014年01月7日〜10日

01/13
(月)
【 2014 International CES レポート】

●JVC
小型4Kビデオカメラの試作機や防塵防滴HDカメラを出品
-JVCは今回、現行のHDカメラ「CG-P100」ベースの4K試作機をブースで公開。
-同機の外観は、まさに「P100」そのもので。なかなかコンパクトなもの。
-逆にいえば、従来からのHD機と同じ筐体で、4Kが実現できることを証明しているわけで、4K化による諸問題をこのサイズでくりあできるのであれば、これはかなりの朗報といえる。
-もちろん、これはプロトタイプであり、製品もこのデザインで登場するのかどうかはわからないが、今後の展開を期待したいモデルだ。

-同社はこのほかにも、コンパクトで耐衝撃性や防水防塵性能を備えたHDビデオカメラ「GZ-R70」「同R10」を米国発表。
-しかも、バッテリー内蔵型(交換不可)ながらも、フル充電で4.5時間の撮影時間を実現するなど、結構実用的。
-いまやビデオカメラの世界も、スマートフォンで動画を撮る人が増えたことや、100ドル台の低価格モデルも登場するなど、いわゆるエントリー機の存在意義が問われつつある。
-本機の場合、耐衝撃性や防水性をもっと気軽なモデルで事実することで、日常のなかでより安心して使えるビデオカメラを目指しているという。
-「GZ-R70」は499.95ドル、「GZ-R10」は399.95ドル。米国では今春の発売という。






01/12
(日)
【 2014 International CES レポート】

●リコーイメージング
「K-3」や新リミテッドレンズ、THETAや国内未展開の「K-500」などを出品
-メイン会場にブースを構える、リコーイメージング。
-正直なところ、CES向けの新製品があるわけではないが昨年は「K-3」や新リミテッドレンズ、さらに「TEATA」を発売するなど、個性的で魅力ある製品が続々登場したこともあり。ブースはそえなりの賑わいを見せていた。
-ブースでまず驚くは、恒例の圧倒的なカラーバリエーションモデル。当初は日本だけでの展開だったが、いまは米国でも展開中。個性を重視する米国ユーザーに対応した展開だ。

-やはりメインは、昨年発売された「K-3」と、新リミテッドレンズ。
-日本では見慣れているので、目新しさはないが、ブラック仕様のレンズと組み合わせると、なかなか迫力がある。
-また、「K-3」の多くに、シリーズ初のズームレンズ「DA 20-40mmF2.8 ED」が装着されており、重厚でキッチリとした造りの良さをアピールしていた。

-また、米国では昨年夏に発売され、日本国内では未展開の「K-500」も展示。
-このモデルは「K-50」から防塵防滴機能などを省いたものだが、通常の撮影ではこれで十分。
-APS16メガCMOSセンサーを搭載し、ファインダー視野率も100%。最高速も1/6,000秒とエントリーというよりも、ミドルクラスの基本性能を備えたモデルだ。

-話題の全天球カメラ「TEATA」も出品。
-米国ではかなり話題になりそうなモデルだが、ブース内では簡単なデモだけで、関心がないと出展されているのに気がつかないような感じだった。
-本機は新分野の製品だけに、まだどんな市場や目的で使われるのか、未知数な部分もあり、まずは様子見という印象。
-だが、同機の企画開発メンバーが日本からも多数訪れており、新市場の開拓に意欲的な姿勢が感じられた。

●富士フイルム
スマートフォンから簡単操作でプリントができるネットプリンター「instax SHARE」発表
-富士フイルムは今回、ユニークなスマートフォン用プリンター「instax SHARE」を発表。
−このプリンターは、スマートフォンの専用アプリから、WiFi経由で簡単にプリントができるもの。
-プリント感材は、チェキと同じ、いわゆるインスタントフィルムを採用。
-さらに、プリント時には、スマートフォンの画像データから、撮影日時や撮影場所情報を自動的に取得。
-その情報を元に、プリンター側がインターネット上から具体的な地名やそのときの天気や気温を調べて、一緒にプリントしてくれるもの。
-また、インスタグラムやFicebookなどにアップした写真をプリントすることもでき、そのときには、撮影者のプロフィール写真や、写真へのコメントも一緒にプリントできるという。
-プリンターのデザインもなかなかおしゃれで、サイズもさほど大きくなく、バッテリー駆動式なので、イベント先での利用にも便利そうだ。
-なかなか魅力的なプリンターだが、現時点では米国発表のみ。ただ、日本国内でもそう遠くないタイミングで展開されるようだ。

●ポラロイド
カバー着せ替え式のAndroid OS採用プリンター一体型カメラ「Socialmate」や
WiFi搭載20メガ35倍ズーム機「iXX3530W」、カメラユニット交換式ミラーレス機などを出品

-昨年のCESでは、ミラーレス(カメラユニット交換式)を発表し、話題をさらったポラロイド。
-今年も、いろいろなイメージング分野にわたり、数多くの新製品を投入した。

-今年のメインは、プリンター一体型のインスタントデジタルカメラ「Socialmate」を出品した。
-といっても、このモデルのプリンター部分は、いわゆるポラロイドフィルムではなく、同社が従来から採用している「Zink」タイプを採用。プリントサイズは2×3インチとやや小さめだ。
-カメラのスペック的には、4.5型のタッチスクリーンを採用したAndroidベースのモデル。イメージセンサーは14メガタイプで、もちろん、普通のデジタルカメラとしても使える。
-また、カメラの前カバーが簡単に交換でき、見た目のデザインを変えて楽しむこともできる。
-とはいえ、プリンター一体型ゆえ、実機はかなり巨大で気軽に持ち歩けるような感じではない。
-むしろ本機が目指したのは、着せ替え機能を含め、パーティーなどで、その場でプリントして楽しむという用途がメインであり、ある意味で、ポラロイドカメラ本来の楽しさをうまく生かしたモデルといえそうだ。

-ポラロイドが強くアピールしていたのが新製品の、WiFi搭載35倍ズーム20メガ機「iXX3530W」。
-さきの「Socialmate」がプリントを介して、写真をシェアして楽しむモデルであれば、こちらは、撮影した写真をWiFiを簡単にシェアして楽しむ、高倍率ズーム機というわけだ。
-実際、アメリカでは、一眼レフ風デザインの超高倍率ズームは、日本よりも遙かに人気が高い。とくに、”サッカーママ”と呼ばれる、子育て層の女性が子供がスポーツをしている姿を撮影するのに使われるケースも多いという。
-このモデルは、まさにその層に向けたもので、とてもわかりやすいコンセプトのモデルだ。
-しかも、35倍ズームで、20メガセンサーで、さらにWiFi搭載と、意外に他社にはないスペック。
-このデザインで、35倍ズームでEVFなしで、きちんと撮影できるのかという疑問はあるが、このスペックなら、ネット購入が多いアメリカ市場でも売りやすいだろう。
-また、今回同社は、Androidベースの子供向けタブレットも新製品としてアピールしており、このタブレットとセットで使ってもらおうという意図もありそうだ。
-ただ、ちょっと気になったのはデザイン。このカテゴリーの製品は、どれも似たり寄ったりという感じもあるが、あまりに先行他社に似すぎている感じがしないでもない。

-昨年のCESで発表された「Nikon1」そっくりとミラーレス機は、既報のとおり、ニコンとの意匠権問題があり、結局発売されず、異なるデザインのモデルを展示。
-このモデルは、センサーとレンズの一体ユニットを交換するタイプなのだが、ブースを見る限り、新ユニットはなく、標準ズームのみという状況のようだ。
-ただ、このユニットはViviterブランドで登場したレンズスタイルカメラに採用されているものであり、今後、このスタイルをベースにシステムを展開してゆく可能性が高そうだ。

-また、いわゆるアクションカム系では、ユニークなデザインの超広角レンズ付きで5メガCMOS搭載の、防塵防水モデル「XS100iHD」(10m防水)や、キューブスタイルの2m防水モデルを出品した。
-いずれも、とてもスタイリッシュでユニークなもの。日本製品でも同じような機能のものはあるが、このような遊び心をもったデザインは少なく、結構魅力的に感じられた、




【 PMA@CES】

-北米最大のカメラショーである「PMAショー」。同イベントは、いまや単独開催ではなく、CESの一環として「PMA@CES」というスタイルで開催されている。
-単独イベントの頃には。大手カメラメーカーがPMAショーにブースを出展し、結構とても賑わっていたが、現在では大手メーカーはメイン会場で独立ブースを構えており、PMAエリアはいわゆる中小のアクセサリーメーカーが中心のイベントになった。
-会場も、メインエリアではなく、隣接するLVH(ラスベガスヒルトン)側の別棟で開催されていることもあって、けっこう来場者が少なく、閑散としたイベントになってしまった。
-私自身、PMAショーは1991年から毎年欠かさずに訪れており、その変化を目の当たりにしており、寂しい限り。
-だが、昨今の状況を見ていると、PMAショーの単独開催は難しく、このままイベントがなくなってしまうよりも、「PMA@CES」として継続開催されるほうが幸せかもしれないと思ってしまった。

