デジタルカメラ・ジェーピー

2011年02月07日

富士フイルム

APSサイズ1,230万画素CMOS搭載
ハイブリッドビューファインダー採用単焦点高級コンパクト機「FinePix X100」発表会


●富士フイルム <発表会会場速報>
APSサイズ1,230万画素CMOS搭載
ハイブリッドビューファインダー採用単焦点高級コンパクト機「FinePix X100」正式発表

-世界初のハイブリッドビューファインダーを搭載したAPS12メガCMOS搭載プレミアムコンパクト機「X100」を、国内正式発表。
-光学式ビューファインダーと電子ビューファインダー(EVF)を兼ねた、切り替え式のハイブリッドビューファインダーを搭載。
-光学式ビューファインダーでは、液晶投影による撮影情報表示が可能。
-EVFは144万画素の高精細液晶パネルを採用。
-撮像素子に、カスタム設計のAPS-Cサイズ 1,230万画素CMOSセンサーを搭載。
-レンズは、F2.0の大口径を実現した35mm相当の広角レンズ「フジノン23mmF2.0」。
-背面ディスプレイは2.8型約46万画素液晶を採用。
-電源はリチウムイオン電池。撮影可能枚数約300枚。
-大きさは126.5×74.4×53.9mm。最薄部31.0mm。重さ約405g。
-オープンプライス。実売130,000円前後。3月5日発売。


裏面照射型1/2型1,600万画素EXR CMOSセンサー搭載
24〜360mm相当の光学15倍ズーム機「FinePix F550EXR」、国内正式発表

-新開発のオリジナル設計の裏面照射型1/2型1,600万画素「EXR CMOS」センサーを搭載した、光学15倍ズーム機。
-1つのセンサーで「高感度・低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」の3つの撮像方式を切り替えることで最適で高画質を得る、裏面照射型EXR CMOSを搭載。
-高感度優先では、ノイズを最大1/8に軽減可能。
-ダイナミックレンジ優先では、Dレンジを最高1,600%まで拡大可能。
-高解像度優先では、1,600万画素センサーならではの高い解像力を実現。
-フル画素で秒8コマの高速連写が可能。800万画素時には秒11コマを実現。
-レンズは24〜360mm相当の光学15倍ズーム。4.4〜66mmF3.5〜5.3。
-背面ディスプレイは3.0型約46万画素液晶を搭載。
-動画撮影は1,920×1,080/30fpsのフルHD。
-大きさは約103.5×62.5×32.6mm。最薄部 22.9mm。重さ約195g。
-オープンプライス。実売40,000円前後。

裏面照射型1/2型1,600万画素EXR CMOSセンサー搭載
24〜720mm相当の光学30倍ズーム機「FinePix HS20EXR」、国内正式発表

-新開発のオリジナル設計の裏面照射型1/2型1,600万画素「EXR CMOS」センサーを搭載した、光学30倍ズーム機。
-1つのセンサーで「高感度・低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」の3つの撮像方式を切り替えることで最適で高画質を得る、裏面照射型EXR CMOSを搭載。
-高感度優先では、ノイズを最大1/8に軽減可能。
-ダイナミックレンジ優先では、Dレンジを最高1,600%まで拡大可能。
-高解像度優先では、1,600万画素センサーならではの高い解像力を実現。
-フル画素で秒8コマの高速連写が可能。800万画素時には秒11コマを実現。
-レンズは24〜720mm相当の光学30倍ズーム。手動ズーム式。4.4〜126mmF2.8〜5.6。
-背面ディスプレイは3.0型約46万画素液晶を搭載。
-動画撮影は1,920×1,080/30fpsのフルHD。
-電源は炭酸型電池4本。付属アルカリ電池で約350枚の撮影が可能。
-大きさは約130.6×90.7×126.0mm。大きさは約646g。
-オープンプライス。実売50,000円前後。

GPS機能と搭載した「5m防水」「1.5m耐衝撃」「-10度耐寒」「防塵」を実現した
1/2.3型1,420万画素CCD搭載搭載28〜140mm5倍ズーム機「FinePix XP30」発表

-GPS機能を搭載した5m防水対応の耐衝撃・防塵防滴14メガCCD5倍ズーム機。
-「5m防水」「1.5m耐衝撃」「-10度耐寒」「防塵」性能を実現。
-GPS機能により世界中のおもなランドマーク表示が可能。
-すでに撮影した場所までの距離と方向を表示する「フォトコンパス」機能も搭載。
-レンズは28〜140mm相当の屈曲式5倍ズーム。5.0〜25.0mmF3.9〜4.9。
-撮像素子は1/2.3型1,400万画素CCDを採用。最高感度ISO3,200。
-背面ディスプレイは2.7型23万画素液晶。
-大きさは約99.2×67.7×23.9mm。重さ約148g。
-オープンプライス。3月12日発売。

