デジタルカメラ・ジェーピー

2013年11月08日

サンディスク

4K動画撮影にも対応できる最大160MB/秒の超高速転送を実現
世界最速大容量の256GB CFカード「エクストリーム プロ 256GBカード」発表。現行品もさらに高速化


●サンディスク
4K動画撮影にも対応できる最大160MB/秒の超高速転送を実現
世界最速大容量の256GB CFカード「エクストリーム プロ 256GBカード」発表。現行品もさらに高速化

-従来タイプから大幅な高速化を実現した新CFカード「Extreme Pro」シリーズなど、新ラインナップを一挙発表。
-本日発表の「Extreme Pro 256GB CFカード」は、UDMA7に対応し、書き込み速度 最大140MB/秒、読み出し速度最大160MB/秒の超高速アクセスを達成。
-カード容量も、CFカード最大となる256GBを実現。
-高速・大容量が要求される4Kムービー撮影などで、とくに威力を発揮。
-さらに、現行のCFカードラインナップもさらに高速化。「Extreme」シリーズは書き込み速度60MB/秒、読み出し速度120MB/秒に高速化。
-標準的な「Ultra」も、従来の30MB/秒から50MB/秒へ高速化。
-オープンプライス。Extreme Pro 256GB CFカードは実売約15万円前後。12月出荷開始。



<発表会会場語録概要> ※誤字脱字は後日修正します


●サンディスク(株)代表取締役社長 兼 サンディスク シニア バイスプレジデント 小池淳義氏
・サンディスクは、25年間、フラッシュメモリーとともに、育ってきた。
・本社はカリフォルニア州ミルピタスにある。
・2002年にたいしたことなかったが、今年で6000億円に。
・大事なことは新製品の開発。売り上げの10%以上を開発につぎ込んでいる。560億円にのぼる。
・全世界に商品を提供している。アメリカに大きな拠点。イスラエル、インドにも拠点。従業員は5300名と少数精鋭。

・人類はたくさんのデータを使っている。今後、どれくらいのデータを使うのか?あらゆるものでは、2012年では1.2ゼタバイト。ギガバイトの一兆倍。
・10年後には40倍になる。
・このうち、2012年にはフラッシュメモリーは1%。2020年には、1.183ゼタバイト。この10年間で100倍以上のNANDフラッシュが必要になる。

・この10年間で記録媒体は大きく変貌。牽引しているのは、スマートフォン。タブレット、PCも伸びる。
・エンタープライズ市場は10倍になる。
・NANDフラッシュは2012年に2兆、2016年には3兆8000億円。
・四日市で東芝と50:50の投資をしている。3つの棟でNANDフラッシュを作っており、全世界の約半分を作っている。
・コストを下げるだけでなく、最先端の技術を投入。
・日本の拠点でも最先端の技術で活躍。
・上海でアッセンブリー。1日で200万個を全世界に出荷。
・あらゆる分野で使われている。コンシューマー向け、法人向けで展開。

●サンディスク(株)代表取締役 青柳マテウ氏
・1998年のことを思い出していただきたい。総理が小渕氏で、1ドルが123円。横浜ベイスターズが優勝した。
・この年、弊社では、初めてメモリーカードを発売。4MBから96MBのCFを発売した。5万円くらいした。
・現在は16GBから128GB。11の商品があったものを4つに絞っている。
・この15年でキャパシティーは1300倍になった。
・スピードについては、98年は発表していなかった。2001年は2.8MBだったが、今日現在は100MB。12年で35.7倍になった。
・4つのカテゴリーがある。SD、microSD、CF、メモリースティックがあり、速度も分かれている。
・CFを発売カードでは、速度が3種あり、超高速の90MBのUDMA7がある。128GBもラインナップ。
・SDカードは4種。95MB/秒のClass10まで提供している・
・microSDは3種。80MB/秒の超高速タイプもあり、スマートフォンの普及で売れている。64GBカードもラインナップ。
・サンディスクはシェア世界一。アメリカ45%、欧州は33%、アジアは31%。
・アジアは、金額シェアで31-33%くらいとやや苦戦している。来年に向かって、シェアを伸ばしてゆく。
・誇りに思っているのは、85.5%のプロカメラマンが安心のブランドと評価。今後、そこにフォーカスをかけたい。