●DJI
空撮用小型リモコンヘリコプター「Phantom 2」シリーズなどを出品
-実は、今年のPMA@CESで、もっとも大きなブースを構えていたのは「DJI」。
-あまり聞き覚えのないメーカーだと思うが、知る人ぞ知る、空撮用のリモコン式小型ヘリコプターのメーカーとして、近年注目を浴びているメーカーだ。
-製品としては、空撮専用の小型動画カメラを装備した「Phantom」シリーズが今回のメイン。
-このシリーズは、4つのプロペラを備えた、比較的コンパクトな無線リモコンヘリコプター。
-下部には、本体の振動をカメラに伝えないように、緩衝部分を備えたカメラ部がある。
-同シリーズでは、話題のGoProを搭載できる「Phantom 2」と、本機専用の140度超広角レンズと14メガCMOSユニットを備えた「Phantom 2 Vision」をラインナップ。
-いずれもWiFi経由で、撮影中の画像をiPhoneなどでモニターしながら撮影できるスグレモノ。直線距離であれば、300メートル上空まで画像のモニタリングができるため、かなり自分の思い通りの空撮ができるという。
-もっとも、日本国内での利用を考えると、安全に飛ばせる場所はごくごく限られ利ので、おもしろそうだが、やや取っつきにくい感じが否めない。
-なお、米国での価格は約1300ドル前後(専用カメラ付きモデル)という。

-さらに今回、リモコン操作ユニットに、iPhoneを装着できるアダプターも用意され、撮影者は、リモコン操作と撮影画面を同時に見ながら、操縦と撮影をすることができるという。
-もちろん、最初はリモコンヘリの操縦だけでも大変で、モニタリングをする余裕はないだろうが、上級者やプロの現場では、かなりの威力を発揮するという。

-このほかにも、ミラーレス機や一眼レフなど重量級の機材に対応した、より本格的なモデルもラインナップ。
-こちらは「Phantom2」シリーズと比べると、遙かに大型で、完全な業務用というイメージ。だが、こちらのモデルでは実際に、映画やCMなどの現場でも活用されているモデルという。
-現在、日本でのDJI製品の販売はネット販売がメインであり、そちらもやや敷居が高い。
-ブースで、日本国内での展開について質問したところ、来月、横浜で開催される「CP+2014」に出品予定であり、今後、日本でもより多くのユーザーに使って欲しいということだった。



※これよりラスベガスのホテルをでて、日本に向かいます。→帰国しました、




01/11
(土)
【 2014 International CES レポート 4日目 最終日】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」も、4日目最終日。
-最終日は夕方4時でクローズ。しかも、中小のブースは午後からブースの片付けをはじめる。
-さすがに、会場はぐっと空いてきて、これまでごった返していた注目製品や人気ブースも、ゆっくりと見ることができる。
-そのため、既発売の海外専用モデルやアクセサリーなどを探すにも好都合だ。
-また、アクセサリー系の一部ブースでは、来場者向けに展示品の無料配布をはじめるなど、これまでのビジネス一色というCESから、ちょっとアットホームな感じのイベントになる。



●ソニー
多数のデジタルイメージング製品を出品。民生向け4Kビデオカメラや新α/Cyber-shotも
-今回ソニーは。各分野での新製品を一挙投入。CES出展メーカーのなかでも、一番活気のある展開。
-このところ、やや低迷していたのが信じられないほどの力強さで、往年のソニーが復活したようなイメージだ。

-今回の、デジタルイメージング系の目玉は、やはり、民生機初の4Kビデオカメラ「AVCHDデジタルハイビジョンハンディカム HDR-CX900」の発表。
-正直なところ、これまで4Kはテレビばかりが先行しており、コンテンツが追いつかない状態だった。
-だが、今回の民生用の4Kハンディカムの登場で、一気に身近になったような感じだ。
-イメージセンサーは、民生用ビデオカメラとしては、かなり大型の1インチ 1,420万画素の裏面照射CMOSを採用。高精細化で懸念される感度低下やノイズをセンサーの大型化でカバーするわけだ。いまやフルサイズセンサーのビデオカメラもあるが、高速性や熱の問題を考えると、1インチセンサーの搭載はとてもバランスのいい選択肢という感じだ。
-レンズは固定式だが、カールツァイスブランドレンズを採用するなど、かなり贅沢な仕様だ。
-もちろん、現状では4K動画データを簡単にディスクなどに保管することはできないし、価格的にも高級一眼レフ並みになることは確実なので、自分ですぐに4Kムービーが楽しめるわけではない。
-だが、本機の登場で、そのスキルが一気に下がった感じだ。個人的にも、風景を4Kムービーで撮影してみたいと思っているのだが、ごく近い将来に、そんな時代が訪れることを予感させるに十分なインパクトのある製品だった。

-ミラーレス系では、NEXシリーズからαシリーズへの移行第一弾となるエントリー機「α5000」が登場。
-このモデルは、従来の「NEX-3N」の後継機であり、ズームレバーや内蔵ストロボなど便利な機能を踏襲しながら小型化を実現。グリップ形状の見直しにより、手が小さめの女性ユーザーにも持ちやすいものになっている。
-正直なところ、マイクロフォーサーズの「GM1」ほどインパクトのあるサイズ感ではないが、APS機であることを考えれば、立派なもの。
-もうちょっと個性が欲しいような気もするが、なかなかバランスにとれた新エントリー機といえそうだ。

-ブースではフルサイズ機「α7」「α7R」も展示。
-既発売の機種のせいか、それとも米国では小型軽量という部分が日本ほど重視されない部分もあり、ブースでは”大人気”というほどではなかった。
-また、ブースでは、1月発売の高級標準ズーム「24-70mmF4」を自由に触れることができた。
-現行の28-70mmも解像は悪くないが、ボケが芳しくないこともあり、このツァイスレンズには期待が集まるところ。実物を手にすると、ツァイスレンズらしい高品位な外観はとても好ましいもの。
-実売10万円を超えるレンズだが、「α7R」ユーザーにとっては、ほんとうに待ち遠しい一本といえるだろう。

-ブースには、日本で発売されていない、Eマウント採用の一眼レフデザインモデル「α3000」も展示されていた。
-このモデルのファインダーは、半透過式のトランスルーセントタイプではなく、純粋な(?)ライブビュータイプ。つまり、NEXベースの一眼レフスタイルタイプだ。
-そのため、レンズはNEX系のEマウントを採用しており、イメージセンサーは「α5000」と同じ画素数の20.1メガのAPSサイズCMOSセンサーだ。
-日本人的な感覚だと、なぜ?という感じするだろうが、海外では上面がフラットなデザインのミラーレス機は、”レンズ交換ができるコンパクト機”的な感覚であり、人気がない。
-とくにアメリカ市場は保守的で、一眼レフスタイルで、しかも、EVFがカメラのセンターにあるデザインが好まれるというか、受け入れられやすいという事情があり、それを具体化したのが「α3000」といえる。
-結局今回、ほぼ同じセンサーのエントリー機として、デザインやサイズの異なる「α3000」と「α5000」というラインナップができあがったわけだ。
-実際、Eマウントモデルで、望遠やマクロ撮影をするときには、やはりこの一眼デザインのほうが使いやすいケースもあり、できれば、ソニースタイル限定でも、この「α3000」を日本でも入手可能にして欲しいところだ。

-今回、Cyber-Shot系の新製品は、この「W830」のみ。
-本機は、20メガのCCDセンサーを採用。動画性能などは720Pまでしか対応しないが、レンズはきちんとツァイスブランド。、まさにスペックとブランドと価格でカメラを選びユーザーにマッチしたモデルという感じだ。
-実際、アメリカ市場でのコンパクト機は、想像以上に厳しい状況。なにしろ、来場者を見ても、コンパクト機を使っているユーザーはほとんどおらず、イベントでのメモ用はすべてスマートフォンというのが当たり前。これでは、コンパクト機の新製品を出したところで、台数は期待できない。
-そのため、ソニーはもちろん、各社とも、昨年まではCESで多数のコンパクト機を発表していたが、今年は本当に数えるほどしかコンパクト機の新製品が登場していないのはそのためだ。
-この「W830」は、まさにその状況が的確に反映されたモデルといえそうだ。

-ブースでは、レンズスタイルカメラ「QX」シリーズを、専用のエリアを設け、同社のタブレットPCなどを組み合わせてアピール。
-発表当初は、同時期に登場した「Xperia Z1」などスマートフォントの連携でアピールしており、実際、装着用のアダプターもスマートフォン向けの小さめのサイズのものしか用意されていなかった。
-だが、今回ブースを見ると、同社のWindows タブレットPCなどにも装着できる、幅広の装着用アダプターが用意されており、「タブレットにもどうぞ!」というアピールを積極的にしていた。
-実際、私もこのQXをスマートフォンで使ってみたが、5インチクラスの画面よりも、いっそ、7〜10インチクラスの、カメラではあり得ないモニターサイズで使って方が、圧倒的に楽しめる。
-また、会場でも、大きなタブレット端末で、製品や記念写真を撮っている姿を目にする上、体格のいい人が使うと、10インチタブレットでもさほど大きく感じないから不思議。
-ただ、「QXシリーズ」は、正直なところ、まだまだ目新しさが先行しているのも事実。今回は他社からも、同じコンセプトの製品が参考展示されていたが、本当にこのスタイルが認知され、市民権を得られるかどうかは、これからの展開にかかっている感じだ。

