デジタルカメラ・ジェーピー

2010年07月21日

富士フイルム

世界初の位相差AF用画素搭載スーパーCCDハニカムEXRを搭載した
15倍ズーム機「FinePix F300EXR」、屈曲5倍ズーム機「Z800EXR」など5機種を発表


●富士フイルム
世界初の位相差AF用画素搭載スーパーCCDハニカムEXRを搭載した
15倍ズーム機「FinePix F300EXR」、屈曲5倍ズーム機「Z800EXR」など5機種を発表

-撮像用イメージセンサーの中に、位相差検出AF用画素を埋め込んだ新開発の「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載し、AFの高速化を図ったコンパクト機を含む新ラインナップ5機種を発表。
-位相差AFにより、一眼レフ並みの「瞬速フォーカス」を実現。「F300EXR」では最短0.158秒での測距が可能。撮影状況により、自動的に位相差とコントラストAFに自動切り替え。
-カメラを振ることで、360度パノラマ撮影(カメラ内自動合成)が可能な「ぐるっとパノラマ」機能を搭載。
-ブレ補正機能も強化。周波数の低いゆるやかな揺れを効果的に補正。
-カメラ内でフォトブック作成用画像の選択が容易にできる「フォトブックアシスト」機能を搭載。

-「F300EXR」には、2つのレンズ群を鏡胴内に待避して薄型化を図った「ツインシフト機能」を採用した、24〜360mm相当の15倍ズームを搭載。
-「Z800EXR」は上記の新機能を搭載した、タッチパネル式の屈曲5倍ズーム搭載機「Z700EXR」の後継機。
-オープンプライス。「Z800EXR」は8月7日、「F300EXR」は9月4日発売。

-世界初の位相差画素搭載センサーとなる「スーパーCCDハニカムEXR」。
-一眼レフと同じ位相差検出式AF方式でのAF方式制御ができるため、山登り方式でピークを捉えるコントラスト検出方式よりも高速なAFが可能に。
-他社からもさまざまな特許が出願されているが、製品化は今回が初めて。
-今回のモデルは、位相差検出とコントラストAFを状況により自動的に使い分ける方式だ。

-いわゆるスイングパノラマ方式を採用。カメラをスイングすると、自動的に連写され、カメラ内でパノラマ画像を自動合成する。
-今回の「ぐるっとパノラマ」機能は、360度パノラマ撮影が可能な点が特徴。撮影角度は120度と240度にも切り替え可能。
-パノラマモードでのズーミングは不可で、ワイド端より若干ズームされた画角(約30mm相当)で撮影される。
-360度撮影時には、一周約10秒程度でスイングすると適当な画像になるという。

-ブレ補正機能も強化され、とくに周波数の低いゆるやかな揺れの補正効果を高めたという。
-あまり目立たない改良点だが、実際の効果は絶大。
-ファインダー像も安定しするためフレーミングも容易で、動画撮影時のブレも大幅に軽減できそう。

-以前からカメラ本体への搭載が予告されていた「フォトブックアシスト」機能。
-カメラ内でフォトブック作成用画像の選択ができるもので、選択画像をグループとして登録できるという。
-フォトブック作成時は、画像の選択順で写真が並ぶが、あとから写真の順序を入れ替えることもできる。

-「F300EXR」には、2つのレンズ群を鏡胴内に待避して薄型化を図った「ツインシフト機能」を採用。24〜360mm相当の15倍ズーム機ながらも、きわめて薄型のボディーを実現している。
-「Z800EXR」は上記の新機能を搭載した、タッチパネル式の屈曲5倍ズーム搭載機「Z700EXR」の後継機。
-いずれもオープンプライス。「F300EXR」は9月4日発売。それ以外のモデルは8月7日発売。


位相差検出AF採用の1/2型1,200万画素スーパーCCDハニカムEXR搭載
24〜360mm相当のツインシフト式15倍ズーム採用機「FinePix F300EXR」発表