・本日は、各商品をレベルアップ。
・ウルトラは、30MB/秒と50MB/秒に。12月販売予定。
・エクストリームは60MBから120MBに高速化。128GBカードも12月から発売。
・4K対応のエクストリームプロの超高速CFカード。160MBのリードスピードの新製品を本日発表。
・容量も16〜128GBを用意。
・ウルトラは50MB、エクストリームは120MB、エクストリームProは160MB/秒へ。

・キャンペーンを実施。地球を記録に残したいというキャンペーンを3年間やっていた。
・「世界は、忘れたくないもので、あふれている」という新キャンペーンを展開。
・「思い出とはどういうものか」というテーマで3名のクリエイターの動画作品をWebで公開。
・「ライフ」「カラフル」「パッション」の3テーマで展開。

●サンディスク リテールマーケティングディレクター スーザンパーク氏
・前回、日本でのプレスイベントでお会いしたのは2年ちょっと前。
・そのとき、6ヶ月の身重だった。そのときのテーマも、速度と容量がテーマだった。
・ただ、私の子供は、スピードでは一週間予定よりくれて出てきた。容量は4000gと大容量だった。
・娘も2歳になり、容量もスピードも備えてきた。

・速度と容量は、プロの要求が非常に重要。プロの世界では、継続的に、高品質の画像や動画が求められている。
・より高速な撮影への要求が高まっている。
・同時に、動画の世界でも、フルHDから4Kに移行し、高いデータレート、高い容量が必要に。
・4Kは想定よりも、かなり速いスピードで要求が高まっている。
・4Kコンテンツはプロのハイエンドデバイスだが、コンシューマー用のデバイスへの浸透。
・同時に、4K動画を楽しむ、4K TVもデバイスとして普及。
・具体的に、どの程度の容量が必要なのかを、キヤノンのEOS-1D Cで見てみたい。
・4K動画では、1分で4GB必要。取り込むためのデータレートは500Mbpsが必要。62MBの高速性が必要。
・このような環境になり、本日、新しい256MB CFカードを提供。
・このカードは4K動画に耐える環境を提供できる。高速記録ではVPG-65に対応。
・同時に、書き込み速度は秒150MB。高品質な連写にも十分なスピードに。
・読み込み速度は秒160MB。大容量コンテンツに対応できる速度になっている。
・256GB CFに対応している機材も数多くある。
・エクストリームチームの一員でハリウッドで活躍しているサム・ニコルソン氏も雑纂している。

・本日さらに、CFastカードを発表。
・映画や放送の世界では、長い間、独自の形式のものを採用してきた。
・今回、オープンフォーマットのCFast2.0を発表。
・次世代の超高速・大容量向けに発表。
・60GBと120GBカードを発表。データレートは読み込みが450MB/秒。書き込みは350MB/秒。
・すでに、CFastカードに対応したプロ用カメラがグローバルで発表され、利用できる。
・ドイツのARRIが採用。アカデミー賞8本のうち6本がARRIのカメラで撮影されている。
・AMIRAでは、CFast用スロットを2つ搭載している。
・さらに、第一線のカメラベンダー、カメラメーカーがプロの第一線で活躍するCFastをサポート。
・サンディスクは、コンシューマーからプロフェッショナルまで、さまざまなプロダクトを提供。
・本日の256GBの製品やCFastがラインナップに加わる。
・現在、フルラインナップで、プロのハイエンドストレージを提供できる体制に。
・今後も、継続的に、ハイエンド領域のカードの提供に、最大限の取り組みと技術革新をしてゆきたい。
・CFastカードの中に、どのようなすばらしいコンテンツが取り込まれるのか、楽しみにしている。