-昨年のCESで登場し、ソニー再生復活のイメージリーダーとして、「RX1」と並び紹介されていた「Xperiaシリーズ」。
-今回は、フラッグシップの「Zシリーズ」を中心にアピール。また、Zシリーズにも、より小型で持ちやすい「Xperia Z1 Compact」を追加し、ラインナップを拡充。
-やはり、この「Zシリーズ」の最大のアピールポイントは、クラス最高レベルの2,070万画素CMOSセンサーや独自アプリを駆使した、卓越したカメラ性能。
-ブースでは、鼻の周囲を高速で飛び回る蝶々のおもちゃを使って、Zシリーズの超高速連写機能をアピール。
-実際の効果がややわかりにくい機能ではあるが、その魅力が来場者にきちんと伝わるように工夫されていたのが、とても印象的だった。




01/10
(金)
【 2014 International CES レポート 3日目】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」も早くも開催3日目。
-会場は昨日同様か、それ以上に混み合っているが、ブースによる差が大きいのも事実。
-大手のカメラ関係メーカーは、メイン会場の一番奥に集中しているためか、大混雑というほどではないが、それでも数多くの来場者が訪れていた。
-ラスベガスのメインストリートからの会場への移動は、無料のシャトルバスか、モノレールになるわけだが、いずれも、その交通機関に乗るまでに1時間以上も待つほど。
-もちろん、会場内では昼食をとるのも一苦労だ。プレス関係者は、プレスルームでサンドイッチなどが無償配布されるが、量も少なく、なんとも味気ない。
-また、この時期のラスベガスは、寒暖の差が激しく、日中20度近くまであがるが、夜の最低気温は0度近くまで冷え込むので、体には厳しいものがある。
-読者の方から、今回取材用機材について質問があったが、今回は「ソニー・RX10」を導入してみた。といっても、プログラムAEのJPEGで撮影し、全カットSILKYPIXで補正処理して掲載しているので、実力そのままではないが、取材用カメラとしてのポテンシャルはなかなか高そうだ。



●JK Imaging
コダックブランドでミラーレス機に参入
マイクロフォーサーズ規格の16メガ裏面照射CMOS機「PIXPRO S-1」を米国発売

-コダックブランドのライセンシーであるJKイメージング社が、コダックブランドのマイクロフォーサーズ機を発表。
-プレスリリース上は、CES発表という形だが、会場にはコダックやJKイメージングのブースはなく、実機を会場ブースで見ることはできなかった。
-もちろん、すでに、本家のイーストマンコダック社は、デジタルカメラから完全撤退しているため、事実上は、”コダックブランドの”マイクロフォーサーズ機という理解が正しいだろう。
-今回発表されたものは、「Kodak PIXPRO S-1」というモデルで、4/3型で16メガの裏面照射型CMOSセンサーを搭載したもの。
-マウントはマイクロフォーサーズ規格であり、手ぶれ補正はセンサーシフト式を採用。
-ディスプレイは3.0型92万ドットタイプ。
-動画記録は1920×1080/30fps。H.264記録。
-このほか、WiFi機能も搭載しているという。
-価格はシングルレンズキットが499ドル、ダブルレンズキットは599ドル。今春発売という。
-同社はこのほかにも、コダックブランドで、レンズタイルカメラやアクションカム、ポピュラーなデジタルカメラなども展開予定という。
-レンズスタイルカメラは、24mmからの25倍ズームを搭載した「SL25」(299ドル)と、28〜280mm相当の10倍ズームで光学手ぶれ補正式の「SL10」の2種類が用意される。今春発売。
-いずれにしても、往年の銘ブランドが、デジタルカメラで復活することは大変喜ばしいこと。
-ぜひとも、デジタルカメラ黎明期から普及期にかけて、一世を風靡した「Kodak」のブランド名に見合う実力のカメラを展開して欲しい。

●Viviter
Viviter、レンズ交換式のレンズスタイルカメラ「Vivitar IU680」を出品
-ユニークなデジタルカメラを数多く展開する、米国のViviter社が、レンズ交換式のレンズスタイルカメラを出品。
-このモデルは「Vivitar IU680」というモデルで、いっけん、レンズ一体型に見えるが、このカテゴリー初のレンズ交換式モデルだ。
-ソニーのQXシリーズに触発されて登場したようなモデルで、QXシリーズ同様、WiFi機能によりスマートフォンやタブレットとワイヤレス接続して撮影するスタイルだ。

-ただ、レンズ交換式といっても、実機を見る限り、昨年のCESで発表されたポラロイドのモデルと同じく、レンズとセンサー一体型ユニットを交換するタイプ。
-もともと、Viviter社はポラロイドのカメラユニット交換式モデルをラインナップしていることもあって、おそらくは、それをベースにしたものといえるだろう。
-とはいえ、ストロボが外付け式になっており、今後、大型センサーや高倍率ズームなどのカメラユニットが登場すれば、システムを拡張できる可能性もあるなど、なかなかユニークな存在だ。



●パナソニック
22〜942mm相当42倍ズーム20メガ機「LUMIX LZ40」、EVF一体型24〜720mm相当30倍ズーム搭載機「ZS40」、秒10コマ連写の20倍ズーム機「ZS35」、薄型12倍ズーム機「SZ8」、米国発表
LUMIX ZS40
LUMIX ZS35
LUMIX SZ8
LUMIX LZ40
-パナソニックは今回、ミラーレス系の新製品はなかったが、4機種のコンパクト機を発表した。
-同社も例年に比べると、コンパクト系の新製品が少なかったが、今回は薄型の高倍率系ズーム搭載機のラインナップを強化。
-同社はもともと、高倍率系の「TZシリーズ」が欧州市場で定番になっており、スマートフォントの差別化を明確にすることもあり、このような展開になったと思われる。
-なかでも注目されるのは、EVF一体型で24〜720mm相当30倍ズーム搭載機「ZS40」。このクラスでEVF搭載モデルはほとんどいうえ、サイズ的にも「LF1」より一回り大きいくらいに収まっているため、携帯性もいい。もちろん、WiFi機なのでスマートフォン連携も容易だ。
-なによりも、EVFがあることで、安心して望遠撮影が楽しめる点は大きな魅力だ。
-このほかも、薄型20倍ズーム機「ZS35」、薄型12倍ズーム機「SZ8」、一眼風デザインで超広角22mm相当から超望遠942mmまでの42倍ズーム搭載の20メガ機「LUMIX LZ40」も登場した。
-いずれも、レンズや機能などに特徴や魅力があるものの、デザインがやや画一的で、型番を見ないと見分けが付かないのが難点。質感や高級感とはやや違った意味での、選ぶ楽しさや持つ喜びを感じさせる展開も期待したいところだ。

●SAMSUNG
新ミラーレス機「NX30」やプレミアムズーム、第二世代「Galaxy Camera2」などを出品
-CESのなかでも、トップクラスの存在感のあるSAMSUNG。もちろん、同社の今回のメインは4Kテレビやスマートフォンだ。
-そのなかで、今回のCESでは、新型ミラーレス機「NX30」やAidroid OS搭載機「Galaxy Camera2」などを投入した。

-日本市場で展開していないが、同社はAPSセンサー搭載のミラーレス機「NX」シリーズを発売しており、毎年新製品を投入。
-今回の「NX30」は、EVF搭載の一眼レフ風デザインを採用した中核モデルだ。
-イメージセンサーは従来と同じく、自社開発のAPS20メガCMOSセンサーを搭載。
-本機の最大の特徴は、EVF部分の角度を可変することができ、EVFでのウエストレベルやローアングル撮影が容易な点といえる。
-その見え味を確かめるべく、実機を見てみたが、あまり芳しくない。スタッフに聞いたところ、まだファインダーは光学系と画質調整もファイナルではなく、この状態が実力ではないということだった。
-また、本機と同時に、Sラインと呼ばれるプレミアムレンズを導入。第一弾として、APS用ズームのなかでかなり大口径な標準ズーム「 16-50mm F2-2.8 S ED OIS」を発表。
-さすがに、APS用標準ズームとはいえ、F2.0〜2.8は巨大だが、高級レンズらしい質感と重量感を備えており、なかなかに魅力的。日本で見ることはできないが、1度その実力を試してみたいところだ。

-今回登場した「Galaxy Camera 2」は、初代モデルのリニュアル版。
-光学系は従来機同様、21倍ズームを搭載しており、Android OSを採用したタッチ操作中心の操作性も、そのまま受け継がれている。
-今回は外観デザインを一部変更し、OSもAndroid 4.3へと進化している。
-むしろ、初代の特徴であった3Gモデルは、同時発表されておらず、現在はWiFiモデルだけのラインナップになっている。とはいえ、このあたりは追って4G対応モデルなどが追加される可能性も十分にありそう。むしろ、それがなければ、存在意義の半分がスポイルされたようなものだ。
-イメージセンサーは、1/2.3型16メガ裏面照射CMOSセンサーを搭載。
-レンズは先代と同じく、23〜483mm相当の光学21倍ズームを搭載。光学手ぶれ補正対応。背面ディスプレイは、4.8型タッチ液晶と、かなり充実しているが、そのぶん、普通のデジタルカメラに比べると、カメラ自体もかなり巨大。
-同社は世界的なスマートフォンメーカーであり、本機はその一員として”Galaxy”と命名されていることからもわかるように、本格的なカメラ機能を搭載したスマートフォンと理解した方がわかりやすだろう。
-本機は現在、日本市場で販売されていないが、大きさを割りきって、カメラ機能に長けたGalaxy的な使い方もできるため、できれば日本市場にも導入して欲しい製品だ。

