デジタルカメラ・ジェーピー

2013年05月07日

アドビシステムズ

手ブレ補正機能やRAWデータ以外への
CameraRaw処理が可能になった「Photoshop CC」を含む
Adobe Creative Cloud (CC)版発表

●アドビシステムズ
手ブレ補正機能やRAWデータ以外へのCameraRaw処理が可能になった
「Photoshop CC」を含む、Adobe Creative Cloud (CC)発表。永久ライセンス版終了へ

-アドビのクリエイティブ系アプリケーション群を一挙に「クリエイティブクラウド」シリーズへ移行。
-今後は、従来から発売されている永久ライセンス版の販売は終了。パッケージ版も市場在庫のみに。
-ブランド名はこれまでの「CS」から、クラウドと統合した「CC」へ。
-クラウド系といっても、ソフトは従来通り、PCにダウンロードしての使用に。
-また、ソフトの使用時には、必ずしもオンライン環境である必要はなし。
-オンラインでサインインすることで、自分の使用環境との同期が可能に。
-それに伴い、これまでの「Photoshop CS」は、「Photoshop CC」に移行。
-今回発表になった「Photoshop CC」では、あらたに、「カメラシェイクリダクション」(手ブレ補正機能)を新搭載。ブレた画像をソフトが解析し、シャープな画像に。
-さらに、従来はRAWデータのみへの適用しかできなかった「CameraRaw」を、Photoshopのプラグインとして、Photoshopで開いた通常画像に対しても適用可能。ホワイトバランス補正やノイズリダクション機能も、RAWデータ以外で利用可能に。
-詳細は当該ページ参照。
-個人版は年間契約時、月々5,000円で利用可能に。6月18日より提供開始。


アドビ クリエイティブクラウド(CC)発表会
<発表会語録概要> 
※誤字脱字は後ほど修正します

アドビシステムズ代表取締役社長 グレイグティーゲル氏
・本日、米国で開催された「MAX」で「アドビ クリエイティブクラウド」を発表した。
・アドビのミッションは、デジタルで世界を変えること。
・企業はオンライン化。モバイル端末もネット接続可能になり、常時接続可能な環境に。
・アドビのビジョンは、次世代のデジタルエクスペアリンスを提供すること。
・まず、制作。リッチでインタラクティブなコンテンツに。
・管理。作り上げたメディアアセットの管理や適切な環境への配信。
・計測。デジタルエクスペアリンスをビッグデータへ。
・収益化。データやコンテンツを生かし、メディアでの支出を最適化。収益率を向上。
・クリエイティブクラウドとマーケティングクラウドを提供。
・マーケティングクラウドと、クリエイティブクラウドが連携し、新たなステップに。
・今朝のaAdobe MAXで新世代のクリエイティブクラウドを発表。
・昨年来、毎週、なんらかのクリエイティブクラウドのアップデートをしてきた。
・クリエイティブクラウドの顧客の反応も上々。FY13に125万の有償クラウドユーザー獲得へ。
・トライアルや無償ユーザーは今後のターゲットに。
・92%が年間プラン。81%が通常版を選んでいる。
・デバイス自体がつながりを持つことで、それぞれが同じファイルに接続可能に。クリエイティブコミュニティーとつながることで新展開に。
・すべてのクリエイティブプロフェッショナルに新環境を提供。
・いままでの永久版からクラウド版に。最適なものを常に提供可能に。
・30年以上にわたりお客様をサポートしてきた。今後もさらなるサポートを強化してゆきたい。

アドビシステムズ マーケティング本部 古村秀幸氏
・一般生活がモバイル環境で常につながっている。
・ネットワークにつながった状況での作業に。
・アドビのソフトもそれにつれて進化。
・モバイルデバイス向けコンテンツの作成も必要に。
・一人ではなく、複数の人がネットワークを介してのワークフローに。
・クリエイターのコミュニティーも。
・それらへの回答が、今回のクリエイティブクラウド。
・クリエイティブクラウドが、すべてのワークフローのハブになる。
・1年前にクリエイティブクラウドのサービスが始まった。クリエイティブクラウドだけでの機能提供も。
・クリエイティブクラウドは4つのコンポーネントから成り立っている。デスクトップツール、コミュニティー、パブリッシング、インスピレーション。
・すべてのソフトは、クラウドからソフトをダウンロードして使用。すべてのユーザーに20GBのクラウド環境を提供。
・必要に応じて、クリエイターに、追加の投資なしに、新たなツールを提供。
・本日の「MAX」で新環境を発表。これまではデベロッパー向けだったが、今年からはすべてのユーザー向けに開催。
・「CS」から「CC」に。10年前のCSから、今回からはCCに。
・今回からは「Photoshop CC」に。
・今後、単体でのパッケージ商品は、新製品に関してはない。
・Photoshopのカメラシェイクリダクション。手ブレ補正を自動補正する画期的なもの。
・インデザインやフラッシュは64bitへ。
・デスクトップツールがクラウドと連携。デスクトップでのPhotoshop環境を、MacBookProでも利用可能に。
・クリエイティブクラウドの体験をデスクトップに。デスクトップツールを大幅に改良。

