デジタルカメラ・ジェーピー

2009年9月17日

セイコーエプソン

無線LAN対応のA4複合機6色染料機「EP-902A」「EP-802A」、4色機「PX-502A」
6色染料インク複合機「EP-702A」、4色複合機「PX-402A」、6色染料単機能機「EP-302」
記者発表会レポート


●セイコーエプソン [発表会会場レポート]
無線LAN対応のA4複合機6色染料機「EP-902A」「EP-802A」、4色機「PX-502A」
6色染料インク複合機「EP-702A」、4色複合機「PX-402A」、6色染料単機能機「EP-302」発表

-カラリオシリーズの主力モデルとなるA4複合機など6機種を発表。
-家庭内の無線LAN環境の充実に伴い、設置場所を選ばない無線LAN対応機を主力に。
-無線LAN対応のA4複合機は、6色染料インク搭載機「EP-902A」「EP-802A」と、4色機「PX-502A」を用意。
-無線LANのない、6色染料インク複合機「EP-702A」、4色複合機「PX-402A」もラインナップ。
-6色染料系インク搭載単機能機「EP-302」も同時発表。
-オープンプライス。実売価格は「EP-902A」が3万円台後半、「E-802A」3万円台前半、「EP-702A」2万円台前半。「PX-502A」1万円台後半、「PX-402A」1万円台前半。「EP-302」は1万円台中盤。
-発売は「EP-802A」が9月25日。それ以外のモデルは10月7日発売。

7インチ大型液晶を搭載。デジタルフォトフレームとしても利用可能な「”カラリオ ミー”E-600」
年賀状作成などに最適なキーボード付きコンパクトフォトプリンター「”カラリオミー”E-800」発表

-7.0型大型液晶パネルを搭載。デジタルフォトフレームとしても使えるコンパクトプリンター。
-普段は高画質で多機能な高品位デジタルフォトフレームとして活用。
-鑑賞中にリモコンでプリント予約が可能。
-プリンター部は従来型カラリオミーと同じくインクジェット式。
-カレンダーや時計表示はもちろん、3Dアニメーションによる「ブックアルバム」や「ペンギンストーリー」による写真表示が可能。
-”宛名達人”「E-800」では、キーボードを付属。ローマ字入力やあいうえお配列入力による宛名や文面作成が可能。
-オープンプライス。実売価格は「E-800」が5万円台中盤、「E-600」は2万円台後半。
-発売は「E-800」が10月7日、「E-600」は11月上旬予定。

半切・A2対応となるPX-P/K3インク
ビビッドマゼンタインク、LCCS搭載顔料系モデル「”エプソンプロセレクション” PX-5002」発表

-エプソンプロセレクションシリーズのA2/半切対応顔料系モデル「PX-5002」発表。
-3濃度のグレー系インクによる「PX-P/K3インク」と「VM(ビビッドマゼンタ)インク」を搭載。高画質な写真プリント作成は可能。
-ます。
-論理的色変換システム「LCCS (Logical Color Conversion System)」を搭載。エプソンとロチェスター工科大学のマンセル色彩研究所が共同開発。
-オープンプライス。実売価格は15万円台後半。10月7日発売。


<発表会会場語録概要>

セイコーエプソン 取締役 羽片氏
・2008年度に日本のインクジェット市場でトップシェアを獲得。
・市場が成熟。スペック重視の商品開発にある。
・暮らしの中でなくてはならない製品になる必要がある。
・セッティングや操作が煩雑で面倒。心の敷居が高い商品だと思っている。
・使いたいときに、すぐに使えるようにし、お客様とカラリオの距離を縮める事が必要。
・心の敷居を下げること。生活密着度を高め、「暮らしの中で無くてはならない存在へ」。

セイコーエプソン 副事業部長 遠藤氏
・プリンター市場は成熟。買い換えはプリンターが壊れたとき。と、前回の発表会で話した。
・ブランド流出度を調査。エプソンからキヤノンへ、キヤノンからエプソンへ移るかどうかの調査をした。
・2008年のエプソンユーザーは、写真画質や操作性は高評価。デザインや使いやすさも評価。それと同時に、まだまだ使いにくい商品だと感じた。
・世帯毎の通信環境調査では、2006年にはネット利用者が70%に。2001年にブロードバンドが登場。、2006年には70%がブロードバンドに。
・TV視聴時時間が短くなり、ネット接続時間が伸びている。
・2007年、PC所有は80%超。今後、接続は無線LAN化が進むと考えている。
・現在、無線LANの普及率は約10%。
・エプソンは「暮らしの中で無くてはならない存在へ」。
・昨年、国内のブランドビジョンを刷新。中央にわたし。それを、快適、簡単、キレイ、スタイリッシュ、環境、未来のボールが取り巻く。生活密着度を高めてゆきたい。
・”簡単”は、無線LANのセットアップ。私自身、すんなりとできた。
・無線LANなら、お気に入りのスペースに設置可能。廻りがすっきりして、仕事も進む。
・IT周辺機器では、購入後の操作が煩雑で、面倒。決して使い安いモノではない。
・写真で会話が弾む暮らしを提案。E600/800では、デジタルフォトフレームとして日常的に使え、気に入った写真を気軽にプリントできる環境に。7インチ液晶や豊富なスライドショー機能を搭載。
・「E800」ではキーボードを搭載。写真だけでなく、年賀状に文面作成がこれ一台で可能に。