WB350F WB50F WB35F
ーこのほかにも、WiFi機能を搭載したコンパクトカメラも同時を発表。
-ブースでは、Galaxy Cameraから3G機能などを省いた感じの「WB350F」、エントリー系の「WB50F」「WB35F」などが展示されており、いずれも、WiFI経由でスマートフォントの連携を図ったモデルを展開していた。





01/09
(木)
【 2014 International CES レポート 2日目】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」が、2日目を迎えた。
-会場は初日にも増して混み合っており、ブースによっては身動きがとれないほど。
-これだけネットが発達し、情報がどこでも得られるようになっても、やはり、現物を見られるというリアルイベントの存在意義は、まだまだあり、むしろ、ますます健在という感じすらする。

-会場も混雑しているが、実は通信回線も、毎年のことながら、パンク状態。
-現在はホテルのWiFiもNGで、日本から持ってきたモバイルルーターしか繋がらない。
-さらに、初日に使えたFTPが繋がらず、このページも、ファイルを自分宛にメール添付で送り、HTTPで仕事場のPCにリモートデスクトップで繋いでアップロードしている状態だ。



●ニコン
フラッグシップモデル「D4S」の情報を若干アップデート。メモリーカードに変更はナシ
-連日お伝えしている、ニコンのフラッグシップモデル「D4S」。
-ブースでは、初日になかった機種名表記が追加され、ようやくメインの新製品らしい展示状況になった。
-とはいえ、「D4S」の詳細な情報は、現地でもまだ公開されていない。
-すでに外観はほぼ「D4」と同じとお伝えしたが、スペックは不明だ。
-ただ、多くのユーザーの関心事のいくつかを、現場での同社幹部への質問で、確認することができた。
-今回はそのなかで、公開許可が得られた部分について、お伝えしたい。

-まず、「D4S」は新製品とはいえ、「D4」登場からまだ2年しか経っていないこともあり、基本的なカメラの骨格部分は踏襲されており、必要に応じて、改善が加えられているという。
-メモリーカードについては、現行のものを踏襲。「D4」は、CFカードと、なにかと話題のXQDカードのデュアルだが、その仕様については、今回の「D4S」でも変更がないことが確認できた。
-これは私見だが、実際、XQDカードは現在でも超高速アクセスができるメディアであり、ソニーの4Kビデオカメラにも採用され、大容量化が進み、価格も安くなりつつある。
-また、タイミング的には、この春あたりから、SDカードが超高速なUHS-II仕様に移行する時期ではあるが、プロ機に投入するには、まだ時期尚早という判断もあるのだろう。

-イメージセンサーについての詳細は語られなかったが、基本的には従来のものを踏襲。
-画質については、最新の画像処理系を採用することで、もともと高評価だった高感度時の画質がさらに向上。
-AFについても、プロからのフィードバックなどもあり、さらに進化しているという。
-また、詳細はまだ非公開だが、実際の使用感は「D4」よりも明らかに向上しているという。
-今回の開発発表時期については、やはりソチオリンピックで「D4S」を実戦投入する関係で、このタイミングになったという。
-今後、詳細なスペックは、今回の開発発表とは別に、正式公式に公開されるため、そちら待ちだ。

-ニコンは今回、多数の新製品を投入。むしろ、純粋なデジタル一眼レフをCESで発表した、唯一のメーカーでもある。
-「D4S」は開発発表であり別格なので、やはり今回のメインは「D3300」。
-ニコンのエントリー機初の、ローパスレスの24メガ機で、本機の登場で、ニコンのDX機はすべてローパスレス仕様に切り替わったわけだ。

-近年は毎年、型番が100番ずつ変わり、そのたびに進化形が登場。
-しかも今回は、「D7100」「D5300」で採用した、24メガのローパスレス。しかも、処理エンジンも最新の「EXPEED4」を採用するなど、撮像系は上位機種を凌駕するレベルまで進化。
-高画素化が必ずしも善とはいえないが、それでも、直接のライバル機である「EOS Kiss X7」の18メガセンサー搭載機に比べると、スペック面で圧倒的な違いを感じるモデルになった感じだ。
-また、APSの24メガ機になると、よほど優秀なレンズでなければ、ローパスレスの欠点が出るほどの解像度を実現できない。
-そのため、結果的に、切れ味がよく、モアレや偽色のない映像が得られる。もちろん、コストダウンにも貢献するので、妙なバランスがとれたシステムになる。
-ボディーはとてもコンパクトで、携帯性や使い勝手もよさそう。
-もちろん、ブースで触れている範囲では、EXPEED4搭載の功績か、24メガ化による処理の重さを感じることもない。
-また、ファインダー倍率が0.85倍になったことで、光学ファインダーを覗いたときの狭さを感じることも少ない。このあたりは、エントリー機ながらも、同社の真面目さ感じられる。

-さらに興味津々だったのが、同時発売の沈胴式のキットレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」。
-APS一眼レフの弱点は、ボディーが小さくなっても、標準ズームが結構嵩張るところ。
-このレンズは、その弱点は、手動式ながらも、沈胴式構造にすることで改善している。
-実際に同レンズを見ると、かなりコンパクトに仕上がっており、現行の非沈胴式ズームが巨大に見えるほど。
-もちろん、沈胴を繰り出すと、従来レンズと同じくらいの全長になるのだが、それ以上に、携帯時にコンパクトになるメリットを高く評価したい。
-また、沈胴式ながらも、レンズの最大径も結構細くなっている点も好ましい。
-当然のことながら、沈胴したままカメラの電源スイッチを入れると、写真のようなアラートが表示される点も親切。
-ただ、既存機種でもこのアラートが表示されるのかどうかは不明だが、カメラ側のファームアップで対応できるだろう。
-また、最短撮影距離も25cmと短く(従来レンズは28cm)、公表されたMTFを見る限り、性能も向上していそう。しかも、価格は据え置きと、なかなか期待できそうな新標準ズームだ。

-ブースでは、CES向けに発表されたコンパクト機5機種も用意されていた。
-ラインナップは薄型で12倍16メガCMOS機「COOLPIX S6800」、16メガ8倍ズームでWiFi搭載の「S5300」、20メガCCDの8倍ズーム機「S3600」。単三電池仕様の34倍ズーム16メガ裏面照射CMOS機「L830」、5倍ズーム20メガCCD機「L30」など、なかなか豊富。
-アメリカでは、日本国内よりもCOOLPIXシリーズの人気が高く、毎年多数の新製品を投入。
-だが、今回の新製品は、明らかにスマートフォンとの棲み分けを明確に意識したモデルになっているのが大きな特徴だ。
-また、昨年発売された防塵防滴ミラーレス「Nikon1 AW」も専用カウンターで展示・デモを展開。
-水槽の中に展示された「Nikon1」は、なかなか衝撃的だった。
-しかし、ボディーカバーとはいえ、カーキ色というあたりに、どこか米国を感じてしまう



●キヤノン
自動自分撮り機能(?)を搭載した
「PowerShot N100」や「VIXIA mini X」など個性派モデルをアピール
-2年前のCESでは大型センサー搭載コンパクト機の「PowerShot G1X」、昨年は「PowerShot N」と、毎年、個性的な新コンセプト系のコンパクトカメラを発表しているキヤノン。
-今年もその期待に応える(?)、超個性的なモデル「PowerShot N100」が登場した。
-このモデルは既報の通り、カメラの背面液晶側に小型カメラユニットを搭載し、撮影している自分の姿を一緒に撮影し、1枚の画像として記録することができるモデルだ。
-コロンブスの卵的な発想ではあるが、これは確かに、家族写真と撮っているユーザーにとって、とても魅力的なモデルといえる。
-撮影中の自分の姿は、背面液晶上にリアルタイムに表示されており、表示位置は、上下左右の4カ所からタッチ操作で選ぶこともできる。もちろん、動画時にも機能するのはなかなかユニーク。
-もちろん、誰にでも必要な機能というわけではないが、この機能が欲しい人は結構いるはず。むしろ、(パテントの制約がありそうだが)スマートフォンで実現して欲しいは多いだろう。
-自分撮り側のカメラの画素数やレンズの画角などは公開されていないが、ブースで使った限りは、まさにちょうどいい感じだった。
-もちろん本機はWiFi仕様であり、本機で撮影したデータをすぐのスマートフォンなどに転送したり、ネットでシェアすることができる点もいい。
-ただ、ちょっと不思議だったのは、センサーサイズが1/1.7型である点。とくに画質にこだわるモデルでもないし、1/2.3型のほうがコスト面でも、サイズ的にも有利なのは明白だ。
-そのぶん、本機はボディーサイズがやや大きめで、携帯性という点ではやや嵩張る感じだ。
-もっとも家族のスナップなどは、必ずしも光線状態がいい場所で撮るとは限らないので、多少の余裕があったほうがいいという判断なのだろう。
-昨年の「PowerShot N」でも感じたことだが、真面目で堅実なキヤノンらしからぬ大胆な試みであり、今後のコンパクトカメラの新しい提案を模索するという意味でも、とても意義のある製品といえるだろう。

-「VIXIA mini」シリーズの上位モデル「VIXIA mini X」。
-一種のアクションカム系だが、GOProがスポーツ系なのに対して、こちらは音楽演奏などの記録を重視したアート系モデルといえる。
-「VIXIA mini」と基本ユニットは共通部分が多いようだが、本機はより本格派指向。
-なかでも、外観からも想像が付くように、サウンド系機能が向上。マイクも大型化しており、AVCHDでもPCM記録に対応することで、さらに高音質な記録ができるという。
-自分だけで簡単なオリジナルのミュージックPVを作成し、Youtubeなどで公開するといった目的がメイン。
-個人的には、とても興味にあるモデルだが、本機の市場性はまだ未知数。とくに米国で大人気の「GoPro」などアクションカムとは異なる市場を確立できるのかどうかにかかっている感じだ。