<発表会会場語録概要>

●富士フイルム 事業部長 樋口氏
・昨年、ワールドワイドでのシェアは10%に到達。リーマンショック前に比べ32%増。
・先進国でも中級機が伸びた。
・今年度は国内シェア13%に。高速AFや画質の良さを評価。
・昨年の第三四半期までで890万台。前年比24%増。+170万台に。
・今後も毎年20%以上の増販を目指す。
・国内市場は鈍化。新興国では需要が拡大。
・先進国の買い換え需要と本物志向へ。自社内製技術で差別化。
・写したい目的にあったカメラが使われるようになってきている。
・一台でなるべく多くのニーズに。長い間使えるカメラに。

・2011年、最高級コンパクトカメラに参入。「X100」で最高のカメラを創った。
・「X100」で新しいカメラの市場を創り出してゆきたい。「Xシリーズ」をさらに今後充実させてゆく。
・先進国の買い換え需要と新興国での販促強化。
・今回EXR搭載機を増やした。エントリー機も上位機種を投入。
・EXRセンサーなどをさらに投入。高感度、高倍率、小型化したフジノンレンズ。位相差による高速AF、ハイブリッドファインダーなど、当社特有技術をさらに進化させてゆきたい。
・お客様のニーズは「最高画質」「明るいファインダー」「小型軽量」。これらをかなえたのが「X100」。
・「X100」。新開発ハイブリッドファインダー、F2の明るい単焦点レンズ、APS-C CMOSセンサーを搭載。
・プロ写真家の意見を取り入れて創った。B0の大伸ばしでも高画質。ダイキャストや革巻きにも最後の最後までこだわった。自信を持っている。メイドインジャパン。
・「HS20」「F550」。EXR CMOSを搭載。超高感度で高画質で高速。光学系も小型化。
・画素数も16メガに。動画もフルハイビジョン。さらに高感度化も。
・それ以外にも6機種を、お手頃価格で提供。
・さらにラインナップを充実。今後も充実させてゆきたい。シェアも拡大したい。

●富士フイルム 電子映像事業部 商品部長 西村氏
.・持ってきたい、使ってみたい、撮ってみたいと思っていただけるカメラに。
・明るく本格的な、覗いただけで楽しくなるファインダー。
・最高画質の単焦点レンズ。
・ベストフィットのCMOSセンサー。
・EXR画像処理プロセッサーを搭載。
・これまでの、あまり見やすいとはいえないファインダーとは、一線を画すファインダーに。
・世界最高のブライトファインダーを最先端のデジタル技術で。
・光学式と電子式のハイブリッドに。
・EVFパネルを投影によるさまざまな情報表示。
・切り替え式で電子ビューファインダーに。

・単焦点ながらも6群8枚。23mmでF2の単焦点。
・F4ー8でも中心から周辺まで高画質に。10cmでのマクロも。
・35mm相当の大口径単焦点ながらも、使い方次第でさまざまな作品が撮れる。
・センサーはカスタマイズしてベストフィット。画面周辺まで明るくクリアにするため、センサーの光学性能を設計。
・高い画質性能と快適な撮影ができる「EXRプロセッサー」も新開発。コンパクトにも搭載。
・手触り感やクリック感にもこだわり、音にも注意して創った。
・「X100」スペシャルサイトを開設。開発者の思いや作例画像もふんだんに掲載。
・写真趣味層だけでなく、本物志向のかたにもお届けしたい。

・独自のEXRセンサーを搭載。今回、裏面照射に。
・高画質、高感度だけなく、フルHD動画にも対応。
・30倍ズームの「HS20」と15倍のF550EXR」をラインナップ。
・24時間、いつでもどこでも、すべてのシーンを美しく。
・高感度撮影や広ダイナミックレンジ。
・徹底した高画質化。高感度で低ノイズで8倍キレイ。最高1600%のダイナミックレンジ。1600万画素の高画質。
・1600万画素で秒8コマ、800万画素ではさらに高速に。
・マルチフレーム撮影でぶれずにローノイズに。
・動画撮影でも40%高感度に。
・EXRオートモードも大幅に強化。構成要素に認識で最大49パターンの認識が可能。夕日、青空、緑などをシーンに応じて最適化。

・「HS20EXR」はプレミアム液晶を搭載。「HS10」で好評のダイレクトボタンを踏襲。
・「F550」は当社で初めてGPSを搭載。
・「F550EXR」「と「XP30」に搭載。世界50万件のランドマークや都市名を自動記録。
・付属ソフトでGoogleマップでも表示可能。
・GPS上方により、フォトブック作成も容易に。フォトコンパス機能により、ゆきたい場所までの方向と距離がカメラでわかる。
・「XP30」。アウトドア。1.5mの耐衝撃、5m防水。防塵防滴、耐寒性能も。広角系ズームも搭載。
・T300では2個のバッテリーに。
・16.7mmのスリムボディー。赤外線転送で携帯への転送も。
・「S3200」は24倍ズームを搭載。2cmのスーパーマクロも。花からスポーツまで。
・「Z90」は2画面さくさく再生。アップロード機能も搭載。
・デジタルフォトフレーム。8インチと7インチタイプを用意。飾って楽しくなるインテリア性の高いものに。マーブルと木目調。
・8インチタイプには24bitカラーの液晶を搭載。
・2011年、全9機種の新製品を投入。