<質疑応答>

Q.今後、4Kや8Kカードが広まってゆくが、どこかのカメラメーカーと提携して展開する予定は?
A.主要なカメラベンダーと密接な関係にあり、すべてのカメラに対して、私たちのカードが利用できるようにしたい。とくに、日本のカメラメーカー全社とも、最も重要なメーカーであり、具体的なビジネス提携よりも、全面的に各社と一緒に展開してゆきたい。

Q.2020年に1.2ゼタバイトのフラッシュメモリーが必要というが、対応できるのか?
A.技術的な限界があるのではといわれていたが、どんどん微細化をして、続けてゆきたい。電子デバイスなので、限界はあるという機具がある。立体構造のデバイスなども同時に供給してゆきたい。

Q.NANDメモリーの生産体制について、他社とシェアを争っているが。今回はCFカードだが、その技術のフィードバックは?

A.世界には4つのフラッシュメモリー工場があり、激しい競争をしている。パフォーマンスを上げ、信頼性をあげてゆきたい。少しでも技術を先行させ、微細化をし、信頼性を高めたい。大事なのは技術。それが差別化。今後も努力をしてゆきたい。

●【ゲスト】 フォトグラファー 熱田護氏 / フォトグラファー 水谷たかひと氏 / 南明奈さん
・6時間のレースで5,000枚は超えていた。何枚くらい気に入ったのかは、恥ずかしくていえない(熱田氏)。
・モトGTを撮影。2,000枚くらいは撮った。そのなかでお気に入りはこの1カットです(水谷氏)。
・出身が鈴鹿で、自然とオートバイが好きになり、写真が好きになった。この分野は難しいから、面白い。(熱田氏)
・この分野へのきっかけは、父がスポーツ写真をやっていたので、「写真でもやってみようかな?」という感じでこの世界に入った。(水谷氏)
・プロとして一番大切なのは、いくらF1でも、飽きてしまうこと。自分がどういう風にモチベーションを保ち続けるか。とりあえず、歩くことが大切。(熱田氏)
・モータースポーツだけではなく、ラグビーやサッカー、競馬なども撮っているので、そのなかでの一瞬や真剣さ。普通の人がスポーツの写真を飾っておきたいなと思う作品にしたい。人間が持っているパフォーマンスの高さやその場の雰囲気が伝わるような、風景写真のようなスポーツ写真が利用(水谷氏)
・普段撮っているのがF1で、世界最高峰。頂点人が集まったところであり、いろいろなドラマが起こるし、とんでもないドラマがある。それを自分がどう料理できるか、納められるかがモチベーション。(熱田氏)

・カメラ選び、レンズ選びも大切だが、メディアは同じように選ぶ対象に入ってきている。一日2000枚きるが、過酷な条件で使っているので、サンディスクに100%の信頼を置いている。(水谷氏)
・2年くらい前に、早朝からロケをして、お昼ご飯のときに、メディアを水の中に落としてしまった。全身凍り付いた。焦ってまた中に落とした。1分くらいなかにあったが、ダメだろうと思いながら、カードリーダーに指したが、ちゃんと残っていた。(熱田氏)
・新しいカードは、PCに落とす時間が、速い、速い。ビックリしました。(水谷氏)
・スポーツの世界もアスリートもどんどん速くなってきている。メディアも、よりパワフルでハイスピードに。記録も残しますけど、記憶に残るような写真に。
・カードも高速になり、大容量になり、128とか256GBになると、交換する手間はない。そのぶん、1枚のカードにたくさん撮ることになるので、クラッシュする可能性もある。安全に、確実に残せるようになる。CFastも楽しみにしたい。(熱田氏)


・カートは、スピード感や疾走感にハマってしまった。カートの写真も撮ってみたが、動いているのをうまく撮れない。スピード感が出なかったが、プロに習ったら、1時間くらいでうまく撮れるようになった。ヘルメットやカートも、全部自分でデザインした。風景や動物を撮るのが好きです。(南明奈さん)

●サンディスク(株)代表取締役社長 兼 サンディスク シニア バイスプレジデント 小池淳義氏
・今後、どんどんこの分野が開拓されてゆく。
・私たちは、フラッシュメモリーを通じて、人々の暮らしをもっと豊かにしたい。




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