-もちろん、コンベンショナルなコンパクトカメラの新製品も投入。
-といっても、今回の新製品は、基本的、薄型高倍率機と一眼風デザインの超高倍率機であり、ニコン同様、あきらかにスマートフォントの差別化ができるカテゴリーに絞った展開になっている。
-中堅機の「PowerShot SX600 HS」は光学18倍ズームの16メガ機。日本でのIXYブランドモデルになる「ELPH 340HS」でさえも、光学12倍ズームの16メガ機へ進化。
-そして、一眼レフ風デザイン系では「SX170」が16倍ズーム16メガ機、「SX510 HS」では30倍ズームの12.1メガ機だ。
-しかも、この4機種のなかでは、「SX170」以外はWiFi搭載機になっており、コストに厳しい米国市場でも、いまや中堅機以上はWiFi搭載機であり、今後のコンパクト機は、スマートフォンと連携して使われることが前提という考え方が明確だ。
-もちろん、まだコンパクトカメラのラインナップを極端に絞っているわけではなく、現時点では16機種もの製品を用意。このあたりは、トップメーカーを自認するキヤノンらしい展開といえる。



01/08
(水)
【 2014 International CES レポート 開幕初日】
-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」が、現地時間の1月7日に開幕した。
-CESとしての、今年の目玉は、なんといっても「4K」。
-まだまだ、4Kコンテンツが揃わない状況ではあるが、テレビを中心とした各家電メーカーは、次なる市場を求めて、いっせいに4Kテレビのラインナップを大幅に拡充。会場にいると、「4Kでなければ、テレビあらず」というくらいの猛烈な勢いを感じさせる。

-もちろん、カメラ関係の新製品も各社から続々登場。
-すでに、昨日のニュースやレポートで紹介したものが、会場でずらりと出そろった上、会場で初公開されるモデルも多い。
-正直なところ、コンパクトカメラ市場の急落で、例年に比べると、カメラ系の新製品は半分にも満たない状況ではあるが、一眼レフやミラーレス、そしてレンズなど、魅力的な新製品が出そろった。
-初日のレポートでは、それらCES会場で初公開された製品を中心にお届けしよう。



●ニコン
フラッグシップモデル「D4S」を開発発表
CES ニコンブースで実機を展示。スペックや価格・発売時期は未定

-ニコンのフラッグシップモデル「D4S」を開発発表。
-CESのニコンブースでは、きちんと実機が展示されているが、ガラスケース越しでまったく触れることができない状態。
-さらに、スペックどころか、特段の説明もなく、さりげなく展示されているのは、結構意外。
-実は、現行の「D4」も2012年のCESで初公開されており、ニコンとしては、まさに予定通りの発表スケジュールという感じだ。
-通常、カメラ系イベントであれば、ニコンのフラッグシップ機であれば、完全なトップニュースであり、ブースは朝からごった返す感じで、展示機に近づくことすらできないのが感じ。
-だが、やはり家電イベントであるCESでは、そこまでの登場感はなく、インターネットのニュースページで知ったユーザーや業界関係者が順次訪れる程度。
-しかも、実機をiPhoneで撮影して、さっと立ち去る人が驚くほど多いことに、時代の移り変わりを感じざるを得なかった。

-ブースでは、とくに本機に関する特別なアナウンスは行われておらず、スペックなどは不明。
-ただ、ニコンのリリース文を見る限り、「従来機「D4」と比較し、新画像処理エンジンの搭載によってさらなる高画質化、AF性能の向上などを実現しています。」という説明であり、センサーや外観の変更や大きな機能追加もなく、最新のEXPEEDを搭載し、高画質化とAF向上を図った感じだ。
-もちろん、価格や発売時期についても明確ではないが、冬季オリンピックをはじめとした各種スポーツ系イベントでテストされ、実戦導入されてゆく感じになることだろう。
-まあ、名称も「S」が追加されただけなので、今回は、処理技術の進化に伴うマイナーチェンジという位置づけといえそうだ。



●シグマ
高画質な新世代標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」や
手頃なサイズの高倍率ズーム「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」を出品
-毎年、CESで新レンズを発表するシグマ。今年は「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」と「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」をCESで発表した。

-やはり一番の注目は、新世代の大口径標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」。
-このレンズは、まったくの新設計レンズであり、定評のある同社の「50mm F1.4 EX DG HSM」(
2008年発売)のリニュアル版ではない。
-むしろ、ライバルは、海外で販売が始まっている、カールツァイスの超弩級レンズ「Otus APO Distagon T* 1.4/55」といえるほどの、新世代大口径標準レンズだ。
-同社Webなどでは、レンズ構成図は公開されていないが、このレンズは8群13枚構成のレトロフォーカスタイプを採用。その意味では「35mm F1.4 DG HSM」に近い存在といえる。
-従来、大口径標準レンズといえば、ガウスタイプが主流だったが、ガウスでは限界があり、さらなる高性能化のために、あえてレトロフォーカスタイプを採用。この点は「Otus」と同じ考え方だ。
-同社の山木社長の説明によると、「50mm F1.4 DG HSM」の描写は、ガウスタイプの大口径標準レンズとは一線を画すレベル。
-とはいえ、以前、本Webでも紹介した「Otus」のように、絞り開放から全画面に渡って恐ろしくシャープな描写を目指したというよりも、むしろ、絞り開放では意識的にわずかに丸みのある描写と素直なボケ味を実現。さらに、少し絞り込むだけで切れ味のいい描写をするレンズに仕上がっているという。
-もちろん、画面周辺での点像描写性能も高い。さらに、ガウスタイプと違い、周辺光量も口径食が少なく、光量が十分にとれるため、画面周辺部での点光源のボケも、ほぼ円形になるという。
-残念ながら、本数がきわめて少ないため、ブースの一般エリアでの展示はない。ただ、商談やプレス向けには実機が用意されており、ほぼファイナルの外観をみることができた。
-サイズ的には、同社の「35mm F1.4 DG HSM」とほぼ同等のサイズで、質感もきわめて高く、とても高級感があるもの。フォーカスリングも幅も十分にあり、ホールド感もいい。
-最短撮影距離も40cmと意外に寄れるので使い勝手もよさそう。
-同時発表の「18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」と並べると、50mmF1.4ながらも、こちらのほうが大柄。もちろん、フルサイズ対応とはいえ「Otus」ほど巨大ではないが、高い描写性能を得るために、それなりの大きさと重さはあるので、その点は理解しておきたい。
-価格や発売時期は、現時点では未定。とはいえ、描写性能をとことん追求した高性能レンズだけに、価格はそれに見合ったレベルになるという。発売時期はおおむね、春頃を目標にしているようだ。
-ここに来て、F1.4クラスの標準レンズに、高性能タイプが続々登場しており、今回のレンズもその実力が大いに期待されるところ。
-今回、実物に触れ、説明を聞いた範囲では、このレンズは、かなり魅力的な選択肢になる可能性が高そうな印象を得た。いまから発売が待ち遠しい、新世代の大口径標準レンズだ。

-「50mmF1.4 DG HSM」に目を奪われがちだが、もう一本、APS機向けのContemporaryラインの手ぶれ補正機能搭載高倍率ズーム「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」発表。
-こちらはとてもコンパクトな高倍率ズームで、とくに従来タイプより、細身になり、携帯性も向上。さらに、小型軽量なエントリー系一眼レフに装着したときの、ホールド時の安定感も高そう。
-また、最短撮影距離も39cmと短く、約1/3倍くらいまでのクローズアップ撮影ができるうえ、光学手ぶれ補正機能も搭載。
-価格も6万円(税別)と比較的リーズナブルで、まさに万能レンズといった印象だ。



●パナソニック
マイクロフォーサーズ機ベースの4Kミラーレス機を参考展示。「42.5mmF1.2」も正式発表
-パナソニックは今回、LUMIXシリーズの大口径レンズとコンパクトカメラ4機種を発表。
-しかし、それ以上にニュースなのは、突如登場した「4K」のLUMIX Gだ。
-今回、大手家電系メーカーのメインは、そろって「4K」。もちろん、メインはテレビなのだが、パーソナルコンテンツを作ることができるカメラとなると、実はソニーとJVCくらいしかない。
-もちろん、すでに「EOS-1D C」という、一眼レフスタイルの4Kカメラはあるわけだが、それとて、あくまでも業務用だ。
-そんななか、民生用デジタルカメラで初の4Kモデルとして参考展示されたのが、今回のモデルというわけだ。
-といっても、一見してわかるように、外観は「LUMIX GH3」そのもの。外装に4Kのバッジ(?)がなければ、「GH3」と見分けが付かないレベルだ。
-これを、CESのための”とりあえず”の4Kモックアップと捉えることもできそうだが、まだ手がけていない、民生用ビデオカメラベースでの展示が順当で、一足飛びに、ミラーレスで4Kを展示するのは不自然だ。
-もし、そうだとすると、「GH3」はすでに欧州や日本国内でも放送用機器として導入が始まっており、そのシステムをベースに、ボディーを変えるだけで4Kすることができることになる。
-また、一眼やミラーレススタイルは、長時間の動画撮影時の放熱に課題があると聞くが、よりコンパクトな「GM1」などでも動画撮影を実現できているとすると、ボディが大きく、金属ボディーの「GH3」ベースなら、4Kが動く可能性もありそうだ。
-私自身、さほど熱心に動画を撮影するわけではないが、4Kになったら、自然風景を”動く静止画”感覚で撮影したいと思っており、それを心待ちにしている。だが、ビデオカメラベースでは、静止画で培った勘や経験も、レンズシステムも応用が難しい。
-そのため、できれば静止画カメラベースで4Kが録れる時代が訪れるのを楽しみにしている。
-今回の”4K LUMIX”が早期に実現するのかどうかは未確定だが、個人的には、とても楽しみな参考展示だった。