●富士フイルム コンシューマー営業本部長 四宮氏
・2月26日発売「F550」、3月5日発売の「X100」などどんどん発売してゆく。
・CIPA統計では、105%、金額は95.4%。デジタルカメラのコモディティー化が進んでいる。
・昨年は中核モデルが順調に推移。高付加価値製品を投入し差別化。
・CP+に新製品を出展。富士フイルムしかできないセンサーを開発。今回、画期的なCMOS EXRを発表。
・今回の新製品で24時間キレイに撮れるカメラに。
・X100はCP+会場でのカメラ展示やプロカメラマンによるトークイベントも。
・3月11日より「X100」での作品展を開催。
・撮影から出力までをささえる総合映像メーカーに。

<質疑応答>
Q.海外展開は?
A.海外の出荷は2-3月に順次。「X100」は日本先行。10万台以上を予定。

Q.数量は?
A.今年の20%アップを目指す。

Qライバルメーカーとの位置づけは?.
A.X100はコンパクトカメラで最高級・最上位の画質を目指した。他社との比較は考えていない。ライカなどのライバルよりも、性能はもっと上をゆくと考えている。もっとコンパクトで気軽に使えて、非常に高画質。

Q.今期のカメラ販売の概況は?目標は達成できるのか?来期は?
A.年間1,200万台を達成する意気込み。来期は2割以上は数量を伸ばしたい。

Q.プレミアムカメラの位置づけ
A.高級志向が通用するかを問う。モックをフォトキナにだして、メディアから注目を浴びた。今後もこの路線を手始めにこの路線が通用するように展開したい。

Q.100ドル以下は?
A.新興国を中心に積極的に進める。ラインナップををしっかり進める。

Q.センサーの外販は?
A.いまのところ考えていない。

Q.EXRのエントリー機への展開は?(山田)
A.時期と商品を検討している。

Q.「S5Pro」があったが、ミラーレスを含めたレンズ交換式の予定は?(山田)
A.レンズの外れるX100はフォトキナ以来、多くの方に求められている。具体的にお話しできないが、みなさまのお話を聞いて展開したい。ただし、画質と小型化は「X100」がNo.1だと思っている。(「X100」の商品企画 河原氏)

<取材メモ>

Q.10万円を超えるプレミアムクラスの「X100」で、メニューの一番上の項目が「セルフタイマー」になっているのは違和感があるが。
A.今回開発のご協力いただいたプロ写真家の先生方から、「三脚撮影をするときに(セルフタイマーの)2秒を頻繁に使うので」という声からこの位置にした。このカメラをカメラ女子のみなさんから「カワイイ」といわれている。その方々はセルフタイマーをよく使う可能性があるという点も考慮した。

Q.「X100」のメニューの第1画面のいい場所に、「画像サイズ」と「圧縮率」の設定項目があるが、このクラスのユーザーは、さほど使用頻度が高くないと思うが。
A,私はよく使う。報告書などに添付する画像で後からリサイズするのが面倒なので、メニューのいい位置に配置した。(同機商品企画者)

Q. 「X100」のメニューのカスタマイズはできないのか?この機種を選ぶユーザーから要望があると思う。プレミアムなカメラなら、なおさらだと思うが。
A. カメラ上部のFn.(ファンクション)ボタンはISO感度など3種に割り当てられる。メニュー内の並び順を変えたり、使用頻度の高いメニューを上位にすることはできない。まだ初号機であり、購入者の声を聞いて、今後は検討したいと思う。

Q.「X100」のレンズフードは別売か?とくにロック機構はないが、不用意に落ちないのか?
A.別売で12,000円くらい。ロック機能はとくに備えていない。

Q.「F550EXR」の連写機能の設定方法は?また、設定すると、その後は連写状態にできるのか?
A.連写機能は「Fボタン」を押してメニューをたどる必要がある。連写機能は1回撮影するごとにクリアされるので、現状はその都度、設定する必要がある。




Google
WWW を検索 DigitalCamera.jp を検索

このWebサイト上の全ての画像及び文章の著作権は山田写真事務所DigitalCamera.jp)
またはそれぞれの原作者
が所有しています。
一切の許可なき転載を禁止します。

(C)1999-2011 Yamada Digital Photo Office & DigitalCamera.jp ALL RIGHTS RESERVED


mail to :
(E-MAILによるご質問、購入相談などはお受けしておりません )
This website does not sell the Digital camera.

バナー広告について

(Digitalcamera.gr.jp since 1999/12/08)
(Digitalcamera.jp since 2002/02/10)