アドビシステムズ 近藤氏
・今回はPhtoshopやイラストレーターをアップデート。
・デスクトップアプリケーションに、サインイン、サインアウトという考え方を導入。
・サインインすることで、クラウドを通して、いつも使っている環境を、ほかのマシンでも同期し、適用可能。
・フォント。TypekitはこれまでWeb向けだったが、今回アップデート。デスクトップフォントとしてもローカルでも利用可能に。デスクトップのアドビ製品で、そのフォントが利用可能に。
・これまではブラウザ経由だったが、今回からはデスクトップアプリの「クリエイティブクラウド」と連携。クラウドとのファイル管理も容易に。
・Behance。クリエイターのためのコミュニティーに。現在は英語版のみだが、将来は日本語版も検討。
・ファイル管理は、従来、ファイル単位だったが、今回からはフォルダー単位での共有が可能に。
・履歴機能を新設。10日間の履歴管理が可能。クリエイティブクラウドに保存するだけで可能に。履歴はクラウドでのファイル容量にカウントしない。
・Photoshopでは、手ブレ補正機能を新搭載。
・CameraRAWフィルターを搭載。Photoshopファイルに対して適用可能なフィルターに。現像時に利用できるツールをフィルターとして利用可能に。ホワイトバランスやノイズリダクションなどのCameraRaw機能を、通常ファイルに適用可能に。


・制作のための新しい手法を提供。クラウドを通した様々な機能を提供。
・15を超える新製品をアップデート。
・ツールとサービスがより綿密に連携。
・最新版はもちろん、CS6以降の全バージョンを利用可能。古いバージョンも利用可能。

・開発方針を変更。今後、永続ライセンス版はなく、アップデートもない。
・今後の新製品はクリエイティブクラウドのみでの提供に。
・個人版(フリーランス向け)、グループ版、エンタープライズ版を提供。
・永続ライセンス版としてCS6の販売を継続。箱の形での提供は市場在庫のみ。CSの新バージョンリリースはない。
・製品構成は、Adobe.comでは、個人版は年間プランは5000円/月。単体アプリケーションだけのサブスクリプションは年間プランで2200円/月。
・店頭販売版は、個人版で。一括前払い 63000円/年。単体のPhotosopは27,720円/年。
・6月18日より提供開始。

・Photoshopはエクステンデットのみ。名称はPhotoshopに。



<フォトグラファー向けセッション> アドビシステムズ 栃谷氏
・今回のCCでは、Photoshopだけでなく、LightroomもCCで使える。
・撮影後に大量の写真を管理する。そして、編集、共有、印刷までをまとめてできるのがLR。
・高度な編集、HDRやパノラマなどの合成作業はPS。ワンセットでプロフォトグラファーに使ってほしい。

・今回のCCは、Extendedも統合。さらに、昨年12月のCCで追加されたものを含めて「Photoshop CC」に。
・2003年にCSになって以来、CCはサブスクリプションとして新しい形ので提供スタイルになった。
・Photoshopは世界最高のプロ向け画像編集ツール。
・CCとの統合。
・28のCS6からの新機能、16の12月の追加機能、21のJDI機能の追加。24倍のゆがみ補正フィルターの高速化。
・前回は多数のユーザーの声を反映したバージョン。今回は「シャープな進化」。

・Photoshopの中での環境設定やブラシなども連携して同期が行える。
・CameraRawがPhotosjopのなかで、フィルターとして使えるようになった。
・レンズ補正機能のアップライトテクノロジーにより、ゆがみを自動補正できる。水平・垂直を自動的に補正できる。あらたに、微妙な縦横比の補正もできる。
・スマートオブジェクト化しておけば、CameraRawも非破壊で、再編集できる。
・スマートシャープ機能を刷新。ライブウィンドーの大きさも変更可能に。アルゴリズムを刷新し、より高画質に。ノイズ軽減機能も搭載。
・アップサンプリング。画像の拡大。新アルゴリズムの「ディテールを保持(拡大)」を新設。ノイズ軽減機能も。
・ブレた画像を軽減する「ブレの軽減」機能を新設。画像の一部を選択し、それを解析して補正。




[ソフトウエアUPDATE]
●ニコン
Capture NX 2 Ver.2.4.2 ソフトウェア(Windows)
Capture NX 2 Ver.2.4.2 ソフトウェア(Macintosh)
-純正RAW現像ソフト「Capture NX 2」の最新バージョンを公開。
-今回のVer.2.4.2では、「D600 ファームウェア C:1.01 にて、[撮像範囲] を [DX (24X16) 1.5x] にし、[アクティブD-ライティング] を [しない] 以外に設定して撮影した RAW画像を表示すると、斜め方向に白っぽい線が入る」点を修正。

ViewNX 2 Ver.2.7.5 ソフトウェア(Windows)
ViewNX 2 Ver.2.7.5 ソフトウェア(Macintosh)
-同社モデル付属ソフト「ViewNX 2」の最新バージョンを公開。
-今回のVer.2.7.5では、「D600 ファームウェア C:1.01 にて、[撮像範囲] を [DX (24X16) 1.5x] にし、[アクティブD-ライティング] を [しない] 以外に設定して撮影した RAW画像を表示すると、斜め方向に白っぽい線が入る」点を修正。

[ソフトウエアUPDATE]
●市川ソフトラボラトリー & タムロン
SILKYPIX Developer Studio 4.0 for Tamron Ver.4.0.2.0
-市川ソフトラボラトリーの「SILKYPIX Developer Studio 4.0」の、タムロンSPレンズ専用版を最新版を公開。
-同ソフトを使うことで、タムロンSPシリーズの対応レンズ向けのレンズ補正をRAW現像ソフトで可能に。
-今回のVer.4.0.2.0では、あらたに「ニコン・D7100」「D5200」「COOLPIX A」「Nikon1 V2」「J3」「S1」、「キヤノン・EOS 6D」「EOS-1D C」、「ソニー・NEX-3N」など最新機種に対応。




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