85mmF1.2相当で光学手ぶれ補正機能を搭載したマイクロフォーサーズ用
超大口径望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」を展示

-2012年のフォトキナで参考出品されていた、35mm判換算で85mmF1.2相当になる、マイクロフォーサーズ用超大口径中望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.(H-NS043)」が、今回のCESで、ようやく正式発表された。
-焦点距離がフルサイズの1/2になるフォーサーズ用とはいえ、やはりF1.2ともなると、前玉はかなり大きく、見るからに、よく写りそうな雰囲気を醸し出している。
-ライカブランドレンズだけに、外観もM型用レンズを彷彿とさせる高級感のあるもの。
-ブースでは、「GX7」に装着されていたが、ボディーが軽いこともあり、手にするとずっしりとした重さと、金属鏡胴ならではのひんやりとした感触が伝わってくる。
-また、85mmF1.2相当で、クラス唯一の光学手ぶれ補正機能を採用しており、かなり暗いシーンでも高い機動性を発揮してくれそう。
-しかも、コントラストAFなのでF1.2開放でのAF精度も問題がなく、ライブビューのため、ボケを確かめながら撮影できる点も、一眼レフの大口径レンズとは異なる魅力といえる。
-ライカブランドとはいえ、20万円のプライスはなかなかのもの。いったいどんな描写をするのか、体験してみたい、超大口径レンズだ。

-ブースには「GM1」と同時公開された、スリムなマイクロフォーサーズ用レンズ2種も参考展示されていた。
-ただ、いずれもモックアップで、「GM1」の発表会会場でみたときから変わっておらず、製品化までには、まだ多少の時間がかかるような雰囲気だった。



●富士フイルム
Xシリーズ用レンズ「FUJINON XF56mmF1.2 R」「XF10-24mmF4 R OIS」などを出展
-富士フイルムは毎年、CESで多数の新製品を発表するが、今年もミラーレス、コンパクト機ともにさまざまな新製品を投入した。
-ブースでは、ミラーレス機の「Xシリーズ」を中心とした展開。
-ボディーラインナップは、「X-Pro1」「X-E2」「X-M1」「X-A1」と、日本国内と同じ。
-もちろん、今回のCESでは、Xシリーズボディーの新製品投入はなかった。

-一方、前回のレンズロードマップで予告されていた最後の2本、85mmF1.2相当の大口径単焦点レンズ「 XF56mmF1.2 R」と、超広角ズーム「XF10-24mmF4 R OIS」をようやく製品化。
-両レンズともに、今年2月(米国)には発売されることもあり、ブースにはその実機が自由に触れることができる状態で展示されていた。
-Xシリーズで最も明るいF1.2を実現した「XF56mmF1.2 R」は、さすがに大口径中望遠らしい、独特な佇まいを備えたレンズに仕上がっていた。
-ブースで実際に撮影し、背面液晶で確認してみた範囲では、切れ味もよく、ボケも自然で、なかなか上質な描写をするレンズに感じられた。
-また、光学系が重い大口径レンズにもかかわらず、AF速度も十分に軽快な感じだった。
-待望の超広角ズーム「XF10-24mmF4 R OIS」は15〜36mm相当をカバー。
-さすがにレンズはやや大柄な感じもあるが、手にあまるほどではない。
-開放はF4.0とやや暗めだが、このレンズは、このクラスでは珍しく、光学手ぶれ補正機能が搭載されており、その点をうまくカバーしている。
-Xシリーズのレンズも、ここに来て、結構充実しつつあり、今回の新ロードマップでは、F2.8通しで光学手ぶれ補正対応の「XF16-55mmF2.8 R OIS」と「XF50-140mmF2.8 R OIS」を追加。
-さらに、約27〜202mm相当の高倍率ズーム「XF18-135mmF3.5-5.6 R OIS」や、超望遠ズーム、広角単焦点レンズもラインナップ予定。
-これまでは、どちらかというと、スナップ機的な感覚が強かったが、今後はさらに広い撮影分野をカバーできるシステムへと成長しそうだ。


-Xシリーズでは、高級コンパクト機「X100S」にブラックバージョンを追加。
-もともと同機は、Xシリーズの初代モデルの直系であり、X-TransCMOSIIを先行搭載するなど、イメージリーダー的な存在のモデル。
-初代の「X100」も当当初はシルバーのみで、その後、限定モデルとしてブラックを発売したが、今回の「X100S」では限定ではなく、ラインナップの追加としてブラックボディーが登場した。
-いってしまえば、「X100S」の外装をブラックにしただけなのだが、もともとクラシカルなデザインで、ハイブリッドビューファインダーを搭載していることもあり、ブラックになるだけで、M型ライカ的な雰囲気が強調され、別の魅力を感じるから不思議だ。
-レンズ交換式のXシリーズが登場し、「X100」系の存在意義がやや不明瞭になりつつあるわけだが、次世代モデルでは、なにか新しい提案があることを期待したい。

-小ネタではあるが、Xシリーズのエントリー機「X-A1」は、仕向先によりボディーカラーが異なる。
-ここ米国では、日本国内で入手できないブルーを展開しており、これがなかなかオシャレ。
-ブルーといっても、濃いめの青色で、会場でもパッと見ると、ブラックと間違えそうな感じだが、ダイアルも同色になっており、国内展開色とは違った雰囲気がある。
-できれば、台数限定でも国内展開して欲しいボディーカラーだ。





01/07
(火)
【 2014 International CES レポート 開幕前日】 Digital Experience!編

-北米最大のコンシューマーエレクトロニクスイベント「2014 International CES」が、現地時間の1月7日に開幕する。
-同イベントは、IT系を中心としたコンシューマー向け製品イベントであり、一昨年からは、北米最大のカメラショー「PMA」がCESのなかで「PMA@CES」として開催されていることもあり、多くのカメラ系新製品が発表されるイベントになっている。
-今年も、CES向けのデジタルカメラやレンズなどが登場。残念ながら、ここ数年に比べると、コンパクトカメラを中心に新製品の数はかなり大幅に減少。
-それに代わって、今年は一眼レフやミラーレス機、レンズといった、やや本格的な機材がCESで発表されるようになった点が、今年の特徴といえそうだ。
-その前夜祭ともいえる、プレス向けイベント「Digital Experience」が、今年も開幕前夜に開催され、CES会場よりも一足先に、多数の新製品がプレス向けに公開された。
-ここでは、同イベントで公開された新製品を、CES会場レポートよりも、一足先にお届けしよう。



●ニコン
24メガローパスレス機「D3300」や「35mmF1.8G」を展示。「D4S」お披露目は本会場待ちに
-ニコンは今回のCESで、デジタル一眼レフの「D3300」を発表。
-「D800E」以来、ひとつのムーブメントになったローパスレスが、ついにエントリー一眼にまでくるとは、ちょっと前までは予想もしなかった展開だ。
-また、やや地味に見えるが、このモデルのキットレンズになっているのは、同社の一眼レフ用レンズで初めての沈胴式ズーム。APS一眼の弱点であるレンズの小型化をこのレンズでカバーしようというわけだ。
-また、やや不意を突かれたような新製品が「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」。APS向けに同じ35mmF1.8があるが、こちらはFX対応。しかも、最新設計で「58mmF1.4」と同じく、ボケや点像描写にこだわったレンズという。
-外観デザインの好き嫌いはあると思うが、少なくとも、かなり古い設計の「35mmF2」を長年使っているユーザー(私もその一人)にとっては、結構な朗報。価格も6万円とまずまずリーズナブルだ。
-コンパクト機も5機種を発表。薄型の12倍16メガCMOS機「COOLPIX S6800」、16メガ8倍ズームでWiFi搭載ながら180ドルと低価格な「S5300」、20メガCCDの8倍ズーム機「S3600」。
-さらに、単三電池駆動の34倍ズーム16メガ裏面照射CMOS機「L830」、5倍ズームで20メガCCD機の「L30」をラインナップ。
-全世界的にコンパクト機が低迷していることもあり、少数精鋭のラインナップといった印象だ。
-なお、「D4S」については、「明日、ブースで」ということだった。



●キヤノン
新コンセプトカメラ「PowerShot N100」や超広角ムービー「VIXIA mini X」などを出品
-キヤノンは今回、個性豊かなコンパクトカメラやビデオカメラなどを発表。