-FinePix”F"シリーズの最新モデルとなる薄型15倍ズーム搭載位相差AF採用機「F300EXR」。
-撮像素子に位相差検出AF対応の位相差画素を配した、1/2型の1,200万画素「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載。感度優先、解像度優先、Dレンジ優先などに自動切り替え可能。
-画面中央部に位相差検出用の数万個の画素を配置。一眼レフと同じ位相差検出AFによる測距が可能。最速で0.158秒の高速なAFが可能に。測距ポイントの表示はナシ。
-位相差検出AFはおもに明るいシーンや望遠域で活用。暗いシーンや顔検出時にはコントラストAFに自動切り替え。手動切り替えは不可。
-レンズは、24〜360mm相当となる、沈胴式の15倍ズームを採用。4.4〜66mmF3.5〜5.3。
-収納時に鏡筒内にレンズの2群を格納する「ツインシフト」機能を採用することで、15倍ズームながらも超薄型化を実現。
-カメラをスイングさせることで、最大360度の全周パノラマ撮影ができる「ぐるっとパノラマ機能」搭載。
-360度パノラマのほか、240度と120度に撮影範囲を切り替えることも可能。スイング方向は縦横手動切り替え。
-ゆるやかなブレ補正に対応した、新・手ぶれ補正機能搭載。ファインダー(ライブビュー)時はもちろん、動画撮影時にも動作。望遠撮影や歩きながらの撮影などにも効果を発揮。
-フォトブック作成時のコマ選びが効率よくできる、カメラ内で画像選択をしてグループ化できる「フォトブックアシスト」機能搭載。
-背面ディスプレイは、広視野角の3.0型約46万ドットのTFT液晶を採用。
-動画撮影は720/24fps。HDMIマイクロ端子での出力が可能。
-電源は充電式リチウムイオン電池。撮影可能枚数約250枚。
-大きさは約103.5×59.2×32.6mm。最薄部22.9mm。重さ約195g。
-オープンプライス。店頭想定価格45,000円前後。9月4日発売。


位相差AFやパノラマ機能、新手ぶれ補正機能を搭載した、3.5型タッチパネル液晶搭載
屈曲5倍ズーム1/2型1,200万画素スーパーCCDハニカムEXR搭載機「FinePix Z800EXR」発表

-「Z700EXR」の後継機となる、クラス最大級のタッチパネル式3.5型液晶搭載屈曲式5倍ズーム機。
-ペット検出や2画面サクサク再生など「Z700EXR」の基本機能はそのまま踏襲。
-上級機「F300EXR」で搭載された新機能もほぼ網羅。機能詳細は「F300EXR」参照。
-撮像素子に位相差検出AF対応の位相差画素を配した、1/2型の1,200万画素「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載。
-レンズは35〜175mm相当となる、屈曲式5倍ズーム。6.4〜32mmF3.9〜4.7。
-カメラのスイングで、最大360度の全周パノラマ撮影ができる「ぐるっとパノラマ機能」搭載。
-ゆるやかなブレ補正に対応した、新・手ぶれ補正機能搭載。
-フォトブック作成時のコマ選びが効率よくできる、カメラ内で画像選択をしてグループ化できる「フォトブックアシスト」機能搭載。
-背面ディスプレイは、タッチパネル式の3.5型約46万ドットのTFT液晶を採用。
-動画撮影は720/24fps。HDMI出力不可。
-電源は充電式リチウムイオン電池。撮影可能枚数約170枚。
-大きさは約98.1×59.0×20.3mm。最薄部16.9mm。重さ約141g。
-オープンプライス。店頭想定価格33,000円前後。8月7日発売。