・スタイリッシュデザインを幅広く展開。ピアノブラックはカッコイイが指紋がつき、傷がつきやすいという指摘があった。ドットパターンテクスチャーを採用。日常の中で安心して使えるようになった。
・ナチュラルフェース機能を搭載。見た目に近い自然な写真に。
・2005年の逆光補正、2006年に顔検出、2007年には検出向上、昨年は覆い焼き。今年はノイズ除去と美肌。
・クリスピアが新たしくなった。発色性や色安定性、平滑性を向上。内容だけでなく、パッケージも一新。パッケージは写真保存用として利用可能。
・環境理念。環境への調和、環境負荷低減、使用済み商品の回収リサイクル、地域・国際社会への情報公開など。
・ライフサイクルでの環境負荷低減。6社で里帰りプロジェクトを開始。障害者雇用も推進。
・塗装削減。昨年、ピアノブラックでの塗装削減を実施。塗料による温暖化不可を85%軽減。杉の木の62万本相当。

・A4複合機のネットワーク対応は5モデルを投入。フォト画質では上級機「EP-902A」などを投入。
・シングルファンクションでは、「EP302」を投入。
・プロモデルでは、半切・A2対応「PX-5002」を投入。PX-P K3インクを搭載。
・カラリオミーでは、大型液晶付きで宛名もできる「E-800」など2機種を新規投入。
・スキャナーでも5モデルを追加。
・ドット抜けやインクのつまりなど技術的な問題解決も前向きに。インクジェットは、成熟にはほど遠く、成長の域にある。

エプソン販売 平野氏
・本日、全9モデル。複合機5モデル、単機能、小型機などをラインナップ。
・年末は、全19モデルで商戦を戦ってゆく。
・上期は思ったほど伸びず、前年比97.5%。下期は98.1%と予測。トップベンダーとして、対前年比でプラスを目指す。
・複合機、コンパクトプリンター、インクジェット全体で、シェア50%以上を獲得したい。
・「暮らしの中で、無くてはならない存在」と念頭にプロモーションを展開。
・「無くてはならない存在」をキーワードに。無線LANはリビングに、コンパクト機はコミュニケーション、宛名書き機能は年賀状に、プロセレクションは作品造りに無くてはならない存在に。
・家庭内の無線LAN普及率は47%。無線LAN対応機は販売台数構成は約50%を目標に。

・新カラリオタレントは、役所広司さんと竹内結子さんに。
・「ビュー&プリント」。デジタルフォトフレームは急激に増えている。フォトフレームとプリンターを一体化し、写真を楽しむことで、それを印刷することで、潜在的常用を拡大。
・「E-800」はキーボード付加ではがき作成も。年間5万台を目標に。コンパクトプリンターを活性化。46万台市場から51万台市場に。
・PCなしに付属キーボードで入力できる。テレビCFや店頭拡販も。
・作品造りになくてはならない。A2プリンターを展開。デジタル一眼は堅調に。従来のプロセレクションにないA2対応に。高画質プリント技術の粋を集める。Webやリアルイベントで告知を展開。「それゆけ!写真隊」で各地で展開。


<質疑応答>
Q.電話とFAXへの対応は?
A.私の家にも、電話とFAXがある。FAXがある機能がある商品は昨年も展開したが、今回胸を張っていえる商品はだしていない。当然、FAXとプリンターの一体化はタイミングを捕らえて商品化してゆきたい。

Q.フォトフレーム一体型は昇華型だがパナソニック、キーボード一体型はカシオがすでに展開しているが。
A.私たちは、カラリオブランドで新しいコンセプトを広げてゆきたい。視点がプリントという所を軸に展開してゆきたい。

Q.テレビからのプリントは?
A.以前から展開しているが、個人情報や著作権などの問題があり、現実的には難しい。今回は「EP-802A」だけに搭載した。




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