-なかでもユニークだったのは「PowerShot N100」。
-昨年のCESでは、独特な機能やデザイン、操作性の「PowerShot N」を発表。
-今年はちょっと嗜好を変えて被写体と撮影者を同時に撮って、一枚の写真に納めようという、かなり奇抜なアイデアを、意外にスマートに実現して見せた。(液晶はN同様、180度まで回転しない)
-簡単にいえば、カメラの液晶側に小型カメラを埋め込んだもの(この部分のスペックは現状、非公開)。液晶を見ると、右下に小さく自分が写っており、撮影した画像にも、そのまま右下に小さく写るもの。
-とてもシンプルな発想だが、撮影者が写らない!という、長年のジレンマが簡単に解消されており、これはこれで、ファミリー向けとしては結構楽しい。
-ただ、1/1.7型センサー搭載の5倍ズームのためか、「PowerShot N」よりもかなり大きく、並べると余計に巨大に見える。画質面で有利とはいえ、正直、なぜ、センサーが1/1.7型なのかも、疑問が残るところ。

-昨年夏に、海外で先行発表され、その後、国内でのWeb直販ショップ限定で発売していた、超広角レンズ搭載ムービーカメラ「VIXIA mini」には、上位モデル「VIXIA mini X」が登場。
-こちらは、AVCHD記録に対応し、マイクを大型化してLiniaPCM記録ができて音質も向上。HDMI出力も装備するなど、なかなか本格的なもの。
-このタイプの、超広角or魚眼+オーディオレコーダーという製品は、このところ、各社から登場しているが、静止画の画質を見る限り、やはりキヤノンは一歩抜きんでている印象。
-実は個人的に、初代モデルを超広角レンズ+取材時の音声メモ代わりに買おうかな?と思っていたところなので、買う前に上位モデルがでたのは、複雑な気分。
-価格も399ドルと、100ドルくらい上がりそうだ。

-キヤノンはこのほかにも、コンパクトカメラや手頃なサイズのA3プリンターなどもCESで発表。
-また、ビデオカメラでも、スマートフォン経由での遠隔操作ができる、電動雲台をオプションで発表するなど、なかなかユニークな展開をしていたのが印象的だった。

●ソニー
20メガAPSセンサーとBIONZ Xを搭載した、Eマウント採用APSエントリー機「α5000」を公開
-今回のCESでの、ソニーのメインは完全に4Kとモバイル。
-そんななか、NEXシリーズ改め、新「α」シリーズとして、エントリー機「α5000」が登場した。
-事実上、「NEX-3N」の後継機であり、とてもコンパクトで基本性能の高いモデルに仕上がっている。
-イメージセンサーも、NEX系初のAPS20メガのものを採用。
-画像処理エンジンも上位モデルの「α7」や「α7R」と同じ、最新のBIONZ Xを搭載するなど、なかなか気合いの入ったモデルだ。
-また、沈胴式電動ズームはズーム操作をボディー側のズームレバーででき、液晶も180度回転して自分撮りが容易にできるなど、操作性もよく考えられている。
-ただ、惜しむらくは、やや実用本位すぎて、楽しさに欠けるところ。
-また、このクラスは女性ユーザーが多いと思われるが、確かに小型軽量ではあるが、デザイン面ではもう一工夫欲しい感じもした。



●SAMSUNG
可動式EVF採用APS-C 20.3メガCMOS搭載ミラーレス機「NX30」
「16-50mmF2.2-2.8S ED OIS」、「16-50mmF3.5-5.6 Power Zoom ED OIS」などを展示

-SAMSUNGのEVF搭載ミラーレス機「NX30」と、標準ズーム2種をCES向けに発表。
-「NX30」は、ウエストレベルやローアングル撮影用にも使える、可動式でXGAのEVFを採用。
-イメージセンサーは、従来機と同じく、APS-Cサイズの20.3メガCMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイも可動式の3.0型103.7万ドットののSuper AMOLEDを採用。
-日本ではなかなか見ることができない「NX」シリーズだが、世代を重ねるごとに進化してきており、魅力的なレンズシステムも揃いだしている。
-とくに今回発表された光学手ぶれ補正機能搭載の、大口径プレミアムレンズ「Sシリーズ」の第一弾「 16-50mm F2-2.8 S ED OIS」はかなり大型だが、どんな描写をするのか興味がわく。
-また、薄型で電動ズーム式の「16-50mm F3.5-3.6 Power Zoom ED OIS」もなかなかコンパクト。
-正直なところ、機能やスペック重視で、あまり大きな特徴がないのがNXシリーズの弱点。この部分については、今回の「NX30」でもその範疇を抜けきっていない感じがした。

-むしろ、Android OSをベースにしたGalaxyシリーズのほうがユニーク。
-同シリーズには、レンズ交換式ミラーレス機もあり、背面全体がタッチパネルのような大型液晶を採用した、独特な操作感は日本のカメラにはないところ。
-また、今回リニュアルされた21倍ズーム搭載コンパクト機の「Galaxy Camera 2」も個性的。
-日本の場合、通信キャリアとの関係もあり、なかなか通信機能を重視したモデルを作りにくい土壌ではあるが、映像と通信機能の融合はデジタルカメラの大きな課題であり、今後の展開に欠くことのできない要素といえる。
-ソニーのXperia Z1やCyber-shot QXシリーズとは異なるアプローチだが、両社とも、まだ理想といえるレベルまでは到達していない感じがあり、両社の今後の展開に大いに期待したい。




●ニコン
ハイエンドデジタル一眼レフ「D4S」を開発発表。CESで参考出品へ
※写真は「D4」
-ニコンのハイエンドデジタル一眼レフ「D4」の進化形「D4S」を開発発表。
-今回の「D4S」では、新画像処理エンジンの採用により、高画質化とAF性能を向上。
-現時点では、詳細なスペックなどは未公開。
-明日1月7日よりラスベガスで開催される「2014 CES」に参考出品。

●ニコン
2,416万画素ローパスレス仕様のDXフォーマットCMOSセンサーとEXPEED4を搭載
秒5コマ連写や0.85倍ファインダーを採用した、エントリー一眼レフ「D3300」発表

-ニコンのデジタル一眼レフのエントリー機「D3300」を発表。
-今回の「D3300」では、DXフォーマット上位機種で展開してきたローパスレス仕様をエントリー機まで展開。
-イメージセンサーは、DXフォーマット(APS-C)の2,416万画素CMOSを搭載。
-画像処理には最新のEXPEED4を採用。最高感度ISO25600を実現(拡張時)。
-光学ファインダーも、倍率を0.85倍まで向上(D3200は0.8倍)。視野率は約95%。
-連写速度を秒5コマにアップ(D3200は秒4コマ)。JPEG・ファインで最大100コマ連写が可能。
-動画性能は1,920×1,080/60P。シャッター速度とISO感度のマニュアル調整にも対応。
-ボディーはD5300でも採用された炭素繊維新素材によるモノコック構造。
-同時発売の沈胴式のキットレンズとして「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」を用意。
-WiFiは、別売のワイヤレスモバイルアダプター「WU-1a」併用で実現。
-大きさは約124×98×126mm。重さ約655g。
-オープンプライス。2月発売予定。

●ニコン
滑らかなボケ味と点像再現を重視した
FXフォーマット対応単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」発表

-小型軽量で高画質な「F1.8」シリーズのFXフォーマット用単焦点レンズ。
-最新の設計により、滑らかできれいなボケ味と、サジタルコマフレアの軽減による点像再現を実現。
-EDレンズや非球面レンズの採用により、高解像力と高コントラストに。
-AF駆動は超音波モーターを採用。静かで高速なAF動作に。
-最短撮影距離は25cm。
-大きさは最大径72mm、全長71.5mm。重さ約305g。フィルター径58mm。
-63,000円(税別)。2月発売予定。

●米 ソニー
新開発の20.1メガAPS-Cセンサーと最新のBIONZ Xを採用したEマウント採用
WiFi/NFC対応の小型軽量なエントリー系ミラーレス機「α5000」、米国発表
 
-新センサーと最新画像処理エンジンを搭載した、エントリーミラーレス機「α5000」を米国発表。
-「NEX-3」シリーズの後継機になるEマウント機だが、NEXシリーズからαシリーズ名への移行に伴い、名称は「α5000」に。
-イメージセンサーは、NEX系初のAPS-Cサイズ 20.1メガ CMOSを搭載。
-画像処理エンジンは「α7/7R」に搭載された最新のBIONZ Xを採用。
-カメラ側のズームレバーを搭載。パワーズーム採用レンズではカメラ側でのズーム操作が可能。
-WiFi/NFC機能を搭載。スマートフォンとの連携も充実。
-背面ディスプレイは上方180度まで開くため、自分撮りも容易に。
-あらたにブラック外装の「E55-210mm, F4.5-6.3 OSS」(350ドル・3月発売予定)も用意。
-米国では標準ズームキットで600ドル。3月発売予定。

●シグマ
徹底した高画質化を図ったArtラインの
フルサイズ対応 新大口径標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」発表

-2008年発売の「50mm F1.4 EX DG HSM」の後継レンズとなる、フルサイズ対応のArtライン大口径標準レンズ「50mm F1.4 DG HSM」を発表。
-今回の新標準レンズは、さらに圧倒的な描写力にこだわった新設計の新世代レンズに。
-諸収差を高次元に補正することで、高解像度ときれいなボケ味を両立。8群13枚構成。
-さらに、サジタルコマフレアを良好に補正することで、点光源描写も良好に。
-軸上色収差やディストーションを徹底排除。周辺光量も豊富なレンズに。
-最短撮影距離は40cm。AF駆動には超音波モーターを採用。
-同社独自のMTF測定器「A1」で全数検査しての出荷に。
-大きさは最大径 85.4mm、全長99.9mm。重さ未定。フィルター径77mm。
-マウントは、シグマ用、キヤノン用、ソニー用、ニコン用を用意。
-価格、発売時期未定。