360度パノラマ撮影や720/30fps動画撮影が可能な
1/2.3型1,420万画素CCD搭載屈曲5倍ズーム機「FinePix Z80」発表

-屈曲5倍ズーム機「Z70」の後継機となる「FinePix Z80」。
-720/30fpsのHD動画撮影が可能。簡単操作でYouTubeやFACEBOOKへのアップロードが可能。
-あらたに、360度パノラマ撮影ができる「ぐるっとパノラマ機能」搭載。
-フォトブック作成時のコマ選びが効率よくできる「フォトブックアシスト」機能搭載。
-撮像素子は通常のべイヤー方式の1/2.3型1,420万画素CCDを搭載。
-レンズは35〜180mm相当となる屈曲式5倍ズームを搭載。6.4〜32.0mmF4.0〜4.8。
-背面ディスプレイは、2.7型23万画素TFT液晶を搭載。
-電源は充電式リチウムイオン電池。約180枚の撮影が可能。
-大きさは91.0×57.1×20.1mm。最薄部18.1mm。重さ約128g。
-オープンプライス。店頭想定価格25,000円前後。8月7日発売。

28〜504mm相当の18倍ズーム搭載720/30fps動画対応
1/2.3型1,400万画素CCD搭載ネオ一眼「FinePix S2800HD」発表

-光学18倍ズームを搭載した、720/30fps動画対応のコンパクトな14メガのネオ一眼機。
-720/30fpsのHD動画撮影が可能。ミニHDMI端子装備。HDTVでの鑑賞も容易に。
-あらたに、360度パノラマ撮影ができる「ぐるっとパノラマ機能」搭載。
-フォトブック作成時のコマ選びが効率よくできる「フォトブックアシスト」機能搭載。
-撮像素子は通常のべイヤー方式の1/2.3型1,400万画素CCDを搭載。
-レンズは28〜504mm相当となる18倍ズームを搭載。5.0〜90.0mmF3.1〜6.4。
-背面ディスプレイは、3.0型23万画素TFT液晶を搭載。電子ビューファインダーも装備。
-電源は単三型電池4本。約300枚の撮影が可能。
-大きさは110.2×73.4×81.4mm。重さ約341g。
-オープンプライス。店頭想定価格30,000円前後。8月7日発売。

360度パノラマ撮影が可能な実売15,000円の
28〜40mm相当の5倍ズーム搭載1/2.3型1,400万画素CCD機「FinePix JX280」発表

-実売15,000円前後のエントリー機ながらも、360度パノラマやフォトブックアシスト機能などを搭載した14メガ5倍ズーム機。
-あらたに、360度パノラマ撮影ができる「ぐるっとパノラマ機能」搭載。
-フォトブック作成時のコマ選びが効率よくできる「フォトブックアシスト」機能搭載。
-赤外線転送機能搭載。対応機器と赤外線によるワイヤレスデータ転送が可能に。
-720/30fpsのHD動画撮影が可能。
-撮像素子は通常のべイヤー方式の1/2.3型1,410万画素CCDを搭載。
-レンズは28〜140mm相当となる5倍ズームを搭載。5.0〜25.0mmF3.6〜5.9。
-背面ディスプレイは、2.7型23万画素TFT液晶を搭載。
-電源は充電式リチウムイオン電池。約180枚の撮影が可能。
-大きさは93×55×22.9mm。重さ約113g。
-オープンプライス。店頭想定価格15,000円前後。8月7日発売。




<発表会場語録概要>
●富士フイルム 取締役 電子映像事業部長 樋口氏
・昨年度は、デジカメ事業の採算性向上を目指して展開した。
・大幅なコストダウン、事業性採算改善。その結果、黒字化を達成。
・商品力強化、ワールドワイドで900万台を超える台数に。

・2010年は、新興国での販路拡大・上位機種のシェア拡大で、1200万台を目指す。
・2010年度はブランド力アップ。広告宣伝の大幅アップ。CMも大幅に増やす。

・商品力も、レンズやセンサー、絵作りを進化。デザインも富士フイルムのデザイナーが真剣に取り組む。
・生産体制強化で他機種展開へ。
・開発体制も強化。短期間開発。レンズ部門を大宮地区に集約。今回発売の15倍ズームもその効果。

