NTTドコモ・三菱電機

「D505i」


撮像素子 63万画素
スーパーCCDハニカム
レンズ 単焦点
フォーカス 固定焦点
最大撮影サイズ  SXGA(1,280×960ドット)
メモリーカード メモリースティックDUO
サムネール一覧 可能(4列×3段)
メインモニター 2.1型MD-TFD 約26万色
サブモニター 1.1型MD-TFD 約6.5万色
撮影補助光 あり
サイズ・重さ 約106×49×26mm・約115g
発売日 未定
63万画素スーパーCCDハニカムを採用した、デジタルカメラ感覚で撮影できる”横撮り”携帯電話。



●「D505i」概要

-普通のデジタルカメラと同じ感覚で横位置撮影ができる”横撮り”スタイルを採用。
-液晶連動の回転式光学系採用。1レンズユニットで一般撮影と自分撮りが可能。

-CCDは約63万画素の富士フイルム製スーパーCCDハニカムを搭載。
-最大記録画素数は123万画素。出力解像度は1,280×960ピクセル。
-実解像度は有効画素数の約1.6倍になるため、実質的には100万画素相当に。

-レンズは4群4枚構成の単焦点タイプ。中心解像度200本/mm、周辺解像度100本/mm(MTF30%時)。歪曲は0.22%。
-フォーカスは固定焦点式。マクロ撮影には未対応。

-携帯電話を閉じた状態で、シャッターの長押しでカメラの起動が可能。起動時間は約1.5秒(0.5秒の長押し必要)。
-閉じた状態では、背面の1.1型液晶(6.5万色表示)をファインダーとして利用可能。
-開いた状態では、メインの2.2型液晶(26万色表示)での自分撮りが可能。

-記録媒体は内蔵メモリー(4MB)のほか、メモリースティックDUOに対応。
-SXGAモードでの撮影時は、メモリースティックのみ利用可能。直接記録可能。
-記録形式はJPEG。EXIF2.1対応。DPOFは未対応。

-露出補正、コントラスト調整、シャープネスの調整可能。
-ホワイトバランスは、オートのほか、「屋外」(デーライト)、「屋内」(タングステン光)に設定可能。
-ゲインアップを控えてスローシャッターで撮影する「夜景モード」も搭載。

-106×49×26mm。重さ110g。

※外観およびメニュー写真は、発表会会場で撮影。



本機の最大の特徴は、この”横撮り”スタイル。閉じた状態で背面液晶を使って撮影することで、普通のデジタルカメラと同じ感覚で、横位置の撮影ができる。この撮影スタイルなら、カメラブレも少なく、安心感がある。
開くと、ごくごく普通の折り畳み式携帯電話として使える。サイズも505iシリーズのなかでは比較的コンパクトな部類といえる。液晶を開くと、本機のキャラクター「チョコボ」が3D表示される。液晶の表示品質も上々だ。 CCDはD251iから引き続き、富士フイルムのスーパーCCDハニカムを搭載。有効画素数は63万画素。実質1.6倍の解像度があり、実力は100万画素相当という。
レンズ側から見たところ。こちらから見ると、携帯電話というよりも、完全にデジタルカメラ。 背面の液晶モニターは1.1型の半透過式MD-TFD。数値以上に大きく見える。通常は時計や壁紙を表示できる。 ”横撮り”時には、背面液晶がファインダーになる。半透過式なので日中での視認性も期待できそう。表示レスポンスは良好だ。

ボディー側面にシャッターボタンが設けられており、自然なホールディングで”横撮り”撮影ができる。 右側がシャッターボタン。0.5秒以上の長押しでカメラが起動する。撮影時はシャッターから指を離した瞬間にシャッターが切れる。 左ボタンはモバイルライトやデジタルズーム用。 厚さは26mmと薄手というほどではないが、胸ポケットに入れても違和感のないレベル。アンテナ内蔵式なので凹凸が少ない点もいい。

レンズはメイン液晶と連動して回転し、閉じると横撮り、開くと自分撮りができる。レンズは4群4枚の単焦点タイプ。ピントは固定式。マクロ撮影はできないが被写界深度が深いので、メモ用ならはがき大、プリント用でもA4くらいの接写までカバーできそう。
横撮り時はレンズが背面側に回転。穴の置くにレンズがあるため、簡易フード的な効果もあり、レンズも汚れにくい。レンズ横には白色LEDによるモバイルライトを装備。 記録媒体は「メモリースティックDUO」を採用。16MBタイプを同梱。4MB の内蔵メモリーもあるが、SXGA時はカード記録専用になる。
ただし、カード記録には5-6秒かかるので、連続撮影は難しい。




閉じた状態での起動はシャッター長押しでOKだが、開いた状態では十字パッドを上方に押すと、カメラメニューになる。
撮影は「カメラモード」、再生は「カメラ画像」、基本設定は「カメラ設定」で行う。
カメラ設定では、「画像サイズ」「保存先」「圧縮率」がオープン時、クローズ時で別々に設定できる。
SXGA時の保存先は、メモリースティックのみ。
記録フォーマットはJPEG。DCFでEXIF2,1準拠。圧縮率は4種選ぶことができる。画質最優先のスーパーファインから枚数優先のエコノミーまで選択できる。
撮影モードでは、サブメニューでこれらの設定ができる。連続撮影は20枚と4枚。いずれも1枚VGA画像のなかに分割して記録される。

自分撮りモードでの撮影画面。ここではモード設定で明るさ調整を選んでいるので、下方が隠れているが、通常はフル画面が利用できる。
撮影時の各種設定内容(メニュー部分のみ掲載)。露出補正やコントラスト調整輪郭強調の設定が可能。ホワイトバランスはオートのほか、屋内、屋外が選べる。スローシャッターが切れる夜景モードも装備。
メインメニュー。撮影機能は独立しているため、このメニューには含まれていない。ただ、メモリースティックの画像は「データBOX」から再生する。この操作は少々面倒だ。
データBOXを選ぶと、カード内に保存(バックアップ)できる機能が表示される。カメラ画像を選ぶと、カード内の画像が再生できる。空き容量もこのメニューで知ることができる。

サムネール一覧にも対応しており、4列3段の表示が可能。ただ、カード内データの一覧表示は処理時間がかかるため、やや焦れったい印象だ。
一枚だけを再生表示すたところ。ほぼ全画面表示でき、表示品質はきわめて良好。デジタルカメラの液晶より遙かに高品位できれい。この状態でコマ送りも可能だ。
1コマ再生時のサブメニュー。画像編集では、撮影後のリサイズもできる。また、撮影した画像を電話帳に登録したり、通話相手の写真を自動表示することもできる。


(2003/04/09公開)



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