●シグマ
高画素APS機時代に対応。従来よりスリムになったContemporaryラインの
手ぶれ補正機能搭載高倍率ズーム「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」発表

-常用域が一本でカバーできる、ContemporaryラインのAPS機向け高倍率ズーム「18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」を発表。
-35mm判換算で27〜300mm相当をカバー。光学手ぶれ補正機能搭載。
-同社従来レンズよりも、最大径が4.6mmをスリムに。7倍クラスで最小クラスに。
-最短撮影距離は39cm。200mm側では1:3の準マクロ撮影が可能に。
-USBドックやマウント交換サービスに対応。
-マウントは、シグマ用、キヤノン用、ソニー用、ニコン用、ペンタックス用。
-60,000円(税別)。発売日未定。

●パナソニック
85mmF1.2相当で光学手ぶれ補正機能を搭載したマイクロフォーサーズ用
超大口径望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」発表

-35mm判換算で85mmF1.2相当になる、マイクロフォーサーズ用超大口径中望遠レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.(H-NS043)」を正式発表。
-マイクロフォーサーズ用AF交換レンズで最も明るいF1.2を実現。
-11群14枚構成。非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚。
-このクラスで唯一、光学手ぶれ補正機能を搭載。
-AFの高精度化と高速化のため、スクリュー一体型ステッピングモーターによる高精度なコントラストAF合焦と240fps駆動の高速AFを実現。
-最短撮影距離は0.5m。最大倍率1:5(35mm判換算)。
-外観は高級感のある金属外装仕上げに。
-大きさは最大径74mm、全長約76.8mm。重さ約425g、フィルター径67mm。
-200,000円(税別)。2月13日発売。

●パナソニック
CESでコンシューマー向け4K動画対応ミラーレス機の開発を明言
-パナソニックのCES向け4K展示内容を公開。
-そのなかで、コンシューマー向け4K動画対応ミラーレス機を開発中を記載。
-具体的な内容についての明言はなし。

01/06
(月)
●米 キヤノン
被写体と撮影者を一緒に撮影できるWiFi搭載の新コンセプトコンパクト機
24mmからの5倍ズーム搭載1/1.7型12.1メガCMOS搭載機「PowerShot N100」、米国発表
 
PowerShot N100
PowerShot SX600 HS PowerShot ELPH 340 HS
-新コンセプトカメラ「PowerShot N」シリーズの新モデル「PowerShot N100」を米国発表。
-今回の「N100」では、背面液晶上に自分撮り用撮影部を設けることで、被写体を撮影しながら、そのときの自分の姿がいっしょに撮影できる新機能を搭載。
-WiFi機能搭載により、その画像を手軽にネットに公開や共有も可能に。
-イメージセンサーは1/1.7型12.1メガCMOSを採用。
-レンズはF1.8と大口径な光学5倍ズームを搭載。
-背面ディスプレイはチルト式。
-さらに薄型の18倍ズーム機「PowerShot SX600 HS」と、12倍ズーム機「PowerShot ELPH 340 HS」も同時発表。
-米国発表。「PowerShot N100」は349.99ドル・5月発売。「SX600」は249.99ドル・2月発売。「ELPH 340 HS」は199.99ドル・3月発売。

●米 富士フイルム
Xシリーズ用大口径望遠レンズ「FUJINON XF56mmF1.2 R」、
X-TransCMOSII搭載高級コンパクト機「FujiFilm X100s」にBlackを追加
コンパクトカメラ「FinePix S1」「S9400W/S9200」「S8600」「XP70」などを一挙発表
 
FUJINON XF56mmF1.2 R X100s all-black version FinePix S1
FinePix S9400W FinePix S8600 FinePix XP70
-米富士フイルムがCES向けの新製品を米国向け発表。
-従来からロードマップにあった、85mmF1.2相当の大口径単焦点レンズ「FUJINON XF56mmF1.2 R」。
-X-TransCMOSII搭載高級コンパクト機「X100s」にブラックモデルを追加。
-防塵防滴機能を強化した高耐候性の高倍率ズーム機「FinePix S1」。レンズは24〜1200mm相当に。
-1/2.3型16.2メガCMOS搭載50倍ズーム機「FinePix S9400W」(WiFi付き)」と「S9200」。
-1/2.3型16.2メガCMOS搭載の薄型36倍ズーム機「FinePix S8600」。
-アウトドア向けの防塵防滴耐衝撃機「FinePix XP70」。18mm相当のワイコンも用意。
-米国向け発表。

●富士フイルム
APSミラーレス機「Xシリーズ」の交換レンズロードマップをアップデート
あらたに「XF16-55mmF2.8 R OIS」「XF50-140mmF2.8 R OIS」など5本を2014年に追加

-X-TransCMOS搭載機を中心にした「Xシリーズ」のレンズロードマップを更新。新レンズ5本を追加。
-新ロードマップは高性能ズーム中心にラインアップを拡充。
-ズーム全域でF2.8を実現した大口径な光学手ぶれ補正対応の標準ズーム「XF16-55mmF2.8 R OIS」、望遠ズーム「XF50-140mmF2.8 R OIS」を追加。
-約27〜202mm相当の高倍率ズーム「XF18-135mmF3.5-5.6 R OIS」も追加。
-さらに、詳細スペック未公開ながらも、超望遠ズームや大口径広角単焦点レンズをラインアップ。
-今回の新レンズ5本の追加により、計17本のラインアップに。

●米 レノボ
実売799ドルのPC向け4K 28インチディスプレイ「ThinkVision Pro2840m」、米国発表
ThinkVision Pro2840m ThinkVision 28
-799ドルの低価格を実現した、超高精細なPC向け4Kディスプレイ「ThinkVision Pro2840m」を米国向けに発表。
-解像度は3,840×2,160ドットの4Kを実現。精細度は157ppi。縦横比16:9。
-色再現域は72%。表示色数は10bit対応。コントラスト比は30,000:1。
-Android OSを搭載した「ThinkVision 28」も同時発表。
-ThinkVision Pro2840mは799ドル・米国4月発売。ThinkVision 28は1,199ドル・7月発売。

01/05
(日)
●パナソニック
「CES2014」でミラーレス機「LUMIX Gシリーズ」やコンパクト機の最新モデルを出展
-現地時間1月7日〜10日まで、ラスベガスで開催される「CES 2014」での展示内容を予告。
-メインは「4K」。4Kビエラをはじめ、4Kタブレットなどを出展。
-デジタルイメージング分野では、ミラーレス機「LUMIX Gシリーズ」を中心に、コンパクトカメラなど最新モデルを出展。
-例年は多数のコンパクト機を海外向けに発表しているが、今回の日本語リリースでは、デジタルカメラの新製品があるかどうかは不明。

01/04
(土)
●SAMSUNG
23〜483mm相当の光学手ぶれ補正採用21倍ズーム 4.8型液晶採用
1/2.3型16メガ裏面照射CMOS搭載Android 4.3搭載WiFi対応機「Galaxy Camera 2」、海外発表

-Android OS搭載21倍ズーム機「Galaxy Camera」の第二世代モデル「Galaxy Camera 2」を海外発表。
-新モデルでは、デザインを一部変更。Android OSも4.3へ。バッテリーも大容量に。
-初代は3Gモデルがあったが、今回の発表はWiFiとNFC対応機のみ。
-レンズは先代と同じく、23〜483mm相当の光学21倍ズームを搭載。光学手ぶれ補正対応。
-イメージセンサーは、1/2.3型16メガ裏面照射CMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイは、4.8型タッチ液晶を搭載。
-NFCを利用したスマートデバイスへの簡単転送が可能。
-WiFi経由で直接Dropboxへのデータ保存が可能。2年間50GBのクラウドスペースを提供。
-大きさは132.5×71.2×19.3mm。重さ約283g。
-海外向け発表。「CES 2014」で公開。

01/03
(金)
●SAMSUNG
可動式EVF採用APS-C 20.3メガCMOS搭載ミラーレス機「NX30」
「16-50mmF2.2-2.8S ED OIS」、「16-50mmF3.5-5.6 Power Zoom ED OIS」、米国発表

-SAMSUNGのEVF搭載ミラーレス機「NX30」と、標準ズーム2種をCES向けに発表。
-「NX30」では。ウエストレベルやローアングル撮影用にも使える、可動式でXGAのEVFを採用。
-イメージセンサーは、従来機と同じく、APS-Cサイズの20.3メガCMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイも可動式の3.0型103.7万ドットののSuper AMOLEDを採用。
-秒9コマの高速連写撮影や、最高1/8,000秒シャッターを採用。
-WiFi機能とNFC機能を搭載。さらに、カメラから直接Dropboxへのアップロードも可能に。
-動画機能は1,920×1.080/60P。MP4記録。HDMIライブストリーミング機能も搭載。
-標準ズームとして、光学手ぶれ補正機能搭載で大口径な、プレミアムレンズ「Sシリーズ」の第一弾「 16-50mm F2-2.8 S ED OIS」と、薄型で電動ズーム式の「16-50mm F3.5-3.6 Power Zoom ED OIS」を同時発表。
-大きさは、127×95.5×41.7mm。重さ約375g。
-米国向け発表。1月7日よりラスベガスで開催される「CES 2014」で公開。



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