・第一四半期は、販売台数は対前年1,5倍。BRICSは3倍に。米国でも1.4倍。欧州はシェア10%超。
・日本市場でもシェア12-13%。Z700EXRは売れ筋に。
・国別、地域別に開発。コストもあわせる。リードタイムも短縮。ラインナップも充実、さらに広げる。
・小回りのきく体制ができている。

・”富士フイルムのデジタルカメラ”というブランド力強化。
・先進国、新興国での販売力も強化。シェア10%に。
・独自技術での差別化。レンズや画像処理の開発を自社でできる。
・デザインも持っていて楽しくなるようなものに。
・キーデバイスの強化。レンズやセンサーの強化。プラットフォームの強化。3Dも進めてゆく。

・在庫低減。在庫を半分に。受発注のSCM改善も。
・地域によっては、ものが足りないことも。中国での部品内製化も。

・世界初の位相差画素を組み込んだ、スーパーCCDハニカムを開発。
・ツインシフト機構による世界最薄の15倍ズームを開発。2群を待避させて薄型化を実現。レンズを減らすために、非球面レンズを積極的に採用。
・360度のパノラマやフォトブックアシスト機能も搭載。フォトブックやパノラマのプリント連携。
・3Dカメラシステムも後継機を開発中。別途案内予定。

●電子映像事業部 商品部長 西村氏
・すべてのシーンを美しく撮る。
・基本技術の進化と、撮影した画像をいかに楽しめるか?
・瞬速フォーカス。位相差画素を一体化した新センサーを開発。専用の位相差画素を組み込み、明るいシーンや望遠時には位相差AF。暗いシーンはコントラストAF。
・数万個の位相差画素を組み込み。位相差画素を組み込み、従来比約2倍のAF高速化を実現。最速0.158秒に。
・位相差画素は隣り合った画素のスーパーCCDと親和性が高い。

・2群のレンズを格納する、24mmからの15倍ズーム。最薄部22.9mmの薄さを実現。非球面や異常分散レンズも。
・360度のパノラマ撮影が可能。縦方向も可能。
・画像漂流時代において、ピクチャーサーチ機能をもとに、簡単にフォトブック作成が可能に。フォトブックの閲覧機能も搭載。

「F300EXR」
・広角24mmからの15倍ズームを搭載。位相差AFやゆっくりとしたブレを補正可能に。
・ピント合わせのタイムラグを感じずに撮影できる。
・デザインや操作性にもこだわり。
・新手ぶれ補正システムを採用。常に発生している周波数の低いブレを検知。夜景シーンにも威力を発揮。
・モードダイアルを斜めに配置。ラバーグリップも配置。HD動画専用ボタンも採用。

「Z800EXR」
・Z700で好評のタッチパネルを採用。
・ピクチャーサーチ機能も進化。
・ぐるっとパノラマ360搭載。ベビーオートシャッター。動体追尾機能を搭載。

・「Z80」はミントとラベンダの新色を採用。「S2800HD」は28mmからの18倍ズームを搭載。「JX280」では高速赤外線通信機能を搭載した。

●コンシューマー営業本部長 四宮氏
・「F300EXR」は9月4日。それ以外は8月7日発売。
・CIPAは前年を上回る台数と予測。
・新製品のプロモーションは、佐々木希さんに。8月7日より放映予定。
・5機種すべてに、フォトブック作成機能を搭載。お店やネット経由で簡単に注文可能。
・フォトブックは300万冊を超える受注に。
・画像が簡単に探せない、画像漂流時代。注文時にお気に入りの画像を探せないで、途中であきらめるユーザーも。
・フォトブックにしたい画像をカメラ側で選択して、グルーピングしておける。店頭端末もバージョンアップ中。
・撮影から出力までを総合提供できるメーカーとして、今後も展開してゆきたい。

・2010年の年間販売台数は1200万台の予定。




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